加藤にとって、報道番組への出演はフジテレビ在籍時を含めて今回が初であり、加藤は「これまでの経験を思い出して、それを生かしていけたら」と意気込みを語っている。
加藤は現在、フリーアナとしてフジテレビの番組を2つ(『ホンマでっか!?TV』、『ミュージックフェア』の仲間由紀恵の代理司会)とNHKの番組を1つ(『世界へ発信!SNS英語術』)を担当しているが、どれも司会もしくはアシスタント的な役割であり、ニュース番組は担当していなかった。
加藤のようなフリーアナからすれば、今回の「夕方の報道番組の司会」はまさに花形仕事であり、同世代のアナウンサーより一歩先を出た存在となる。
それだけフジテレビは「カトパン」に期待を寄せているということだろうが、ネットでは「カトパンの報道番組初挑戦」に不安な声も少なくないという。
「カトパンは嫌いじゃないけど報道番組には似合わない気がする」、「ニュース番組のイメージもないし重いニュースも軽く聞こえそう」、「退職者じゃなくて現職のフジテレビアナウンサーにチャンスを与えて欲しい」、「正直、目新しさがない」といった声が多発しており、加藤の「報道番組就任」に対し歓迎の声はさほどない様子だ。
また、加藤は司会以外にもTBSドラマ『ブラックペアン』にて念願の女優デビューを果たし今後の活躍が期待されていたが、夕方帯の報道番組の司会という大役を任されている以上は他の仕事は入れることは難しく、今後は本ニュース番組一本にシフトしていくと思われる。
2016年春、大手を振ってフリーなったカトパンだが、わずか3年で古巣に戻ってくるとは当人もフジテレビも思っても見なかったことだろう。