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不妊の原因は男性にあるかも…精子の質が低下している!?

 2月6日に放送された『クローズアップ現代プラス』(NHK系)では、現代人の精子が劣化してきている現状を特集した。

 メンズヘルスクリニック東京が564人の精子の濃度や運動率を検査したところ、約17%の男性の精子がWHOの基準を下回ったと報告。

 この報告について順天堂大学の教授・辻村晃氏は「これは多分、かなり衝撃的なデータだと思うんです。一般の方が想像されているよりは、(下回る)率が高いだろうと思います」と多くの男性の精子の質にかなり問題があると口にする。

 独協医科大学の教授・岡田弘氏は「精子の質というものの検定がこれからは大事になってくると思います。いつまでも精子さえいれば子どもはできるかと言えば、そうはいかない。年齢的に子どもができにくくなるのは、女性だけではなくて、男性にも責任の一端がある」と女性ばかりが不妊の原因と考えられがちだが、男性にも十分その可能性が考えられると語った。

 精子の質が低下している原因について独協医科大学の講師・小堀善友氏は「(大気汚染などの)様々な環境による要因が精子に悪影響を及ぼす可能性があるのではないか、そういうことを考えております。もう1つは、ライフスタイルの変化です。ここ数十年で人間のライフスタイルは大きく変わってきていると思います。例えば、肥満が増えたり、睡眠不足が増えたり」と環境やライフスタイルの変化に原因があると解説した。

 それから、小堀氏は、精子を守るための7か条を紹介。
1.禁煙すべし
2.禁欲は間違い
3.ブリーフよりトランクスを
4.妊活の時期はサウナは控えろ
5.膝上のパソコン操作はダメ
6.自転車に注意
7.育毛剤(飲み薬)に注意

 不妊治療と聞くと女性の問題のように考えている人は少なくないだろう。
だが、男性にその原因があるケースも、私たちが思っている以上に多いのかもしれない。

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