開幕戦でDJ.taikiに敗れながらも、相手の負傷欠場によりキングオブケージのエイブル・カラムとのGP2回戦に臨んだ“闘うフリーター”所英男。1Rから積極的にグラウンドで仕掛け、2分過ぎには三角絞めでタップ寸前まで追い込だ。一時はアンクルホールドで追い詰められたが、顔面蹴りでピンチを回避すると、最後は2R1分38秒にフロントチョークでタップを奪取。
現在3連敗中とあって戦前には「負ければ後がない」と不退転の決意を表明。丸刈りで臨んだだけに、勝利後は「久しぶりに興奮してよくわかんないッス」と喜びを爆発させた。
そのほかフェザー級GP2回戦は、高谷裕之が前田吉朗との日本人対決に勝利。ビビアーノ・フェルナンデスと対戦した今成正和は、足関節技を警戒されて判定負け。
KID、今成といった日本人の強豪が2回戦で姿を消したことを受け、笹原圭一プロデューサーは、9月に関東地区で開催される決勝大会について「所選手が本命に出てきた」と展望を語った。