98年夏の甲子園準々決勝、松坂は横浜高校、上重アナはPL学園のエースとして球史に残る延長17回の死闘を繰り広げた。その後、2人が高校の全日本選抜で一か月の合宿を共にしたことで唯一無二の親友となり、今季から日本球界に復帰した松坂を上重アナが直撃した際も2人の変わらぬ深いきずなをうかがわせていた。
同誌によると、そんな上重アナに対し、あまりサインをしないことで知られる松坂だが、「上重なら自分の分身である道具を大切に扱ってくれるだろう」と思いこれまで多くのアイテムをプレゼント。しかし、上重はそれらを横流しし、知人を通して売却。
中でも一番価値が高かったのが、松坂がエースとして日本代表を世界一に導いた06年の「第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の決勝で勝利した際に松坂が上重アナに贈ったサインボール。上重アナは知人を通して、すでに亡くなっている有名な野球グッズのコレクターに50万円で売却していたというのだ。同誌が売却にかかわったとされる関係者を取材したところ、まるで口裏を合わせたかのように否定したが、購入したコレクターが亡くなっているため、遺族がオークションサイトに収集品の売買を委託。件のボールは今年2月に10万2000円で落札されていた。
「上重アナといえば、『最終的には松坂に勝つ』という意識で仕事していたらしく、松坂がプレゼントに込めた思いはまたく伝わらなかったようだ。この記事を見たら松坂も仰天するのでは」(芸能記者)
日本球界復帰元年の松坂だが、いきなり右肩のリハビリで長期離脱。おまけに、盟友と思い込んでいた上重アナに自身のグッズを“横流し”されていたことも発覚するなど踏んだり蹴ったりのようだ。