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櫻井・京山らが着々と成長! DeNA、次世代のピッチングスタッフを担う若手高卒投手陣

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京山将弥

 ベイスターズ期待の高卒ピッチャー陣が、着々と成長を遂げている。8日に沖縄・宜野湾で行われた紅白戦には、活きのいい若手がマウンドで躍動した。

 主に一軍メンバーが揃う白組の先発として起用されたのは、高卒3年目の櫻井周斗。昨年中継ぎとして一軍デビューを果たした左腕は、今シーズンから先発としてローテーション入りを狙う。この試合はやや制球に難があり、2回2失点との結果に終わったが、いの一番に先発に抜擢されたことは期待の表れと言える。

 昨年12月初旬、メジャーリーグ屈指の理論派、シンシナティ・レッズのトレバー・バウアーが、横須賀にあるベイスターズのファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」を訪れた際には、積極的に質問。「身体の使い方やパワーカーブの投げ方」を伝授され、「目から鱗でした」と目を輝かせていた姿は印象深かった。「ベイスターズのピッチャー陣にない、元阪神のピアース・ジョンソンのようなパワーカーブ」を完全にマスターすることが出来れば、高校時代に現日本ハムの清宮幸太郎から5打席連続三振を奪った伝家の宝刀スライダーと、145キロ超のストレートのコンビネーションで、開幕ローテーションの座を奪って欲しい。

 対する紅組の先発は高卒4年目の京山将弥。一番レベルの相手に向かって、2回1フォアボール無失点と、ほぼパーフェクトに近いピッチングを披露。2018年には6勝を挙げたが、昨年は勝ち星はなくやや足踏みした印象だが、本人も「何かを変えないといけない」と実感し、「今永さんからの誘い」で、アメリカにある最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で「身体の使い方や理想的なフォーム」を手に入れることに着手。この日の結果を見ても、この時期に145キロ以上のストレートを投げ込めるなど、着々とスキルアップに繋がっているようだ。

 他にも、昨年支配下を勝ち取った高卒3年目の中川虎大も、球威十分のストレートで押しまくり2回を無失点。6年目の飯塚悟史、2年目の勝又温史と共に1回を無失点の好投を見せるなど、順調な仕上がりが目立っていた。

 近年ベイスターズのローテーションは、大卒ピッチャーがほとんどを占めている状況。彼らの背中に追いつき追い越すことで、理想的でスムーズな世代交代が可能となる。近未来のベイスターズは彼ら高卒生え抜き組が担っていく。 
 
 文 ・ 写真/萩原孝弘

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