影響力は絶大だが、実は超が付くほどの人見知り。久しく番組でダブルMCを務めている嵐・櫻井翔には、いまだに一定の距離を保って接しているという。週刊誌の取材記者が教えてくれる。
「2人は13年に始まったトーク番組『今、この顔がスゴい!』(TBS系)で初めて共演。『櫻井有吉アブナイ夜会』を経て『櫻井・有吉 THE夜会』となった今も、司会者として組んでいます。出会いから7年も経ちますが、この間、有吉さんが頑なに拒否していたのが嵐のコンサートを観に行くこと。何万人もの大観衆の中でキラキラのスポットライトを浴びるトップアイドルの“本職”を見てしまうと、番組内でツッコんだり、小馬鹿にできなくなってしまうという理由からです」
嵐のコンサートチケットは、親族間でも枚数が制限されるほど大人気。メンバー本人が頼んでも、チケットを譲ってもらえないことがあるというプレミアだ。有吉は「チケットを取れないファンの子たちもいっぱいいるのに」という理由で、今まで招待席さえ断り続けた。
そんな有吉が重い腰を上げたのは、18年12月の東京ドーム公演。櫻井がいつも以上にしつこく誘い、引き下がらなかったからだ。それには、櫻井なりの考えがあった。
「その時点ですでに、翌月(19年1月27日)に嵐の活動休止を発表することが決まっていたからです。しかし、当然、その事実を有吉さんに明かすわけにいかず。結果、滑り込みセーフで観てもらうことができたわけです」(先の取材記者)
嵐の活動休止は、会見が開かれる当日のおよそ3時間前、17時あたりに、ファンクラブ会員に先行で伝えられた。櫻井は情報解禁になるタイミングで連絡をくれるよう、有吉のマネージャー経由で伝えておいた。しかし、ドタバタの1日を終えたころには、すっかり忘れていた。記者会見を終えて携帯電話を見ると、未登録の番号から着信があった。「誰だ、これ?」と首をかしげた相手こそが、有吉だった。
のちに分かったところによると、有吉はその日、16時あたりからソワソワ。17時ジャストに初めて電話をかけるという律義すぎる一面を見せていたという。
あれから1年が過ぎ、2人の距離が縮まったという話は聞こえてこない。有吉の人見知りは現在進行形であるようだ。
(伊藤由華)