そんなことでまずは第1回目。今回は、新宿・歌舞伎町にある『テジ東京・本店』で今年10月の特別メニューであった“宇宙一激カラな韓国料理”に挑戦してもらうことに。「辛いのは得意じゃない。きのう? 朝まで飲んでた。ボトルワインを3本あけた」というアサノと、「辛いのは得意。きのう、自作のスンドゥブを一味で激カラにして練習してきたし。それに私はドMだから」というちぇき。まだまだ余裕の笑顔の代々木姉妹は同店へ向かった。
オシャレな店内に入ると、店長の大輝サンがお出迎え。身長184センチのイケメンの彼を前にちぇきは大興奮。「もし、激カラ料理をすべて食べることができたら、ハグして欲しい!」と厚かましいお願いをするも、爽やかにOK。勝手に達成時のご褒美を作ってしまった。席につくと、初級レベルの一品目の「青とうがらしのチヂミ」が登場。まずは、辛いのが得意なドM女、ちぇきが挑戦。一口食べるとすぐに、「イタイ、イタイ、イタイ、でも美味しい、でもイタイ」と分かりやすいリアクション。まつ毛が取れそうとメイクの心配。一方のアサノも苦しい表情。
「舌に電流が…今までで一番辛い食べ物かも…」
このレベルから、驚いているようでは先が思いやられるが…ちぇきが、「イケメンのハグがかかっているので、ここで負けるわけにはいかない」と奮起。見事、一品目はクリアした。
続いて2品目は「宇宙一辛いスンドゥブ」。ここで、二人の関係に暗雲が…1品目の衝撃から、どちらが先に食べるのかでモメはじめた。そんな中、イケメン店員の大輝サンが再び登場。
「まだ、食べてないんですか?」
まぶしい笑顔で、ちぇきの器に、「宇宙一辛いスンドゥブ」をよそってくれた。イケメンの優しさを無駄にはできない…。覚悟を決めたちぇきは、上着を脱ぎ捨て戦闘態勢。まずはスープから一口。そして同じくアサノも…。最初は、「あれ、これはいける。普通に美味しい」と顔を見合わせた二人。だが、やがて、「これ、後から来るヤツだよ!」と絶叫。「口の中に何かが触れるだけで辛い」(ちぇき)「さっきのチヂミの4倍辛い…」(アサノ)との感想を最後に、明らかにテンションが下がり、箸も進まなくなってしまった。
「イケメンのハグがかかっていても、私が無理なのは相当だよ…」
そう悔しさを語るちぇき。やがて、矛先はそんな姿を笑顔で眺めていたマネージャーさんに…。半強制的に「宇宙一辛いスンドゥブ」を食べさせられたマネージャーさんの額からは大量の汗が溢れる。ただ、代々木姉妹は、「こんなに血色のよくなったマネージャーさんを見るのははじめて」とマネージャーさんの悶絶する表情に満足そう。
ただ、いくらマネージャーさんが食べても今回の激カラ料理に負けたことは事実。残念ながら、イケメン店員のハグは夢と消えた。ガッカリする代々木姉妹だが、まだ今回の体験は終わらない。最後の大ボス、「青とうがらしのピクルス」の登場だ。これを挑戦しなくては、取材は終わらない。お約束通り、「青とうがらしのピクルス」を互いに食べさせよう小競り合いをはじめたが、最後に観念して、二人はパクっと口の中へ。すっかり麻痺してしまった舌の上で暴れる青とうがらしに、アサノは、「なんでこんなメニューを考えちゃったんだろう」と最後の力を振り絞って一言。一方のちぇきは、化粧がはがれた顔で、「私、本当は辛いの得意じゃなかったんだ…」と涙目だった。
結局、第1回目の挑戦は大失敗。「正直、ナメていた。さすが宇宙一は手ごわい」と語る代々木姉妹だったが、最後にイケメン店員の大輝さんがうれしいサプライズ。「食べた3品は、本場の韓国の方が食べても辛いっていうものなんですよ。きょうは良く頑張ったので…」とちぇきを後ろからハグ。「本当に辛かったけど、これですべてがよくなった」と満足したようだ。
代々木姉妹の挑戦はスタートしたばかり。今回の悔しさを次回で挽回だ!!
※今回のメニューは特別メニュー。来店時に「代々木姉妹」が食べた激カラメニューと注文すれば、辛さを調整することができます。
協力
テジ東京 本店
http://www.teji-tokyo.com/restaurant/honten/
東京都新宿区歌舞伎町2-21-3 第六本間ビル1F
■代々木姉妹
アサノ光とちぇきの女の子二人からなる”マンガ家ユニット”。身体を張ったネタ活(体験取材)で巷を賑わす。そのネタ活は様々で、マンガやブログでは描かない、描けない、描いちゃいけないことも体験する。
○ブログ
「代々木帝國」 http://ameblo.jp/yoyogi-sis/
○マンガ・コラム連載
・『漫画パチンコ777』毎月4日発売(竹書房)
・『スーパーパチスロ777』毎月19日発売(竹書房)
・『本当にあった笑える話 Pinky』毎月21日発売(ぶんか社)
・『みこすり半劇場』毎月第2・第4木曜日発売(ぶんか社)