長澤まさみ、東出昌大、小日向文世がコンフィデンスマン(信用詐欺師)を演じ、何重にも仕掛けたワナで巧みにターゲットをだましていく展開が魅力の本作。その中でも、今ネットで注目を最も集めているのが、“4人目のコンフィデンスマン”とも言われている五十嵐だ。俳優の小手伸也が演じ、一躍話題になっている。
五十嵐は第2話から登場した。これまでカメラマンや新聞記者、医学博士などさまざまな役柄に扮し、第9話では長澤まさみ演じるダー子が結成したバスケットボールチームの“秘密兵器”の選手に。秘密兵器と言いながらも実際にはポンコツで、開始16秒でバテてしまう“ハリボテ選手”を演じた。しかし、視聴者は五十嵐に愛着を持ったよう。
「五十嵐可愛い!」「五十嵐がメインの回を作ってほしい(笑)」「私の中では五十嵐が主演」などと視聴者は絶賛している。本作の副音声企画、「五十嵐のスウィートルーム」ではMCを務め、遂にメイン3人がゲスト出演するなど盛り上がりを見せている。小手本人のTwitterでも同企画への質問を募集するなど、丁寧な性格も垣間見え、ファンを獲得している。
そんな中、小手は7日に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)にも出演。「月9俳優なのにバイトが忙しい男」として登場し、マツコ・デラックスらとトークを繰り広げた。番組の中で小手は、大手通販番組の受注センターで電話のオペレーターを5年ほど続けており、現在も週4回勤務していると告白。スタジオの共演者らを驚かせたほか、自らを“シンデレラおじさん”と称し、ブレイクへの驚きを表現した。マツコからは「『男版吉田羊』にならないとね」と次世代のバイプレイヤーを目指すよう励まされていた。
実は小手、08〜12年に放送された深夜番組『アナ★バン!』に番組オリジナルキャラクター・太陽さんとして出演しており、声の良さはお墨付き。舞台演劇で鍛えられた演技力を武器に、“シンデレラおじさん”としてさらなるブレイクに期待する声も多く集まっている。
最終回を迎える『コンフィデンスマンJP』や同ドラマの映画版で、小手はどのような活躍を見せてくれるのか。楽しみにしたい。