こちら日本に初めて持ち込まれたスコッチの銘柄です。
持ち込んだ人は【岩倉具視】昭和な人にはお馴染みの【500円札】の人です。
有名なだけ有って、愛飲者には有名な方が多いです。
このお酒にまつわる人物としては【吉田茂】と【田中角栄】でしょう。
書こうかと思ったのですが、割と面白い話なので調べてみる事をお勧めします。
製造会社は【マクドナルド・グリーンリース社】で現在ディアジオの傘下でございます、《グレンダラン》をベースにトップブランドとして今も君臨し続けております。
以前は【ジェームスマンロー社】を子会社にしており、こちらは【キング・オブ・キングス】を製造販売してました。
このオールドパーですが2ndブランド、3rdブランドを持ってまして、【クレイモア】【サンデーマクドナルド(終売)】がこれにあたります。
ボトルに戻りますが、どちらも当時の正規代理店である【オールドパー株式会社】。広尾5丁目だったそうです。
ここが代理店だったのが1973年10月から1988年4月なので、裏をみてこの会社名があれば間違いなくこの期間に輸入された物です。
更にラベルに注目して欲しいのですが、現行型のボトルと比べると、Old Parrの字が赤黒逆転しております。
それだけなんですけどね、、、この裏に鎮座するのはボトルの名前にもなっている、【トーマス・パー】の肖像画、書いた人はあの【ルーベンス】です。
*フランダースの犬でネロが最後に見ることが出来たあのルーベンスです。その後天使が迎えに来ます。。。
このトーマスパーですが152歳まで生きたと言う妖怪の一種です、どこまで本当かは解りませんが彼の人生は・・・
80歳で初婚(ジェーン テイラー)
105歳で不倫のち逮捕(キャサリン ミルトン)
112歳で妻と死別
122歳で再婚(ジェーン未亡人)
152歳死亡
ちなみに息子113才、孫109才、曾孫ロバートパー124才、同じくジョーン127才、同じくキャサリン パー103才と長生き一家だったようです。
ゲン担ぎにはこれ以上のお酒は無いかもしれません。
政治家や経営者に好まれるのも解りますね。
もしかしたら有名過ぎて飲んでない方も居るかもしれませんが、ブレンデッドウイスキーを語る上で避けては通れない一品ですので是非お試しくださいませ。美味しいよ!
皆様が本日も素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT