中日
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スポーツ 2020年09月02日 17時00分
広島・佐々岡監督に「何もしなかったの間違いだろ」ファン激怒 裏目に出た“スタメンオール右打者”、以前にも同じ失敗が?
1日に行われた広島対中日の一戦。試合は「5-0」で中日が勝利したが、同戦で広島首脳陣が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、同戦で広島首脳陣が組んだスタメンオーダー。この日相手の中日先発は左腕エース・大野雄大だったが、広島は1番から9番まで全員右打者をスタメン起用。球界では一般的に左腕なら右打者、右腕なら左打者の方が打ちやすいとされるが、広島は大胆な策で大野の攻略を狙った。 しかし、いざ迎えた試合では広島打線は大野に完全に手玉に取られ、スタメンの中でヒットを放ったのは6番に座ったメヒアのみ。9回に代打でヒットを放った左打者・坂倉将吾を含めても大野から2本しかヒットを打てず、「9回無失点・被安打2・四球1・11奪三振」で完封勝利を許す結果となった。 >>広島・野間に「学習能力が無い」ファン呆れ 齊藤氏も苦言「無理に狙わなくても」、チャンスを潰す走塁ミスに批判相次ぐ<< 裏目に出た広島首脳陣の策について、ネット上には「首脳陣は大野の被打率知ってるのか?」、「右の方を抑えてる大野に右打者を並べたのは意味不明」、「前回対戦と同じ失敗をなぜ繰り返すのか、さすがに学習能力が無さすぎる」、「前にやって効果無かったんだから別の策を打ってほしかった」といった批判が噴出している。 「今シーズンの大野の被打率を見ると対右が『.217』、対左が『.241』と、セオリーとは逆に左打者の方を苦手としています。このデータを見ると、スタメン全員右打者は逆に大野を助ける策だったと言わざるを得ません。そもそも、広島は前回大野と対戦した7月10日もスタメンを全員右打者にしていますが、この時も『7回2失点』と抑えられた末延長10回にサヨナラ負け。結果につながらなかった策をなぜ繰り返したのかという点にも疑問が残るところです」(野球ライター) 試合後、広島・佐々岡真司監督は「打って勢いをつけたいというところでナイスピッチングをされ、何もさせてもらえなかった」と肩を落としたことが伝えられている。ただ、このコメントについても「何もさせてもらえなかったじゃなくて、何もしなかったの間違いだろ」といった反発が寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月31日 21時30分
中日・ビシエド、ベンチ直撃の“バットすっぽ抜け”で思わぬ影響が? 立浪氏の発言にも「あながち間違いじゃ無かった」の声
30日に行われた中日対巨人の一戦。試合は「3-2」で巨人が勝利したが、同戦のTV中継で解説を務めた元中日・立浪和義氏の発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 きっかけとなったのは、「0-3」と中日3点ビハインドで迎えた2回表に飛び出たプレー。この回中日は先頭で4番・ビシエドが打席に立つが、4球目をスイングした際にバットが手からすっぽ抜け自軍ベンチのある三塁方向へ飛んでいってしまう。バットはそのままベンチ内へ飛び込み、ベンチ内に座っていた捕手・郡司裕也から見て右隣の座席にノーバウンドで落下。郡司、そして郡司の左隣に座っていた先発・勝野昌慶はとっさに立ち上がり直撃を回避したが、まさかの出来事に苦笑いを浮かべていた。 話題となったのは、この光景を受けた立浪氏の発言。この場面で実況は「おっと!ビシエドのバットが飛んでいきました」、「場内騒然、ドラゴンズベンチの中に入ったでしょうか」と驚きと共に状況を伝えていたが、立浪氏はベンチの心配は特にせず「やっぱりスイングが速いですよね。なかなかベンチまでバット飛ばないですからね」と逆にビシエドのパワーに感心。さらに、「バッテリーに『気合いを入れろ!』という一撃になりましたよね」と冗談交じりにコメントし実況の笑いを誘っていた。 >>中日・岡林の“足から帰塁”に賛否も、大怪我を回避できた?「未だに痛い」25年後も後遺症が続く立浪の悪夢<< 立浪氏の発言を受け、ネット上には「立浪さんなんてこと言ってんだよ(笑)」、「この場面でブラックジョークが飛び出すとは思わなかった」、「ベンチの心配する前にこういう発言するってことは、立浪さんも初回の守備にイラついてたのかな」といった反応が多数寄せられている。 「同戦でバッテリーを組んだ勝野と郡司ですが、初回に勝野が3失点、郡司も2度ボールを後ろにそらし(記録はワイルドピッチ)ランナーの進塁を許すなど両名ともピリッとせず。立浪氏は冗談めかしてコメントしていましたが、もしかすると内心ではバッテリーの守備を苦々しく思っていたのかもしれません。ただ、珍事が起こった2回以降、バッテリーは勝野が7回表に代打を出されて降板する直前の6回裏まで巨人打線に追加点を許していません。チームを勝利に導くことはできませんでしたが、結果的に悪かったのは初回だけという形でしたね」(野球ライター) 試合後には「その後に本当に気合入ってるのがまた面白い」、「最初は何言ってんのって感じだったけど、試合展開を考えるとあながち間違いじゃ無かった」、「結果的にこの冗談は現実のような形になったな」といったコメントも複数見受けられた今回の一件。もちろん、珍事を起こしたビシエドに他意はないだろうが、あの“一撃”が空気を変えたと考えているファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月26日 06時30分
中日・星野がグラブを叩きつけ激怒! 凡フライがあわや2ランに、今も語り継がれる“宇野ヘディング事件”【プロ野球伝説の珍プレー】
6月19日に開幕し、約2カ月が経過した今シーズンのプロ野球。ここまでの戦いでは様々なプレーが飛び出ているが、打球が野手に直撃しファンが肝を冷やした場面もいくつか見られている。 直近では8月23日のソフトバンク対ロッテの7回裏、ソフトバンクの左翼・栗原陵矢がロッテ・中村奨吾が放った左翼線際の打球に飛び付いた際、地面に落ちて跳ね返った打球が自身の喉を直撃。また、打球を放った中村も7月26日の対西武戦で、西武・外崎修汰の打球がイレギュラーし顔面を直撃。幸いにも両名ともに大きな怪我はなかったが、ネット上には心配の声も少なからず寄せられていた。 投手への打球直撃に比べ起こる頻度が少ないため、その分ファンの記憶にも残りやすい野手への打球直撃。今から約30年前のこの時期には、その中でも最も有名な例と言える出来事が起こっている。 >>中日打者がサヨナラ弾も、走塁中に膝から崩れ落ちる! まさかの原因に星野監督も困惑? 史上初の“代走サヨナラホームイン”<< 1981年8月26日、後楽園球場で行われた中日対巨人の一戦。同戦は中日先発・星野仙一が、6回裏まで巨人を2安打無得点に抑える快投を披露。打線も巨人先発・加藤初から4回、5回に1点ずつ奪い星野を援護していた。 事件が起こったのは、「2-0」と中日2点リードのまま迎えた7回裏。この回星野は2死二塁のピンチを招くも、代打・山本功児の放った打球は遊撃後方への力ないフライに。誰もが無失点のままピンチを脱したと思い、星野も三塁側の自軍ベンチへ帰りかけていた。ところが、左中間方向に背走しながら捕球体勢に入った遊撃・宇野勝が目測を誤り、落下した打球が自身の頭を直撃した。 宇野に直撃した打球は左翼線方向に大きく跳ね返り、そのままフェンス際を転々。頭を押さえてうずくまる宇野をはた目に左翼・大島康徳が慌ててカバーに走るも、この間に二塁ランナーは悠々と生還した。さらに打者の山本も三塁を回り本塁へ向かっていたが、こちらは際どいタイミングでアウトに仕留め同点までは許さなかった。 ただ、予想外の事態で失点を喫した星野は、持っていたグラブをたたき付け激怒。星野はその後も続投し9回1失点で完投勝利を収めたが、なんとも後味の悪い勝利となってしまった。 誰も予想していなかった珍プレーはなぜ起こったのか、その理由は試合後の報道により判明する。報道によると、宇野は捕球体勢に入る際、スパイクの歯が地面に引っかかり足元が不安定な状態に陥っていたとこと。さらに、照明が目に入るという災難も重なった結果、予想外の珍事につながってしまったという。 一方、報道では星野が激怒した理由も同時に判明している。「怒ったのは宇野に対してじゃない。完封がなくなったのが悔しかったから」と語った星野だが、実は同僚の小松辰雄と「どちらが先に巨人を完封できるか」を競い合っていたとのこと。当時の巨人は試合前時点で連続試合得点記録が158試合続いていたが、それを止められなかったことが相当悔しかったという。なお、巨人の記録は同年9月21日に小松がストップさせている。 宇野は後年、同戦後の星野の様子をメディアのインタビューなどで明かしている。宇野は星野の足を引っ張り相当落ち込んでいたというが、星野は「飯でも食いに行こうや」と自身に気をつかってくれたとのこと。また、その後も同戦のプレーについて「何か言われたという記憶はない」という。 『プロ野球ニュース』(フジテレビ系)で取り上げられたことで大きな話題となり、その後『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(同局系)の誕生につながったともいわれる宇野の打球直撃。現在でも“宇野ヘディング事件”という呼び名で多くのファンに語り継がれている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月24日 17時00分
中日、まさかの大逆転優勝に現実味?「あの時と同じ」歴史的な快進撃に期待が高まるワケは
23日終了時点で「26勝27敗4分・勝率.491」とセ・リーグ3位に位置する中日。その中日の5カード連続勝ち越しが、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 中日は7~9日の対巨人から21~23日の対DeNAまで5カード連続で勝ち越し、DeNA戦では今シーズン2度目の同一カード3連勝もマーク。5カード連続勝ち越しは、球団史上初の2連覇を果たした2011年以来9年ぶりの出来事だ。 また、勝ち越し期間中には「11勝3敗1分」と貯金8を稼ぎ借金を1まで減らした。2位DeNAに1ゲーム差と肉薄しており、首位巨人からも5.5ゲーム差と射程圏内に捉えている。 >>中日・岡林の“足から帰塁”に賛否も、大怪我を回避できた?「未だに痛い」25年後も後遺症が続く立浪の悪夢<< この好調ぶりを受け、ネット上には「チームがこれだけ好調なのは相当久しぶりだなと思ったら最後の優勝の年以来なのか」、「巨人を含め他球団はあまり星伸ばしてないから、今の内に稼げるだけ稼いだら首位浮上も近い」、「9年前みたいな逆転優勝の可能性も出てきたといえそう、あの時と同じく先発は安定してるし」、「巨人には勝ち越してる(6勝5敗1分)し、直接対決次第では本当に大逆転優勝あるぞ」といった、逆転優勝を期待するコメントが多数寄せられている。 ファンが逆転優勝を期待する背景には、前回5カード連続勝ち越しをマークした2011年の戦いぶりがある。同年の中日は一時首位ヤクルトに10ゲーム差をつけられていたが、同年9月9~11日の対横浜(現DeNA)から翌10月4~6日の対広島にかけ8カード連続勝ち越し(18勝4敗1分/連戦でない9月20日横浜戦の勝利を含む)を記録するなど猛追し、10月18日の対横浜戦で引き分け、10ゲーム差からの大逆転優勝が決定。今回の5カード連続勝ち越しがこの時以来であることに加え、首位巨人とは最大10ゲーム差と9年前と同じ状況を経て復調という流れを受け、2011年の再来を予感しているファンも少なくない。 「8カード連続勝ち越しをマークした2011年の中日は、期間内の18勝中12勝を先発投手が記録。吉見一起(4勝)、ネルソン(3勝)、チェン(2勝)といった先発がしっかり試合を作っていたことがチームの成績を安定させ、その後の大逆転優勝を呼んだ最大の要因でした。5カード連続勝ち越し中の今年のチームも大野雄大(3勝)、福谷浩司(2勝)、ロドリゲス(2勝)といった投手が機能し、期間内の11勝中9勝を先発が記録。9年前と同じく先発が安定しているため、ここからも大崩れせずに星を積み重ねていく可能性は十分にあるでしょう」(野球ライター) 5.5ゲーム差で追う首位巨人は、21~23日の対広島で今シーズン初の同一カード3連敗を記録するなど失速気味。その巨人とは28~30日に直接対決3連戦も予定されている中日だが、この勢いで一気に巨人に詰め寄ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月17日 15時30分
広島・堂林は「たいした不調じゃない」? 元中日・谷沢氏の見解に賛否、「二軍で休ませるべき」と反論の声も
元中日で野球解説者の谷沢健一氏が、16日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・堂林翔太について言及した。 堂林は同日に行われた阪神戦に「6番・三塁」でスタメン出場したが、「4打数ノーヒット・1三振・1併殺」と全く打つことができず。同戦を含め14打席連続ノーヒットとスランプに陥っており、打率も「.302」と3割陥落の危機に瀕している。 番組内で同戦について解説した谷沢氏は、堂林について「たいした不調じゃないと思う。14(打席)くらいだったら」と断言。長らくヒットが出ていない現状をそこまで心配する必要はないのではと主張した。 谷沢氏は続けて、「(今までは)半速球や変化球をうまく打っていたが、(相手バッテリーの配球が)速い球種に変わってきている。それで打ち損じている」と発言。堂林はこれまで遅いボールを右翼方向にうまく打ち返していたが、他球団の研究が進み速いボールで攻められていることが不振の原因ではないかと指摘した。 現在の堂林は打席内での構えにも力みが見受けられるという谷沢氏。「もう少しゆったり構えて、コースに応じて素直に打ち分ける(ことが大事)」と、力を入れ過ぎずに余裕を持って構えることが不振脱却につながるのではと語っていた。 >>広島、“昭和式育成”に原点回帰? 山本・衣笠を生んだ猛練習、時代に逆行も既に成果アリか<< 今回の放送を受け、ネット上には「確かに外よりの球をうまく流せなくなってきてる印象はある」、「今年は久々に一軍で多く試合に出てるから疲れも溜まってるのかな」、「打率2割台がやっとだったここ数年に比べたらまだマシだから、あまり気負わずに頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「首位打者から3割陥落寸前はたいした不調だろ」、「8月は得点圏打率も0割だし、全然楽観視できる状況ではないのでは?」、「今のままだとチームにとっても個人にとっても致命傷になりかねない、潔く二軍で休ませるべき」といった反発も複数見受けられた。 「今シーズンの堂林は開幕から一時4割を超えるほどのハイペースでヒットを量産し、7月終了時点でも打率『.358』でセ・リーグ打率ランキングトップでした。しかし、8月は16日の試合を含め「.152」と絶不調で、通算打率も一気に5分以上落としています。好調といえる時期がほとんどなく、3割はおろか2割中盤にも届かなかったここ3シーズンと比べるとまだ良い数字をキープしているという見方もできますが、こうしたデータを見ても今の堂林がスランプに陥っていることは明白です。この状況を『たいした不調じゃない』と楽観視する谷沢氏に疑問を抱いたファンも少なからずいたようですね」(野球ライター) 16日の試合後には、広島・朝山東洋打撃コーチも「体のねじりが多い」と心配を募らせていることが伝えられている堂林。一部からは「ここまでの活躍はただの確変だった」という厳しい声も出始めているが、今後の試合で評価を取り戻すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月15日 11時30分
中日・岡林の“足から帰塁”に賛否も、大怪我を回避できた?「未だに痛い」25年後も後遺症が続く立浪の悪夢
2日にナゴヤドームで行われた中日対ヤクルトの一戦。「0-0」で両チーム引き分けに終わったが同戦だが、「1番・左翼」でプロ初スタメン出場した中日の高卒ルーキー・岡林勇希のプレーが物議を醸した。 >>エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も<< 問題となったのは、試合序盤の3回裏に飛び出たプレー。この回中日は木下拓哉、岡林のヒットで1死一、三塁のチャンスを演出。ところが、一塁ランナーの岡林はヤクルト先発・山中浩史の牽制に対し、セオリーのヘッドスライディングではなく立ったまま足で帰塁しアウトに。その後のリクエスト検証でも判定は覆らず、結局中日は無得点に終わってしまった。 牽制死がなければ得点の可能性も高かっただけに、ネット上には「ヘッスラで帰塁すれば難なくセーフだっただろうにもったいない」、「いくらルーキーとはいえ、こうしたボーンヘッドでチャンスを潰すのはいただけない」といった岡林への批判や苦言が多数寄せられた。一方、一部からは「ヘッスラには立浪みたいに厄介な怪我を負うリスクもあるからあまり責められない」、「立浪のような負傷につながらなくて良かったと思うしかない」といったコメントも挙がった。 コメントで挙がっている「立浪」は、1988年から2009年にかけ中日で活躍した立浪和義。現役22年間で「.285・171本・1037打点・2480安打」といった数字を残した名選手だが、現役中の1994年シーズンにヘッドスライディングによるアクシデントに見舞われている。 1994年10月8日、ナゴヤ球場で行われた中日対巨人の一戦。現在でも『10.8決戦』という名前で語り継がれているこの一戦はシーズン最終戦、そして勝った方がリーグ優勝という大一番だった。 同戦に「3番・遊撃」でスタメン出場した立浪がアクシデントに見舞われたのは、「3-6」と中日3点ビハインドで迎えた8回裏。この回先頭の立浪は巨人・桑田真澄に対しゴロを打つも、一塁へ全力疾走しヘッドスライディング。これがセーフとなり出塁に成功した。 ところが、立浪は一塁へのヘッドスライディング後、左肩を押さえてその場にうずくまってしまう。コーチやトレーナーに付き添われながらベンチに退いた立浪は、出場続行できず途中交代。その後チームも無得点に終わり、「3-6」で巨人にリーグ優勝を許してしまった。 試合後、立浪が顔をゆがめた左肩の負傷は脱臼だったことが報道により判明。立浪は小学4年生で野球を始めて以来一度もヘッドスライディングをしたことがなかったというが、同戦の緊張感、緊迫感からか普段より一塁ベースが遠く見えたためとっさに出たプレーだったという。 翌年以降もコンスタントに120試合以上に出場するなど、はた目には怪我の影響を感じさせないプレーを見せた立浪。だが、本人は後年に「翌シーズンも痛みが取れず引退まで続く後遺症になった」と、脱臼以降はずっと左肩の慢性的な痛みに苦しめられていたことをインタビューなどを通じて明かしている。 また、元大洋・横浜の高木豊氏が2019年8月12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際には、「(左肩は)未だに痛いですから。これがもう痛くて…」と、負傷から約25年が経過した現在でも痛みは消えていないことを告白している。 高卒ドラ5として入団したばかりの18歳の岡林は、帰塁時のプレーについてもまだまだ勉強や練習が必要な若手選手。試合後の報道では本人が「あの場面は絶対に頭から滑らなければいけなかった」と猛省したことが伝えられているが、厄介な怪我を負うリスクを回避できたのは不幸中の幸いだったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年08月11日 11時30分
中日・橋本、持ち球はフォークではなくスプリット? セオリーとは異なる投げ方、表現の線引きは本人次第か
東京ヤクルトのドラフト2位・吉田大喜が先発デビューし(7月17日)、翌日、巨人・サンチェスが完投目前の好投を見せた。中日の新人・橋本侑樹も一軍に定着したとなれば、「あの論争」が再燃されるだろう。 フォークボールとスプリットは、どこか違うんだ!? どちらも人指し指と中指の間にボールを挟み、打者の手元で落ちる変化球のこと。ここ2、3年に発刊された一部のメジャーリーグ名鑑や海外野球を扱った特集本では「スプリット」ではなく、「スプリッター」と記載されている。メジャーリーグ中継のテレビ解説者が「スプリット」と言うので、今回はそれに合わせるが、野球を扱うスポーツメディアもフォークボールとスプリットの明確な違いは知らない。「スプリット」はフォークボールよりも球速があり、落差が小さい。また、フォークボールよりも浅く握るとされている。「フォークボール」は回転数が少なく、打者の手元で大きく落ちると、定義づけられている。 「7月18日のサンチェスの『スプリット』は効果的でした。ストレートに近い球速があって、低めから鋭く落ち、落差もあって」 投手出身のプロ野球解説者がそう言う。球速があって、落差も大きいとなれば、スプリットとフォークボールの長所を合わせたようなものだ。しかし、人指し指と中指の間にボールを挟むその加減がスプリットとフォークボールの違いだとしても、その明確な線引きはない。 ヤクルト・吉田が登板した時の実況は、「スプリット」と言っていた。しかし、中日の橋本侑樹が投げる時は「フォークボール」とアナウンサーが言い、また、春季キャンプ中、橋本もメディアに持ち球を聞かれた時、「フォークボール」と答えていたように記憶している。 その橋本のフォークボールは、他投手とはちょっと異なる。 「橋本のフォークは『揺れる』というか、動きながら落ちています。落差は大きくないが」 関西地区担当の他球団スカウトの言葉だ。そもそも、橋本は大学在籍中にフォークボールを習得した。しかし、実戦で使えるレベルにはならず、本来、フォークボール、スプリットでも使わない薬指と小指でボールを支えることにした。 ひと昔前の野球用語になるが、「鷲掴み」に近い握り方だ。試しにその握り方で投げてみたら、「小さく揺れる」チェンジアップの軌道でボールが落ちるようになったと話していた。その独特の軌道で、橋本はドラフト上位指名を勝ち取ったのだ。 落差が小さいのなら、橋本が投げるのがスプリットで、サンチェスの持ち球がフォークボールというのが的確だが? どちらの落ちるボールも、対戦バッターを苦しめている。 野球メディアの慣例で、新人投手や新外国人投手に持ち球を質問することがある。本人が「スプリット」と言うか、「フォークボール」と答えるかが“線引き”になっているとかいないとか…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月03日 18時30分
元巨人・上原氏「投げきった!素晴らしい」 中日・梅津の熱投にファン・OBから称賛相次ぐ、高津監督も「点が取れない」と脱帽
2日に行われた中日対ヤクルトの一戦。この試合に先発した中日・梅津晃大の投球が、球界OBやプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>中日・梅津のクリーンヒットがライトゴロに! 思わぬ珍プレーで勝利をふいに、本人も“小学生以来”と嘆き?<< 同戦が今シーズン7度目の先発登板だった梅津は、初回から3回まで1人のランナーも許さない完璧な立ち上がりを見せる。その後は4、5、9回にそれぞれ得点圏にランナーを許すも、いずれも無失点でしのぎ9回まで投げ切った。 梅津は両チーム「0-0」で突入した延長10回も続投し、ヤクルトの攻撃を3人でピシャリ。裏の攻撃でチームが得点できなかったため白星は得られなかったものの、「10回127球無失点・被安打5・2四球・9奪三振」で自身初の完投をマーク。先発投手の延長10回完投は、2012年8月26日・対日本ハム戦での田中将大(当時楽天/完封勝利)以来約8年ぶりとなる珍しい記録だった。 梅津の投球を受け、複数の球界OBがSNS上でコメントしている。元巨人・上原浩治氏は、2日に自身の公式ツイッターに投稿。「10回投げきった!素晴らしいです。勝ち、が付いてほしかったなぁ…」と、白星がつかなかったことを悔やみつつ梅津を称賛した。 元ソフトバンク・斉藤和巳氏も、2日に自身の公式ツイッターに「球数もイニングからすると少なかった事もあって完投出来たんやと思う。勝ちはつかへんかったけど価値ある投球!」と投稿。球数を抑えながら最後まで投げ切った点を評価している。 梅津の熱投を受けて、ネット上にも「白星はつかなかったけど、魂のこもったいいピッチングだった」、「投手分業制が確立している今の時代に、10回無失点完投は物凄い投球だよ」、「援護に恵まれない中よく辛抱して最後まで投げてくれた」、「今回梅津を援護できなかった野手陣は、次回登板では大量得点で援護してあげて欲しい」といった反応が多数寄せられている。 試合後の報道では中日・与田剛監督が「本当に素晴らしい、これに尽きる」と絶賛し、ヤクルト・高津臣吾監督も「あれだけ球に力があって制球も良いとなかなか点が取れない」と脱帽したことが伝えられている梅津。ローテーションに変更がなければ次回登板は9日・対巨人戦になると見込まれているが、次回登板では白星をつかむことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara斉藤和巳氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kazumi_saitoh
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スポーツ 2020年07月29日 17時00分
エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も
元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演。同日に行われた中日対広島戦での審判の判定に苦言を呈した。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 江本氏が問題としたのは、「2-1」と広島が1点リードした8回表1死一塁での判定。この場面では打席の中日・ビシエドがツーベースを放ったが、一塁ランナーの大島洋平は一気に本塁に突入しクロスプレーに。一度はアウトの判定が下されたが、中日・与田剛監督が要望したリクエスト検証の結果セーフに。広島・佐々岡真司監督は抗議こそしなかったものの、ベンチ内であ然とした表情を浮かべていた。 このプレーについて江本氏は「(コリジョン)以前だったら完全にアウトのタイミング」と、捕手と走者の衝突を防ぐための規則である「コリジョンルール」(2016年から適用)が広島捕手・會澤翼のタッチを鈍らせたのではと推測。実際、試合後の報道では會澤が「コリジョンを考えながら(のプレー)だった」と語ったことが伝えられている。 だが、江本氏はこの点を踏まえても今回のプレーはアウトだったとした上で、「(審判の判定が)こういうことになってくると、二塁(上)のダブルプレーなんか全部セーフになる」くらい理解できない判定だとコメント。さらに、「(広島の守備陣が)素晴らしいカットプレーを見せて本塁で完全なアウトのタイミングで、(審判が)アウトにしなかったら野球じゃなくなっちゃう」と、野球の根幹を揺るがしかねないとまで指摘していた。 江本氏の発言を受け、ネット上には「ビデオ判定を見ても完全にアウトの誤審だった、エモやんはよくぞ言ってくれた」、「ルールを守った結果取れたはずのアウトが取れないってなったら捕手はどうしようもないよなあ」、「會澤はランナーより明らかに早く捕球してたんだから、みなしアウトにするべきだったのではないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「會澤のタッチが甘すぎたのが悪い、なんでランナーを迎えるような形でタッチにいったんだ」、「コリジョンの適用範囲は捕球前が対象だから、先に捕球した會澤は前に出て走路上でタッチすれば良かったのでは?」といった、會澤に非があったとするコメントも複数見受けられた。 「江本氏や會澤が言及しているコリジョンルールについて、公認野球規則には『捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない』と、捕球後のプレーは適用範囲外である旨が記載されています。今回のプレーでは會澤は捕球後に本塁上で大島を待ち構えるようにタッチに行っていますが、走路上に出てタッチに行ってもコリジョンが適用されることはなかったのではと考えているファンは一定数見受けられます」(野球ライター) 試合後の報道では、佐々岡監督が「あのタイミングでセーフになると難しいところがある」と會澤をかばったことも伝えられている今回のプレー。際どい判定にモヤモヤを抱えたファンやOBは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月25日 17時30分
「情けない気持ち」中日投手が前代未聞の事態にため息 ルール改正にも発展、オールスターファン投票で起こった“川崎祭”
6月19日に開幕し、連日試合が行われている今シーズンのプロ野球。7月10日からは観客入場(上限5000人)が解禁されるなど、徐々に本来の形に戻りつつある。 中止となってしまったが、この時期は例年オールスター戦が行われる時期。今年は7月19、20日に予定されていた。ファン・選手間投票や監督推薦で選ばれた選手のみが出場できる特別な試合として長年親しまれているが、過去にはファン投票により前代未聞の騒動が起こったことがある。 >>代打に野茂、投手はイチロー?あの守護神もまさかの先発!“名場面の宝庫”オールスター、史上初の中止に落胆の声相次ぐ<< 騒動が勃発したのは、2003年オールスターのセ・リーグ先発投手部門におけるファン投票。同年のセ・リーグは、序盤の混戦を抜け出した阪神が5月以降首位を独走。その阪神のエースだった井川慶が、チームの成績と比例するように得票数を伸ばしていた。 ところが、6月17日の中間発表で、先発部門の1位が井川から中日・川崎憲次郎に。川崎は2000年オフにヤクルトから「年俸2億円・4年契約」という条件でFA移籍したが、右肩の故障でそれまで一度も一軍登板がなかった投手。普通ならばまずあり得ない展開に困惑するファンも少なくなかったという。 不可解な状況をもたらした原因は、1996年に導入されたインターネット投票。1人でも多くのファンに投票してもらうことを目的とした制度だが、当時は1人で投票できる回数に制限はなし。この点に着目した一部ファンが匿名掲示板サイト『2ちゃんねる』(現5ちゃんねる)などで、“2億円ももらっているのに何もしてない川崎を嫌がらせでファン投票1位にしよう”と呼びかけ。その結果、川崎にはこの制度を悪用した膨大な組織票が投じられることとなった。 不審に思ったオールスター運営が調査したところ、1日で1000票以上投じているファンもいたという川崎への組織票。運営側は投票時にパスワードの入力が必要となるようにシステムを変更するなど対策を打ったが流れは止められず、結局川崎は井川に約5万票差(91万1328票)をつけて先発部門1位となった。 ただ、川崎は「正直言って困惑している」、「僕にとっては嫌がらせ。情けない気持ち」と自身への組織票に抗議し、最終結果が出る前にオールスター出場を辞退する意向を表明。川崎が辞退したため、2位の井川が繰り上げで選出される結末となった。 一部ファンによる悪意ある行動を重く見た運営側は、翌2004年から投票は1人1日5回までで、会員登録も必須とするルールに変更(2008年からは1人1日1回まで)。また、選手側にも投手なら「5試合以上登板または10投球回以上」、野手なら「10試合以上出場または20打席以上」といった、シーズン成績による選出基準が設けられた。 現代でもネットの掲示板では、アニメキャラの人気投票などを標的にした組織票によるいたずらがしばしば勃発している。今回取り上げた騒動は川崎の名前から“川崎祭”とも呼ばれているが、こうした特定の選手を晒し上げるような騒動が二度と起こらないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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