中日
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スポーツ 2020年07月17日 19時30分
与田監督の采配に「意味が無い」 元中日・山崎氏、無計画な代打策に苦言 「理に適ってる」ファンからは反発も
元中日で野球解説者の山崎武司氏が、16日放送の『ドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。中日・与田剛監督の采配に苦言を呈した。 今回の放送で山崎氏は、12日から一軍でプレーしているドラフト1位ルーキー・石川昂弥についてトーク。その中で、「2-1」で勝利した15日のDeNA戦での与田監督の采配に疑問符をつけた。 山崎氏が問題としたのは、同戦の6回裏1死一、二塁の場面での采配。「2-1」と1点リードの中日は追加点のチャンスで石川に打順が回るも、与田監督は石川に代え阿部寿樹を打席へ。しかし、代打の阿部は併殺に終わり追加点のチャンスはついえてしまった。 >>中日・石川に「舐めてんのか」ファン激怒 炎上を招いた“ベース踏み忘れ”、「二塁で使った与田監督も悪い」との声も<< この采配について山崎氏は阿部が併殺となった点ではなく、石川を代えた点を問題視。「あのチャンスで三振、凡退だったとしても、(この経験は)彼の財産になる。それを取(り上げ)るのはどうなのか」と、石川に勝負どころを経験させなかったことに苦言を呈した。 また、山崎氏は「この打席がダメでもしゃあないと思って使わないと意味がない」とした上で、「ああいう形で代えるなら、石川を一軍に置いておく必要はない」、「スタメンで使うっていうのなら最後まで使わないと」とコメント。一軍で中途半端に起用するぐらいであれば、二軍で経験を積ませた方がいいと主張した。 途中交代を否定する理由について、山崎氏は自身の経験談や楽天時代に師事した故・野村克也さんの言葉を交えて説明している。山崎氏によると、監督時代の野村さんは常々「1打席代打を送っただけで、送られた選手が1年間死んでしまうことがある」と口にしていたといい、自身も現役時代に代打を出されたことをしばらく引きずった経験があるとのこと。山崎氏はこれらを踏まえて、同戦の代打策が石川のメンタルやモチベーションに悪影響を及ぼすのではと危惧した。 今回の石川への代打を含め、与田監督は選手を代えるタイミングが早い傾向があるという山崎氏。「目先の1勝というのは監督なら当然考えなければいけないが、(ドラ1の)石川だから(我慢してほしかった)」と我慢強い起用を求めていた。 山崎氏の発言を受け、ネット上には「ああいう場面を経験させないのなら、『何のために一軍に入れてるの?』って言われるのも仕方ない」、「わざわざ一軍に上げたのなら、未来への投資と思って腰を据えて起用するべきでしょ」、「確かに与田監督は選手交代が早すぎるから、もう少し辛抱強く采配してほしい」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「代打で出てきたのが阿部だったから、特に悪い采配だったとは思わなかったけどなあ」、「1点差の緊迫した場面なんだから、経験が浅い石川より実績のある阿部に任せる方が理にかなってる」、「石川は打率1割台で阿部は2割台、打てそうな方を優先するのは当然だろ」といった反発も複数見受けられた。 「石川は12日に一軍昇格し同日の試合でプロ初ヒットをマークしましたが、その後の試合はいずれもノーヒットと苦しんでいます。一方、阿部も今シーズンは打率が2割台前半と苦しんでいますが、昨年は129試合に出場し3割近くの打率をマークした実績を持っています。結果は併殺でしたが、経験・実績で石川を上回る阿部を代打に送ったこと自体はあながち間違いではないとも思いますが…」(野球ライター) ゴールデンルーキーを巡る起用で物議を醸してしまった与田監督。「8-0」で勝利した翌16日の同カードでは石川をスタメンから外してもいるが、今後はどのように起用していくつもりなのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 19時30分
DeNA・ラミレス監督に「勝つ気無いのか」ファン激怒 チャンスを潰した強攻策、真中元監督・谷沢氏からも疑問の声
15日に行われたDeNA対中日の一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が見せた采配が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 >>DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策!与田監督とはくっきりと明暗?サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”<< 問題となったのは、「0-2」とDeNA2点ビハインドの5回表。この回、DeNAは1死から戸柱恭孝、倉本寿彦の連続ヒットで一、二塁のチャンスを作ったところで、投手・濵口遥大が打席に。2点差で負けているという状況を考えると代打、もしくはバントで2死二、三塁にして次打者の梶谷隆幸に託すのがセオリーの場面だった。 ところが、ラミレス監督は濵口に代打を出さず、バントもさせないまま打たせるという強攻策を選択。この結果濵口は空振り三振に終わり、次打者の梶谷もセンターフライに倒れ無得点。この拙攻も響き、DeNAは「1-2」で試合を落とす結果となった。 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、番組に出演した元ヤクルト監督・真中満氏や元中日・谷沢健一氏らOBがラミレス監督の采配に疑問を呈している。番組内で谷沢氏は「(ラミレス監督の意図は)ちょっとよく分からないけど、セオリー外(の采配)だよね」、真中氏も「この場面は『どうしたのかな?』と気になった(場面だった)」とそれぞれコメントしている。 セオリーから外れた強攻策を受けて、ネット上にも「同点・逆転のチャンスだったのに何でそのまま打たせたんだ」、「代打やバントを仕掛けて失敗ならまだ納得できたが、何もせずチャンスを潰したから納得できない」、「せっかくの好機で変な策に走るなよ、勝つ気ないのか」といった反発の声が多数寄せられている。 同時に、「その前で濵口がヒット打ってたから、この調子ならいけるって思っちゃったんじゃないか」、「濵口は4回裏までで球数79球だったから、続投させるために代打は出さない選択をしたのでは」といった、強攻策の理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「同戦の濵口は3回表の第1打席で、センター前にヒットを放っています。この第1打席の結果や回がまだ5回だったという点を踏まえ、ラミレス監督が濵口を打たせる決断を下したのではと考えるファンは少なくないようです。ただ、第1打席のヒットが今シーズン初ヒットだった濵口をそのまま打たせるよりは、大和(打率.306)、柴田(竜拓/同.286)といった選手を代打にした方が得点の可能性が高かったことは明白。5回以降もまだ続投させたかったということなら、手堅くバントでも良かったのではと思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、強攻策についてのラミレス監督のコメントは特に伝えられていない。納得できないファンも多く見受けられた同戦での采配だが、果たして何が狙いだったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月15日 19時30分
中日・石川に「舐めてんのか」ファン激怒 炎上を招いた“ベース踏み忘れ”、「二塁で使った与田監督も悪い」との声も
14日に行われた中日対DeNAの一戦。同戦に「6番・二塁」で先発出場した中日・石川駿のプレーが、ネット上の中日ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と中日1点リードで迎えた4回表に飛び出たプレー。この回中日は先発・山本拓実が同点に追いつかれ、なおも1死満塁と大ピンチ。ここで迎えたDeNA・倉本寿彦の遊ゴロが併殺崩れとなったことで勝ち越しを許したが、2死一、三塁とアウトカウントは1つ増えたものと思われた。 ところが、直後にDeNAの二塁走者・ロペスが自軍ベンチに何かをアピールし、これを受けたラミレス監督がリクエストを要求。審判団がビデオ検証したところ、併殺プレーの際に二塁カバーに入った石川が、二塁ベースを踏んでいなかったことが判明。これにより二塁アウトの判定は覆り、走者オールセーフの1死満塁から試合が再開されることになった。 石川のミスで動揺したのか、山本はその後伊藤光にタイムリー、梶谷隆幸に2点タイムリーツーベースを浴び「3.2回5失点」でKO。打線もその後の回で2点しか返せず、「3-5」でDeNAに敗北。この日勝利した阪神と入れ替わり最下位に転落してしまった。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 大量失点につながった石川のミスを受け、ネット上には「石川のプロとは思えないチョンボで試合が壊れた」、「ベース踏み忘れるとか舐めてんのか、草野球レベルの凡ミスだぞ」、「こんな怠慢プレーされたらチームの士気に関わりかねない」といった批判が挙がっている。 一方、「経験少ないのに石川を二塁で使った与田監督も悪い」、「阿部(寿樹)、溝脇(隼人)を起用せずに石川を使ったんだからそりゃそうなるわ」といった、チームを率いる与田剛監督に非があるとする意見も複数見受けられた。 「今回二塁守備で失態を犯してしまった石川ですが、実はプロ入りした2016年から昨シーズンまでに一軍では3試合しか二塁を守ったことがなく、二軍でも4年間で46試合しか二塁守備に就いていない選手。その石川を使うよりは、同戦でベンチ入りしていた阿部(通算142試合出場)や溝脇(通算11試合出場)といった、石川以上の二塁経験を持つ選手たちを使うべきだったと主張しているファンは少なくありません。おそらく、与田監督は試合前時点で『.286』と3割近い打率を残していたことを考慮して石川を起用したのだとは思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、石川のミスについて与田監督が「明らかにやってはいけないプレー」と苦言を呈したことが伝えられている。ただ、二塁経験の少ない石川を起用した与田監督の責任も大きいと考えているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月14日 17時00分
中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」 楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が13日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。中日・荒木雅博一軍内野守備走塁コーチに苦言を呈した。 今回の動画で大久保氏は、7月10日終了時点の各球団の戦いぶりについて複数の選手・首脳陣の名を挙げながらトーク。その中で7日の中日対ヤクルト戦で荒木コーチが見せた判断について語った。 同戦の中日は「1-2」と1点ビハインドで迎えた10回裏、1死一、三塁の場面で平田良介がライトフライを放つも、三塁コーチャーの荒木コーチが三塁走者・遠藤一星にタッチアップをさせなかったため同点ならず。その後2死満塁までチャンスは広がったものの、与田剛監督が控え野手を使い切っていたこともあり同点・逆転はできなかった。 この荒木コーチの判断について、大久保氏は「行かせなきゃ。次京田(陽太)が歩かせられたら投手しかいないって分かってるんだから勝負しなきゃいけない」と指摘。ベンチに野手が残っていない状況を考えれば、アウト覚悟で遠藤をタッチアップさせるべきだったと苦言を呈した。 後日、中日関係者に話を聞いたところ、「荒木は(野手不在の)状況は分かってた」と言われたという大久保氏。だが、「俺は絶対に分かってなかったと思う」とした上で、「分かってて止めたのなら、三塁コーチャーは辞めた方がいい」と痛烈に批判した。 ここまで厳しく注文をつけるのは、「荒木ができるやつだと思ってるから」だという大久保氏。「荒木はこのことに懲りずに勝負をかける(べき)」と、今回の失敗を糧に今後は積極的な判断をしてほしいと期待していた。 >>中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省<< 今回の動画を受け、ネット上には「たしかに試合見てて何で回さないんだよっていうのは思ったな」、「次打者の申告敬遠はファンでも予想できたのに勝負をかけなかったのは意味不明」、「相手がミスする可能性もあるんだから突入させてほしかった、実際返球はホームから逸れてたし」といった反応が多数寄せられている。 一方、「与田監督が野手を全部使い切ったのが悪い、荒木はむしろ被害者では」、「与田が投手を8番に入れてたのが全ての元凶」といった、与田監督を引き合いに出した反発も複数見受けられた。 「今回の試合で与田監督は10回表に投手・捕手を同時に交代させた時点で全ての野手を使い切りましたが、この交代の際に投手を8番、捕手を9番とセオリーとは真逆の位置に入れています。セオリー通りに8番・捕手、9番・投手の順にしていれば、平田の後も2人野手が続き無理して勝負をかける必要性が下がるため、荒木コーチの判断が物議を醸すこともなかったのではと考えているファンは少なくないようです」(野球ライター) 物議を醸した同戦だが、中日は翌8日から12日までの5試合で「1勝3敗1分」と負けが込み、最下位阪神とはゲーム差なしという状況に陥っている。一部からは「あの試合をきっかけにチームがおかしくなった」という声も挙がっているが、与田監督、荒木コーチら首脳陣はチームを復調させることができるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年07月11日 17時00分
DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策! 与田監督とはくっきりと明暗? サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”
7月7日に行われた中日対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に注目を集めたのが中日・与田剛監督の采配だった。 両軍「1-1」で迎えた延長10回表、与田監督は岡田俊哉をマウンドに送ると同時に、捕手をA・マルティネスから加藤匠馬に変更。この回中日は1点を勝ち越されてしまうが、その裏に2死満塁のチャンスを作った。 ところが、与田監督は加藤を最後にベンチ入り野手を全て使い切っていたため、迎えた8番の岡田に野手の代打を出すことができず。苦肉の策として投手・三ツ間卓也を代打に送るも、三ツ間は空振り三振に終わり「1-2」で敗戦してしまった。 >>中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省<< 無計画な選手起用で勝機をつぶしたとして、ネット上には与田監督に対する批判の声が多数寄せられた。その一方で目に付いたのが、「代打ウィーランドを思い出すな」、「代打が三ツ間じゃなくウィーランドなら何かが起こったかもね」といったコメントだった。 コメント内にある「ウィーランド」とは、2017年から2018年にかけてDeNAでプレーした助っ人投手のこと。2年間で14勝を挙げるなど一定の数字を残した投手だが。実は在籍中にDeNA・ラミレス監督から代打として起用されたことがある選手でもある。 2018年8月3日、横浜スタジアムで行われたDeNA対広島の一戦。試合は8回裏終了時点までDeNAが「6-3」でリードしていたが、9回表に広島が3点を挙げ同点に。そのまま試合は延長戦に突入したが、延長11回裏にDeNAが2死一、二塁とチャンスを作った。 一打サヨナラのこの場面で、DeNAの打順は7番・嶺井博希へ。ところが、ラミレス監督はここで嶺井に代え、なんと投手のウィーランドを代打起用。控え野手にはまだ伊藤光が残っていたということもあり、球場はどよめきに包まれた。 なぜラミレス監督が奇策に走ったのか、それにはウィーランドの打撃力が関係していた。実はウィーランドは投手でありながら、前年に「.229・3本・12打点・11安打」といった打撃成績をマーク。特に対広島戦では「.538・3本・9打点・7安打」と驚異的な数字を残していた。こうしたデータを元に、ラミレス監督はウィーランドを切り札として代打起用した。 打席に入ったウィーランドは1、4球目を空振るも、それ以外の球は全て見極め四球をゲット。2死満塁とチャンスをさらに広げ、次打者・倉本寿彦のサヨナラタイムリーを呼び込んだ。 試合後の報道では、ウィーランドが「監督から代打を告げられてワクワクしていた」とやる気満々で打席に臨んでいたことが伝えられている。また、起用したラミレス監督は「彼が塁へ出たことで試合に勝てた。素晴らしい打席だった」と称賛し、倉本も「ウィーランドのあの粘りを見たら思い切っていくしかないと思った」とサヨナラ打の原動力になったと語っている。 ただ、シーズン全体で見れば、2018年は「.182・1本・2打点・6安打」と打撃成績は下落。まだ、本業の投球でも2ケタ10勝を挙げた前年とは一転し4勝に終わるなど成績を残せなかったため、同年限りで退団となっている。 2018年に退団した後に韓国・起亜に1年間所属し、現在はアメリカ独立リーグでプレーしているウィーランド。退団から2年が経過した現在も、代打起用の衝撃は多くのファンの心に残っているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月10日 18時30分
中日・岡田に「二軍落ちにしていい」の声 相次ぐ背信投球が議論に、元横浜・齊藤氏は「ねじ伏せようという意思が強すぎる」と指摘
元横浜・ロッテ一軍投手コーチで野球解説者の齊藤明雄氏が、9日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演。番組内での発言をきっかけに、ネット上の中日ファンの間で議論が巻き起こっている。 >>中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省<< 番組内で齊藤氏は、同日に行われた中日対ヤクルトの一戦を解説。同戦は「8-6」でヤクルトが勝利しているが、齊藤氏は両チームから複数の選手の名前を挙げて解説した。 議論のきっかけとなったのは、中日の抑え・岡田俊哉の投球についての発言。同戦で岡田は1点リードの9回表に登板するも、「0.1回4失点・被安打3・四球2」と炎上し敗戦投手に。この投球について齊藤氏は「ボール自体はそんなに悪くないと思うが、勝負どころでの高さ・コースが甘すぎる」、「力でねじ伏せようという意思が強すぎる感じがする」とバッサリ。打者への意識が強すぎるあまり、力みが生じて制球が甘くなっていると苦言を呈した。 押し出し四球で決勝点を献上した7日の試合に続く背信投球となってしまった岡田に、本来の調子ならこのような投球をすることは考えづらいと口にした齊藤氏。「もう少しボールにスピンをかけて、低めを意識することが大事」と低めへの丁寧な投球を心がけてほしいと語る一方、このまま不振なら配置転換もあるのではと危惧していた。 齊藤氏の発言を受け、ネット上には「青木(宣親)にツーベース打たれてから一気に制球がおかしくなった」、「チームが逆転した直後の炎上だから相当印象悪い、すぐにでも配置転換や二軍落ちに踏み切っていいレベル」、「抑えに向いてないんじゃないか?昔みたいに中継ぎに回った方がいいよ」といった岡田への厳しい声が多数寄せられている。 一方、「岡田はもちろん悪いけど、それ以上に7日の時点でスパっと配置転換せずに使う与田監督の方が悪いと思う」、「1度決めた抑えを簡単に外したくないのかもしれないが、それで勝てる試合を落としていては本末転倒」、「岡田より安定してる投手は何人かいるのに、なんで岡田に固執するのかが分からない」と、与田剛監督に責任があるとするコメントも複数見受けられた。 「今回やり玉に挙げられた岡田は、元々は抑えではなくセットアッパーやビハインド時の登板といった役割を務めていた投手。昨シーズン途中、抑えのR.マルティネスがキューバ代表として国際大会に出場するため一時離脱した影響で抑えを任されるようになりました。ただ、今シーズンはR.マルティネス(防御率1.13)が健在で、他にも祖父江大輔(同0.84)、福敬登(同0.00)といった安定感のある中継ぎはいます。そのような状況でなぜ不安定な岡田を抑えとして使い続けるのか、与田監督に対して疑問を抱くファンは少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では、与田監督が岡田について「選手を使う側として信頼は変わらない」とした上で、「これから先の状況は見ていかないといけない」と配置転換に含みを持たせたことが伝えられている。「防御率6.48・0勝2敗3セーブ・13奪三振」といった数字を残す岡田の処遇はどうなるのか、今後の試合の注目ポイントになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月08日 15時45分
中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒 無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省
7日に行われた中日対ヤクルトの一戦。この試合で中日・与田剛監督が見せた采配が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、延長10回に見せた選手起用。10回表、与田監督は4番手投手として岡田俊哉をマウンドに送ると同時に、捕手もA・マルティネスから加藤匠馬に変更。しかし、岡田は4四球と制球が定まらず、押し出し四球で1点を勝ち越されてしまった。 1点を追う中日はその裏、2死満塁のチャンスを作ったところで8番の岡田に打順が。普通なら控えの野手を代打に送り、同点打、サヨナラ打を期待するという場面だった。ところが、与田監督は加藤を最後にベンチ入り野手を全て使い切っていたため、投手・三ツ間卓也を代打に送る苦肉の策を敢行。三ツ間は空振り三振に終わり、「1-2」で敗戦を喫した。 >>金村義明氏「レギュラー獲るんじゃないか」元中日川上氏も「MLBの野球観てる感じ」中日助っ人捕手のブレークに太鼓判<< 与田監督の采配を受け、ネット上には「後先考えない選手起用のせいで負けた、今シーズン最低の采配」、「勝手に総力戦仕掛けて自滅するなんて信じられない、相手にわざと勝ち星を差し出したようなもの」、「そもそも捕手を交代していなければ、押し出しで点取られることも無かったのでは?」、「10回の交代の時に加藤を8番、岡田を9番に入れてたら満塁で加藤だったのに、なんでそれをしなかったのかも意味不明」といった批判が噴出している。 同時に、「一軍枠無駄に余らせてるからこういうことになるんだよ」、「枠をフルで埋めてないのにガンガン野手使ったらそりゃこうなるわ」といった、一軍登録枠を絡めた苦言も複数見受けられた。 「開幕が3カ月延期された今シーズンは過密日程による選手の負担軽減を目的として、一軍登録枠が通常の29人から31人に拡大されています。しかし、同戦の中日は従来の上限と同じ人数である29人しか一軍に登録していませんでした、空いた2枠のうち1枠は7日に一軍合流した投手の勝野昌慶に充てるとしても、残り1枠に野手を入れておくことは十分可能だったはず。現在二軍で好調な石垣雅海(.346)や根尾昂(.313)といった野手を1人入れておけば、試合の展開は大きく変わっていたかもしれません」(野球ライター) 試合後の報道では、与田監督が「完全に僕のミス」、「ホントに監督として反省しないといけない」と自身の非を認めていることが伝えられている。批判や苦言が多数寄せられてしまったが、次戦以降の試合で挽回することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月07日 11時50分
中日、「東京ドームで胴上げ」の可能性? シリーズ進出へ復調気配も思わぬ問題浮上か
予定通り、7月10日から5000人を上限に、プロ野球は観客をスタジアムに迎え入れることが決まった。時差退場、声援、各球場を象徴する応援スタイルの制限など「条件付き」となるが、観客入場の対応策を確認する連絡会議前からチケット販売を開始した球団もあった。 しかし、新たな問題も発覚した。与田ドラゴンズが日本シリーズまで進出した場合、地元自治体や他のセ球団にも力を貸してもらわなければならないだろう。 「Jリーグとの合同で開催している新型コロナ対策連絡協議会が行われた7月6日、プロ野球は実行委員会も設けています。日本シリーズの日程が当初の予定よりも2週間も遅くなったので…」(球界関係者) その実行委員会で確認されたのは、「本拠地球場を使用できない球団のこと」。日本シリーズ進出球団の本拠地に近い球場を使用するということが確認されたのだ。 「今年はセ・リーグの本拠地球場で日本シリーズがスタートします。もし、中日がシリーズ進出の場合、第6、7戦はナゴヤドームを使用できないんです」(前出・同) 日本シリーズ第6、7戦が予定されている11月28、29日だが、人気グループAAA(トリプル・エー)のコンサートの予定が入っている。ドラゴンズが使用できないのは、そのためだ。 「中日球団のミスではありません。ペナントレースをスタートさせるにあたって、日本シリーズの日程も変更になったためです」(前出・同) 気の早い話だが、日本シリーズが開催される時期に日本中が“通常の社会生活”を取り戻していた場合、NPBは収容人数の多いプロ野球球団の本拠地球場を確保させるだろう。収容数に制限を掛けられたままなら、ナゴヤドームに近い静岡県・草薙球場も候補に挙がってくるが、甲子園、東京ドーム、横浜スタジアムを押さえるのが現実的だ。 現在、二軍が使用している“元本拠地”のナゴヤ球場もあるが、問題は天候。ペナントレースの日程が11月上旬まで組み込まれている以上、さらなる雨天延期は避けたい。そうなると、甲子園、横浜スタジアムよりも屋根のある東京ドームが最有力地と見ていいだろう。 中日が宿敵・巨人の東京ドームで日本一の胴上げ、な~んてシーンが見られるかもしれない。 >>金村義明氏「レギュラー獲るんじゃないか」元中日川上氏も「MLBの野球観てる感じ」中日助っ人捕手のブレークに太鼓判<< 「目下、中日のイチオシは高卒3年目で先発ローテーションを勝ち取った山本拓実。中日は若い投手が実力をつけており、この先、浮上してくる可能性も高い。中日を勢いづけないよう、巨人、広島、DeNAも警戒しています」(プロ野球解説者) 与田剛監督は投手を育てるため、ガマンの投手起用を続けている。そのガマンの采配が実った時、ナゴヤドームで日本シリーズ第6、7戦を開催できないことがクローズアップされるだろう。 こんな話を聞いたことがある。巨人のライバルは阪神と言われている。しかし、親会社がもっともライバル視するのは“同業他社”の中日だ、と…。名古屋のファンは熱い。しかし、敵地胴上げがもし実現すれば、新たなライバル物語が始まりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月06日 19時30分
金村義明氏「レギュラー獲るんじゃないか」 元中日川上氏も「MLBの野球観てる感じ」 中日助っ人捕手のブレークに太鼓判
3日から5日にかけ行われた中日対巨人の3連戦。巨人が2勝1敗でカード勝ち越しを収めたが、試合結果以上に注目を集めたのが中日の助っ人捕手であるA・マルティネスの活躍だった。 1日に育成から支配下に昇格したA・マルティネスは、3日の1戦目・8回表に代打として来日初の一軍出場。翌4日の2戦目では6回表に代打で登場すると、その裏からマスクをかぶり最後まで出場。球界で助っ人が捕手としてマスクをかぶるのは2000年の元中日・ディンゴ以来20年ぶりだったが、6回裏に巨人・吉川尚輝の盗塁を阻止するなど問題なく守備をこなした。 さらに、5日の第3戦目ではスタメンに抜擢され8回表まで出場し、猛打賞となる3安打をマーク。守備でも先発・梅津晃大、2番手・福敬登とバッテリーを組み7回まで巨人打線を3点に抑え、「6-4」での勝利に大きく貢献した。 >>元中日・森野氏、高橋に打点量産を期待も賛否「大島とくっつけるぐらいしないと」ファン同士で議論が勃発<< A・マルティネスの攻守に渡る活躍を受け、複数の球界OBがSNSや出演したテレビ番組で期待のコメントを寄せている。元中日で野球解説者の川上憲伸氏は、5日に自身の公式ツイッターに投稿。「8番にあのスイングするバッターがいるといいね」、「キャッチングも良い感じ なんかMLBの野球観てる感じ」と攻守のプレーを評価した。 元近鉄で野球解説者の金村義明氏は、5日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演。番組内で「ウエスタン(・リーグ)でも良く打ってるとは聞いてたけど、バッティングはものすごく(バットが)振れてる」、「今中日は(捕手の)レギュラーが固まってないから、このまま順調に育つとレギュラー獲るんじゃないか」と、A・マルティネスのスタメン奪取に太鼓判を押している。 彗星のごとく現れた助っ人捕手には、ネット上からも「いきなり一軍で使うのはどうかと思ったけど、攻守に活躍してて予想外」、「打撃はいいし肩も強いから、首脳陣は本腰入れて育成頑張ってほしい」、「NPBで助っ人が主力捕手になるのは無理って言われてるけど、球界の常識を覆す選手になるのでは」といった期待の声が多数挙がっている。 A・マルティネスは一軍デビュー前に二軍で3試合に出場し、「.556・2本・4打点・5安打」といった成績をマークしている。そのため、打撃面の活躍については前評判通りといえるが、守備面については昇格直後でほとんどデータがないことが、逆に巨人ベンチに配球の傾向を読みづらくさせたのではとの見方もされている。 「“グラウンド上の監督”とも称される捕手は投手との円滑な意思疎通や野手陣への的確な指示などが要求される上、それらを培うためには数年単位の経験が必要となる過酷なポジション。そのため、日本とは言葉も文化も違う異国の地から来日し、チームの補強次第ではいつクビを切られてもおかしくない助っ人に任せるには最も適さないポジションとされています。ただ、A・マルティネスの今後の活躍次第では、これまでの固定観念が打ち破られる可能性も決してゼロではないでしょう」(野球ライター) 5日の試合後の報道では、チームを率いる与田剛監督が「期待通りによく打ってくれた。今シーズンの大きな戦力になってくれると思う」と語ったことが伝えられているA・マルティネス。このまま首脳陣の信頼を勝ち取り、球界の常識を覆すようなブレークを果たすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2
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スポーツ 2020年07月01日 18時30分
阪神・青柳、一塁へのバウンド送球を連発!「ずっと送球が定まってない」“イップス”への心配相次ぐ
30日に行われた阪神対中日の一戦。この試合に先発した阪神・青柳晃洋のプレーに、ネット上のプロ野球ファンから心配の声が寄せられている。 >>元阪神・関本氏、梅野の「どこに不満がある?」矢野監督に苦言で賛否「やり方変えるのも必要」スタメン固定には反発も<< 同戦の青柳は6回に中日・阿部寿樹にタイムリーを浴びたものの、この他に失点はなく6回1失点と好投。チームが得点を挙げられないまま「0-5」で敗れたことで敗戦投手になったものの、先発としては及第点と言える投球内容だった。 その中で心配の声が集まったのは、3回裏の守備時に出たプレー。この回、青柳は先頭の京田陽太を投ゴロに打ち取るも、一塁へ力のないツーバウンドの送球をしてしまう。送球がバウントする間に京田が一塁ベースを踏んだため、思わぬ形で出塁を許す結果となった。 さらに、青柳は1死一塁の場面で柳裕也が仕掛けた送りバントを捕球した後も、球を叩き付けるようにワンバウンドで一塁に送球。こちらは何とかアウトになったが、投手のプレーとしてはいずれも不自然な送球だった。 青柳のプレーを受け、ネット上には「バウンド送球連発って青柳どうしたんだ?」、「何でもない投ゴロをツーバウンドにするのはおかしい、イップスじゃないのか?」、「青柳はプロ入りからずっと送球が定まってないから心配になる」、「制球はちょっと良くなったイメージだけど、送球はまだイップス気味なのかな」といった心配の声が多数寄せられている。 “イップス”とは緊張や不安、もしくは何らかの理由などにより自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のこと。2015年にはヤクルトの2007年ドラフト1位・増渕竜義が、イップスが原因で27歳の若さでの引退を余儀なくされるなど選手生命を脅かすこともある症状として知られている。 「2016年にプロ入りした青柳は当初から制球難・送球難といったイップス気味の症状に悩まされており、2017年には12登板で10個もの死球を記録。同年の6月30日・対ヤクルト戦では、プロ野球ワーストタイ記録となる1イニング3死球をマークしてしまっています。昨シーズンは25登板で12死球だったため制球難については改善の兆しが出ていますが、送球難については現在まで一塁への悪送球などが頻発する状況が続いています」(野球ライター) 試合後の報道によると、今回のバウンド送球は送球難克服を狙いとした意図的なプレーだったとのこと。イップス疑惑もささやかれる送球難に講じた懸命な対策は、克服への糸口となるだろうか。文 / 柴田雅人
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