search
とじる
トップ > スポーツ > レンジャーズが“ダルビッシュ効果”でちゃっかり入場料値上げ!

レンジャーズが“ダルビッシュ効果”でちゃっかり入場料値上げ!

 MLBのレンジャーズは1月8日(日本時間9日)、本拠地レンジャーズ・ボールパークで開催する今季公式戦のチケット料金を値上げすることを発表した。

 ほぼ全席で、昨季より最大10ドル(約870円)の入場料がアップする。ただ、最上階の一部座席は対戦相手や先発投手、その時のチーム成績などが加味されて値段が上下する変動制になる。

 昨季のレンジャーズは、81試合で球団新記録となる346万280人の観客を動員するバブル景気となった。これまでの最高は前年(11年)の294万6969人で、実に51万3311人の大幅増。昨季のチケット料金は1階内野席で100ドル(約8700円)前後で、1人当たりの入場料を100ドルとすると、5133万1100ドル(約44億8530万円)の増収となった。

 レンジャーズの大幅な観客動員増の要因はいうまでもなく、ダルビッシュ有投手(26)の加入。レンジャーズはポスティングシステム(入札制度)で、ダルビッシュを落札するのに、5170万3411ドル(当時約40億円)の費用を要したが、それもわずか1年の入場料収入増で、元が取れた計算になる。

 ダルビッシュ効果で潤ったレンジャーズは、強気にチケット料金の値上げを強行した。今季の観客動員が昨季並みとしたら、10ドルの値上げでも、約3460万2800ドル(約28億8500万円)程度の増収が図れることになる。

 ただ、値上げは諸刃の剣で、それが原因で観客動員が落ちる可能性もある。また、ダルビッシュも2年目となり、新鮮さは失われてしまう。果たして、昨季同様のダルビッシュ効果が、今季も期待できるかどうかは疑問だ。値上げがネックとなり、観客動員減にでもなれば、レンジャーズの増収計画は露と消える。
(落合一郎)

関連記事

関連画像

もっと見る


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ