ヤクルト
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スポーツ 2020年05月10日 11時00分
ヤクルト・バレンティンが突然のタイム!甲子園の上空から謎の落下物? 試合が一時中断した前代未聞の珍事とは
新型コロナウイルスの影響により、依然として開幕延期が続いている今シーズンのプロ野球。GWが明けた現在でも正式な開幕日は決まっておらず、7月までずれ込むのではないかという見方も強い。 例年通りならば、GW期間から続く連戦が週末にかけて引き続き行われているはずだったこの時期。そのGW明けの連戦中に、過去に例のないハプニングが起こっている。 舞台となったのは、2016年5月8日に甲子園で行われたヤクルト対阪神の一戦。6回裏2死、阪神打者・ゴメスが1ボール1ストライクとなったところで、左翼を守っていたヤクルト・バレンティンが突然タイムを要求。特に体に異変が起こったような仕草は見せていなかったため、この時点では何が起きたのかは分からなかった。 二塁塁審がバレンティンに近づくと、バレンティンは自身の後方を指さして何かをアピール。すると、指さした先には白色で細長い謎の物体が。確認した塁審はひとまずボールボーイに回収を指示したが、物体の正体については判別がついていない様子。同戦はテレビ中継されていたため中断中はカメラで拡大されたが、映像でも白く細長い物体というところまでしか分からなかった。 塁審の後に続きヤクルトの選手も何名か物体を確認しに近づいたが、全員顔を見合わせたり空を見上げたりするだけ。その後ボールボーイがほうきとちりとりで物体を回収したが、当時のネット上は「あれは一体何なんだ、観客が投げ入れるにしては距離が遠すぎるし」、「わざわざ試合止めたぐらいだから危険物だったんじゃないのか?」と騒然となっていた。 物体の正体については、試合後の報道で正体が判明する。報道によると、白い物体の正体は長さ30センチほどの魚の死骸で、甲子園上空を飛んでいた鳥が吐き出したものと推測。強烈な異臭を放っていたといい、バレンティンも「突然空から落ちてきた。すごい臭いだった」と困惑していたという。なお、バレンティンが魚を苦手としていたのか、それとも実は臆病な性格だったのかは不明だが、二塁塁審にアピールした際はかなり怯えた様子だったという。 再開後の同戦はその後何も起こらず、ヤクルトが「5-1」で勝利。ただ、バレンティンは思わぬアクシデントで心を乱されたのか、「3打数無安打・2三振」をからっきしだった。ちなみに、このアクシデントを受けたヤクルトは同月13日から14日にかけ、異臭を放つ魚と鼻をつまむバレンティンの様子をデザインした『バレンティンvs FISH』Tシャツを受注販売している。 甲子園をはじめとした屋外球場では、動物や虫がグラウンド上に乱入し試合が中断することはまれにある。ただ、魚が乱入したケースはこれまでになかったため、前代未聞の珍事としてファンの記憶に強く残る結果となった。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月09日 11時00分
巨人助っ人がヤクルト捕手の顔面を破壊! 退場者・病院送りが計6名、ルール改正のきっかけになった神宮球場での大乱闘
新型コロナウイルスの影響により、開幕延期が続いている今シーズンのプロ野球。GWが終了した現在でも、具体的な日程については正式決定がされていない。 本来ならGWの戦いが終わり、「さあここから」とペナント争いがますます白熱し始めるはずだったこの時期。今から26年前の同時期には、チーム同士の戦いがヒートアップし過ぎた出来事が起こっている。 1994年5月11日に神宮球場で行われた巨人対ヤクルトの一戦。2回表、ヤクルト先発・西村龍次が投げた速球が、打席に入っていた巨人・村田真一の頭部に直撃。一度うずくまった村田は怒りの表情で西村に詰め寄ろうとしたが、脳震とうを起こしており数歩歩いたところで再び崩れ落ちてしまった。 球場が騒然となる中、村田は負傷交代となるも試合は再開。ところが3回裏、今度は巨人先発・木田優夫が投げた速球が、打席に入った西村の左足に直撃。報復死球とも思われかねないこの一球で両軍の緊迫感はさらに高まった。 そして7回表、恐れていた事態が遂に勃発してしまう。この回まで無失点を続けていた西村が投げた球が、巨人・グラッデンの顔面すれすれを通過。これに激昂したグラッデンは西村に詰め寄り、制止に入ったヤクルト捕手・中西親志を平手で殴打。キャッチャーマスクを吹き飛ばされた中西からキャッチャーミットで頭部をはたかれると、今度は顔面に強烈なパンチをお見舞いした。 パンチを受けた中西が倒れ込むあたりで両チームの選手がホームベース付近に殺到し、押し合いへし合いの大乱闘に。誰がやり合い、誰が制止しているのか分からない状態がしばらく続いた後、審判は西村を危険投球、グラッデンと中西を暴力行為で、計3名を退場処分とした。 その後試合は再開され、「5-1」でヤクルトが勝利。ただ、乱闘の影響でグラッデンは左手小指、右手親指の骨折、中西も顔面骨折、左目打撲の怪我を負いそれぞれ病院に搬送。頭部死球で搬送された村田を含めると、1試合で退場者3名、搬送者も3名という壮絶な試合となった。 両チームがここまでヒートアップした背景には、前年にもあった乱闘が関係しているとされている。1993年6月8日、巨人・宮本和知の投げた球がヤクルト・古田敦也の背中へ直撃した。これに怒った古田は次打者の二塁打で一気に本塁を陥れる際、巨人捕手・吉原孝介にタックル。これがきっかけで乱闘となり、吉原とヤクルト・ハウエルが退場となっている。 事態を重く見たセ・リーグ側は、1994年5月13日に緊急理事会を開催。この中で危険球について、新たに「故意・過失を問わず頭部に死球を与えた投手は退場」という文言が“アグリーメント”(一般向けには公表されていない規則)の中に盛り込まれている。 交流戦や国際試合の存在もあり、近年はめっきり見る機会が少なくなっている殴る蹴るの乱闘。今シーズンが無事に開幕となった場合でも、こうした大規模な乱闘劇が見られることはほとんどないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月24日 17時00分
『アメトーーク』、野村克也さんの名ボヤキ「サクラ呼んで来い!」に爆笑 ヤクルトファン出川のメッセージに感動の声
23日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に、お笑いタレントの出川哲朗が出演。その出川の発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今放送の企画は、「全てのプロ野球ファンに捧げたい」という出川の熱望により実現した「ありがとうノムさん芸人」。ヤクルトファンの出川は他6名の野球好き芸人と共にスタジオに登場し、今年2月11日に亡くなった元プロ野球選手・監督の野村克也さんの功績や逸話についてトークを展開した。 経験や勘よりもデータを重視する“ID野球”で、リーグ優勝5回、日本一3回を成し遂げた名監督の野村さん。その野村さんの采配について出川は、1992年9月24日ヤクルト対広島戦での選手起用を衝撃的だったとして紹介した。 当時ヤクルト監督の野村さんは、約4年間一軍登板がなかった投手・荒木大輔を同戦でサプライズ起用した。この様子をラジオで聞いていたという出川は「(荒木復帰に)神宮球場が揺れて、その振動でラジオも揺れた」と、自身を含めたヤクルトファンの衝撃を大げさに表現しスタジオの笑いを呼んだ。 試合終了後に報道陣に語る“ボヤキ”も代名詞だった野村さん。番組後半では「(記者の少なさに)遂に見放されたか、サクラ呼んで来い!」、「楽天の梅雨は早いね。(打線が)湿りっぱなし」といった楽天監督時代のボヤキや、会見場を素通りするなどの名場面をVTRで紹介。その後にサンドウィッチマン・伊達みきおがモノマネで野村さんの“名ボヤキ”を再現した。 今放送の最後に、出川が代表して天国のノムさんへ向け、「あなたは僕らヤクルトファンにとって神様でした。そしてプロ野球ファンを楽しませてくれました」、「僕たちはあなたの大好きだったプロ野球を、これからもみんなで応援していきたいと思います」とメッセージを贈り、番組は締めくくられた。 今回の放送を受け、ネット上のファンからは「出川の熱量がひしひしと伝わってきてて良かった」、「途中までは笑って見てたけど、最後の出川の言葉で一気に泣けてきた」、「荒木の起用は、翌年の復活(1993年に荒木は8勝)も含めて衝撃だったわ」、「ノムさんのボヤキ懐かしいなあ、楽天時代は試合結果はテロップなのにボヤキだけ映像っていうのも何度もあった」、「今はプロ野球を満足に応援できないから余計に沁みるな、企画をやってくれた出川やスタッフにありがとうって言いたい」といった反応が多数寄せられている。 今シーズンのプロ野球は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕延期が続き、当初は3月22日に行われる予定だった野村さんの追悼試合も延期されている。こうした現状だからこそ、出川の野球愛、ノムさん愛は多くのファンの胸を打ったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月13日 11時00分
元大洋、ヤクルト監督の関根潤三氏をハム・荒木2軍監督ら、かつての教え子たちが追悼コメント
現役時代は近鉄で、ピッチャーと野手の二刀流で活躍(最終年は巨人)し、投手と野手の両方でオールスター戦にも選出されたことがあるプロ野球評論家の関根潤三氏が9日午前9時45分、老衰のため都内の病院で死去、93歳。葬儀の日取りは未定。近く家族葬で執り行うとのこと。関根氏は広島、巨人でコーチを務めた他、大洋(現DeNA)、ヤクルトで監督を務め、テレビではフジテレビ系『プロ野球ニュース』、ラジオではニッポン放送『ショウアップナイター』の解説者として、穏やかな口調がファンに好評だった。 大洋監督時代に“ハマの大砲”だったDeNAの田代富雄チーフ打撃コーチは「とにかくお世話になり、感謝の言葉しかありません。現役時代、思い出に残っていることは、自分のことを何とか40本塁打を打てる打者になれるよう熱心に指導していただいたことや、若手の時に伊東キャンプで猛練習したことです。また、1日に監督室へ4回呼ばれたことです。選手に対する接し方など多くのことを勉強させていただき、指導者として生きています。心よりご冥福をお祈りいたします」と恩師の死を悼んだ。 また、ヤクルト監督時代に在籍していた日本ハム荒木大輔2軍監督は「一見優しそうな顔立ちをしていますが、とにかく厳しい方でした。ただ、ミスをしたとしてもチャンスを与えてくれる監督でもありました。1992年、野村監督率いるヤクルトでリーグ優勝できたことは、関根監督が礎を築いてくれた賜物だと思います。野球界に数々の功績を残された関根監督の下でプレー出来たことは私の財産です。ご冥福をお祈りいたします」と関根氏との思い出を振り返ると、栗山英樹監督は「関根さんとの思い出は何時間でも語れるほどお世話になりました。「関根監督」の存在がなければ、現在の私はいないと思っています。大した選手ではありませんでしたが、起用し続けていただきました。人を育てることの意味、人を育てるということはどういうことかということを、身をもって教わりました。本当の恩人でした。関根さんの思いを継いで、しっかりとやっていかなければいけないと、改めて強く決意しました」と感謝の気持ちを述べている。 ヤクルトからは、高津臣吾監督が「大先輩であり、素晴らしい人格者の方とお聞きしておりました。スワローズでは直接ご指導はしていただいてはおりませんが、球場などでお会いした時はすごく優しく、いろいろとアドバイスをいただいておりました。その教えをしっかり守って恥じない成績を残したいと思います。ご冥福をお祈り致します」とコメントすると、池山隆寛2軍監督は「私が若い頃に、一番我慢をして使っていただいた監督です。「三振しても下を向いて帰ってくるな」と指導され、その後、少し気持ちが楽になり自分の打撃になってきたと思います。ブンブン丸の基礎になったのかもしれません。長い間本当にありがとうございました」と監督時代の思い出を振り返っている。 ヤクルトは関根氏、野村克也氏と、弱小球団から長期プランで日本一チームを築いていくベースを作った監督を今年2人も失ってしまった。関根潤三氏がプロ野球界に残した影響は大きい。合掌。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月10日 11時35分
元ヤクルト監督・関根潤三氏が逝去 池山・広沢らを育成、黄金期の礎を築いた功績の中後悔も
大洋、ヤクルトで監督も務めた野球評論家の関根潤三氏が都内病院で亡くなった(4月9日)。享年93歳、老衰だったという。投手、外野手の両方で球宴に選ばれた“元祖二刀流”でもある。故人の野球解説はソフトな語り口で、いつも分かりやすかった。また、ヤクルト指揮官時代を指し、「池山、広沢らを育てた一番の功労者。当時の若手が次の野村時代で活躍した」とも評されてきた。 事実、その通りなのだが、謙虚な性格ゆえ、後年のインタビュー等ではそれを否定していた。しかし、「心残り」もあったようだ。 故人の指導者人生は、1970年の広島東洋カープから始まった。任されたのは一軍打撃コーチで、声を掛けたのは当時の広島監督、根本陸夫氏だった。 2人は日大三中(現・三高)、法政大学野球部をともに歩んだ同級生でもある。根本氏は広岡達朗氏にも声を掛けており、こちらも初めてのコーチ就任だった。関根、広岡の2人が山本浩二、衣笠祥雄らを鍛え上げ、のちの広島黄金期の礎にもつながるわけだが、興味深いのは、その後、「監督」となった故人の組織作りだ。 ヤクルト時代を知る関係者がこう言う。 「ドラフト会議直前、最終指名リスト作りをします。どの球団もそうですが、その席上で監督とスカウトの意見が合致しないことの方が多いんです。大抵の球団はスカウトが折れるんですが、関根監督は違いました。1位候補の意見が割れると、聞き手に回り、最後は必ず『分かりました。お任せします』と言うんです」 あまりにも申し訳ないので、スカウト側が「本当に宜しいのですか?」と確認したこともあったそうだ。すると、「ドラフト候補を一番長く見てきたのは皆さんですから」と返したそうだ。 また、采配でも“自分を押しつけること”はしなかった。攻撃は打撃コーチ、投手継投策は投手、ブルペンコーチの意見を聞いてから決断していた。 「自分のチームを作るのではなく、選手に応じた組織作りが理想だと…。担当コーチに存分に働いてもらうにはどうすればいいのかも常に考えていました」(前出・同) コーチ、スカウト、選手が各々の個性を発揮しやすい環境。これが、故人の理想としたチーム作りだった。しかし、同年代の指揮官には“個性派”も多く、相手の意見を聞き、黒子に徹する姿勢はクローズアップされなかった。 「長嶋一茂を預かったことに、故人は運命的なものを感じていました。自身が巨人ヘッドコーチを務めた時の監督が長嶋茂雄氏。一茂を一人前にしてやれなかったことを悔やんでいました」(ベテラン記者) ユニフォームを脱いでからも、解説者として多忙を極めていた。筆者もキャンプ、野球場で何度かお話しを伺ったことがある。やはりソフトな語り口だった。大洋時代に薫陶を受けた元選手は「本当は、怒ると怖い」とも話していたが、怒鳴るのではなく、相手に悟らせるような叱り方をするそうだ。 「打ったバッターを褒めるべきでしょう」 故人が解説でよく使われたフレーズだ。「打たれたピッチャーを非難するよりも…」の姿勢から出たものである。プロ野球界はまた一人、偉大な功労者を失ってしまった。合掌。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月05日 11時00分
ヤクルト・嶋、新型コロナで命拾い? OP戦不振からの故障、開幕延期中にコンディションを戻せるか
新天地に移ったばかりのベテランが歯がゆさを感じている。東京ヤクルトスワローズの嶋基宏だ。 昨年、クライマックスシリーズ終了後、楽天退団を決意し、今季よりヤクルトへ移籍。あくまでも現役続行の意思を貫いた結果だった。捕手として、スタメンマスクに拘り、プロ野球選手としてグラウンドに立ち続ける為でもあった。楽天球団からは大幅減棒を提示されるとともに、将来的な指導者としてのオファーもあった。それでも、「体が元気ならまだまだやれる」という自信を露わにするとともに、「控えで満足するわけにいかない」とも語っており、揺らぐことのないプライドを覗かせていた。 だが、先月21日の阪神との練習試合において死球を受け、右手親指を骨折、長期離脱が予想されている。 新型コロナウイルス感染拡大を受け開幕が延期となっており、今のところ公式戦への影響はなくなったものの、自身のリハビリを経ての回復はまだ先になるだろう。また、負傷前まで行われていたオープン戦では6試合に出場しながらも、安打は0、リーグが変わったことからの打撃面の不安も抱えたままで、スタメンを掴むにクリアしなければならない課題も残されている。 ただ、今シーズンの嶋にどうしても目を向けたくなる理由がある。 楽天では昨年まで13年間在籍し、その間、長年にわたり正捕手としてマスクを被った。2013年には田中将大らと共に、楽天の創設以来初のリーグ優勝、そして日本一に大きく貢献している。特に新人だった2007年から3年間に渡り、2月11日にこの世を去った故・野村克也元監督の指導を受けたことは、野球人として貴重な出会いとなった。球界屈指の名将より、野球というスポーツのイロハ学んだことは大きな経験であり、アスリートとしてだけでなく、人間としての成長を促したことは間違いないだろう。同じく野村元監督の陶酔を受けた高津臣吾新監督の下、スワローズの一員として、新天地でどのような存在感を示すことができるかも注目されている。 怪我を克服し、スタジアムに球音と歓声が戻った頃、プレーヤーとして戦うことを選んだ嶋基宏の躍動する姿、そして確かな生き様がきっと、みられるはずだ。世界中、日本国内が停滞している現在、まだ先行きが見通せない中でも、かつて嶋が発した言葉が蘇ってくる。 「見せましょう。野球の底力を」 立ち上がろうとする人たちの心を震わせたあの言葉を、もう一度聞くことが出来る日を、待っている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年03月27日 18時20分
ヤクルト二軍戦「河川敷から試合を観ることが出来る」大手メディアSNSに批判 「球団側は禁止」指摘され削除も更に物議
大手スポーツ紙『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社)が運営するツイッターアカウントの1つ「日刊スポーツ 日本ハム担当」が27日に投稿した内容が、ツイッター上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 当該アカウントは同日午後0時47分、この日ヤクルトの二軍本拠地・戸田球場(埼玉・戸田)で無観客で行われた日本ハム対ヤクルトの二軍練習試合について投稿。両チームのスタメンやベンチ入りメンバーを、写真を添えて紹介。その中に「河川敷から試合を観ることが出来ます!」との記載があった。 戸田球場は埼玉、東京を流れる荒川の河川敷に位置する球場で、球場に入らなくてもそばにある土手から試合を観戦できるという特色がある。しかし、新型コロナウイルスの影響を受け、ヤクルトは先月28日に球団公式サイト上で「現在の国内の状況を踏まえ、土手からの観戦もご遠慮くださいますようよろしくお願い致します」とファンへ自粛を呼びかけている。 今回の投稿を受け、ツイッター上のファンからは「日刊の日ハム担当何ツイートしてるんだよ、何のために無観客にしてるか理解してるの?」、「球団がダメって言ってるのに、メディアが土手観戦を広める意味が分からない」、「取り返しのつかない事態になったら責任取れるのか」、「試合覗けるのは事実だけど、今の状況でマスコミがそれを言ったらダメでしょ」と批判が噴出している。 新型コロナの影響により、球界では当初20日の予定だった開幕日が現時点(27日午後5時30分時点)で4月24日まで開幕が延期に。また、開幕に向けた練習試合についても二軍は無観客での開催が今後も予定されているが、一軍はパ・リーグが22日(4月10日再開)、セ・リーグが25日(4月14日再開)をもって一旦打ち切られている。 さらに、26日未明から27日にかけては、阪神の藤浪晋太郎、伊藤隼太、長坂拳弥が新型コロナに感染したことが発覚。こうした状況もあり、多くのファンが今回の投稿を軽率と判断しているようだ。 なお、当該アカウントは27日午後1時3分に「先程のツイートは削除して、内容を変更し再ツイートします。申し訳ありません」と謝罪してメンバー表を再投稿。ただ、この投稿の返信欄にも「無観客試合の為観戦出来ませんって書かないと」、「『土手で観戦できません』の訂正もセットでお願いします。本当に迷惑です」といった苦言が複数寄せられている。文 / 柴田雅人記事内の引用について「日刊スポーツ 日本ハム担当」のツイッターよりhttps://twitter.com/nikkan_fightersヤクルトの球団公式サイトよりhttps://www.yakult-swallows.co.jp/
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スポーツ 2020年03月12日 17時00分
ヤクルトベンチ「当たったら死ぬぞオイ!」 阪神藤浪へのヤジが物議、「誰がヤジ飛ばしたんだ」犯人捜しも
11日に行われたヤクルト対阪神のオープン戦。この試合中にヤクルトベンチから飛ばされたヤジが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、4回裏2死の場面。ヤクルトの打者は塩見泰隆、阪神の投手は藤浪晋太郎という状況だったが、2ボール2ストライクから藤浪が投じた150キロの速球が塩見の頭部付近へ向かう暴投に。塩見が体をひねりながら間一髪で回避したため、この一球は大事には至らなかった。 塩見が回避した直後、テレビ中継の映像は一度阪神ベンチ内の映像に切り替わった。するとその直後、ヤクルトベンチから「当たったら死ぬぞオイ!」というヤジが飛ばされた。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「当たったら死ぬぞってなんだその言い方は」、「誰が言ったか知らんがヤクルトには失望した、無観客だから余計に目立つし」、「野次が飛ぶのは当然、そりゃ大事な選手の頭に抜け球がいったら怒るだろ」、「ヤジがひどいじゃねえよ、藤浪のコントロールの方がよっぽどひどいぞ」といった反応が寄せられている。 同時に、「藤浪の野次は誰が言ったのか出所が気になるな」、「口汚いヤジ飛ばした奴誰だよ」、「ヤクルトベンチの誰がヤジ飛ばしたんだ、特定して問題にした方がいい」と犯人捜しにも発展している。 「頭部付近に抜け球が当たると打者に脳震とうや目・鼻・顎の骨折をもたらす危険性があり、高校野球やメジャーリーグでは過去に死亡事故も起きています。そのため今回、藤浪が投じた抜け球に、怒りのあまりヤジを飛ばした人物がいたのは致し方ないところかもしれません。試合が通常とは違い無観客で行われていた点も、余計に注目が集まってしまった要因といえるでしょう。ただ、ファンならともかく同じ土俵で戦う他球団の人間が投手を口汚くヤジるのは、報復死球のリスクなども考えると控えた方がいいのではとも思いますが…」(野球ライター) ここ数年は制球難に陥り死球も数多く与えていることから、「またか」と呆れ声も挙がっている藤浪。ただ、同戦で投じた抜け球はこの1球だけで、この日は「4回無失点・2安打・1四球」と上々の数字を残している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月08日 11時30分
ヤクルト・青木にサイン盗み疑惑? 過去から聞こえてくる雑音、自らのバットで封じ込められるか
東京ヤクルトスワローズの青木宣親が日本球界に復帰して、3シーズン目を迎える。すでにベテランの域に入っている38歳は今なお、シュアなバッティングを披露し続けている。 だが、その見事なプレーぶりとは裏腹に、稀代のヒットメーカーの周囲には今季、耳を塞ぎたくなるような話題も付きまとっていた。 昨年末から今年にかけ、MLBのアストロズが2017年シーズンにサイン盗みを行っていた事実が明らかになった。組織ぐるみでの悪しき行為が発覚したことにより、アストロズ球団へ罰金などの処分が下される等、現在も揺れ続けている米野球界。その中で、一部日本のファンの間では、当時所属していた青木の関与の可能性についての声も挙がっていたことも事実だ。そして、これについては今後、答えが出ることはないかもしれないが、野球ファンにとっても決して愉快な話ではない。 だからこそ、過去から聞こえてくる雑音を振り払うには、もはやプレーを見せ続けるより手段はないだろう。 今季からチームのキャプテンに任命され、今まで以上に先頭に立ち、引っ張っていく存在となった。また、昨季まで主軸だったバレンティンが移籍したこともあり、打線の中でも青木のバッティングがより、重要度を高める場面が増えて行くはずだ。 そして、その期待通りに、ここまでのオープン戦では好調な打撃を発揮している。先月29日の巨人との初戦から出場し、いきなり本塁打を含む3安打を記録している。さらに、翌日の同じカードでもヒットを放ち、チームの勝ち越しに貢献している。6回表のランナー1・3塁で迎えた第3打席、フルカウント後に高めの真っすぐを強引にはじき返したこの打席の内容は、ややボール気味だったものの、失投をしっかりと捉えての安打であり、相変わらずの選球眼の良さと積極性が存分に表れていた。 何より、ベテランともなれば、開幕までに時間をかけて合わせてくる選手も少なくない中で、青木が見せている今年の春のここまでのコンディションは、一気にピークに作り上げてきたような仕上がりだ。 指揮官も変わり、昨年の低迷から再出発を図る東京ヤクルトを導いて行く存在として、これほど相応しいプレイヤーも見当たらない。昨シーズン終了後も、NPB通算打率歴代1位を保持、球史に名を刻む高みにも上り詰め、そしてその姿は今季もスタジアムで躍動する。 青木宣親はグラウンドに立ち、そのバッティングで結果を残し、答えを出し続けて行く。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年03月03日 11時35分
ヤクルト、40歳石川が開幕投手抜てきの裏事情 高津監督の“秘蔵っ子”起用も白紙に?
東京ヤクルトスワローズの開幕投手が“公表”された。40歳、石川雅規投手である。この人選には、いくつかのキーワードも隠されていた。 「はっきり言って、投手事情は苦しいですよ。シーズンが始まって、雨天中止で日程が変わったり、故障者が出たら、先発投手の頭数が足らなくなるかもしれません」(スポーツ紙記者) 40歳をアテにしなければならないところからも苦しい台所事情は窺える。しかし、石川は先発マウンドを20試合以上こなしてきた。昨季も23試合に登板している。投球回数こそ120イニング台と少ないが、チームにおいては数少ない計算の立つ先発投手だ。 「石川、小川、高橋、原、イノーア…。3番手以降の高橋は勝ち星が計算できません。ここに昨秋のドラフト会議で指名した新人投手が加わりますが」(前出・同) 正捕手も、嶋基宏で“決定した”と見ていいだろう。投手陣を引っ張ってもらうため、経験豊富な嶋のリードに頼るしかないからだ。「最初から正捕手は嶋で決まってただろ?」というファンもいるかもしれない。しかし、嶋のヤクルト入りが決まった後も、こんな情報が流れていたのだ。「若手捕手を使ってくる」と…。 高津臣吾監督は二軍を指揮していた昨季、古賀優大なる若手捕手に着目していた。“チャンス平等”の二軍において、古賀は75試合もマスクをかぶっている。それだけでも期待の大きさが窺えるが、 「一軍キャンプは異例の捕手5人態勢でした。その5人目が古賀で、高津監督の希望で古賀の帯同が決まりました」(関係者) とのことだ。古賀は昨秋の台湾でのアジアウインターリーグにも派遣されている。12球団から期待の若手を預かった派遣監督、コーチたちは「来季の正捕手候補、期待の捕手」と古賀を見ていた。 「一昨年5月、古賀は一軍でマスクをかぶっています。当時、勝ち星のなかったハフを勝利投手に導いたんです。捕手として、目立った特徴があるわけではないんですが」(前出・関係者) アジアウインターリーグでも、古賀とバッテリーを組んだ他球団の若手投手からもリードの評判は上々だった。従って、「古賀をメインで使って、ベテランの嶋に補ってもらう」という布陣を予想する声もあったのだ。 脆弱な投手陣を高卒4年目の古賀に託すのは、リスクが大きすぎる。そんな結論に至ったようだが、石川がシーズンを通して投げてくれれば、「ベテラン投手が若手捕手を育てる」という試合も見られるかもしれない。 NPB史上において、40代が開幕投手を務めるのは、石川が5人目。40代で2度も開幕投手を務めた元広島の大野豊氏のようなピッチャーもいたが、勝利投手となったのは、1990年の元ロッテの村田兆治氏まで遡る。 「石川は投手陣だけではなく、チームにおいて影響力の大きいベテランです。石川で開幕戦を落とすと、チーム全体の士気に影響します」(前出・スポーツ紙記者) ヤクルトには中村悠平捕手もいる。嶋がスタメンマスクの大半を占めるようなことになれば、年齢的にもヤバイ。中村もベテラン石川に学びたいと思っているところは多いはず。そう考えると、石川が開幕投手に指名されたことにはいろいろな意義がある。(スポーツライター・飯山満)
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