彼が嫌いな先輩芸人として挙げたのは、ルート33・堂土貴。NSC(吉本の養成所)在籍中に知り合い、会うや否やナンパをしてくるように命令されたという。ナンパを失敗したことを伝えると、「使えへんな」と飲んでもいない飲み代を要求。その後も、「明日、俺の舞台がある」と勉強のために観にこいと誘われ、さらにはチケット代を取ろうとする始末。兼近が舞台を観に行かず、連絡を無視していたことから激怒されたが、「知らねぇよ!」と電話を切ったことを明かしていた。
「ルート33は、『NHK爆笑オンエアバトル』の第2回、3回王者。おぎやはぎ、アンタッチャブル、バナナマンなど人気芸人を輩出した初期の『オンエアバトル』を支えた芸人の一組です。そうした経歴を手土産に、2001年に東京進出しましたが、花は咲かず、現在も芸人としてはくすぶっている状況が続いています」(芸能ライター)
堂土は過去、ネタのパクリ疑惑(後に誤解と判明)がささやかれたり、陣内智則と藤原紀香の結婚式には、同期の中で唯一呼ばれなかったこともあったという。また、千原ジュニアが番組内で、素人が出るような漫才大会にルート33が出て賞金を稼いでいたことを明かしたり、オンラインゲームの上位になったことで「ナンパをしている」と、とろサーモン・久保田かずのぶが暴露したこともあった。そうしたあまりいい噂のない彼をイジっているのが後輩芸人の野性爆弾・くっきー!。自分のネタで名前を出したり、VTRに登場させたりと、あえてくさすことをして笑いに昇華させている。
「今回、兼近が暴露に至ったのは、その場のノリなどの複合的な理由があると思いますが、おそらくラジオが放送される数日前に堂土が自身のTwitterで『渋谷系、チャラい漫才は残らない』、『面白くないから』と揶揄した件が絡んでいるのでしょう。ちなみに、堂土の先輩芸人はりけ〜んず・前田登が『SNSで叩くのはカッコ悪すぎ!』、『最低』とつぶやき、どうせならば先輩に噛みつくようツイートしていました」(同上)
現在、堂土は騒動を受けてTwitterに鍵をかけている状態。相方マスダヒロユキが舞台の脚本業で活躍しているだけに、しっかり今の状況を見つめ直し、精進してほしいものだ。