前事務所の主張によれば、広瀬は1993年発売のシングル『ロマンスの神様』の大ヒット以降、人格が豹変し、わがまま放題となりマネージャーも8人で28人ほど交代しているという。今回の独立劇も、現在のマネジメント体制に広瀬が不満を持って起きたといわれる。
「広瀬は、音楽大学を卒業後、アメリカへの音楽留学を経て1992年にアルバム『Bingo!』でメジャーデビューを果たします。翌年に発売した『ロマンスの神様』が170万枚を超える大ヒットを記録します。この曲は、アルペンの冬のCMソングとして話題となりました。以降、『ゲレンデがとけるほど恋したい』『promise』など、冬にヒット曲を多くリリースし、『夏のTUBE、冬の広瀬香美』と言われるまでになりますね」(芸能ライター)
デビュー翌年のヒット曲によって、広瀬の「ワガママ放題」がはじまってしまったのだろうか。そもそも、ヒット曲はそこまで人を変えてしまうのだろうか。
「広瀬はコンスタントにヒット曲を連発していますが、ミュージシャンは代表曲一曲さえあれば生活には困らないと言われていますね。意外とおいしいのがカラオケ。一曲歌われるたびに歌唱印税が入ってきます。本人が作詞作曲などを手がけていた場合には、さらにそれ以上の金額が入ってきます。もちろん1回あたりの金額は微々たるものですが、ヒット曲ならばそれが膨大な数となります。高橋ジョージは、THE虎舞竜として1993年に発売した『ロード』が大ヒットを記録し、現在でも年間約1200万円の収入があるといわれています」(前出・同)
良くも悪くもミュージシャンは、1曲によって人生を変えるのは確かだろう。