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スポーツ 2017年07月31日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND60 〈小橋vs蝶野“魂の名勝負”〉 満天下に示したプロレスの矜恃
2003年5月2日、新日本プロレスの東京ドーム大会は『アルティメットクラッシュ』と名付けられ、総合格闘技色を全面に打ち出して開催された。 そんな中で行われた純プロレスのビッグマッチ、小橋建太vs蝶野正洋は、ガチンコを超えるプロレスの魅力を存分に見せつける名勝負となった。 新日本プロレスの1・4東京ドーム大会において、初めて観客数の発表が5万人を切ったのは2005年のことだった。4万6000人の発表ながら客席には空きが目立ち、当時を知る関係者からは有料入場者の実数が8500人だったとの声もある。新日が“冬の時代”といわれ始めたのも、やはりこの頃だった。 そうした凋落は'01年の総合格闘技戦で、永田裕志がミルコ・クロコップに惨敗したことでもたらされたとする声も多いが、加えてもう一つ大きな低迷の要因があった。いわゆる“土下座外交”である。 90年代の半ば辺りから、従来の地方巡業よりもドーム級の大会場を重視する興行スタイルへとシフトした新日は、その勢いに陰りが見え始めた21世紀に入っても、なおそうした形態に依存していた。 アントニオ猪木が引退し、長州力や藤波辰爾も衰え、'00年には橋本真也が独立。'02年の春には同じ闘魂三銃士の武藤敬司が、全日本プロレスへと移籍した。看板となる選手が次々にいなくなる中で、それでもビッグマッチを開催するためには、どうしても外部に頼らなければならない。 「新日側の都合でビッグネームを招聘するとなれば、試合においては相手の要求を全面的に飲まされることになる。ただでさえスター不足の新日が、さらに外敵に花を持たせるという、負のスパイラルに完全にハマってしまいました」(プロレスライター) この時期の新日で主役を張ったのは、藤田和之や髙山善廣、鈴木みのるなどの外敵軍や、ブロック・レスナー、ボブ・サップといった外国人であり、永田や中西学、棚橋弘至らの生え抜きたちは、その引き立て役に回された。 「これでは新日ファンはまったく面白くない。唯一、スター候補として育てられたのは中邑真輔でしたが、これも総帥たる猪木の意向ひとつでK-1やら総合格闘技やらと使い回され、肝心のプロレスに専念できないという状況。これでは誰を応援していいのかも分からない」(同) そんな中にあって三銃士で唯一、新日に残っていた蝶野正洋も、やはり苦しい立場に置かれていた。 '01年に猪木から現場監督に指名されると、外敵軍との抗争のためにそれまで率いたヒールユニットTEAM2000を解散し、正規軍に合流。'94年G1優勝後のヒールターンから、nWoを経て積み上げてきた歴史を封印することになる。元WWEの女子レスラー、ジョーニー・ローラーとの男女対戦というイロモノ的な試合もこなした。 さらに'02年、東京ドーム大会への三沢光晴参戦から始まった交流を発展させるため、翌年には自らノアへの参戦を果たした。 そうして迎えた'03年5月、東京ドームでの小橋建太戦は、いわば蝶野のプロレス人生を投げ打って実現したといっても過言ではない。ドーム興行成功のため、つまりは会社の儲けのために己を犠牲にして…。 ノアの“絶対王者”といわれた小橋なら、相手にとって不足のないビッグネームではあるが、それは同時に、この試合において“蝶野に勝ち目がない”ことを意味していた。この当時のノアは興行面で安定しており、他団体に頼る必要がなかった。そのトップである小橋が、わざわざ不利になるようなカードに応じるわけがないのである。 しかし、蝶野はそんな中にあって最高の試合を見せた。事前に膝を故障したというのも、負けたときの言い訳的な意味合いがあったかもしれないが、リング上ではそんな様子を感じさせない。 序盤はチョップ主体で攻め立てる小橋に対し、喧嘩キックやSTF、さらには大一番でしか披露しないルー・テーズ直伝の低空高速バックドロップを、危険な角度で繰り出した。 一方、小橋の反撃も容赦なく、ハーフネルソン・スープレックスを4連発。首に古傷を抱える蝶野にとって、文字通り命取りとなる大技だ。セコンドの天山広吉が思わずタオル投入の構えを見せるが、蝶野は必死の形相でこれを制する。 小橋はさらにハーフネルソン2連発から、ショートレンジの剛腕ラリアットを叩き込み、ついに激闘に幕が下ろされた。最初こそは小橋への声援が支配的だったが、蝶野の予想を超えた闘いぶりに、試合後は両者互角のコールが送られることになった。 この大会、他の試合はアルティメットクラッシュと題された格闘技戦で占められており、これが実は“なんちゃって格闘技”ではないガチンコだったのだが、蝶野と小橋はそれにまったく引けを取らない、プロレスの凄味を見せつけた。 しかし、そんな蝶野の孤軍奮闘がありながらも、猪木やフロントの専横は続けられ、新日が冬の時代へと向かう歯車が止まることはなかった…。
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社会 2017年07月31日 14時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 なぜ賃金が上がらないのか
いま、労働市場では不思議な現象が起きている。労働力需給がひっ迫しているのに、賃金が上がらないのだ。 5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇の1.49倍で、1974年2月以来、43年3カ月ぶりの高水準となった。一方、「毎月勤労統計」によると、5月の実質賃金指数は、前年比0.1%増と、ほとんど上がっていないのだ。 経済学の理論によれば、労働力需給がひっ迫すれば、賃金は上昇することになる。ところが、いまの日本は経済学の原理が成り立っていないのだ。 賃金が上がらない理由は、高齢化の進展だという指摘もある。欧米と異なり、日本の場合は60歳の定年を境に賃金が大きく下がるから、高齢化が進展すると、人口構造の影響で賃金が下がってしまうというのだ。その影響はゼロとは言えないが、本質的な問題ではない。「賃金構造基本統計調査」で年齢別の賃金をみると、40代の賃金も、50代の賃金も下がっているからだ。やはり、企業は強い意志で賃金を抑制している。つまり、成長の成果を働く人に分配しなくなっているのだ。 法人企業統計によると、昨年度末の企業の内部留保は、前年比23兆円増の390兆円に達している。内部留保は、設備投資等に回されているので、企業がすぐに使えるお金ではないという指摘もあるが、企業の保有する現預金も前年比8兆円増の189兆円に達している。企業は賃金を上げるのではなく、とにかく内部留保を増やすことに躍起になっているのだ。 なぜそんなことになるのだろうか。それは、経済学の基本理念に明確な変化があったからだ。 1980年代まで、経済学は付加価値の源泉を「労働価値説」でとらえていた。働く人が額に汗して一生懸命働くから、付加価値が生まれる。だから、労働者は経済にとって最も大切な存在だったし、稼ぎ出した付加価値は、まず労働者に分配されるべきものだったのだ。 かつて松下幸之助は、「会社は従業員だけでなく、その労働を支える家族の部分にまで責任を持つべきだ」と発言した。会社は、そもそも従業員のために存在していたのだ。 しかし、90年代以降、経済学の主流は、新古典派経済学に代わった。新古典派経済学は、資本家が、労働力と資本財(製造設備)を組み合わせて生産を行った途端に付加価値が生まれると考える。つまり、労働者は機械と同様に、企業が利益を生むための道具にすぎないと考えるようになったのだ。 道具だから、使えるだけ使い倒して、要らなくなったら斬り捨てる。道具だから、もちろん利益の分配の必要などないのだ。 安倍政権初期の頃には、経済団体もアベノミクスに協力して賃金を上げようと努力したこともあった。しかし、この数年は、企業側が政府の賃上げ要請を一切受けつけない状態が続いている。 企業に賃上げの意向がなくなった以上、対策は一つだ。法人税率を上げて、消費税率を引き下げるのだ。そうすれば、消費者の実質所得が増え、さらには消費拡大に通じた景気拡大が実現し、デフレ脱却も可能になるだろう。
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芸能 2017年07月31日 12時45分
本日“GLAYの日”に実施されるGLAYフリーライブをGYAO! にて無料生配信決定
本日7月31日(月)にお台場にて実施されるGLAYのフリーライブ、GLAY 14th Album 発売記念「TOKYO SUMMERDELICS」をGYAO!が無料で独占生配信すると発表した。 1999年7月31日に幕張メッセで実施された20万人ライブ「MAKUHARIMESSE 10TH ANNIVERSARY GLAY EXPO'99 SURVIVAL」は、単独アーティストによる有料ライブにおける最多観客動員ギネス記録を達成。その日以来、ファンの間ではこの7月31日が“GLAYの日”として認識されるようになった。 今回、7月12日にリリースされたニューアルバム「SUMMERDERICS」の発売を記念してこの“GLAYの日”にお台場の青海南臨時駐車場J地区にてフリーライブが開催されることとなった。これは2012年神戸ワールド記念ホール以来、5年ぶりのフリーライブとなる。 今回「GYAO!」では、このフリーライブの模様を独占無料生配信。現在、フリーライブへの意気込みを語ったメンバーからのコメントも公開されている。会場に駆けつけられない人も「GYAO!」にてライブの模様が楽しめる。 また、Yahoo! JAPANが提供する「Yahoo! MAP」アプリにて連動企画を実施。 アプリ内で「GLAYフリーライブ」と検索すると、会場の場所、会場へのルートと所要時間を簡単に確認できる。
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芸能 2017年07月31日 12時15分
当選から1年で早くも窮地に追い込まれてしまった今井絵理子議員
発売中の「週刊新潮」で自民党の今井絵理子参院議員との不倫疑惑を報じられた、橋本健神戸市議の妻側が弁護士を通じてコメント。橋本市議の主張に異議を唱えていることを、30日に放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」が報じた。 橋本市議は、同誌が発売された27日に会見。今井議員との“お泊まり”や新幹線の中で手を“恋人つなぎ”する写真が掲載されていたが、「(男女として)一線を超えていない」と主張。妻との関係については、「ここ4、5年、事実上婚姻関係は破たんしている。1年前から離婚の申し出をした。別居も始めている」と離婚に向かっていることを示唆。そのため、「婚姻関係が破たんしている中、恋愛は認められるものと認識していた」という持論を展開していた。 それに対して、同番組を通じて妻側は「4、5年前から破たんしている事実はない。妻に離婚事由に相当する問題があるなどというのは極めて不誠実な釈明」と反論。「去年8月、一方的に離婚してほしいと言ってきた後、9月からは妻と2人の子供を残して自宅に戻らなくなった。生活費も大幅に減額された」と経緯を説明した。 「去年の8月といえば、橋本市議がすでに今井議員と急接近していたころ。当時、今井議員は7月の参院選で当選して多忙になった。長男の世話は沖縄から呼び寄せていた中学校の同級生である婚約者に任せ、橋本市議との逢瀬を重ねていたようで、橋本市議もすっかりその気になって家族がどうでもよくなってしまったのでは。実情が明らかになった今、有権者は呆れ果ててしまったようだ」(永田町関係者) 一連の不倫疑惑報道では、同誌が撮影した、新幹線の中で隣に橋本市議が座り、窓際の席で今井議員が爆睡する写真が繰り返しワイドショーなどで放送されてしまっている。 「複数のコメンテーターが『新幹線の中ではほとんどの議員さんが勉強したり本を読んだりしている』とコメント。いかに今井議員の態度が議員として“常識外れ”か批判を浴びてしまっている」(同) 今井議員は当選から1年で早くも窮地に追い込まれてしまったようだ。※写真・今井絵理子Twitterより
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芸能 2017年07月31日 12時00分
小出恵介の代役を迫られるディーン・フジオカの尻拭い
最終的に外れくじを引くことになりそうなのが、俳優のディーン・フジオカ(36)だという。未成年女性との淫行&飲酒スキャンダルを理由に、日本テレビの7月期ドラマ『愛してたって、秘密はある。』から降板を余儀なくされた小出恵介(33)と同じ所属事務所だったことから、“身代わり”として差し出されることになりそうなのだ。 「現在、調整中で最終的なジャッジはまだ出ていません。日テレは10月期の日曜ドラマの主役にディーンを起用したいと、現在、ゴリ押ししている。不祥事を起こした同枠で始末をつけるべきと、プロデューサーが怒鳴り込んだというんです」(芸能関係者) もっとも、当の事務所サイドはそのオーダーの了承を渋り続けているという。 「ディーンにとって初の地上波連ドラ主演とはいえね…。実際、事務所は彼を、次世代を担う俳優として大切に育てたい希望がある。本音は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクしたこともあって、クオリティーの高いNHKの連ドラを受けたかったそうです」(事務所関係者) 事務所サイドが不安になる理由がもう一つある。現在、放送中の日曜ドラマ『愛してたって、秘密はある。』が、初回視聴率がわずか8.2%。日テレで放送された同枠の最低視聴率記録を更新したのだ。 「しかも、この日曜枠は予算が2000万円。3000万円の水・土曜ドラマに比べて、局内のポジションも認知度も低いんです」(日テレ関係者) すべてがないない尽くしのため、出演料も低めに抑えられているという。 「ディーンに対し日テレは1本当たり80万円〜。ヒロインには武井咲の名前が挙がっていますが、こちらも60万円〜程度での交渉になったそうです。他局なら2倍は出すと思います」(前出・芸能関係者) これでディーン主演のドラマが大コケすれば、いったい誰が責任を取るというのか。事務所が二の足を踏むのも当然かもしれない。
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芸能 2017年07月31日 12時00分
人気女優と有名サッカー選手の“混浴写真”が流出か!?
人気女優・Yと有名サッカー選手・Xのキス写真や温泉での混浴写真が、発売中の「実話ナックルズ 9月号」(ミリオン出版)に掲載され、今後波紋を呼びそうだ。 同誌に掲載されたのは、XとYが体を密着させる写真、海辺でディープキスを交わす写真、そして顔をピッタリと寄せ合い混浴する写真の3枚だが、「衝撃流出17枚」の見出しが躍っている。 Yは某高視聴率バラエティー番組などに出演するほか、女優としても活躍。Xは超有名サッカー選手で、6年前の11年に撮影されたというのだ。 「実は、2人は14年に一部で交際を報じられていたが、Xの方がまだそれほど名前が知られていなかったこともあり、話題にならなかった」(芸能記者) しかし、ここに来て2人が交際していたこれ以上ない“証拠”が掲載されてしまった。 同誌に写真を持ち込んだ人物は、「素性や連絡先は一切明かさない」と前置きし写真を提示。Yは近く大きな仕事を抱えているそうで、写真を入手した誰かが横やりを入れようとしている可能性もあるというのだ。 「Yはもともと海外育ちで恋愛にもオープン。関係者の間では、『なかなかスキャンダルが出ないのは事務所がきちんと管理しているからでは』とささやかれていた。6年前はまだ未成年。飲酒・喫煙写真が流出すれば、番組の降板も含めて事務所もそれなりに対処しなければいけなくなりそうだが…」(芸能プロ関係者) この件に関して、数日前、一部ニュースサイトが、Yも出演するある番組の出演者の男性スキャンダルが近日中に明らかになることを報じた。 そのため、Y以外の女性タレントたちの名前があがっていただけに、Y以外の本人と所属事務所は胸をなでおろしているに違いない。
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芸能 2017年07月31日 12時00分
『24時間テレビ』ランナー「当日発表」に心配の声 「マラソンを舐めている」との痛烈な批判も
日本テレビは7月30日放送の『行列のできる法律相談所』にて8月26日〜27日放送予定の『24時間テレビ 愛は地球を救う40』のマラソンランナーについての発表を行った。 日テレの羽鳥慎一アナの説明によると「今年のマラソンランナーは本人含め当日に発表」。さらにヒントとして「当日、武道館にいる人」「走る理由がある人をランナーにする」と告知した。 つまりランナーの候補は24時間テレビでメインパーソナリティーを務めるNEWSの小山慶一郎および石原さとみ、サポーターの東野幸治、宮迫博之、後藤輝基、渡部建のほか発表を行った羽鳥アナまで候補に入っており誰が走るのかは『24時間テレビ』放送当日までわからない。 この発表にネットでは「体力作りや走る時のペース配分とか事前に練習が必要じゃないの」、「人気者しかいないのに怪我があったら大変では」、「体力面が心配なのでこれに関してはヤラセであってほしい」といった、いきなりランナーに指名される芸能人の体調を心配する書き込みが相次いだ。 そのほか「当日の発表で100キロのマラソンはプロランナーでも無理。マラソンを舐めているのでは?」とマラソン愛好者からの痛烈な批判も数多く寄せられているという。 「8月の炎天下のなかアスファルトを走るフルマラソンは想像以上に過酷です。体力作りのための準備期間は少なくとも3か月は必要だし、細かいことをいえばマラソンに使うウェアやシューズなども血豆ができないよう体に馴染ませるために事前に走り込んだ状態で当日に挑みます。いくらトレーナーやスタッフが同行すると言っても、走る本人に基礎体力と準備が無ければ命取りになります」(某スポーツライター) また、今回の「ランナー当日発表」を含めネットユーザーの一部では「24時間テレビのバラエティ化」を危惧する声も強いという。 「あまりにお茶らけすぎ。チャリティ番組なのにバラエティっぽいノリが強くなりすぎているのでは?」、「ふざけた発想でチャリティ番組を作る姿勢に疑問を感じる」などの批判が相次いでいる。 テレビ業界に詳しいライターはこう語る。 「過酷なチャレンジの当日発表はバラエティ番組のお約束です。なので当日はバラエティのような『罰ゲーム発表』みたいな演出になると思います。最近の24時間テレビは視聴率も年々低下し『打ち切り』の噂もちらほら聞きます。さらに昨年はサポーターの高畑裕太が放送前に逮捕されるなどスキャンダルなイメージも付いてしまった。バラエティ化は最後の悪あがきではないでしょうか」 日本テレビの本音としては『地球』のまえに『24時間テレビ』自体を救って欲しいのかもしれない。(ミッチェル横山)
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スポーツ 2017年07月31日 11時15分
甲子園大会で阪神タイガースは毎度の長期遠征 夏の疲れは「終盤戦の秋」に出る?
金本阪神が敵地・ナゴヤドームでの最終戦を落としてしまった(7月30日)。この一敗が、終盤戦でボディブローのように効いて来るかもしれない。 その先日、日本高野連が夏の甲子園大会(第99回全国高校野球選手権/8月7日開幕)に関する日程を発表した。 代表校の甲子園球場を使う練習スケジュールが詳細に説明されたわけだが、段取り通りにいけば、阪神タイガースは8月1日から甲子園球場を使えなくなる。 かつては「死のロード」とも呼ばれた長期遠征の始まりである。事前に分かっていたこととはいえ、金本知憲監督(49)は投手陣のやり繰りに悩まされそうだ。 「阪神は8月1日からマツダスタジアムでの首位攻防戦を迎えます。全国の代表校がまだ出揃っていない7月28日からナゴヤドームでの中日3連戦が組まれていたので、チームはこの中日を『長期ロードの始まり』と捉えていました」(スポーツ紙記者) 甲子園に帰ってくるのは、8月29日(対ヤクルト3連戦)。ザックリと計算すれば、甲子園帰還までの間、6連戦を4回こなさなければならない。 「30日の敗戦投手は能見(篤史=38)です。これで3戦連続KO、能見が調子を落としているのが気になります」(プロ野球解説者) 能見は球宴期間こそ登録を抹消されたが、開幕からローテーションを守ってきた。その主軸投手が調子を落としているとなれば、長期遠征に影響してくるのは必至だ。 過去5年間の長期ロードの成績は、以下の通り。 2012年=7勝14敗3分け 2013年=14勝9敗 2014年=11勝10敗 2015年=12勝8敗 2016年=11勝14敗 さらに逆上れば、大きく負け越していた時期もあった。近年、“ほぼ5割”の勝率を残している理由は、京セラドームにある。『京セラドーム大阪』はオリックスの本拠地球場だが、近年は両球団で話し合い、同球場を使う日程の調整も行ってきた。大阪市の京セラドームと兵庫県西宮市の甲子園球場は、さほど離れていない。そのおかげだろう。長期ロード中、京セラでの勝率が高い。 2012年=2勝4敗 2013年=4勝2敗 2014年=5勝1敗 2015年=6勝0敗 2016年=3勝2敗 今季は6試合が組まれているが、対戦チームは東京ヤクルトと宿敵・広島だ。今季のこれまでの対戦成績だが、対ヤクルトは9勝6敗で、広島とは7勝7敗と互角。この長期遠征中、マツダスタジアムを含めると、阪神は広島と6試合を行う。ここで勝ち越せば、ゲーム差も一気に縮まるだけに、やはり能見の不振は痛い…。昨季の京セラドームでの2敗は広島に喫したものでもある。 「近年の阪神は終盤戦で失速する傾向もあり、これは夏の甲子園大会中の長期遠征による疲労が原因とされています。二軍も大会中、鳴尾浜球場と、隣接する鳴尾浜臨海公園野球場を明け渡すため、長期遠征に出ます」 関西圏で活動するプロ野球解説者がそう言う。ドリス、マテオ、桑原、岩崎といったトラの救援陣は登板過多状態にあり、長期遠征中は先発投手に長いイニングを投げさせ、リリーバーは休ませたい。だが、首位広島とのゲーム差は「10」まで広がっており、8月に総力戦を繰り広げなければ、セ・リーグのペナントレースは、ジ・エンドとなる。 能見は不振、藤浪は二軍調整中、二軍戦は昼間なので炎天下でのゲームとなり、若手もバテバテ。金本監督は投手陣をどうやり繰りするのか、完投能力の高い藤浪もいないだけに、頭の痛い夏になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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芸能 2017年07月31日 11時00分
石原真理子 長文ブログで万引報道に反論 「今回の報道をBPO問題とすることを検討開始しました」
26日放送のフジテレビ系「みんなのニュース」で、コンビニで万引した疑いで警視庁から任意捜査されていると報じられた女優の石原真理子が29日、合わせて約1万字にわたる2本の長文ブログで報道に反論した。 同番組では石原が逮捕されて事情聴取を受け、さらには「警視庁は引き続き、石原さんから任意で事情を聴く方針」などと、事件が継続しているように報じた。 それに対して石原は、「(間違いが)『引き続き』という部分でありここに続きはないということ、そして逮捕されてもおりません」と報道の内容を否定。「この故意なる悪質な印象操作での誤報を流した罪は許されない」、「今回の湾曲隠蔽誤し報道をBPO問題とすることを検討開始しました」と同局をBPO(放送倫理・番組向上機構)への申し立ても視野に入れていることを主張した。 また、一部スポーツ紙は石原の母親を取材。石原が「(通報した)店を告訴したい」と話していると報じた。その記事についても、「身内に私が話したとされる内容も全て嘘です」と告訴を検討していることを否定。「大体殺人者でもないのにいちいち不法侵入をして別途話を聞きに行くその行為が何様行動です」と猛烈に批判した。 「ブログの内容がかなり強烈。その内容を見れば、石原に直接取材するのは至難の業。石原にとってはブログが唯一自分の意見を発信するツールになってしまった。今後もフジを追い込むためにいろいろ発信するのでは」(芸能記者) 怒り心頭の文章をつづった石原。しかし、27日放送の「バイキング」(フジテレビ)で石原の印象を決してネガティブではない言葉で表現した坂上忍と薬丸裕英に対しては、「坂上くんもありがとうございます。ヤッくんもありがとうございました」と感謝していた。
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芸能 2017年07月31日 10時40分
超異例の本番当日発表になった『24時間テレビ』のマラソンランナー
放送日まで1か月を切ったにもかかわらず、チャリティーマラソンランナーが発表されていなかった、日本テレビ系「24時間テレビ」のランナーが本番当日に発表されることが、30日に放送された「行列のできる法律相談所」で明らかになった。 例年、約3か月前の5月中にはマラソンランナーが発表されていた。しかし、今年は今月に入っても発表がないまま。大久保好男社長が24日の定例会見で、「今年で40回の節目。担当者を中心にこれまでにない斬新な企画で盛り上がるような24時間テレビにしてくれると思う」と話していた。 そんな中、「行列」で羽鳥慎一アナウンサーが「今年の24時間テレビマラソンランナーですが…なんと!24時間テレビの当日に発表します。当日まで本人は知らされません」と発表。ヒントは「当日武道館にいる人全員」、「一番、走る理由がある人が、走ります」とした。羽鳥アナによると、「当日発表のほうが面白い」、「当日発表の理由も当日発表」と説明した。 現在、発表されている当日武道館にいる芸能人は、メインパーソナリティーのNEWSの小山慶一郎、嵐の櫻井翔、KAT-TUNの亀梨和也、チャリティーパーソナリティーの石原さとみ、総合司会の羽鳥アナ、水卜麻美アナ。ほかには、スペシャルサポーターをつとめる東野幸治、雨上がり決死隊の宮迫博之、フットボールアワーの後藤輝基、アンジャッシュの渡部建、梅沢富美男、ブルゾンちえみ。番組内では、北入口でゲストを迎えるANZEN漫才のみやぞん、サンシャイン池崎も候補になるという。 「このメンバーの中だと、走る理由がありそうなのは佐々木希と結婚した渡部ぐらい。しかし、すでに渡部の名前は一部で報じられ、番組内で渡部が否定していた。水トアナの名前も報じられたが人事部からNGが出たとの情報が。ほかに、りゅうちぇるが内定したとの報道もあったが、りゅうちぇるは会場にいないはずだが…」(芸能記者) ランナーの当日発表で、視聴率がどこまでアップするかが注目される。
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