「この日、橋下氏は前東京都知事の舛添要一氏、前宮崎県知事の東国原英夫氏とともにそれぞれの見地で、暮らしを脅かすコロナウイルスについて語り合っていました。その中で、橋下氏は、『インフルエンザは 日本国内で1,000万人の感染者。そして1万人が亡くなっている』とした上で、『亡くなった方には申し訳ないがインフルエンザ(での死亡)は報道されない』と見解。そして、『社会で暮らそうと思えばリスクはある。 交通事故、震災、感染症、インフルもある』とも述べ、『今、1人感染者が出たら大騒ぎしているが大騒ぎする必要はない』と、不安を煽るメディアにクギを刺したのです」(芸能ライター)
この後、橋下氏からさらなる注目発言が。「感染症に強くなるためには、みんなが免疫を持つこと」とし、「元気な人たちが感染して抗体を持てば、集団免疫を持って落ち着く」と展開。そして、「重症化する人は守らなきゃいけないけど、元気な人は皆感染してもいいんじゃないの?」と持論を述べたのだ。
これには、SNS上で賛否が分かれた。「橋下徹さんよく言ってくれました! 『コロナ全員かかればいい!』 集団免疫を持ってインフルと同じ扱いにしちゃおうと」と共感する者もいれば、「橋下徹には心底失望した」と反発する声、「確かにわかる、けど免疫力がなかなか付けられない、そして重症化しやすいと言われる妊婦さんのことも少しは考えて欲しい」とその極論に複雑な思いを持つ人、「これ気をつけないと、切り取りされて報道なり拡散される」と憂慮するユーザーもいた。
橋下氏の発言の真意は、出演した東海大学教養学部国際学科教授・金慶珠氏が、アメリカの専門家の話として取り上げた「(新型コロナも)このまま放っておくと人類の4~7割はかかる。いつかはインフルエンザになるだろうと言われている」という発言で分かる通り、インフルエンザのように当たり前の病気になればとの思いで言ったものと思われるが、少し説明不足だったようだ。だが、肺をも侵すといわれる新型コロナに対する考え方は、まだまだ予断は許されないといったところだろう。