中嶋聡
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スポーツ 2022年10月26日 18時30分
ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議
25日に行われ、ヤクルトが「7-1」で勝利した日本シリーズ第3戦・オリックス戦。ヤクルト・高津臣吾監督が見せた継投策がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「7-0」とヤクルト7点リードで迎えた9回裏でのこと。高津監督はこの日先発・高橋奎二を6回まで投げさせた後、7回は石山泰稚、8回は清水昇と勝ちパターン投手を投入し相手打線を封じる。ところが、9回裏は直前に3点を追加したこともあってか勝ちパターンではなく、左のワンポイント要員・久保拓眞を起用した。 日シリ初登板となった久保は先頭・宗佑磨を遊ゴロに仕留めたが、ここで高津監督は久保を降ろすと、今季は勝ちパターンはおろかリリーフ登板もほとんどなかった(10登板中2登板)小澤怜史を投入。こちらもシリーズ初登板の小澤はいきなり3連打を浴び1点を失い、なおも1死一、二塁とピンチを招いたが、ここから紅林弘太郎(中飛)、福田周平(二ゴロ)を抑えなんとか最少失点で試合を締めた。 >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< 勝ちパターン外の投手を相次いで投入した高津監督の継投策について、ネット上には「大差を活かして上手く場数を踏ませた」と評価する声が上がったが、中には「最後の最後に余計な隙を見せるなよ」、「大量リードだからって舐めた継投するのはダメだろ、案の定点取られてるし」、「久保、小澤を試せたメリットよりも、相手を勢いづかせるデメリットの方が大きい」「土壇場の1点が原因で、次戦以降敵打線が目覚める気しかしない」といった批判も見られた。 「オリックスはこの日1〜8回を計5安打・無得点と打線が大苦戦。1回、4回、7回と得点圏のチャンスは何度か作ったものの、いずれもものにできないまま9回裏を迎えていました。高津監督は試合展開が一方的だったことから、シリーズ未登板投手の状態を見極めるのに絶好の機会と考え久保、小澤を投入したのでは。ただ、ファンの間ではこの継投策に付け込んで完封負けを阻止したオリックスが次戦以降、勢いづくことを懸念する声も少なからず見られます。実際、オリックス・中嶋聡監督は試合後に応じた取材の中で同戦の好材料について『それ(9回の反撃)しかない、無理やりポジティブに言えば』と口にした上で、『引きずっている場合ではないし、まだ負けたわけではない。やり返すチャンスはある』と次戦以降の逆襲に闘志を見せたと伝えられています」(野球ライター) 25日の試合を制し、シリーズ成績を「2勝0敗1分」としたヤクルト。物議を醸した高津監督の継投は第4戦以降にどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月26日 11時00分
オリックス・山本、左わき腹故障はやはり重傷? 左のエースも不発で万事休すか
0勝2敗1分け。今度は中嶋聡監督がやり返す番だ。 日本シリーズ第3戦は、打順変更が功を奏したのか、ここまでノーヒットだった山田哲人にホームランが出て、東京ヤクルトが快勝。オリックスバファローズが窮地に立たされてしまった。 「第3打席に出た3ランホーマーですが、オリックスバッテリーが見誤りました。初球の真っ直ぐを山田がヘンな見送り方をしたんです。タイミングが合っていませんでした。バッテリーは変化球を狙っていると思って、直球を続けて投げたら…」(プロ野球解説者) >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< だが、第4戦に繋がるプラス材料もあった。 第2戦まで8打数5安打とヤクルト打線を牽引してきたリードオフマンの塩見泰隆をノーヒットに封じ込めた。 「オリックスはスコアラーチームが相当研究しています。試合後に集まって、チャート表や映像資料を見ながら、ヤクルト打線の攻略法を話し合っています」(関係者) 巻き返しを果たせるかどうか、そのポイントは山本由伸と、オリックスのリードオフマン・福田周平の復調次第だろう。 福田は第3戦を終えて、いまだノーヒットだ。1番・福田が出塁するのとそうでないのでは打線の勢いが違ってくる。 「ヤクルトの高津臣吾監督は打順を変えて山田を復調させました。中嶋監督も打線をいじっていますが、1・2番の出塁率を高めないことには…」(前出・プロ野球解説者) 試合後、中嶋監督は「まだやり返すチャンスはある。やるしかない」と言ったが、表情は厳しいまま。福田はペナントレースで100試合近く、「1番」を務めてきた。そのリードオフマンを代えるとなると、チームにマイナスの雰囲気も出るかもしれない。 マイナスの雰囲気と言えば、実は試合前からヘンな雰囲気は漂っていたのだ。 「山本の2回目の先発はないと見るべき」(在阪メディア) エース・山本は初戦で左脇腹を痛め、5回途中で緊急降板した。翌23日の試合前練習には参加したが、軽めの別メニューだけで“早退”している。ベンチに引き上げる途中、エールを送るスタンドのファンに手を振る余裕も見せていたが、第3戦では違った。 「トレーナーがずっと付き添っていて、体を動かす程度の練習しかしていません」(前出・同) 前出の関係者によれば、移動日となった24日はキャッチボールもしていないそうだ。第3戦前の練習中、痛めた左脇腹の痛み具合を確かめるように外野フェンスに向かって10球程度を投げた。 しかし、その後のストレッチ運動中、お腹のあたりをさすっていた。 「痛みを隠さない」ということは、やはり重傷ではないだろうか。 「第3戦で先発した宮城大弥ですが、敗戦投手にはなりましたが、失点は山田の3ランだけ。6回途中で交代させたのは、何かワケがあったのでは?」 前出のプロ野球解説者がそう予想する。 今シリーズは「引き分け」があったため、オリックスが巻き返した場合、第8戦に突入する。早めに降板させた宮城を8戦目の先発要員として、あるいは、第5戦以降でリリーフ待機させることも可能だ。打線のカギは福田、宮城はどこで使われるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月17日 17時30分
オリックス中嶋監督「チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたい」22日からヤクルトと日本シリーズ
パ・リーグ連覇のオリックス・バファローズと、クライマックスシリーズファーストステージで、埼玉西武ライオンズを2連勝で倒してファイナルステージに上がって来た福岡ソフトバンクホークスとの短期決戦が、12日から大阪・京セラドーム大阪で行われ、アドバンテージの1勝を含む3勝1敗で、2年連続の日本シリーズ進出に王手をかけていたオリックスが15日、中川圭太のサヨナラタイムリーで勝利を収めて、クライマックスシリーズ優勝とともに日本シリーズ出場を決めた。セ・リーグも連覇した東京ヤクルトスワローズが日本シリーズ出場を決めており、2年連続で同じ組み合わせとなった。 オリックスの中嶋聡監督は「まず連覇、そして日本一をめざしてやってきたわけですから、その舞台に立てるというのは嬉しいことだと思います」と語ると、昨年に続き、今年もサヨナラで日本シリーズ進出を決めたことには「そうやって言われたら縁起悪いみたいですけど…… 本当にいい勢いのつく勝ち方で行けるのかなと思います」と苦笑い。 2日の仙台での優勝に続いて、今回は京セラドーム大阪で5回宙を舞ったが、「京セラドーム大阪で胴上げというのはなかなか見せられなかったものなので、満員の中でしてもらった胴上げはまた違った気持ちでした」と感慨深げな表情を浮かべていた。 第4戦の先発は山岡泰輔だったが、「本当に良く投げました。後半調子が上がらない時期があったのですが、今日この日にしっかり合わせてくれて。ボールが当たったので心配しましたけれど、本当によく投げてくれたと思います」と高評価。吉田正尚の特大ホームランでは、監督も両手でガッツポーズをしていたことを指摘されると、「だめですか?」と二回繰り返してから「試合の中では先制したいというのはもちろんありますので、それがいい形で取れて、喜び爆発ですね」と中嶋節も爆発。 最後を決めた中川をどういう思いで送り出したのかという問いには「誰か決めてくれと思っていたので、圭太がきっちり決めてくれてほっとしたというか、すごく嬉しかったですね」と話していた。実際、サヨナラを決めた際、中嶋監督は中川と抱き合って喜んでいる。 盤石なリリーフ陣に関しては「盤石かどうかはわからないですけど、経験のないとよく言われているピッチャー陣が、ああいう場面でしっかり投げてくれたというのは非常に大きいことですし、ウチの強みでもありますし、そこに関しては信頼していました」と労った。 日本シリーズでは再びヤクルトと対峙することについて、「昨日先に決まっていましたので、相手はわかっていました。昨年やりましたけど負けていますので、やり返したいと思いますし、チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたいと思います。さっき言ったように、この舞台に立つことが目標だったので、これからしっかり考えて選手全員でその舞台を思いっきり楽しんで、思いっきりチャレンジしていきたいと思います」と今年は日本一を目標に挑んでいく。 この日、京セラドーム大阪は今季最多の33717人の満員御礼となったが、「本当によく入っていただいて、そういうところでこういうゲームを見せられたというのは嬉しいですし、もっともっと熱い試合をしてもっともっと入ってもらえるようにしたいと思います」とかなり力になったようだ。日本シリーズは22日に、東京・明治神宮野球場で開幕。ヤクルトとオリックスで4戦先勝した方が日本一となる。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2022年10月03日 11時00分
オリックス、大逆転優勝の立役者は能見? チームを奮起させた知られざる叱咤激励とは
さまざまなドラマ、人間模様が交錯して生み出されたのが、オリックスバファローズの「世紀の逆転優勝劇」だった。※ ※ 首位ソフトバンク 76勝64敗2分け 2位オリックス 75勝65敗2分け※ ※ 10月2日の最終戦前、ソフトバンクに優勝マジックナンバー1が点灯していた。ともに今季最終戦を迎えるが、オリックスが逆転するには「勝利」が必須。ソフトバンクは引き分け以上で逃げ切れる。この状況から「オリックス劣勢」が予想されていたが、オリックスが勝ち、ソフトバンクが負けて勝率で並んだ場合、両チームの直接対決による勝敗結果で順位が決まる。パで唯一、負け越したチームがオリックスだった。 >>オリックス・中嶋監督の審判批判に「ただのいちゃもん」と指摘 敗戦招いた落球判定に激怒も、誤審ではない?<< 「1日の埼玉西武戦で、ソフトバンクはサヨナラ負けを喫しています。延長戦に突入し、代打攻勢でキャッチャーが若い海野隆司に代わりました。西武・山川穂高がフォークボールを待っていたのを見抜けなかったんです」(プロ野球解説者) 敗戦のダメージだろう。最終決戦前、重苦しい空気も漂っていた。 そんなソフトバンクに追い打ちを掛けたのが、対戦相手である千葉ロッテの“異変”。突如、井口資仁監督が辞意を表明した。 「球団から続投要請も出ていたんですが。退任は選手も本当に知らなかったみたい。『最後は勝利で』と、ロッテは必死でした」(スポーツ紙記者) 楽天生命パーク宮城でオリックスが勝利する。その直後、球場バックスクリーンに「ロッテ対ソフトバンク」の試合映像が映し出された。9回、ソフトバンクの最後の攻撃は2アウト、瞬く間にゲームセットとなり、オリックスの2年連続優勝が決まった。 「本当に感無量と言いますか、こんなことが起こるのか、と。信じられない気持ちです」 敵地・楽天生命パークだったから、中嶋聡監督は静かな口調で語った。 チーム関係者の一人が“仙台での胴上げ”となったことについて、こんな秘話を教えてくれた。 「7月16日の仙台遠征中でした。能見篤史が選手全員をブルペンに集め、怒ったんです。『このままじゃ勝てない。何とかしようという去年みたいな気持ちが見えない』って。信頼するベテランの言葉だから、みんなに響いたんです」 能見は今季限りでの引退を表明している。 ベテランが気合を入れた球場で優勝が決まったのも、不思議な巡り合わせである。さらに付け加えるとすれば、10月2日の楽天の先発投手は田中将大。能見が怒った7月16日も「対田中」で、敗戦を喫している。田中と再び対峙したことで“能見の言葉”を思い出したのかもしれない。 「中嶋監督は先発投手と相手チームの相性を優先するタイプです。最終戦の先発マウンドを任された田嶋大樹は、今季楽天戦で5勝無敗。緊張することはなかったと思います」(前出・チーム関係者) また、対戦チームの報告書よりも自軍選手の体調や好不調を把握しようとするタイプでもある。焼酎の炭酸割りを片手に一人で考え込んでいたそうだが、それは「敗戦の責任は監督にあって、選手は関係ない」と思っているからだ。実直な指揮官が手繰り寄せた優勝劇である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月28日 17時55分
オリックス残り2試合でソフトバンクをひっくり返し逆転優勝なるか? 中嶋監督「やれることをやっていきたい」
【オリックス・バファローズ戦績 9.22-9.27】対 千葉ロッテマリーンズ9月22日大阪・京セラドーム大阪●オリックス(山岡)5-13(美馬)千葉ロッテ○対 東北楽天ゴールデンイーグルス9月24日宮城・楽天生命パーク宮城○オリックス(山本)9-1(田中将)東北楽天●9月27日大阪・京セラドーム大阪●オリックス (宮城)1-6(則本昂) 東北楽天○※(カッコ)内は先発投手。※141試合、74勝65敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクホークスとは1ゲーム差。残り2試合。9月27日現在。 オリックスにとって“ひとつも落とせない”残り5試合となった初戦の千葉ロッテ戦は、先発の山岡泰輔が大乱調。「大事なゲームのマウンドを任せてもらったのに、申し訳ないということしかありません」と降板後にコメントを出していたが、5-13で大敗した。これには中嶋聡監督も「そのままですね」と試合内容と山岡の投球について一言だけ語ると、「ホームランで9点かぁ。うーん。ホームランは防げる…防げなきゃいけないんですけどね。それができなくて大量点というのは難しい」と嘆いた。 打線に関しては「よく追いかけていったと思うんですけどね。しいて挙げるならノーアウト二、三塁のところですかね。やろうと思ってるバッティングじゃなかったと思うんですよ。そこが次の課題というか、ああいうところでできるバッターなんですけどね。大量点になったときに一気にいこうという雰囲気になっちゃいますんでね。コツコツでもいいはずなんですけど、やっぱりみんな一気に追いつきたいという気持ちが、欲が出ちゃったのかなと思います。まあそれはしょうがないと思いますし、そういう場面でもこっちが言っていけばいいと思いますし、やれることをやっていきたい」と再調整を誓っていた。 仙台に乗り込んでの東北楽天戦はエース山本由伸が7回を無失点の好投。吉田正尚がホームランを含む6打点の大活躍で、千葉ロッテ戦のうっぷんを晴らしている。 山本は「とにかく勝つことだけを考えてマウンドに上がっていました。しっかりとゲームに集中して入れましたし、雨とかもありましたけど、左右されることなくいいピッチングができたと思います!野手陣に点を取ってもらったので、気持ちも少し楽にいいピッチングができたと思います!(個人タイトルについて)チームが優勝争いをしているので、しっかりとそこの戦力になれるようにやった結果が、いい方向にいってくれればうれしいです!」と語っていた。15勝目をあげたことにより、2年連続の投手タイトル4冠がほぼ確定している。 首位の福岡ソフトバンクが序盤から埼玉西武ライオンズにリードを許している情報が流れる中、どうしても勝ちたかった京セラドームでの東北楽天戦だったが、先発の宮城大弥が3回持たずというまさかの展開。打線は東北楽天先発の則本昂大から3安打しか打てず、1-6で痛い敗戦。福岡ソフトバンクの優勝マジックは3に減ってしまった。 中嶋監督は「四死球9つですか。ここ最近では、そういうのもなく攻めてたはずだったんですけど、この重圧がかかる中で、しっかり腕を振っていかなきゃいけないところで、それができなかったというのは、経験と言われたら経験かもしれないですし、まあちょっと空くんでね。それをしっかり修正をして、やっていかなきゃいけない。あと2つしかないんで、思い切ってやるしかないと思います」と残り2試合を悔いなく戦っていくことを誓っていた。 福岡ソフトバンクが2敗すればオリックスに逆転優勝の可能性が残っているが、その道はかなり厳しい。(どら増田)
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スポーツ 2022年09月13日 15時30分
オリックス・中嶋監督の審判批判に「ただのいちゃもん」と指摘 敗戦招いた落球判定に激怒も、誤審ではない?
12日に行われ、オリックスが「2-8」で敗れた楽天戦。審判団の判定を巡るオリックス・中嶋聡監督のコメントがネット上で物議を醸している。 中嶋監督が問題視したのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた5回裏1死二、三塁での判定。オリックス遊撃手・紅林弘太郎が後方にフラフラと上がったフライを捕球した直後、同じく打球を追っていた左翼手・中川圭太と交錯し落球。審判団は紅林の捕球を認めず中川の失策とし、中嶋監督から要求されたリクエストでも判定を覆さなかった。 これにより1死満塁となったオリックスは、2死後に鈴木大地に決勝の2点タイムリー安打を浴び敗戦。捕球、落球を巡るジャッジが敗戦を招いた形となったが、試合後に取材に応じた中嶋監督は「どういう見解をしたら、あれが…。完全捕球からの、ぶつかっているやつだから、関係ないじゃん。納得いかないわ」と、落球の前に捕球は完了していたのではと怒りをあらわにしたという。 >>オリックス・中嶋監督、ベンチ蹴り上げ福田に激怒! 吉田も塁上であ然、同点打潰した走塁ミスに批判<< この中嶋監督のコメントを受け、ネット上では「確かにこれは受け入れられない、ぶつかる前にキャッチしてたじゃないか」と同調の声が上がったが、中には「いや中嶋さん、それはただのいちゃもんでは?」、「野球規則的には何も間違っていないと思うんだが」、「捕球から落球までほとんど間隔無かったし、捕球はできてなかったって判定は妥当なんじゃないか」といった指摘も見られた。 「野球規則には捕球に関するルールの一つとして、『ボールに触れると同時に、あるいはその直後に、他のプレーヤーや壁と衝突したり、倒れた結果、落球した場合は〝捕球〟ではない』という一文が記載されています。今回のケースは紅林が捕球してから交錯・落球するまでの間隔が0.5秒ほどしかなかったため、審判団は『直後』の範囲内と判断し捕球を認めなかったのでは。ただ、両チームやスタンドのファンに納得感を与えるためにも、リクエスト終了後に場内説明ぐらいはあっても良かったのではとも思いますが…」(野球ライター) 試合後の取材の中では「説明くらいしてくれよと思うんですよね」と語ったともいう中嶋監督。判定内容だけでなく、判定の理由や根拠について説明がなかったことも怒りの一因となったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月08日 15時30分
オリックス・中嶋監督、ベンチ蹴り上げ福田に激怒! 吉田も塁上であ然、同点打潰した走塁ミスに批判
7日に行われ、オリックスが「2-3」で敗れた日本ハム戦。「3番・指名打者」で先発したオリックスのプロ7年目・29歳の吉田正尚が見せた表情がネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「2-3」とオリックス1点ビハインドで迎えた8回表無死一、二塁でのこと。打席の吉田は日本ハム5番手・井口和朋が投じた初球のストレートを強振。打球は右翼手・万波中正の頭上をライナーで越えフェンスに直撃し、二走・福田周平が悠々と同点のホームを踏むかと思われた。 ところが、福田はフェンス直撃寸前まで捕球体勢を見せていた万波のフェイクプレーにだまされたのか、スタートが大幅に遅れ三塁までしか進めず。同点タイムリーをつぶされた形となった吉田は、一塁ベース上でわずかに首をかしげながら苦笑いを浮かべた。 >>オリックス・宮城が球審に「ボール!?」本人も驚きの判定が“誤審”と批判! 捕手に惑わされず見極めたと擁護も?<< 中継カメラが映した吉田の表情を見て、ネット上には「吉田が本塁走ってない福田に呆然としてる…」、「何やってるんだ福田は、せっかく吉田が同点確実のいい当たりを打ったのに」、「福田自身はもちろん、長打・打点を失った吉田の査定にも響きかねない大ボーンヘッドだ」といった福田への批判が寄せられた。 吉田をあ然とさせた福田の走塁ミスだが、試合後に『パーソル パ・リーグTV』の公式YouTubeチャンネルが投稿した動画では、中嶋聡監督も激怒していたことが判明している。動画には中継では映らなかったオリックスベンチ内の映像が含まれていたが、福田の走塁ミスを見た中嶋監督はベンチ前のフェンスを一度蹴るなど不満をあらわに。ネット上には「中嶋監督が物に八つ当たりするのは初めて見た」といった驚きの声も上がった。 福田の走塁ミス後のオリックスは頓宮裕真(空三振)、宗佑磨(見三振)、安達了一(右飛)がそれぞれ倒れ、無死満塁から無得点という最悪の形で8回表を終え試合にも敗戦。中嶋監督は試合後に「すべてはこちらの指導力不足」と責任を背負い込んだというが、7日は1ゲーム差で追う首位ソフトバンク、2位西武が共に敗れていただけに、上位一人勝ちを逃したことが後々に響く可能性もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月29日 18時40分
日本ハム・新庄監督、清宮三塁起用へのコメントに驚きの声「そっちの指示じゃないのか」 異例采配を振るった中嶋監督の意図は
18日に新型コロナ感染が判明し、隔離療養を経て28日の全体練習から復帰した日本ハム・新庄剛志監督。同日に伝えられたオリックス・中嶋聡監督にまつわるコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、新庄監督はこの日応じた取材の中で、27日のオールスター第2戦で日本ハム・清宮幸太郎を未経験の三塁に就かせた中嶋監督の起用法を「あのサードはちょっと、なかなかやりますね。中嶋さん」と驚き交じりに評価。その上で「今の状況だったらあるかも。だって(他に)いないでしょ?」と、コロナ禍(16日以降チーム内で計41人が感染)を乗り切る策として自身もまねする可能性を示唆したという。 >>日本ハム・新庄監督が清宮に激怒「一生結果出ない」 本盗失敗へのカミナリだけじゃない、厳しい指摘は何度も<< パ・リーグを率いた中嶋監督は27日の試合で清宮を「1番・三塁」で先発起用。5回裏まで三塁を守った清宮は、1回裏無死で三ゴロを放ったヤクルト・塩見泰隆を矢のような送球でアウトにするなど軽快なプレーを見せファンを沸かせた。オールスターでの選手起用はリーグ代表監督、所属元監督の話し合いで決められることが一般的で、ファンの間では新庄監督の意向が反映されたのではという見方もあったが、中嶋監督は独断で清宮を異例のポジションで起用したようだ。 この新庄監督のコメントを受け、ネット上には「新庄監督が一枚噛んでるのかと思ったらそっちの指示じゃないのか」、「他球団から預かってる選手を未経験の守備位置で使うって凄い度胸だな」、「参加できなかった野村の分まで目立ってこいって意図もあったんだろうか」といった驚きの声が寄せられた。 「清宮はファン投票・選手間投票・監督推薦ではいずれも選出されなかったものの、選出漏れ選手を対象に行われたプラスワン投票で最多得票(5279票)を獲得しオールスター初選出。迎えた第1戦では9回裏2死でサヨナラ本塁打を放ちMVPを獲得し、ネット上も『滑り込み参加からMVP獲得は持ってる』と盛り上がりました。中嶋監督も勢いづく清宮がさらにファンを沸かせることを期待して、ぶっつけ本番で三塁守備に就かせたのでは。また、今回のオールスターではファン投票・選手間投票で選出されていた日本ハム三塁手・野村佑希が新型コロナ感染を理由に出場を辞退していたので、野村の分も三塁で目立ってほしいという思惑もあった可能性はありそうです」(野球ライター) 清宮本人も「言われたときはびっくりしましたけど、でも粋だなと思って。楽しくやらせてもらいました」と充実感をにじませたという三塁起用。新庄監督が自身の采配にどう落とし込むのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月22日 17時30分
オリックス3連勝で借金返済も中嶋監督「オールスターブレイクまでの残り3つをもう一回獲りにいきたい」
首位の福岡ソフトバンクホークスを5位ながら3.5ゲーム差で猛追しているオリックス・バファローズが21日、大阪・京セラドーム大阪で、北海道日本ハムファイターズとの3連戦、3戦目を行った。 チームは日本ハムの先発ポンセ相手に大苦戦。オリックス先発の竹安大知は5回、郡拓也にプロ初となる1号2ランを打たれて先制されるが、6回、吉田正尚が2試合連続となる11号2ランで追いつくと、杉本裕太郎の好走塁と日本ハムに守備のミスがあり、さらに2点を入れて勝ち越す。6回から継投に入ったオリックスは8回、阿部翔太が捕まり1失点を喫すも最終回はクローザーの平野佳寿が3人で抑えて4-3でオリックスが3連勝。借金を「0」に戻している。 吉田正は「2点リードされていましたので、なんとか“つないでいこう”という気持ちで打席に入っていました。今年はあまり逆方向へはなかったので、本当にホームランになってくれてよかったです!こういったいい場面で、1本でも多く打てれば、チームの流れも持ってこれると思いますので、また明日からも頑張りたいと思います!」と振り返った。 チームの5割復帰については「今まで一個ずつ返していくと言っていて、やっとここまで来ましたので、前半戦残り3試合で貯金を増やしていけるように、また明日からスタートできればと思います。明日からの3試合、上位のチームなので、なんとか勝ち越していけるように、そして前半戦をプラスで終われるように、また明日からも勝利に向かって、チーム一丸となって頑張っていきます!」と前半戦残り3試合の勝利を約束した。 中嶋聡監督は「竹安は5回をしっかりと投げ切ってくれと思っていまして、2点は取られましたけど、いい粘りでしたし合格だと思います。(6回の攻撃は)ホームランだけで終わらず、その後ラオウが出て、そこからつながってからのラオウの走塁ですよね。いいスタートを切ってくれまして、非常にいい走塁だったと思います」と杉本の走塁を評価。 中継ぎ陣に関しては「同点、逆転までは絶対に許さないというピッチングをしてくれていますので助かっています。もちろん疲れもあると思いますが、しっかりと攻めていけていることが、いい結果につながっていると思いますし、本当に頼りになるブルペンだと思っています」と労っていた。 「これからの試合を勝つということももちろんですが、まずはオールスターブレイクまでの残り3つをもう一回獲りにいきたいと思います」と締めた。借金返済だけでなく、残り3試合を最低でも勝ち越して貯金をつくって終わりたいところだ。 オリックスは22日からソフトバンクとの3連戦で前半戦を終える。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2022年06月14日 17時30分
オリックス交流戦9位も中嶋監督、公式戦再開まで「立て直す期間として有効に使わなきゃいけない」
オリックスが交流戦を6連勝からの5連敗で終えた。一時は連覇も見えた交流戦も、終わってみれば8勝10敗の9位。パ・リーグの順位も4位に落ち、首位とは7.5ゲームも離されてしまった。【オリックス・バファローズ戦績 6.7-6.12】対 東京ヤクルトスワローズ大阪・京セラドーム大阪6月7日○オリックス(山岡)6-1(サイスニード)東京ヤクルト●6月8日●オリックス(ワゲスパック)3-6(原)東京ヤクルト○6月9日●オリックス(増井)1-2(石川)東京ヤクルト○対 阪神タイガース大阪・京セラドーム大阪6月10日●オリックス(山崎福)1-6(青柳)阪神○6月11日●オリックス(山本)2-3(伊藤将)阪神○6月12日●オリックス(宮城)1-9(ガンケル)阪神○※カッコ内は先発投手。※64試合、30勝34敗0分の4位。首位の東北楽天ゴールデンイーグルスとは7.5ゲーム差。 今年の交流戦最終週は、本拠地である京セラドーム大阪6連戦。圧倒的にオリックスが優位なはずだった。結果は1勝5敗に終わったが、少なくとも3試合は勝ってもおかしくなかった。しかし、守備のミスが好投を続ける投手陣の足を引っ張った形だ。 中嶋聡監督は拙守について「ミスが全て点に絡んだというか…ですかね。まあいろんな状況を整理してたら、そこを後ろにやるのももちろんダメでしょうしね。ワンヒットで止めてるべきなのか…とかそういうのがいろいろ重なったら打点になるんですよね。それが野球だと思うし。何とか捕ろう押さえようとしたんでしょうけど、そこは練習して押さえられるようにしなきゃいけない」と語った。 打線に関しても「作戦上のことなんで、あまり言いたくないですけど、それはやったら…というところがいろいろ出るんですかね。それも全て、ね。こっちの責任なんで。じゃあ一球一球、説明するのかといったら、なかなか難しいですけど。このベースではこうとか、一球一球ね。このケースではこういうのとか、一球一球、あそこに行って指示するわけにはいかないんで。どうしようかなと思うんですけどね。またこっちでやっていきます。言っていって、なんとかうまくいくようにやらなきゃいけない」と苦悩を明かしている。 17日の埼玉西武ライオンズ戦(埼玉・ベルーナドーム)から公式戦が再開するまで、チームは休日と練習を繰り返す。「交流戦、貯金できなかったし、その分ね、悔しいですけども、全然終わったわけじゃないですし、立て直す期間ちょっとありますんで。ピッチャー陣も、もっともっと攻めていけるようにならなきゃいけないですし、そういう立て直す期間として有効に使わなきゃいけないですよね」と言い聞かせていた。 交流戦の最後は代打出場にとどまっていた主砲の吉田正尚が、公式戦再開からスタメン復帰するのかにも注目したい。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ
日本シリーズ進出!オリックス中嶋監督「短期決戦で、あまり後に響かないように行こうと思った」
2021年11月15日 11時15分
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スポーツ
オリックス悲願の優勝に向けて落とせない残り4試合を総力戦で戦う!
2021年10月19日 17時30分
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スポーツ
オリックス中嶋監督ドラフト1位、椋木蓮を「高い能力を持つピッチャー」と評価!
2021年10月13日 11時30分
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スポーツ
オリックス7年ぶりの単独首位!9連勝&貯金「6」の快進撃にファン歓喜感涙
2021年06月22日 11時00分
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スポーツ
オリックス・山足に「わざとやってるのか」ファン激怒 勝機を潰す守備ミスを連発、「使う方が悪い」中嶋監督への批判も
2021年04月28日 19時30分
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スポーツ
オリックス・中嶋監督はジョーンズを“4番固定”すべき? 金村氏が選手起用に物言い、「去年打ってないから信用できない」と反発も
2021年04月16日 20時30分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分