木村は“ミラクル・サオリン”と呼ばれる天才肌のマルチプレーヤー。一戦一戦持ち味を発揮し、思い切りのいいスパイクで得点を重ねた。準々決勝のブラジル戦後は「サーブレシーブで崩れてしまい、ブロックでやられた。相手のサーブはよく落ちるので、普通のフォーメーションでは守れなかった」と完敗を認め、胸にリベンジの炎をたぎらせた。
ところが試合中、その胸をスケベな目線で眺めるネット住民がわんさかいた。巨大掲示板2ちゃんねるでは、試合経過の“実況中継”よりも高頻度で“巨乳中継”に書き込みが相次いだ。試合そっちのけで木村の胸の動きだけを追い、「ゆっさゆっさ」「キターッ!」などと悪ノリ。最終戦でもブラジル選手の胸ポッチを超える注目度だった。
こうした連中が、露出を求めて「ビーチバレーに転向を!」と冗談半分で騒いでいる。
しかし、広告代理店関係者は「いや、十分アリな話。すぐには無理でも魅力的な素材。ピュアな木村が浅尾美和と組めば、人気も実力も兼ね備えたスーパーコンビが誕生する」とまんざらでもない様子。年齢的にも現役続行は確実とみられるが、「ぜひ20代後半までにはビーチに転向してほしい」(同)と熱望している。
東京・成徳学園高(現下北沢成徳高)時代に全日本入りした木村は、天性のバレーセンスと飾り気のない素顔で好感を持たれ、「スーパー女子高生」ともてはやされた。発育期とあって身長は184cmまで伸び、当然ながらバストも成長。
「バレー選手には珍しい巨乳で推定Fカップといわれます。史上最大の巨乳アタッカーです。試合中はユニホームがタップンタップン揺れるほどで男性ファンは多い。カラダつきも随分、女っぽくなりました」(スポーツ記者)という。
鍛え抜かれたスレンダーボディーにロケット乳というアンバランスさに、中年男性の追っかけファンまで出現しているそうだ。
バレーのヒロインといえば、5月に引退した“かおる姫”こと菅山かおる(29)や、“プリンセス・メグ”栗原恵(24=パイオニア)と“パワフル・カナ”大山加奈(24=東レ)の“メグカナコンビ”が有名。大山は腰痛に悩まされて五輪に出場できず、栗原はエースとして五輪にのぞんだが、現時点では“サオリン”がダントツ人気という。
国内プレミアリーグの試合では、木村の所属する東レが絡むカードが大人気。不純な動機で観戦するバレーファンも増えている。今年1月には、同リーグの試合を赤外線ビデオカメラで盗撮した38歳男が書類送検される事件も発生した。
さて、柳本ジャパンは今後どうなるのか?主将でセッターの竹下佳江(30=JT)やウイングスパイカーの高橋みゆき(29=NEC)、ミドルブロッカーの杉山祥子(28=同)らの去就が気になるところだ。
22歳の誕生日に“終戦”を迎えた木村は、1988年ソウル五輪以来の準決勝進出を阻まれ、23連敗を喫したブラジルにリベンジしたい気持ちでいっぱいのはず。“東洋の魔女”復活ではなく“ビーチの妖精”をとるとは考えにくい。
それにしても、まさかバレーボール選手がグラビアアイドルのように見られる時代が来るとは思わなかった。
○木村沙織のお宝!?
木村は、スタイルを別にすれば、絶世の美女というわけではない。
ファンの声を集めると、「かわいいとは思わないが、あのユサユサしたおっぱいがいい」とか、「アヒルみたいな顔がかわいい」「ポカンとした表情がいい」「内股で女の子っぽい」などと親近感が沸くタイプのようだ。
ネット上には木村の映像や画像があふれている。胸をズームしたショットが目立つが、目下のところ最も価値があるとされるのは13日のポーランド戦。北京五輪では赤、黒、白の3タイプのユニホームで戦った柳本ジャパンが唯一「白」を着用した試合で、画像情報交換が盛んになっている。
一部週刊誌で、男子バレー代表の“ゴッツ”こと石島雄介選手(24=堺ブレイザーズ)との交際が取りざたされたが、真偽のほどは不明だ。
○プロフィール
きむら・さおり 埼玉県出身。小学2年生からバレーを始め、成徳学園高2年の2003年春高バレーで優勝。同年11月のワールドカップで全日本入りを果たす。05年に現プレミアリーグの東レに入団し、06年新人賞を受賞。08年はリーグ初優勝の原動力となり、ベスト6に選出された。性格は天然系。趣味はスヌーピーグッズ収集。口癖は「超ウケる〜」。184cm、67kg。右利き。