対 千葉ロッテマリーンズ
9月22日
大阪・京セラドーム大阪
●オリックス(山岡)5-13(美馬)千葉ロッテ○
対 東北楽天ゴールデンイーグルス
9月24日
宮城・楽天生命パーク宮城
○オリックス(山本)9-1(田中将)東北楽天●
9月27日
大阪・京セラドーム大阪
●オリックス (宮城)1-6(則本昂) 東北楽天○
※(カッコ)内は先発投手。
※141試合、74勝65敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクホークスとは1ゲーム差。残り2試合。9月27日現在。
オリックスにとって“ひとつも落とせない”残り5試合となった初戦の千葉ロッテ戦は、先発の山岡泰輔が大乱調。「大事なゲームのマウンドを任せてもらったのに、申し訳ないということしかありません」と降板後にコメントを出していたが、5-13で大敗した。これには中嶋聡監督も「そのままですね」と試合内容と山岡の投球について一言だけ語ると、「ホームランで9点かぁ。うーん。ホームランは防げる…防げなきゃいけないんですけどね。それができなくて大量点というのは難しい」と嘆いた。
打線に関しては「よく追いかけていったと思うんですけどね。しいて挙げるならノーアウト二、三塁のところですかね。やろうと思ってるバッティングじゃなかったと思うんですよ。そこが次の課題というか、ああいうところでできるバッターなんですけどね。大量点になったときに一気にいこうという雰囲気になっちゃいますんでね。コツコツでもいいはずなんですけど、やっぱりみんな一気に追いつきたいという気持ちが、欲が出ちゃったのかなと思います。まあそれはしょうがないと思いますし、そういう場面でもこっちが言っていけばいいと思いますし、やれることをやっていきたい」と再調整を誓っていた。
仙台に乗り込んでの東北楽天戦はエース山本由伸が7回を無失点の好投。吉田正尚がホームランを含む6打点の大活躍で、千葉ロッテ戦のうっぷんを晴らしている。
山本は「とにかく勝つことだけを考えてマウンドに上がっていました。しっかりとゲームに集中して入れましたし、雨とかもありましたけど、左右されることなくいいピッチングができたと思います!野手陣に点を取ってもらったので、気持ちも少し楽にいいピッチングができたと思います!(個人タイトルについて)チームが優勝争いをしているので、しっかりとそこの戦力になれるようにやった結果が、いい方向にいってくれればうれしいです!」と語っていた。15勝目をあげたことにより、2年連続の投手タイトル4冠がほぼ確定している。
首位の福岡ソフトバンクが序盤から埼玉西武ライオンズにリードを許している情報が流れる中、どうしても勝ちたかった京セラドームでの東北楽天戦だったが、先発の宮城大弥が3回持たずというまさかの展開。打線は東北楽天先発の則本昂大から3安打しか打てず、1-6で痛い敗戦。福岡ソフトバンクの優勝マジックは3に減ってしまった。
中嶋監督は「四死球9つですか。ここ最近では、そういうのもなく攻めてたはずだったんですけど、この重圧がかかる中で、しっかり腕を振っていかなきゃいけないところで、それができなかったというのは、経験と言われたら経験かもしれないですし、まあちょっと空くんでね。それをしっかり修正をして、やっていかなきゃいけない。あと2つしかないんで、思い切ってやるしかないと思います」と残り2試合を悔いなく戦っていくことを誓っていた。
福岡ソフトバンクが2敗すればオリックスに逆転優勝の可能性が残っているが、その道はかなり厳しい。
(どら増田)