さらに木下は、自身のブランドの洋服を「半額にした」とは言いながらも、半ば強制的に売りつけようとしていたとも伝わっている。だが、そんな「後輩への圧力芸人」は木下だけにとどまらないという。例えば陣内智則。人当たりもよく、むしろさわやかなイメージがあるが……。
「陣内は若手時代、後輩のチュートリアル福田充徳に厳しかったことで知られています。例えば自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、コンビで準レギュラーだった福田だけを何の説明もなく降板させたり、福田本人がいる前で徳井義実に『解散しろ』『俺と組んだ方が面白い』と暴言。また、営業先で二日酔いで遅刻すると、ブチギレて福田を引きずり回したこともあったそうです」(芸能ライター)
さらに、笑い飯・哲夫も、後輩イビリをした事実が、被害者から告発されている。被害を被った相手というのがオリエンタルラジオ藤森慎吾だ。哲夫は、芸歴が浅いのにブレイクしたことに嫉妬したのか、藤森を当時、宿泊先のホテルに呼び出して、「おまえらオモロイらしいなぁ。裸になって何かオモロイことやれ!」と命令。もじもじしていたら、「全然オモロないやないか!」と言われたという。藤森は品川庄司・品川祐からも、楽屋で寝そべりながら、「君たちが噂の天才君ですかー?」とイビられたという。
ナインティナイン岡村隆史も、ラジオ番組で、当時「吉本印天然素材」のリーダー格であった“ぜんじろう”からものすごいイジメを受けていたと告白したことがあった。
ただ岡村は、爆笑問題・太田光とぜんじろうが呼び捨て問題でモメていた時、ぜんじろうを擁護していた。また品川も藤森へのイヤミをのちに本人に謝罪し、今は良好な関係を保っている。いずれにしても、芸人は「笑い」のネタに昇華できる腕があるし、何よりタフな精神の持ち主だ。話すことでメシのタネになり、双方がwin-winの関係になることを祈りたい。