昨年10月期の主演連ドラ「グランメゾン東京」(TBS系)では天才シェフを、新春の特別ドラマ「教場」(フジテレビ系)では警察学校の鬼教官を演じて、役者としての幅をさらに広げた木村。アーティストとしてのソロ活動も絶好調で、1月8日に初ソロアルバム「Go with the Flow」をリリースすると、2月に東京と大阪で開催した初のソロコンサートを満員にした。3月6日には、ボイスキャストとして参加していた映画「映画ドラえもんのび太の新恐竜」が公開される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による政府の要請で、延期となった(公開日は未定)。
そんな木村のおよそ33年に及ぶジャニーズ歴で、ほとんど接触がなかったのが嵐だ。所属部署が異なったのがその理由で、嵐がトップアイドルになってからはさらに距離が置かれた。しかし、SMAPはアイドル界の歴史を次々と塗り替えた革命児。嵐が憧れないはずがない。その証拠に、櫻井翔は木村に内緒でおそろいのアイテムを持っている。ヒゲ剃りだ。
「おととし、主演映画『ラプラスの魔女』が公開されました。そのときのメイクさんがかつて木村さんの作品にも携わった方で、木村さんが大絶賛しているシェーバーがあることを教えました。そのメーカーを聞いて、すぐに買ったそうです」(撮影現場の関係者)
木村がそのシェーバーと出会ったのは16年ごろ。親友でミュージシャンンのB’z・稲葉浩志におそろいをプレゼントすると、稲葉はオフィシャルファンクラブで発売されたカレンダーの3月の第2週目のページで、直筆メッセージを添えて紹介した。熱心なファンがラジオ「木村拓哉のWhat’s UP SMAP!」(現「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」/TOKYO FM)を通じて質問すると、本人が認めた。
「自分がいいと思った物は、人に贈呈してしまうクセがある木村さん。『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系/17年)で共演した俳優の浅野忠信さんも当時、『木村さんがすっごく剃れるヒゲ剃りを現場に持ってきてくれるんですよ』と話していたので、贈っていたかもしれません」(前出・関係者)
ちなみに、櫻井はそのシェーバーを「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で共演している有吉弘行に誕生日プレゼントで渡している。二宮和也の34歳の誕生日にもあげており、松本潤、大野智からはおねだりされた。
キムタク発となった極上に剃れる小型のシェーバー。この“感染”はいま、どこまで拡大しているのだろうか。
(伊藤由華)