チームは日本ハムの先発ポンセ相手に大苦戦。オリックス先発の竹安大知は5回、郡拓也にプロ初となる1号2ランを打たれて先制されるが、6回、吉田正尚が2試合連続となる11号2ランで追いつくと、杉本裕太郎の好走塁と日本ハムに守備のミスがあり、さらに2点を入れて勝ち越す。6回から継投に入ったオリックスは8回、阿部翔太が捕まり1失点を喫すも最終回はクローザーの平野佳寿が3人で抑えて4-3でオリックスが3連勝。借金を「0」に戻している。
吉田正は「2点リードされていましたので、なんとか“つないでいこう”という気持ちで打席に入っていました。今年はあまり逆方向へはなかったので、本当にホームランになってくれてよかったです!こういったいい場面で、1本でも多く打てれば、チームの流れも持ってこれると思いますので、また明日からも頑張りたいと思います!」と振り返った。
チームの5割復帰については「今まで一個ずつ返していくと言っていて、やっとここまで来ましたので、前半戦残り3試合で貯金を増やしていけるように、また明日からスタートできればと思います。明日からの3試合、上位のチームなので、なんとか勝ち越していけるように、そして前半戦をプラスで終われるように、また明日からも勝利に向かって、チーム一丸となって頑張っていきます!」と前半戦残り3試合の勝利を約束した。
中嶋聡監督は「竹安は5回をしっかりと投げ切ってくれと思っていまして、2点は取られましたけど、いい粘りでしたし合格だと思います。(6回の攻撃は)ホームランだけで終わらず、その後ラオウが出て、そこからつながってからのラオウの走塁ですよね。いいスタートを切ってくれまして、非常にいい走塁だったと思います」と杉本の走塁を評価。
中継ぎ陣に関しては「同点、逆転までは絶対に許さないというピッチングをしてくれていますので助かっています。もちろん疲れもあると思いますが、しっかりと攻めていけていることが、いい結果につながっていると思いますし、本当に頼りになるブルペンだと思っています」と労っていた。
「これからの試合を勝つということももちろんですが、まずはオールスターブレイクまでの残り3つをもう一回獲りにいきたいと思います」と締めた。借金返済だけでなく、残り3試合を最低でも勝ち越して貯金をつくって終わりたいところだ。
オリックスは22日からソフトバンクとの3連戦で前半戦を終える。
(どら増田 / 写真・Rinco)