旧芸名は伊倉一寿。1979年に『まんが猿飛佐助』の女忍者役で声優デビューを果たす。初レギュラーは、1981年TVアニメ『まんが 水戸黄門』のお琴役。当初は舞台を中心に活動していたが、1985年に所属していた「-劇舎(SHIBAIYA)-燐」を退団し、25歳頃より本格的に声優業を始める。1983年TVアニメ『キャプテン翼』来生哲兵役などの少年役が多く、大人の女性役を演じたいと思っていた為、1987年にTVアニメ『シティーハンター』の槇村香役を獲得した時は非常に喜んだという。
その後、TVアニメ1988年『魔神英雄伝ワタル』虎王役、1990年には、『ロビンフッドの大冒険』ロビンフッド役、手塚治虫原作・『三つ目がとおる』写楽保介役で主人公を演じる。1991年『太陽の勇者ファイバード』天野ケンタ役、1992年『姫ちゃんのリボン』ポコ太役、『ママは小学4年生』島村いづみ役、1993年『クレヨンしんちゃん』ふかづめ竜子(桶川竜子)役、1994年『とっても!ラッキーマン』友情マン役、1996年『ガンバリスト!駿』上野良夫役、『スレイヤーズNEXT』フィブリゾ役、1998年『万能文化猫娘』夏目龍之介役、2004年『ONE PIECE』ジェシカ役、2009年『ONE PIECE』戦桃丸役など他多数。
OVAでは、1991年『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』モーラ・バシット役、『スケバン刑事』麻宮サキ役、『聖伝-RG VEDA-』阿修羅役、『超幕末少年世紀タカマル』希望タカマル役、特撮TV番組1999年『燃えろ!!ロボコン』ではロボコンの声を演じるなど圧倒的に少年役が多く、また大人の女性役を演じる場合は、気の強い男勝りな女性を演じる場合が多い。『サクラ大戦』シリーズでは、一見少年の様な寡黙な少女であるレニ・ミルヒシュトラーセ役を演じ、同シリーズの人気も相俟って伊倉の代表作の一つとなっている。