この「ポイント・オブ・ビュー」と呼ばれる主観映像のドキュメンタリー・スタイルは、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド/HAKAISHA」などでも用いられており、まるで自分も現場にいるかのような臨場感と、一瞬たりとも気の抜けない濃密なスリルを体感できる。
本作では、前作の衝撃的なラストシーンの直後から物語がスタートする。外部から完全封鎖されたアパート。血に染まった床や階段。不自然に開け放たれたドア。そして、奇妙な物音…。なぜ感染パニックが引き起こされたのか、助かるための手段はあるのか、すべての謎はカメラの中に収められている。