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イチロー「3月22日引退」米報道いよいよ日本球界復帰②

日本球界、復帰否定発言の真意

 昨年末、郷里で主催する少年野球大会の式典に出席したときのことだ。少年から日本復帰の可能性を問われたイチローは「日本でやることはないと思います」と否定したが、彼の言葉には独特な言い回しがある。

 まず、「ない」と断定はしていない。また、このときマイナー契約の下交渉が始まっていた。「メジャー昇格を勝ち取り、日本開幕戦後も生き残ってみせる。日本球界への復帰ウンヌンが話題にならないよう頑張る」という意味で、野球少年たちに答えたのだろうか。

「いったん、マイナー降格を受け入れた45歳の選手がメジャー復帰を果たすのは並大抵ではありません。マ軍は今季の優勝を諦め、チーム再建のため、若手起用の方針を貫くとも明言しています。メジャーにこだわるのなら、別の球団をあたったほうがまだ可能性がある」(ベテラン記者)

 昨季同様、会長付特別補佐を務めるのか。それとも、現役にこだわり、マイナー落ちと他球団移籍を天秤に掛けるのか…。

 ここで急浮上してくるのが、日本球界への復帰だ。現在も友好的な関係を持ち続けるオリックスが最有力先となる。昨季、獲得を明言した郷里の球団・中日、巨人も挙手してくるだろう。

 「オフの期間、NPB所属選手以外は球団施設を利用できない規則になっています。事前に許可を取れば日本人メジャーリーガーも日本の球団施設を使えるんですが、手続きをしなければなりません。イチローが使いたいときに、自由に好きなだけ使えるようサポートしてきたのが、古巣のオリックスです」(球界関係者)

 マ軍は開幕戦前の3月17、18日に巨人との親善試合が組まれている。その巨人には元同僚の岩隈久志がいて、原辰徳監督とも第2回WBCを戦った間柄だ。当時を知る選手もまだいる。

 また、’18〜’19年オフ、国内でFA選手の獲得を見送ったソフトバンクが補強費を余らせているのも見すごせない。当時、メジャーリーガーの松坂大輔を一気に囲い込んだ交渉力も健在だ。

 「日本球界で『まだできる』ということを証明し、再びメジャーに挑戦する方法も考えられます。特別補佐の肩書でチームに帯同し、練習だけをこなす虚しさは繰り返したくないはず」(同)

 冒頭のコラムには〈キャリアを傷つける選手を見たくない〉とあった。しかし、来年には東京オリンピックも控えており、マ軍を見返すことも可能だ。

“決断のとき”が迫りつつある――。

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