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社会 2017年07月31日 10時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 池田勇人・満枝夫人(上)
戦後の日本経済再建へ向けて「所得倍増計画」を推進し、高度経済成長をレールに乗せた池田勇人の妻・満枝は、わが国「ファーストレディー」の第1号である。戦前はもとより、戦後、わが国の首相夫人が夫とともに外国首脳を訪問、いわゆる外国のハイエスト・ソサエティー(超一流社交界)に“顔を出した”ことは、池田夫妻以前まではなかったのである。 昭和36年(1961年)6月19日、池田は首相としての初の訪米に満枝を同行させた。「夫婦で行け」は、池田の師匠であった吉田茂元首相の“ツルの一声”によった。外交官経験の長い吉田は、男女同権が浸透する欧米では首脳の妻の同行は当然のことであり、妻の同行が外交交渉に少なからずプラスになることをよく知っていたのだった。 しかし、万事“初のチャレンジ”には戸惑い、勇気、努力が不可欠で、池田夫妻も多くの“試練”に見舞われた。 まず、英会話の準備であった。満枝は時の池田内閣官房長官に就任した大平正芳夫人とともに、即席のレッスンを受けた。なにしろ、夫の池田はといえば、バンカラ気質でエチケットなどは眼中にない人物であった。女性の椅子を引いてやるなどはやったこともなし、エチケットをエケチットと言ってはばからなかっただけに、タイヘンだったのだ。 外務省儀典課も頭を抱え、「夫と妻のエチケット集」を作成、夫妻は大事なところに赤エンピツで棒線を引いては猛勉強したのであった。 しかし、このドタバタ夫妻同行の訪米は、結果的には大成功となった。夫妻は時のジョン・F・ケネディ大統領夫妻との公式レセプションもこれ無事、なんとか務め上げた。現地の新聞は池田本人以上に満枝夫人に注目、ミセス・イケダは「物静かで思慮深い」との賛辞を贈ったのだった。ただし、これには訪米同行記者のこんな“補足”があった。 「満枝夫人、どこへ行っても、もっぱら“低姿勢”と“100万ドルの微笑”で押し通してしまった。要するに、英会話でのやりとりはムリで、結局、何もしゃべらなかったワケ。それでも、外国人と違って宝石をキラキラ身につけるでなく化粧も控え目、寡黙が功を奏したことで『物静かで思慮深い』と映ったらしいのです」 満枝はこの“お披露目興行”でわが国に「ファーストレディー」を定着させ、ある意味で日本外交の夜明けに先鞭をつけることに成功したということだった。 さて、こうした満枝夫人、戦後歴代首相夫人の中では、素顔は最も「天下の猛妻」にふさわしい女史でもあった。池田派『宏池会』担当だった政治部記者のこんな証言がある。 「周囲への気遣い、目配りは抜群のうえで、じつはなかなかのユーモリストであった。こうしたことが、“バンカラ池田”をどれだけ助けたか分からなかった。もっとも、物事の筋を通す、ハラのすわりも天下一品だった。池田が浮気をしたことが耳に入ったとき、家に帰ってきた池田を風呂場に連れていき、『あなた、ナニをやっているかは分かっているでしょう』と池田のうしろから首根っ子をつかんで、湯船に頭を突っ込んだのです。以後、池田は、二度と浮気をしなかったと言われている」 ハラのすわりについては、こんな“度胸”も辞さなかった。そのエピソードを、金子一平という元代議士が明らかにしている。池田の首相在任中の話である。 「私は昭和35年11月の総選挙に〈旧岐阜2区〉から初出馬したのだが、当時の岐阜は『大野伴睦(元自民党副総裁)にあらずんば政治家にあらず』と言われた時代だった。したがって、大野系でない私は公認も潰され、大野さんは池田先生に『金子を応援することはまかりならん』とまでクギを刺したくらいだった。案の定、私の選挙は苦戦となった。選挙戦の中盤に入って、池田先生からこんな電話が入った。『大野さんとの話もあり私が岐阜に応援には行けんが、妻の満枝をやるから、多治見市内に限って使ってくれ。高山市までは絶対入ってはいかん。大野さんとの約束だ。明日、多治見へ満枝をやる』と。 翌日の夕方、満枝夫人は約束通り多治見に来てくれ、応援演説をやってくれた。そのあと、夫人はこう言われた。『ここに来る京都から名古屋への汽車の中で、私の席に自民党岐阜県連の幹部が来て、“もし高山に入ったら足の1本、腕の1本もなくなると思え”と言い残していきました。私は池田には高山には行くなと言われたが、高山に入りますよ』と。 結局、夫人は高山に入り、大野系運動員の威嚇をものともせず、高山駅前で堂々の大演説をやってくれた。“ド根性”とは、まさにあれを指している。あのド根性姐御肌ぶり、あとにも先にもそんな女性を見たことがなかった」 満枝のハラのすわり、ド根性姐御肌ぶりは、こんなものだけではなかったのである。=敬称略=小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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スポーツ 2017年07月30日 20時00分
決勝戦で散る! 「プロ入り? 進学?」怪物・清宮幸太郎に囁かれる“第3の選択肢”
怪物・清宮幸太郎(早実=3年)は、高校生活最後の夏を甲子園で迎えることはできなかった。 学校関係者によれば、最後の夏を迎えるにあたって、同校の宿舎食堂に飾っていた写真を変えたという。これまでは前年夏の大会時に撮影された写真を飾っていたが、今春のセンバツ時のものと入れ換えた。「昨夏、準々決勝で敗れた悔しさをバネに」の思いがセンバツ出場へとつながった。入れ換えられた写真には、「春夏連続で甲子園へ」の思いも秘められていたそうだ。 「敗戦のショックもあるので、暫くはゆっくりさせてやりたい。でも、彼の招集は確実なので、夏休み中も新チームと一緒に本格的な練習をすることになる」(関係者) 招集とは、9月1日から始まる『U−18ベースボールワールドカップ』のこと。侍ジャパンのユニフォームを着るわけだが、清宮は代表チームの主将に就任する可能性も高いそうだ。 「父・克幸氏は早大ラグビー部のカリスマ。学生時代は主将としてチームを日本一に牽引し、監督としても同校を優勝に導いています(現ヤマハ発動機ジュビロ監督)。母・幸世さんも慶応大ゴルフ部で主将でした。12球団が清宮に熱視線を送る理由は、本塁打と人気だけではありません。チームシップの取れる性格だからです」(在京球団スカウト) 東海大菅生にエールを送った後、清宮は共同記者会見場に現れた。 甲子園を逃した悔しさを述べた後、「進路」に関する質問も出た。これまでは許されなかったNGワードではあるが、清宮は間髪入れず、「この先どうしようか考えていません」と返し、こう続けた。 「どこに行くにしろ、さらにレベルを高めたい。高校よりもっと長い間野球をやることになると思うので、ここがマックスじゃない。まだまだ人生は長いので、最後に良かったなと言えるような今日の負けにしたい」 おそらく、彼なりに「こう答えよう」と用意していたのだろう。 進学か、プロ入りか…。明言は避けたわけだが、この大会中、興味深い情報も交錯していた。 「12球団全て、彼を1位指名候補に残しています。進路についてまだ決めていないのなら、12球団が公開プレゼンを行うかもしれない」(球界関係者) 09年、国内か、メジャーリーグ挑戦かで揺れていた菊池雄星(現・埼玉西武)に対し、指名予定のあるプロ球団と一部のメジャー球団スカウトが、公開プレゼンを行っている。結果、NPBが菊池の日本慰留に成功したわけだが、ドラフト会議の直前まで進路選択を終えてもらわないことには、他選手の指名にも影響してくる。混乱を避ける目的もあるため、学校側がそれを受け入れるとの見方も強まっていた。 「プロ入り、進学のどちらでもない『第3の選択肢』も囁かれていました。アメリカの大学に留学する、と…」(前出・同) アメリカの大学野球界では、メジャーリーグの予備校的な活動もされているという。まず、日本と違い、元メジャーリーガーが直接学生を指導することもあり、対戦チームのデータ解析や怪我防止のためのスポーツ医学も学べる。一部の州ではマイナーリーグと大学が練習試合をするケースもあって、メジャーリーグを最終目標に持つ清宮にとっては、現地スカウトの目に止まるチャンスも広がる。 日本と比べ、アメリカの学生スポーツがその競技のプロ組織と近い関係であることは間違いない。しかし、それは大学、マイナーリーグと階段を上がっていく過程でデータ解析やスポーツ医学を習得するのであって、留学の短期間でえるには限界もあるだろう。 U−18でカナダ入りすれば、アメリカチームの選手とも会話をするだろう。そのとき、怪物はアメリカの野球環境に馴染めるかどうかが重要だが、「日本よりもアメリカ」と“決断”する可能性もゼロではない。甲子園で彼を観られないのは残念だが、清宮旋風は秋まで続きそうである。(スポーツライター・美山和也)
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社会 2017年07月30日 15時00分
売春、JKリフレ、AV、出会いバー… 夏休み女子高生が嵌る危険な罠パトロール(2)
風俗ライターがこう語る。 「店側はそれまで、あざといほど彼女たちに少女っぽさを要求してきたんです。JKリフレやJK見学会などは、必ず実際に通っている高校の制服を着させていましたからね。それがいま、変わり始めている」 もちろん今も、“JK”を全面に出している店も少なくない。都内のリフレや見学会を覗けば、一見、制服姿の少女ばかりだ。 「しかし、実はそういう店には“本物”はいない。19歳、20歳ぐらいの若いギャルがセーラー服なんかを着て、それっぽく見せている場合がほとんどです」(同) つまり“本物”は、闇にもぐり、目立たなくなりつつあるということだ。 そんな、ひと目ではJKに見えない少女らは、街の危ういスポットに溢れている。 「加計学園問題で話題となった前川喜平前文部科学事務次官が“偵察”のために訪れていたという“出会いバー”。これらの出会い系の店は、本来、未成年の少女を入れることはありませんでしたが、大人っぽい格好をした女子高生が出入りし始めている。夏休みともなれば、大きいバッグを持った援交相手探しのコが大挙して訪れる」(夕刊紙記者) 基本的には店側も出入りする女性の身分は確認するが、決して完璧ではない。 「店側はあくまで“出会いの場”を提供する立場ですからね。それこそ姉の保険証などを見せられれば気づかない。見た目が子供っぽくなければ入店を許可する店も多いんです」(同) しかし、『少女たちの裏稼業』(彩図社)などの著作があるルポライターの石原行雄氏はこう警告する。 「彼女たちの中には、JKであることを隠して、ヤッた後に『私、本当は女子高生なの』などと告白する。バックの半グレの男たちと組んで、客を脅迫するケースも増えていますからね」 ただ、買う側の男も危険なら、JKの小遣い稼ぎにも危うさがともなう。 「5月末に大阪で、“コスプレ撮影のモデル”“3日で20万円”などと募集をかけ、応募してきた少女らに面接の際、学生証を持たせて撮影。それを脅しに使いAV出演を強要していた男が、職業安定法違反容疑で逮捕されている。でも、それは氷山の一角。ネット上には、そんな罠がゴロゴロ転がっているのです」(同) 危険な夏休みは始まったばかりだ。
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芸能 2017年07月30日 12時00分
武井咲 初悪女役「黒革の手帖」成功の鍵を握るお色気シーン
7月20日からスタートしたドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)に注目が集まっている。 「ご存じ、松本清張の小説が原作。勤め先の銀行から横領した1億8000万円を元手に、“黒革の手帖”に書かれた顧客の秘密を武器に、銀座に自分のクラブをオープンさせ、夜の世界で闘う物語です」(テレビ朝日関係者) ヒロイン・原口元子役は若手女優の武井咲(23)。 「このドラマは、'04年に米倉涼子主演で高視聴率を獲得。それまでイマイチ吹っ切れずにいた米倉を、一躍、人気女優の座に押し上げました。武井は米倉が所属するプロダクションの後輩です」(芸能ライター) 一部では、米倉の大ヒットドラマ『ドクターX』を手放したくないテレビ朝日の“プロダクション接待ドラマ”との声も上がっているが、それはともかく、武井もヤル気満々。7月10日に行われた記者発表では純白の和服姿で登場した。 「こんなに気持ちのいい役は初めてです。本物のママに、所作やお店を持つ時の心情、覚悟をうかがって参考にしています」と笑顔で抱負を語った。同席した共演者の1人、江口洋介は、 「着物姿の迫力が違う。女優としての魂が燃えて、役とシンクロしてますね」と彼女のことを絶賛した。 「確かに、クランクイン前には銀座のクラブを訪れてママたちから指導を受けましたが、“お色気”という点がもう一つなんですよね」(ドラマ関係者) これまで、米倉の他にも山本陽子、大谷直子、浅野ゆう子らがヒロインを演じたが、いずれも三十路の女盛りの頃だった。 「武井は歴代最年少の23歳。仕方がないと言ってしまえば仕方がありませんが、そこをなんとか努力して欲しいものです」(芸能関係者) もちろん、そのへんは武井も重々承知。 「着物のときは下着をつけず、“ノーパン”でいるようにしたそうです。パンティーラインが見えてしまうと、男は興醒めしてしまいますからね。米倉のアドバイスという話ですよ」(芸能記者) そういえば、件の会見で奥田瑛二も、 「“歩き方”も板についていて、居住まいがいい。公私混同してはいかんと自分を戒めています」とメロメロだった。 「この2人とのキスシーンや濡れ場もあるようです。彼女のお色気シーン抜きで、夜の銀座の男と女は描けませんからね。初の悪女を演じる彼女が、どれだけエロっぽさを表現できるかが、ドラマ成功の鍵を握ってます」(芸能ライター) ガンバレ!! 武井ママ。
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芸能 2017年07月30日 08時00分
「巻き込まれたくない…」 吉田羊のドラマ起用を敬遠するテレビマンたち
やはり禁断の恋だったのか。 女優の吉田羊をドラマに起用しようとすることに、二の足を踏むテレビマンが増えつつあるというのだ。 2014年に木村拓哉主演の「HERO」(フジテレビ)に出演してから、一気に注目を浴びるようになった吉田。 あるテレビ局関係者は「さっぱりとした雰囲気から同性のファンも多く、ファンのことを“ヒツジスト”とも呼ばれています。その同性ファンの多さから、CMの仕事はひっきりなし。昨年は13社と契約をし、CM女王にも輝きました」。 CMでの活躍は順調なのだが、ドラマの起用の話は多くは聞かれない。「昨年に民放初の主演ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ)もありましたが、それ以降はコレっという話はない。やっぱりあの一件で、テレビマンは少々、敬遠気味なんですよね」とはある制作会社幹部。 「あの一件」というのは昨年4月に報じられたジャニーズの人気グループHey! Say! JUMPの中島裕翔との7連泊愛だ。 この熱愛は当時、20歳年の差カップルと大きな話題となったが、「ジャニーズのほうは早々に別れるように促したのは言うまでもありませんが、それ以上に中島は次期社長と言われている藤島ジュリー景子さんがかわいがっているタレントの1人なんです。決してジャニーズから直接的な圧力はありませんが、巻き込まれたくないという思いから、吉田羊の起用を敬遠するテレビマンは多かったですね。フジの主演ドラマ『メディカルチーム』だって、もっと前に話が決まっていたから、変更なしに突き進みましたが、視聴率がパッとしないのに、あまり宣伝に力を掛けませんでしたからね。やっぱり手をつけちゃいけないタレントに手をつけちゃったんだろうなと思いましたよ」と前出の幹部。 このまま立場をなくしていってしまうのか。
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芸能 2017年07月30日 06時00分
フジテレビ『ユアタイム』に終了&キャスター降板の報道
昨年4月にスタートしたフジテレビ系の報道番組「ユアタイム」が9月いっぱいで終了することを一部スポーツ紙が、また別の一部スポーツ紙は市川紗椰キャスター(30)が9月いっぱいで降板することを報じた。 9月での終了を報じた記事によると、終了の原因は視聴率の低迷とみられ、現在は後番組についての話し合いが進められているという。 また、市川キャスターの降板を報じた記事によると、キャスターの交代でリニューアルを図る方針が固まり、後任は同局アナウンサーを含めて検討中だという。 番組は当初、ショーンKこと経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏と市川のコンビがメインキャスターを務める予定。ところが、番組スタート直前の昨年3月中旬、川上氏の経歴や学歴の詐称が「週刊文春」(文芸春秋)によって暴かれてしまった。 川上氏は出演していたレギュラー番組に加え、「ユアタイム」も番組スタート前のタイミングで降板した。川上氏に代え、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏をコメンテーターに起用。さらには、テーマソングに番組のために書き下ろされた桑田佳祐の「百万本の赤い薔薇」を起用しスタートさせたのだが…。 「もともとモデルで、キャスターとしてのトレーニングを受けていない市川にとっては荷が重すぎた。視聴率は開始当初から2〜3%台と低迷。おまけに、市川は報道番組のキャスターにもかかわらず、CMに出演するという“ルール破り”をしてしまい局内で問題になっていた」(テレビ関係者) それでも、相撲ブームの到来でもともと“スー女”だった市川はスポーツコーナーでその知識を存分に発揮。しかし、いずれにせよ、番組終了かキャスター交代で市川は9月いっぱいで同局の“夜の顔”を降板することになってしまったようだ。
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レジャー 2017年07月29日 21時00分
女がドン引く瞬間(37) 〜笑えないドッキリを仕掛ける男〜
相手を驚かせた後に喜ばせるというサプライズ演出を好む女性は多い。しかしカフェ店員・佐奈さん(仮名・23歳)の彼氏は、サプライズでなく、驚かせることに重きを置くドッキリ行為を頻繁に仕掛けてきたという。 「彼はテレビやインターネット動画のバラエティが大好きな人でした。そのため、番組の企画に影響されたドッキリを毎回仕掛けてくるのです。ある時は、私の部屋のクローゼットで待ち伏せして、帰宅後にいきなり大声で驚かせてくる時もありました。あの瞬間は、心臓が止まりそうになりましたし、合鍵を渡していたことを後悔しましたね。不審者が部屋で待ち伏せした後、暴行された事件なんてのもありましたし、笑えませんでした」 他にも佐奈さんは、自分がシャワーを浴びている間に、ドライヤーの中に小麦粉を入れられ、起動後に粉が顔にかかるというイタズラも仕掛けられた。そのため、部屋中に粉が飛び散り、掃除が大変だったこともあったという。 そんななか、あるドッキリが彼女を完全にドン引きさせた。 「私が1番嫌だったドッキリは、自室のベッドの上で起こりました。彼に体を触られている時、いきなり『あ、ヤバいヤバい! 佐奈の取れちゃった!』と急に大声で焦り始めたのです。そして彼の手を見ると、そこには赤い血の付いた肉片がありました。私は自分の体の一部が何かの間違いで、ちぎれたと思い『うそ、うそ、え……』と戸惑っていると、次の瞬間、彼が大きく口を開けて笑い始めたのです。私は、『またか』と思いました。どうやら彼はわざわざスーパーで生肉を購入し、血のりを付け、私の下腹部に触れた後、それを見せて怪我をしたように思わせたのです。そして明かりをつけると、そのくだらないイタズラのせいで、シーツには垂れた血のりがベットリと付いていており、さらにドン引きしました」 その後、彼からは何度も謝罪されたというが、佐奈さんは、「ここまでする彼にはもうついていけない」と思い、後日別れを切り出したという。(取材/構成・篠田エレナ)写真・City Foodsters
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ミステリー 2017年07月29日 20時00分
実話怪談「首無し馬」 山口敏太郎の実体験
私は城南高校卒業後、大学進学の為、県外に出た。時間の歩みは早い。あっという間に20年という歳月が流れてしまった。 …あの頃から、徳島も随分と変わった。一人感慨にふけってしまうのも年令のせいだろうか。(随分と、おじさんになってしまった)そう想いながら、私は密かに…ほくそ笑む。 それにしても、この20年間で帰郷したのは、5回程である。いずれも、結婚式・葬式など冠婚葬祭がらみであり、骨休みなど一度もなかった(笑)。私はいつまで、馬車馬のように働き続けるのであろうか。ハードな執筆活動の中、今でもふと徳島の濃い空間を思い出す事がある。 昭和51.52年の頃であろうか。そう、あれは小学校高学年の時だった。当時、八万小学校に通っていた私は奇妙な噂を耳にした。「ソノセ川沿いの一本松に、首無し馬が出るんぞ」 噂の発信元である友人某は額に汗をため力説した。 「これはな〜ほんまの話やけんな」 「うそ〜そんな妙な話が、あるかいな」 私は鼻で笑った。 当時既に妖怪博士と異名をとっていた私だったが、この昭和の時代に妖怪話などありえないと思っていたのだ。 それから一週間ぐらい経った時の事。私と友人某は一本松に張り込みを開始した。だが、何も出なかった。 「やっぱ馬の妖怪なんかおらん」 「ほんまやな〜迷信かいな」 その日はすっかり科学小僧になり、二人は帰宅した。 更に2年ぐらいたった夏。私はボーイスカウト徳島第一団の団員としてキャンプに参加した。野営地は、ソノセの河原。あの一本松が見える場所である。 (なんか、いややな〜) と私は思ったが、テントの設営は粛々と進行した。しばらくすると、排水路を掘っていた後輩が大声をあげた。 「うわー、なんやろ、これ」 後輩の手には馬の土偶が握られている。得もしれぬ恐怖が私を襲った。 (馬って……一本松に出てた馬の妖怪ってこいつかもな) 私はしばらく土偶を見つめていた。土偶が死者を供養する為のものと知ったのはちょうどその頃である。 偶然のおりなす恐怖、アンバランスな不安。妖怪とはこういうものだ。私はそう教わったような気がする。監修:山口敏太郎事務所
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レジャー 2017年07月29日 18時10分
アイビスサマーダッシュ(GIII、新潟芝1000メートル直線、30日) 藤川京子のクロスカウンター予想!
夏競馬の名物レース、アイビスサマーダッシュは新潟直線1000m。今年もやってまいりました。土曜日にも同じ新潟1000mのレースがあり、レースを見ると馬場は例年通りに仕上がっているようにも見えました。 そうなると例年通りに外ラチに馬が殺到してくる何時もの展開になりそうです。今年のメンバーの好走平均距離に近いのは、昨年の16年なので、これに今年のメンバーをファーキャスト関数に当て嵌めるとフィドゥーシア、アクティブミノル、シンボリディスコ、ネロ、レジーナフォルテ、プレイズエターナル、ナリタスターワンが上位に入りました。 少し気になるのは、CBC組が例年より時計が遅かった事とネロが斤量58kgで不利になっているところです。アイビスSDの近年の傾向は、前走と同じ斤量か軽くなっている馬が馬券に絡みやすく、超軽ハンデだった馬以外はこれに当てはまります。めぼしい所だとフィドゥーシア、アクティブミノルがこれに当てはまります。 他の韋駄天S組などは、斤量が少し重くなっています。そうなるとめぼしい所以外で斤量が前走と同じか軽くなっている馬だけに目を向けると前走、前々走と二桁着順ですが3走前のシルクロードSでは、ネロに先着しているラインスピリットにも可能性が出て来ると思います。外枠有利のレースですが結果は、馬券に絡む3頭の内1頭は、内に近い枠の馬もよく馬券に絡みます。 それと軽ハンデに拍車がかかるレジーナフォルテは、今回は更に斤量が軽くなり51kgです。これは魅力的ですし、外枠に入りました。◎(10)フィドゥーシア、◯(16)アクティブミノル▲(4)ラインスピリット△(14)レジーナフォルテ穴(7)シンボリディスコワイドBOX(10)(16)(4)(14)(7)※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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芸能 2017年07月29日 17時40分
週刊裏読み芸能ニュース 7月22日から7月28日
■7月22日(土) 作曲家・平尾昌晃さんが死去 「瀬戸の花嫁」「カナダからの手紙」など数々のヒット曲で知られる作曲の平尾昌晃さんが、21日夜、肺炎のため78歳で亡くなっていたことがこの日、明らかになった。 「亡くなってから数日後、元チーフマネジャーの50代女性と再々婚していたことが明らかに。その女性と息子たちが今後、莫大な遺産をめぐって揉めそうな気配だというから穏やかではない」(音楽業界関係者)■7月23日(日) 元モー娘。福田明日香が離婚を報告 モーニング娘。の初代メンバーで現在は音楽ユニットのメンバーとして活動する福田が、ブログで昨年7月に離婚していたことを報告。15年4月に会社員の一般男性と結婚し、16年2月に第1子を出産していた。 「福田によると、離婚の理由は『価値観の相違と双方の子育ての方針の違い』だとか。若いことから芸能界で活躍していたこともあり、金銭感覚などが一般とズレるのは当たり前。子育てとの両立もできていなかったようだ」(芸能記者)■7月24日(月) AKBの「じゃんけん大会」がユニット制に 昨年までは個人戦だったAKB48グループの毎年恒例の「じゃんけん大会」だが、今年は9月24日に名古屋市の日本ガイシホールで「AKB48グループ ユニットじゃんけん大会」として開催することを各スポーツ紙が報じた。 今年はメンバーが自由に複数人のユニットを組んで出場し、ユニットごとで争うが、ソロでの出場も可能。優勝するとメジャーデビューする権利が与えられる。■7月25日(火) 中村獅童が妻の妊娠を認める 肺腺がんの手術を受け、現在療養中の獅童だが、この日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)で妻が妊娠中であることを認めた。 「子供が男性ならば世継ぎとしてまったく問題がない。亡くなった獅童の母親は、前妻・竹内結子との間にできた1人息子に継がせたかったようだが、竹内は断固拒否の姿勢だった」(週刊誌記者) 獅童は復帰に向け、妻の妊娠も大きな励みになりそうだ。■7月26日(水) ついに「ジョジョ」の実写版がお披露目 超人気コミックを実写化した映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(8月4日公開)のジャパンプレミアが都内で行われ、主演の山崎賢人、岡田将生、伊勢谷友介らが出席した。 「アニメの実写化は最近では小栗旬主演の『銀魂』が大当たり。ほかの作品は苦戦しているが、すでに『ジョジョ』は続編の製作も決定と言われているだけに、当たらないとシャレにならない」(映画ライター) 予告編などを見る限り、微妙な感じだが…。■7月27日(木) 三代目・登坂のソロプロジェクトが始動 三代目J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣のソロプロジェクトが始動。この日、ファーストデジタルシングルが配信された。 「昨年までは飛ぶ鳥を落とす勢いだった三代目だが、今年は徐々にソロ活動を入れつつ、下の世代のグループを育成したいようだ。いずれにせよ、登坂のソロ活動が増えそうだ」(音楽業界関係者)■7月28日(金) 中村獅童が復帰&妻の妊娠を発表 肺腺がんで手術を受け、療養中だった獅童だが、都内で会見を行い11月に舞台復帰することを発表。妻の沙織さんが妊娠5か月であることも発表。Wのオメデタとなった。 「一部女性誌が妊娠を報じたが、その時期はまだ安定期に入っていなかったので発表しなかったようだ。舞台の前には自分がボーカルのバンドの活動もするというから、かなりの回復ぶりのようだ」(ワイドショー関係者) また歌舞伎界を盛り上げてほしいものだ。
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