まず、人間の五感を研究している坂本真樹氏は「蛇口がなくなってきていて、最近の子どもは蛇口のひねり方がわからなくて、蛇口の前で手を振って『(水が)出ない出ない』って」と、センサーで反応する水道に最近の子供が慣れすぎているため、蛇口を捻って水を出すことを知らないと話し、「そういう時代になってきてるのか」とさんまは驚愕の声を上げる。
次に、子供の生活習慣を研究している高橋弥生氏は「2〜3割しか(缶切りを使って缶を)開けられない」とイージーオープン缶が普及したため、缶切りを使って缶を開けられる子どもは減少傾向にあるらしく、さらに、缶切り自体を知らない子供も少なくないようだ。
また、マーケティング評論家の牛窪恵氏は「鉛筆は私たちの時はHBが多かったですけど、2Bが主流で4割以上です。濃いものじゃないと書けないんで」と子どもの筆力がなくなってきているため、濃い鉛筆が当たり前になりつつあるらしく、スタジオ内を驚かせた。
ネット上では、「当たり前が当たり前じゃなくなってきてる」「子どもと上手く接する自信がない」と動揺の声が多く寄せられている。
今月8日にソニー生命保険株式会社が、全国の平成生まれの男女(20歳〜28歳の男女)と昭和生まれの男女(52歳〜59歳の男女)を対象に、「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査」を実施した。
「幸せな人生を送るためには、絶対に学歴が必要?学歴はなくてもいい?」の設問で、「学歴はなくてもいい」が18.0%、「どちらかといえばなくてもいい」が41.2%で、約6割の平成生まれは「学歴は幸せな人生を送るために重要ではない」と回答。
一方、昭和生まれは「学歴はなくてもいい」が9.2%、「どちらかといえばなくてもいい」が39.8%で、約半数が学歴を重視していないと回答しており、年長者と若者の間で学歴に対しての認識には差があることがわかった。
だが、現在の小中学生は、スマホが当たり前にある時代で育っているため、同じような調査を2、30年後に実施したら、今回の調査結果以上の開きが出るかもしれない。