この動きに対して、アクションフィギュア(関節部が動くフィギュア)のブランド「フィグマ」を扱っているマックスファクトリーの企画担当者は、「ここ数年の技術革新により、複雑な造形を作ることが可能になりました。原型師の技術なしではありえません。しかし、アニメではないと人気が読みきれない部分もあります」とコメント。では、なぜ定期的にリリースするようになったかを聞くと、「フィグマのバリエーションを広げられると思いました。他社さんでは江頭2:50さんのフィギュアのヒットがありましたし」と明かした。
また、これらアニメキャラ以外のフィギュアの人気は、比較的低価格で買えるアクションフィギュアに集中しており、その理由を同社の企画担当者は、「フィグマを開発する時に、“CDアルバムの値段でフィギュアが買える”というのをコンセプトとしました。実際は材料費などの関係で3000円を超えてしまうものが多いですが、それでも普通のフギュアの価格(6千円〜9千円程度)に比べれば安い。その手に取りやすい値段が良いのだと思います」と分析。他にも、本イベントでは海外版権のフィギュアを多く扱うメディコムトイが、新シリーズとして低価格帯のアクションフィギュアを展開していくと発表。早くもバッドマンとスパイダーマンを公開していた。同社の広報も、「海洋堂さんのリボルテックや、マックスファクトリーさんのフィグマとは違う、弊社なりの解釈でアクションフィギュアを展開しきます。できれば、主要なアメコミヒーロは全てリリースしていきたい」とコメントしており、アニメキャラ以外でのアクションフィギュアブームは更に加速する動きを見せている。(斎藤雅道)