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取材は自粛ムードも視聴率は安定しそうな朝ドラ『エール』 コロナ問題が追い風に?

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窪田正孝

 俳優の窪田正孝が主演し、30日にスタートするNHK連続テレビ小説「エール」の第1週試写会が先日、東京・渋谷の同局で行われた。
 同ドラマは、全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られる作曲家・古関裕而さんとその妻がモデル。夫婦二人三脚でヒット曲を生み出す姿を描くという。

 一部スポーツ紙によると、試写会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、10人程度の小規模試写会を複数回実施するスタイルに。恒例となっている出演者の登壇もなかったという。
 窪田は書面で、「登場人物のキャラクターが際立っていて、何よりテンポがすごく良かったです」とのコメントを寄せたという。
 また、同ドラマからは同局が推進する「働き方改革」の影響で月曜から金曜までの放送に。土曜はダイジェスト版ではなく、視聴していない人も楽しめる内容になる予定で、詳細は近く同局から発表されるというのだ。

 「おそらく、土曜の放送は翌週の視聴率アップにつなげるような内容になるのでは。ダイジェストにしてしまうと、ドラマを見ている人しか見ないので、出演者たちがスタジオに登場してPRするなど、ドラマを見ていない人にも興味を持ってもらえる内容になりそうだ」(放送担当記者)

 現在放送されている戸田恵梨香主演の「スカーレット」は、1月の第3週から週の平均視聴率が19%台をキープしている。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例年のようなプロモーション活動ができていない「エール」だが、視聴率は安定しそうだというのだ。
 「まだまだコロナの影響が及んでいるが、裏番組の各局の朝の情報番組はまだまだコロナの話題ばかり。それに飽きた視聴者は『エール』にチャンネルを合わせそうで、『スカーレット』を上回るのでは」(芸能記者)

 制作サイドはひそかに期待を募らせているはずだ。 

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