高市早苗
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社会 2025年10月06日 22時00分
女性初、高市首相誕生で女人禁制の土俵問題が再熱か 過去には「女性は土俵から降りてください」で批判殺到
新しい自民党総裁に高市早苗氏が選ばれた。10月中旬召集の臨時国会で新首相に指名され、日本初の女性首相になる見通しだ。女性の首相が誕生することで再び話題となるのではとささやかれているのが、「女性」と「土俵」の問題だ。時の総理大臣は土俵に上がって表彰状を読み上げ、約40キログラムある内閣総理大臣杯を優勝した力士に手渡すのが恒例行事となっている。だが「女性は土俵に上がってはいけない」との公益財団法人日本相撲協会のしきたりがある。これまでも元内閣官房長官森山眞弓氏、初の女性知事となった元大阪府知事の太田房江氏が表彰時に土俵に上がることを拒まれた経緯がある。では、土俵の女人禁制の理由は何だろうか。大きく2つあるといわれ、1つ目は大相撲には土俵が神聖な場所であるという考え方があり、女性が土俵で戦うことは伝統に反するとされていること。2つ目は血の「穢(けが)れ」の意識があり、月経の血を穢れと見なす考え方がある。2018年4月、京都府舞鶴市で開催された「大相撲舞鶴場所」において、舞鶴市長が土俵の上であいさつを述べていた最中、クモ膜下出血を発症して意識を失い、転倒した。観客として会場に居合わせた女性看護師たちが、救命処置を行った。その際、日本相撲協会の行司が「女性は土俵から降りてください」と発言。「女性差別だ」「人命軽視ではないか」などの批判が集まり、同協会は「人命にかかわる状況には不適切な対応」であったとして謝罪した。その後、大相撲における「女人禁制」という伝統と、女性差別をめぐって議論になった。最近では2025年1月に石破茂首相が内閣総理大臣杯を自ら手渡したが、閣僚や官房副長官が代理で授与することが多い。高市氏が土俵上での直接の手渡しを強く希望すれば、また問題が再熱するかもしれない。
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社会 2025年09月28日 10時00分
移民、外国人労働者、外国人旅行者…… 総裁選で外国人政策焦点になるが、SNSで誤情報広がる
自民党総裁選では外国人政策もポイントの1つになってきた。しかし、SNSでは誤情報も相次ぎ、混乱が広がっている。25日放送のテレビ朝日系「モーニングショー」で解説した。まず、外国人入国者の推移は、2024年に3677万9964人で過去最多となった。ただ、このうち約97%は観光客だ。外国人労働者やいわゆる移民と呼ばれる人たちは、ごくわずかである。共同会見で候補者たちが訴えた主な外国人政策は以下の通り。小泉進次郎氏:違法行為の防止、保険や児童手当などの不適正利用の是正、総理が司令塔となり、年内にアクションプランを策定。林芳正氏:「総量コントロール」を。特定の地域に外国人が集中することによる問題を避けるため、広く分散して受け入れていく。高市早苗氏:外国人問題の司令塔(機能)を強化。「経済的な利益や福祉を求めて入国する難民」への対応を見直す。不法滞在者対策の強化。外国からの対日投資の厳格な審査。茂木敏充氏:ルールを守らない外国人に対して厳格に対応。外国人政策の司令塔機能の強化、土地取得における外国資本の規制強化。小林鷹之氏:ルール守らない外国人に厳格に対応。ビザ申請の強化や、土地の規制拡充、不動産の取得規制を検討していく。これらのコメントを読んでも“外国人”の中身がバラバラなのは一目瞭然だ。例えば、難民と移民はまったく別物で、2023年に難民認定されたのは303人で過去最多となったが、2024年は190人に過ぎない。高市氏はこのファクトを知っているのか。そして、移民といった場合、外国人労働者を指すことも多いが、これにも「単純労働者」と「知識労働者」がいる。前者は長らく厳しく制限されてきたが、2019年の入管法改正で特定技能実習生として実質解禁された。後者については、例えば、2000年頃のITベンチャーブームで優秀なインド人ITエンジニアを雇用する動きが広がったが、何ら問題はなかった。候補者のコメント「ルールを守らない外国人に厳しく対応」は本来、外国人であろうが日本人であろうが関係ないはず。SNSでは誤情報が飛び交っている。例えば、小泉氏は「観光も地方の基幹産業の1つ。オーバーツーリズムの防止策を検討しながら2030年に外国人旅行者を6000万人に。消費額を15兆円に増やす」と話したところ、これが批判の的となった。国立社会保障・人口問題研究所の是川夕氏は「外国人問題を考えるうえで、外国人旅行者が“体感速度”を規定している」と語り、インバウンドで外国人を目にすることが多くなったことが、移民問題として語られていることを指摘した。JICA(国際協力機構)の「ホームタウン構想」もそうだ。これについてSNSでは「日本乗っ取られる」といった反発が起き、自治体には抗議の電話やメールが相次いだ。しかし、この事業には移民受け入れや特別ビザの発給は想定されていないので、是川氏は「単なる国際交流が“移民”という言葉に置き換えられた。本来関係のないものまで一緒くたにまとめて批判される状況は誰にとっても良くない」と指摘する。コメンテーターの結城東輝弁護士は「世界の潮流は、敵と味方を分けて敵を攻撃する『部族主義』になっており、欧米では分断が取り返しのつかない状況の国もある。しかし、日本はまだ間に合う。感情論になりやすいテーマなのでファクトが大切」と話した。レギュラーコメンテーターの玉川徹氏は「(外国人問題は)メディアも政治も、一部の人にまんまと引きずられている。外国人に対して負の感情を持っている人は、その根本原因は低賃金や非正規雇用、将来不安といった閉塞感など国内にある。例えば、オーバーツーリズムを解決しても、もともとある問題は解決しない」と社会状況を分析した。
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社会 2025年09月26日 12時00分
小泉進次郎農水相陣営、ニコ動で称賛コメ要望したと認める Xでは「総裁選辞退」がトレンド入りするも「緊張感を持って総裁選に臨みたい」
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農水相の陣営が25日、ニコニコ動画で小泉氏を称賛するコメントを書くよう要望していたことを認めた。X(旧Twitter)では、「総裁選辞退」がトレンド入りしている。報道では、「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」といった小泉氏を称賛するコメントだけでなく「ビジネスエセ保守に負けるな」といった高市早苗前経済安保相を中傷するようなものもあったようだ。広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が依頼。小泉氏は会見で「私自身も知らなかったとはいえ申し訳ない」とし、続けて「再発防止を徹底をして、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたい」とコメントしている。総裁選辞退はなく、このまま臨むとのことだ。ネット上では「コイツ石破よりヤバいかも」「総裁選辞退は当然として、そもそも議員辞職相当レベルでは」「一般の会社だったらトップの首が飛ぶくらいの話」「自民党全体の信用を失墜させた」といった批判が相次いでいる。勝つためにどんなことでもするという姿勢は大事だ。しかし、実際にずるいやり方、卑怯な手段を用いてしまうと、明るみになったときに強い反動が起こる。今回、小泉氏を称賛するだけならもう少しマシだったかもしれない。ライバルを中傷するようなコメントを入れたのは失敗だっただろう。この一手、小泉陣営にとって、大きな痛手となった。
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社会 2025年09月25日 20時30分
奈良公園の鹿、たまに反撃 「頭突きをされた」ホームページでも注意喚起
9月24日現在、自民党総裁選に出馬している高市早苗議員の「鹿発言」が話題になっている。高市氏は22日に行われた演説会にて「奈良の鹿を足で蹴り上げる、とんでもない人がいる」と発言。総裁選へ向けての演説がほぼ「鹿の話題」となり騒然とさせた。現在、奈良市にある「奈良公園」では野生の鹿が多数生息しており観光客と触れ合っている。だが、なかには観光客からいたずらをされる鹿もいるのだという。特に奈良公園に生息する二ホンジカは国の天然記念物ということもあり大事に育てているため、人を警戒しないが故にターゲットにされやすいのかもしれない。だが、同時に鹿は非常に危険な動物でもある。奈良公園のホームページには「かわいい動物ですが、その生態を知らないと被害を受けることもあります」とも書かれており、その危険性を訴えている。例えば、発情期を迎えたオスの鹿は頭突きを行うことがある。相手は鹿だけではなく、観光客も同様であり「鹿に頭突きされた」「発情期の鹿に襲われかけた」という声も少なくない。 木に頭突きする鹿また、奈良公園へ訪れた観光客が購入する「鹿せんべい」も鹿とのトラブルを引き起こすことがあるという。鹿せんべいは鹿にとって大事な食料であるため、観光客を脅かしてせんべいを強奪する鹿もいるという。その旨は奈良公園のホームページにも「野生動物ですので、時として攻撃することもあります」と書かれていることからも明らかだ。さらに、奈良公園の鹿は野生であるため直接身体に触れるとマダニを介した感染症に罹患することもあるため注意が必要である。鹿に危害を加えるのは言語同断であるが、逆に鹿も人間に攻撃することがあるのは忘れてはいけない。
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社会 2025年09月22日 11時15分
高市早苗氏、ベビメタに語った音楽遍歴
自民党総裁選が22日に告示され、5人が立候補する見通しだ。その中で唯一の女性候補・高市早苗氏は、バイク、車好きで有名。16歳からバイクに乗り始め、もっとも長く乗っていたのはKawasaki Z400GP。車の方はトヨタ・スープラを22年間にわたり使用。その前は中古で購入したトヨタ・セリカXXに乗っていた。さらにヘビーメタルなどロック好きとしても知られ、バンドではドラムを担当していたという。そんな彼女は8月9・16日放送のTOKYO FM「BABYMETALのメタラジ!」にゲスト出演し、メタルロックについて語っていた。パーソナリティーを務める“ベビメタ”ことBABYMETALは今年結成15周年を迎えた世界的人気のメタルダンスユニット。8月8日に発売された最新アルバム「METAL FORTH」は、米ビルボードの全米総合アルバムチャートに初登場9位を記録した。高市氏は、これまでの音楽遍歴を披露。小学生時代、ピアノを教えてくれた音大生の“お姉さん”がレコード会社でアルバイトしており、多くの見本盤をくれた際、その中にブラック・サバスが入っていて好きになったと明かした。中学生になると、ディープ・パープルが好きになり、当時、キーボードで初めてバンドに参加。高校生になると、吹奏楽部に入っている“向かいのお姉ちゃん”から「パーカッションを手伝ってくれ」と言われ、そこからドラムを叩くようになり、その頃、家で聴いていたのはヴァン・ヘイレンだったいう。大学の軽音楽部では、女性ヘビーメタルバンドで活動。自分ではUFO、マイケル・シェンカー・グループ、レインボーの曲をコピーし、コージー・パウエルが好きだったと明かした。またYOSHIKIのファンで、ずっとスマートフォンの待ち受け画面にしていることや、今もアイアン・メイデンは聴いているとも話していた。今回、高市氏は総裁選で勝利すれば、日本初の女性首相となる可能性がある。初の女性首相がメタル好きというのは、なかなかおもしろいのではないか。
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社会 2025年09月18日 18時05分
「石破辞めるな」は作られたトレンドか SNSで1投稿1000円の不審なバイト投稿疑惑 ネット「もう少しうまくやれ」
石破茂首相が辞意を示し、10月4日に総裁選の投開票が行われる。現在、茂木敏充前幹事長と小林鷹之元経済安保担当大臣、林芳正官房長官が出馬表明。高市早苗前経済安保担当大臣、小泉進次郎農水大臣も準備を進めている。7月、参議院選で議席数を大きく減らし、敗北となった自民党。石破首相に引責辞任を求める声は多かった。党内からも辞めるよう迫るような動きが出始めていた。しかし、唐突にX(旧Twitter)で「石破辞めるな」にハッシュタグをつけた投稿が続出し、トレンド入りした。石破辞めるなというデモも行われ、世論や党内でも意見が分かれるようになった。そんな中、Xで「石破さん応援のアルバイト君よ。消し忘れているぞ」というコメントと共にスクリーンショットを添えたポストが出現。スクリーンショットには、石破首相を応援するコメントだけでなく「※コメント1件=1000円(この行は忘れずに削除すること)」と書かれている。ネット上では「送信元を特定して話を聞いた方がいい」「こんな物を信じる方がいるのも現実でしょうね」「1000円ももらえるわけないだろ、もう少しうまくやれ」といった声が上がっている。一方で「どこぞの会社かを使って良く言えば情報配信、悪く言えば世論誘導をやっているという話が出ていた」「1000円ももらえるならやる人いるだろうね」「アルバイトまで雇うとはね」「さすがにネタだろうなって思う反面そういうことしててもおかしくないよなぁっても思ってしまう」といった声も上がっている。多くの人は信じないだろう。投稿後、消し忘れていて、確認を怠ったのならあまりにお粗末だ。しかし、デモに参加すれば1万円バイトというものは過去にある。「石破辞めるな」の真偽はさておき、フォロワーも買える現在、ネット上の指摘にもある通り投稿バイトはあるだろう。
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社会 2025年09月12日 12時40分
自民党総裁選、小泉大臣、高市前大臣、出馬の意向固めたか 来週、会見で明らかに
石破茂首相が辞意を発表したことで、自民党総裁選の準備が進められている。出馬表明をしていない小泉進次郎農水大臣と高市早苗前経済安保担当大臣だが、党総裁選に出馬の意向を固めたと党関係者が明かしたようだ。総裁選については、茂木敏充前幹事長が石破首相の辞意表明の翌日に、11日正午に小林鷹之元経済安保担当大臣が出馬を表明した。また林芳正官房長官も名乗りを上げている。小泉大臣、高市前大臣は来週に、記者会見を開く見込みで、表明もその際にすると見ている。ネット上では「参政党、保守党、国民民主党と連立ができそうな方は、高市さんしかいません」「茂木氏に一本化で挙党一致体制が望ましいと思う」「小林鷹之や小泉進次郎は即座に出馬しますというべきだった」「小泉氏が総裁になれば、石破路線を踏襲する事になる」などさまざまな意見があがっている。小泉大臣を有力視する声もあるが、一方で漫画家の倉田真由美やフリーアナウンサーの古舘伊知郎は否定的なスタンスを出している。また、「総裁になれるような実績を残したか」という意見もでている。国民が注目する自民党の総裁選。来週で出馬表明がそろい踏みそうだ。どんな結果になるかは分からないが、権力争いに注力しすぎて、実際の国政をおろそかにしているような雰囲気がある。もし、地盤強化や既得権益だけのことしか頭にないのであれば、他の党が与党となり、ますます同党は衰退していくこととなるだろう。日本のためにはその方がいいのかもしれない。
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社会 2025年09月04日 09時00分
SNSで「自民党分裂加速」話題も、実際には分裂しない自民の強さ 総裁選前倒し是非は8日決定へ
自民党は2日午後、両院議員総会で参議院選挙の総括を取りまとめた。両院総会で石破茂首相が続投の意向を表明したことで、SNSには「自民党内の分裂加速」の文字が踊った。石破首相は物価高への対応、アメリカとの関税交渉に道筋をつけること、そして令和のコメ問題の解決に意欲を示しており、昨年の総裁選から「防災省構想」を目玉政策として掲げているので、2026年度の防災庁の設置実現までは辞めないという意思かもしれない。総裁選前倒しを要求する議員は書面に自筆で署名・押印し、8日午前10時から午後3時までに議員本人が党本部に持参することになっている。衆参の国会議員295人と都道府県連の代表者47人の過半数172人を超えれば、総裁選の前倒しが決まる。しかし、総裁選の前倒しが決まらなくても、実際に自民党が分裂することはないだろう。つまり、旧安倍派を中心とした高市早苗を推すグループが自民党を離党することはない。保守からリベラルまでここまで考え方の異なる議員の集まりでも、不思議なくらい分裂しないのが自民党の強さであり、長年政権維持してきた秘訣(ひけつ)だ。そんな自民党を本気で分裂させたのは、小沢一郎と小泉純一郎だけである。1993年、小沢は自民党を離党し新生党を結成、そして、7党8会派の野党をまとめて非自民・非共産の細川連立内閣を誕生させた。小泉は2005年8月の“郵政解散”総選挙で、郵政民営化法案に反対票を投じた議員を公認せず、選挙区に“刺客候補”を立てた。一方で、昨年10月に行われた衆院選では、派閥の裏金問題に関与した候補のうち、12人は非公認だったが、34人は公認を得ている。さらに、選挙戦終盤、党本部から非公認候補にも2千万円の「活動費」が支給されていたことが明らかになり、党執行部も非公認候補も批判を浴びた。そして、今年7月の参院選で執行部は、出馬を希望した“裏金議員”15人全員を公認した。小泉の冷徹なやり方と比べて甘いとは言えないか。石破首相は小沢や小泉のように腹をくくって、本気で政敵とケンカすることができるかどうか。自民党は1955年の結党以来、党内で激しく権力闘争を続けてきた政党であり、若い世代でも「角福戦争」という言葉は聞いたことがあるだろう。田中角栄と福田赳夫による権力闘争で、1970年頃から竹下登が総理大臣に就任する1987年まで続いた。当時から、党内には積極財政派と財政規律重視派、親中派と反中・嫌中派などを抱えながらも、そのことで分裂することはなかった。ほとんどの政策において、多少の距離があっても、最後は話し合いで何となく丸く収まる政党なのである。実は、話し合いで丸く収まらないテーマが2つだけある。「選択的夫婦別姓」と「女性・女系天皇」だ。話し合いで決着がつかないために何十年も放ったらかしにされている。石破首相はこのテーマに取り組めば、本当の敵が誰なのか見えてくるだろう。実は、小泉政権が郵政民営化の次に目指していたのは、女性・女系天皇を認める皇室典範改正である。2006年1月の施政方針演説で皇室典範改正案を国会に提出すると表明した。しかし、2月に秋篠宮妃紀子さまの懐妊を宮内庁が発表し、悠仁さまが誕生したことから法案提出には至らなかった。あの時、そうした偶然が重なることがなく、皇室典範改正案が出されていれば、もしかすると自民党は本当に分裂していたかもしれない。(文中、一部敬称略)
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社会 2025年08月13日 13時40分
高市早苗氏、橋下徹氏に反論「自民党が割れるべきとは思わない」 SNSでは賛否両論
自民党の高市早苗議員は12日、自身のX(旧Twitter)を更新。弁護士の橋下徹氏の発言に対して反論した。読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で、橋下氏は「自民党が割れるというのは大賛成。保守なのかリベラルなのかごちゃごちゃになっている」と述べた。さらに「高市さん、いろんなところで、中国に対してとかマッチョなこと言うけれども、ここで本当に高市さんがそれだけの勇気と覚悟があるんだったら、自民党から同じような思想の人を全部引き連れて、それこそ参政党なのか日本保守なのか、そっちのほうとグループ組めばいいんだけど、高市さんはやんない」と持論を展開している。高市氏は、橋下氏の発言を引用しながら「何故、私が自民党を出ていかなくてはならないのでしょうか?」(原文ママ)と切り出した。続けて「ここではっきりと申し上げますが、勿論、『やんない』です!いわゆるバリバリの『親中派』以外は自民党を出ていけ…と言われているに等しい話ですから」(原文ママ)「今の自民党が保守とリベラルでごちゃごちゃになっているから割れるべきだとは、私は思いません」とポストしている。これを受けて、橋下氏も13日、Xに投稿。「自民、立憲、維新は基本的な考え方が異なる者が混在しているので政党のスタンスが濁っている。そしてこの3党は参議院選挙で伸び悩んだ象徴。3党が整理されると有権者も選びやすくなる」と主張した。ネット上では、「言っていることは正しいです」「ひとつの党で右中左を抱えて政治をおこなう時代は個人的には終わったと思います」「自民党の役目はもう終わったのだと思う」という声が上がった。一方で、「自民党を割れ、という意見もわかるけど、自民党の看板や内部の蓄積だって軽視してはいけない」「大政党は百貨店的政党であっていいと思う」「さまざまな意見が党内で議論されることは、広く国民の考えや思想を受け入れる器として良いこと」など、自民党を割ることについて賛否両論だった。小泉進次郎氏とともに「ポスト石破」の候補に挙げられる高市氏。総裁選の機運が高まる中、政界再編の議論にも注目が集まっていると言えるだろう。
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社会 2025年07月24日 09時00分
「#石破辞めるな」がSNSでトレンド入り、その背景は
参院選の大敗を受け、自民党内で石破茂首相に退陣を迫る声が噴出している。そんな中、23日早朝、「#石破辞めるな」がSNSでトレンド入りした。その書き込みを見てみると……。「自民党は好かんけど旧安倍派や高市がのさばるのは嫌だから」「今、石破首相に辞められると日本がめちゃくちゃになります。どうか石破首相、頑張ってください」「石破首相、自民党刷新しましょうよ、長年実は国民から結構支持されてきた部分、政治生命かけて出しちゃいましょうよ。裏金再調査もだし、国政や政治家の基本がおかしくなった森加計桜、拍手喝采だよ。一花咲かせましょうよ」石破降ろしの急先鋒は、安倍晋三元首相に近い旧清和会の議員と麻生太郎元首相。「#石破辞めるな」と叫んでいるのは、これらの議員と参政党に対して嫌悪感と危機感を抱いている人たちだ。作家の菅野完氏は19日、こう投稿している。「清和会という自民党の不良債権が、参政党という形で顕在化したのが今回の参院選。石破さんは不良債権に悪戦苦闘してるわけで、『自民党の敗戦』の責任を負うべきなのは、石破さんじゃなくて、清和会の面々だ」共同通信の世論調査で石破首相が「辞任すべき」と回答したのが51.6%に対し、「辞任は必要ない」も45.8%と意外なほど多かった。菅野氏のコメントを裏付けるような数字である。そもそも昨年10月に石破政権が誕生したのは、旧清和会を中心とした裏金問題で自民党の支持率が急降下していたからだ。自民党総裁選で国民の支持が高いと見られた石破氏が選ばれた。ただ、今年の通常国会で、石破政権がいわゆる“政治とカネ”の問題に対し、国民が納得する形でけじめをつけられなかったのは事実だ。さらに、裏金問題で話題の議員になった西田昌司氏(京都)や杉田水脈氏(比例)を、参院選で自民候補として公認したのもわかりにくかった。目に見える形での自民党改革ができていれば、ここまで国民の支持が離れることはなく、たとえ参院選で負けても、その後の流れは違っていたかもしれない。石破首相は23日午後、麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相の首相経験者の3人と会談し、会談後に報道陣の前で「強い危機感を共有した」としつつ、「私の出処進退は一切、話は出ていない」と述べた。その上で、退陣報道を否定し、日米関税合意の着実な実施に取り組む意欲を示した。
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