「シン・ゴジラ」は大手映画サイトのレビューでは賛否両論真っ二つに分かれているものの、おおむね高評価。鑑賞料金の高いIMAXや4Dでも上映されており、興行収入は21億円を突破。このまま好調をキープできれば最終興収は当初見込まれた40億円前後を大きく超えそうだ。2位は「ファインディング・ドリー」、3位は「ONE PIECE FILM GOLD」でいずれも集客力の高い作品だが、「シン・ゴジラ」から首位奪還はならなかった。
4位は新作で、2本立ての「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂(アイコン)とゴースト運命の瞬間(とき)」と「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキ サーカス パニック!」。全国304スクリーンで公開され、オープニング2日間で19万人を動員、興収2億7566万円をあげ、夏の2本立てとして3年ぶりに興収10億円を超え、15億円も視野に入る好調な出足となった。
5位と6位も初登場で、5位は井上真央と鈴木亮平が声優をつとめたフル3DCGアニメ「ルドルフとイッパイアッテナ」。全国346スクリーンで公開され、オープニング2日間で17万人を動員、興収2億1104万円をあげた。6位は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が、生田斗真主演で清水玲子の同名ミステリーコミックを映画化した「秘密 THE TOP SECRET」。
「『ルドルフ』と『秘密』の数字は平常時のランキングならば1位を獲得してもおかしくない数字。しかし、今回は夏休みの真っただ中で、おまけに上位は集客力抜群の作品ばかり。各作品、残りの夏休み期間でどこまで集客を伸ばせるかが勝負どころ」(映画ライター)
11日の祝日「山の日」から今週末にかけては、ディズニー映画の新作「ジャングル・ブック」、全米で大ヒットした「ペット」、マーベルコミックのシリーズ最新作「X-MEN:アポカリプス」が公開。来週のランキングはさらに激戦になりそうだ。
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