会見中、岡本社長は雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮が20日に開いた会見で明らかになった「テープ回してないやろな?」「俺にはお前ら全員クビにする力がある」といった発言について「冗談のつもりだった」「和ませようと思った」などと発言。同番組のコメンテーター、トレンディエンジェル・斎藤司はワイプ越しに始終けげんそうな顔を見せ、ガッカリしたように首を垂れる場面もあった。
中継後、話を振られた斎藤は「すみません、って感じで」と頭を下げ、「僕はこの会社だったんだってことにすごく情けないって言ったらアレですけど……」と言葉を濁した。自身は岡本社長とあまり接点がなかったとしつつ、「一企業の代表として、なんでこんなに回りくどいことばっかり言って、『YES』『NO』の札を最初に渡しておくべきだったんじゃないか」と痛烈に批判した。また、社長は会社が自身を巡る状況について分かっていないと指摘しつつ、「覚悟がないっていう感じがすごくしちゃいました。だから本当に申し訳ないって感じです」と、吉本所属芸人を代表して謝罪していた。
斎藤のこの発言に視聴者からは、「斎藤さん見直した!」「いいこと言ってると思う」「普段はあまり本音を話さない印象の斎藤さんでさえハッキリ言ったな、こんなトップだったとは思わなかっただろうな…」といった声が集まっていた。
また、司会の安藤優子が宮迫と亮の処分撤回について、「金銭をもらって反社と接触したのは事実として変わらないわけなんだから、それで撤回っていうのはおかしい」とコメントすると、斎藤も「この感じだと加藤(浩次)さん、やめちゃいますよ。本当に、下手したら」とポツリ。加藤浩次が同日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で「経営側が絶対変わらないとダメ。僕はこの状況が変わらないなら、僕は退社します」と発言したことに触れた。
斎藤は「こんな感じの会見であれば、本当に分からないですけど……。覚悟を決めて言ってるはずなんですけど、そこがやっぱりこういう形で、会社の会見ってなってくると、どうなるか分からないですね」と社長の姿勢に首をかしげていた。
始終言葉をはぐらかした回答で批判を浴びた今回の会見。相反し、所属芸人の株は上がっているようだ――。