各紙によると、安室が歌い始めると40%前後だった視聴率が一気にはね上がり、曲中盤の午後11時18分に48・4%を記録。歌唱後、涙を浮かべたシーンも高い数字をキープしたという。
安室に続き特別枠出場の桑田佳祐も、横浜アリーナからの生中継で、昨年度のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」を熱唱。同局有働由美子アナと肩を組んで歌って盛り上げ、午後11時27分に45・8%を記録し、歌手別では3位。
歌手別2位は大トリをつとめた人気デュオ・ゆずで46・4%。4位は紅組のトリをつとめた石川さゆりの45・3%。安室・桑田が視聴率をアップさせたおかげで、終盤まで高視聴率をキープしていたようだ。
また、第1部の瞬間最高視聴率は、「ハーフタイムショー」に出演したお笑いタレントのブルゾンちえみが、歌手のオースティン・マホーンとともにおなじみの曲「ダーティー・ワーク」に乗せてネタを披露した場面の39・2%。第1部の歌手別1位は初出場の三浦大知で38・4%だったという。
「昨年の歌手別1位は嵐の43・7%だったが、NHKが特別待遇で迎えた安室は見事に期待に応え、嵐の視聴率を抜いた。終盤の歌手は軒並み昨年の嵐の視聴率を超えたが、“安室効果”のおかげ。ところが、第1部の数字が35.8%と伸び悩んだこともあって、第2部全体は39.4%で歴代ワースト3位と低迷。第1部に数字の取れる歌手を投入できるかが来年の課題か」(紅白を取材した芸能記者)
NHKは安室に頭が上がらなくなってしまったようだ。