日テレの羽鳥慎一アナの説明によると「今年のマラソンランナーは本人含め当日に発表」。さらにヒントとして「当日、武道館にいる人」「走る理由がある人をランナーにする」と告知した。
つまりランナーの候補は24時間テレビでメインパーソナリティーを務めるNEWSの小山慶一郎および石原さとみ、サポーターの東野幸治、宮迫博之、後藤輝基、渡部建のほか発表を行った羽鳥アナまで候補に入っており誰が走るのかは『24時間テレビ』放送当日までわからない。
この発表にネットでは「体力作りや走る時のペース配分とか事前に練習が必要じゃないの」、「人気者しかいないのに怪我があったら大変では」、「体力面が心配なのでこれに関してはヤラセであってほしい」といった、いきなりランナーに指名される芸能人の体調を心配する書き込みが相次いだ。
そのほか「当日の発表で100キロのマラソンはプロランナーでも無理。マラソンを舐めているのでは?」とマラソン愛好者からの痛烈な批判も数多く寄せられているという。
「8月の炎天下のなかアスファルトを走るフルマラソンは想像以上に過酷です。体力作りのための準備期間は少なくとも3か月は必要だし、細かいことをいえばマラソンに使うウェアやシューズなども血豆ができないよう体に馴染ませるために事前に走り込んだ状態で当日に挑みます。いくらトレーナーやスタッフが同行すると言っても、走る本人に基礎体力と準備が無ければ命取りになります」(某スポーツライター)
また、今回の「ランナー当日発表」を含めネットユーザーの一部では「24時間テレビのバラエティ化」を危惧する声も強いという。
「あまりにお茶らけすぎ。チャリティ番組なのにバラエティっぽいノリが強くなりすぎているのでは?」、「ふざけた発想でチャリティ番組を作る姿勢に疑問を感じる」などの批判が相次いでいる。
テレビ業界に詳しいライターはこう語る。
「過酷なチャレンジの当日発表はバラエティ番組のお約束です。なので当日はバラエティのような『罰ゲーム発表』みたいな演出になると思います。最近の24時間テレビは視聴率も年々低下し『打ち切り』の噂もちらほら聞きます。さらに昨年はサポーターの高畑裕太が放送前に逮捕されるなどスキャンダルなイメージも付いてしまった。バラエティ化は最後の悪あがきではないでしょうか」
日本テレビの本音としては『地球』のまえに『24時間テレビ』自体を救って欲しいのかもしれない。
(ミッチェル横山)