ヤクルト
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スポーツ 2020年08月25日 11時45分
ヤクルト・石川、巨人戦で秘密兵器を導入? 球団初の“生え抜き40代勝利投手”へ、「勝ちが欲しい」本人も闘志全開か
生え抜きでは球団史上初、40代の勝利投手が誕生するかもしれない。8月25日、神宮球場で行われる東京ヤククト対巨人で、石川雅規投手(40)が先発する。コンディション不良で今季はまだ白星を挙げていないが、勝てば、入団1年目の2002年から19年連続勝利ともなる。 身長167センチ、体重73㎏。この小柄な体形からか、「こんなに息の長いピッチャーになるとは思わなかった」との声も多く聞かれた。 「本人の努力もあるが、野球に対しては常に貪欲です。新型コロナウイルス禍による活動休止の期間中、同僚の五十嵐亮太投手(41)にナックルカーブを教わっていました」(チーム関係者) “新しいもの”を吸収しようとする姿勢が、肉体を老けさせない秘訣なのかもしれない。 >>ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ<< 「巨人の予告先発は今季負けナシの菅野ですが、彼は神宮球場が大の苦手。快挙達成の可能性は高い」(前出・同) 今春キャンプ中、ヤクルトOBや沖縄県浦添市でのキャプを視察したプロ野球解説者と話をした時、必ず出た言葉が「40歳の石川がエースでは(チームが)キビシイ」だった。40歳の体力を考えると、シーズンを通してローテーションを守り抜くのは並大抵のことではない。かといって、フロントは大型補強には乗り出さなかった。 「責任感の強いピッチャーでもあります。目立った大型補強もなかったので、当然、自分の置かれた立場も理解していました」(スポーツ紙記者) 前半戦の不振は、「自分がやらなければ」の気持ちが空回りしてしまった結果でもあるという。 石川の成績を改めて見直してみた。意外なことに、投手タイトルは08年の最優秀防御率の1回のみ。だが、大きな怪我を負って長期欠場したこともない。与えられた責務を寡黙に全うする、そんなタイプでもあるようだ。 石川が東都大学リーグで活躍していた01年当時を知る元スカウトが、こんなことを話していた。 「長所は、肩の可働域が大きいこと。剛速球が投げられなくても、体が小さくても、あの可働域の大きさならプロで通用すると評価していました」 その大きな可働域は、今日も健在だ。投手にとって大切な肩、肘の大きな怪我を負わなかったのはそのおかげだろう。 巨人戦と言えば、6月26日は勝利投手の権利を持ってマウンドを下りたが、救援陣が打ち込まれ、試合も落としてしまった。その時、リリーフ投手たちは石川に頭を下げたが、「オレのことはどうでもいい。試合を落としたことを反省しろ」と叱咤したそうだ。 開幕戦も救援陣が打ち込まれる不運に見舞われた。24日の練習後には、記者団に「喉から手が出るほど勝ちが欲しい」と言った。夏場の連戦で救援陣にも疲れが溜まってくる頃だ。誰かに任せて試合を落とすなら、自分の手で――。そんな不退転の気持ちも秘めているのではないだろうか。“新球”ナックルカーブで巨人打線を翻弄してもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月22日 11時00分
ヤクルト・小川のノーノーで話題になった“最後の完全試合” 槇原が明かしたまさかの裏話も、長嶋監督を唸らせた26年前の大記録
15日に行われたヤクルト対DeNAの一戦。試合は「9-0」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがヤクルト・小川泰弘のノーヒットノーランだった。 同戦に先発した小川は、初回から7回まで1本のヒットも許さない快投を披露。8回に四球、味方のエラーで無死一、二塁というピンチを迎えるも、後続を空振り三振、右飛、遊ゴロと打ち取りピンチを脱出。その後迎えた9回は3人で締め、見事に史上82人目(93回目)となるノーヒットノーランを達成した。 >>ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ<< 昨シーズンのソフトバンク・千賀滉大(2019年9月6日・ロッテ戦)、中日・大野雄大(9月14日・阪神戦)に続く快挙を受け、ネット上には「今年もノーノー見れるなんてファンとしては凄くラッキー」、「もしかしたら今シーズンあと1回くらいは出るかな」といった反応が多数寄せられた。一部では「26年出てない完全試合との落差が凄いな」、「ノーノーはもちろん凄いけど、そろそろ槙原以来の完全試合も見てみたい」といったコメントも見受けられた。 今回の小川を含め、ここ10年で10人(ポストシーズン含む)が達成しているノーヒットノーラン。一方、四球やエラーを含め1人のランナーも許さずに勝利することが条件の完全試合は、1994年シーズンに巨人・槙原寛己が達成したのを最後に26年間も出ていない。 1994年5月18日に行われた巨人対広島の一戦。前年まで2年連続で2ケタ勝利を達成していた槙原は、試合前まで3勝1敗と順調な滑り出し。4勝目をかけて迎えた同戦も借金4の5位に沈む広島打線に対し序盤の3回をパーフェクトに抑え、味方打線も5点の援護を槙原にプレゼントした。 すると、大量援護に守られた槙原は勢いに乗り、その後8回まで完全試合を継続。5回に広島・金本知憲の投ゴロを一塁へショートバウンドで送球してしまう場面があったが、それ以外は危なげなく広島打線を抑え続けた。 そして迎えた9回、槙原は相手打者を中飛、三ゴロ、一邪飛と打ち取り見事史上15人目(15回目)の完全試合を達成。達成の瞬間観客から大声援が沸き上がり、槙原の元にはグラウンドやベンチ内から巨人選手が殺到。まるで優勝を決めたかのような雰囲気の中で槙原は祝福された。 試合後に報道陣の取材に応じた槙原は、「夢の中にいるみたいだった。投手をやっていて良かった」と感無量。また、巨人・長嶋茂雄監督が「1球たりとも遊び球がなかった。球が低めに行っているし伸びていた」、広島・三村敏之監督も「切れが今までになく良かった。特にスライダーが抜群でフォークも落ちていた」と槙原を称賛したことも伝えられた。 この試合を最後に現在まで出ていない大記録を達成した槙原だが、実はまさかの理由がモチベーションになっていたと、2012年8月27日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で明かしている。槙原によると、試合2日前に遠征先で門限を破ってしまった槙原は、チームのマネージャーから「罰金5万円+1カ月外出禁止」というペナルティを科せられたという。 外出禁止がどうしても耐えられなかった槙原は、マネージャーに処分内容の見直しを直訴。そこで「プロなら試合で結果を出せ」と言われ奮起したことが完全試合につながったといい、達成直後はうれしさと同時に「明日から外出できる」と安どの気持ちもあったという。 平成初にして唯一の達成例になった槙原の完全試合。26年の月日が経ち元号も平成から令和へと移ったが、次の達成者が現れるのは果たしていつになるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月17日 12時10分
ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ
16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がノーヒットノーランの起源について持論を展開。その内容が「間違っているのではないか」と物議を醸している。 番組では、15日の横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦で、先発の「ライアン」の愛称がつけられているヤクルト・小川泰弘投手がノーヒットノーランを達成した様子を紹介する。 >>張本氏、メジャー初ホームランの筒香に苦言「右中間に打たなきゃダメ」 ファンから「素直に褒めて」批判も<< これを見たゲストの元中日ドラゴンズ・立浪和義氏は「浮き上がってくる直球が復活した」「エラーがあったんですけど、それでも崩れることなくノーヒットノーランですから、今年は制球・球のキレ。素晴らしいですね」と称賛した。 立浪氏のコメントを聞いた関口宏は「ノーラン小川といいますか、ライアン小川ね」と愛称とノーヒットノーランを若干混同してしまう。続けて、コメントを求められた張本氏は「いやーすごい記録ですね。今はもう80%バッター有利の時期に、0で抑えるというのは大変なんですよね」と小川を褒め称える。 同氏は続けて、「日本では82人目ですが、あのノーランというのはアメリカのノーラン・ライアンの名前を取ってノーヒットノーランと名前付けてるんです。ノーランは7回も行ってるんでしょ。どちらにしてもすごい記録ですよ、ほんと」と持論を展開した。 小川は創価大学時代から高く足を上げるフォームが特徴で、これはアメリカの大投手ノーラン・ライアン(Nolan Ryan)に薫陶を受けたもの。その影響もあり、ファンからは「ライアン」と呼ばれている。どうやら、張本氏はこのニックネームの起源とノーヒットノーラン(no-hit, no-run)を混同した様子。それだけに、視聴者からは「ノーヒットノーランとは、失点をしていないことでは?」「小川を褒めてくれたのは嬉しいけど、ノーランの意味は違うよ」「『サンデーモーニング』は普段安倍政権の失言や失態を嬉々と叩いている番組。それが自身の失態に甘いのでは話にならない」と批判が相次ぐことになった。 人間誰しも間違いはあるもので、張本氏もうっかりしていたものと思われる。それは致し方ない部分もあるが、普段政府を厳しく批判している同番組だけに、訂正は必要だったと言わざるを得ないだろう。
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スポーツ 2020年08月14日 11時30分
ヤクルト、山田の残留に勝算アリ? ファンも覚悟のFA移籍、“マネーゲーム”に太刀打ちできそうなワケは
スター選手同士による二遊間コンビが見たい――。今オフの国内FA市場の最大の目玉、それは東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手の去就だ。打率3割、本塁打30、盗塁30のトリプルスリーを3度も獲得し、高い出塁率も誇る。NPBナンバー1の二塁手と言っていいだろう。 「一時期はメジャーリーグに興味を示していたみたいだけど、今は挑戦したいという思いはないみたい。ヤクルト残留か、国内のどこかに新天地を求めるかの二択で間違いない」(ベテラン記者) フリーエージェント(以下=FA)権を行使するのも、間違いないだろう。昨年オフの契約更改で、球団は複数年契約を結ぶことに失敗しているからだ。 山田の推定年俸は5億円。新聞社発刊の選手名鑑を元に計算すれば、プロ野球界3位タイ。成績が突出しているとは言え、「FA退団する」と読む側の根拠は、「これ以上、高くなったら払えない」というものだ。一部メディアでは、原巨人へのFA移籍を既定路線のように伝えていたが…。 「2007年オフ、ヤクルトは4番バッターのラミレスとエースのグライシンガーを同時に巨人に引き抜かれました。ヤクルトナインの憤りは激しく、巨人戦では殺気立っていました」(前出・同) 山田は当時のことは知らない。昨年オフ、巨人は鈴木大地、美馬学のFA交渉に敗れている。「巨人一辺倒の時代は終わった」とも言える。しかし、意外なことに(?)、「坂本勇人と山田の二遊間コンビを見てみたい」というファンの声も少なくないのだ。 「きちんとしたアンケート調査がされたわけではありませんが、他球団のファンはそう捉えています。ヤクルトファンの間にも『諦め半分』でそんな風に…」(在京球団スタッフ) 好意的な声があるのは、侍ジャパンの影響だろう。代表チーム・侍ジャパンの常設が決定して以来、12球団の精鋭、看板選手が集まって一つのチームになる魅力はファンの間で確実に浸透している。お祭りムードのオールスター戦とは異なる真剣勝負だから、ファンも熱心に応援するのだが、こんな“弊害”も報告されている。 「他球団の選手と仲良くしすぎ。サインプレーなど、秘密が洩れなければいいのだが」 年長のプロ野球解説者の言葉だ。試合前、対戦チームの選手と仲良く談笑する光景も珍しくなくなった。年長者は、それに違和感があるそうだ。 「山田は坂本に憧れのような感情も持っています。近年の巨人はセカンドを固定できていないし、山田を欲しいと思うのは当然」(前出・ベテラン記者) 坂本との二遊間コンビが実現すれば、巨人、ヤクルト以外のファンも興味を持つだろう。 だが昨今、「資金力豊富なソフトバンク、巨人、楽天、オリックスなどとマネー戦争になっても、ヤクルトに勝算アリ」の声も出始めた。実は、ヤクルトの球団営業には海外で活躍してきたイベント事業のプロがヘッドハンティングされており、球場広告も確実に増やしている。2031年には新・神宮球場がお披露目される。11年も先の話で山田を縛ることはできないが、チケット販売力で“4度目のトリプルスリー”を目指すスター選手に相応しい昇給額も提示できるはずだ。 山田はFA権について何も語っていない。アレコレとウワサが交錯するのも、スター選手の宿命だろう。いずれにせよ、「坂本とのコンビが見たい」と移籍に好意的な声があったのは、ちょっと驚きだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月12日 11時30分
ホークスがオリックス投手陣をボコボコに! 阪神の20得点もかすむ? 王監督も同情した歴史的猛攻
7月28日に行われたヤクルト対阪神の一戦。試合開始時点でヤクルトは2位、阪神は3位とAクラス同士のチームがぶつかったが、試合は思いもよらない一方的な展開となった。 ヤクルトはイノーア、阪神は秋山が先発だった同戦だが、阪神がボーアの満塁ホームランなどで2回までに7点を取り早々にイノーアをKO。その後もサンズの満塁弾、木浪聖也の3ランなどで得点を重ね、終わってみればスコアは「20-5」。阪神が2018年9月16日・対DeNA戦以来、約2年ぶりの20得点でヤクルトを粉砕するというまさかの結果となった。 >>阪神、藤川不在でも復調は濃厚? 各球団のクローザーに明暗、原因は登板過多だけではない?<< 試合前まで得点数がリーグ5位の118点だった阪神打線の猛攻に、ネット上には驚きの反応が多数寄せられた。その中で、「過去の記録調べたらダイエーが29点も取っててびっくり」、「今日打ちまくった阪神でもダイエーの記録には9点も足りないのか」と比較するコメントも見られた。 コメントに挙がっている「ダイエー」は、ソフトバンクの前身である福岡ダイエーホークス(1989-2004)。ロッテ・井口資仁監督や侍ジャパン・小久保裕紀元監督などが現役時代に所属していた球団だが、2003年シーズンに2リーグ制(1950年から)では最多となる1試合29得点を記録している。 2003年8月1日、ヤフーBBスタジアム(現ほっともっとフィールド神戸)で行われたダイエー対オリックスの一戦。ダイエーは初回、村松有人が二塁打を放ったのを皮切りに一挙5得点を挙げ、オリックス先発・マック鈴木をアウト1つ取らせずにKO。その後2番手の嘉勢敏弘からも2点を取り、初回から7得点と大きくリードを奪った。 だが、ダイエーの攻撃はこれだけにとどまらず、2、3回にそれぞれ8点ずつを追加し3回終了時点でスコアは「23-0」に。試合序盤で、今回取り上げた阪神を上回る23点に達した。 ダイエーはその後4、5回と2イニング連続で無得点だったが、6、7回にはそれぞれ1点ずつ追加し、9回にもとどめと言わんばかりに4得点。その裏にオリックスは1点を返すも時すでに遅く、試合は「29-1」でダイエーの完勝に終わった。 この試合でダイエーが記録した29得点は、それまで2リーグ制以降の最多記録だった大洋の28得点(1950年10月17日・中日戦)を上回る歴代1位、1リーグ時代を含めても2位の記録。同戦ではこれ以外にも3イニング連続7得点以上(史上初)、1試合60塁打(プロ野球新)、得点差28(パ・リーグ新)といった記録が達成された。ただ、当時の報道によるとダイエー・王貞治監督はオリックス側の心中を察したのか、「夏の暑い時期に打線に元気が出てきたね」とあまり多くは語らなかったという。 ダイエーが歴史的な猛攻を見せた同戦だが、これは同年に「82勝55敗3分・勝率.599」でリーグ優勝・日本一を果たしたダイエーと、「48勝88敗4分・勝率.353」でリーグ最下位に沈んだオリックスのチーム状況が絡んだ結果だとされている。まずダイエーだが、チームはこの年主砲・小久保がオープン戦で膝に大怪我を負いシーズン絶望。ただ、小久保の不在に井口、松中信彦、城島健司といった野手陣が奮起した結果、チーム打率(.297)、安打数(1461本)でプロ野球記録を樹立するほどの強力打線が形成されていた。 一方、オリックスはチーム防御率(5.95)、失点数(927点)、被安打数(1534本)でプロ野球ワースト記録を樹立するなど投手陣が崩壊。特に対ダイエー戦の防御率は「7.92」とかなり打ち込まれており、対戦成績も「11勝17敗」と大きく負け越し。なお、同年のオリックスは同戦を含め、ダイエーに4度20得点以上を許してもいる。 両チームのチーム状況や相性が絡んだ結果、29得点という記録を残すことになったダイエー。これ以降で最も記録に迫ったのはロッテの26得点(2005年3月27日・楽天戦)だが、今後この記録を打ち破るチームは果たして現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月03日 18時30分
元巨人・上原氏「投げきった!素晴らしい」 中日・梅津の熱投にファン・OBから称賛相次ぐ、高津監督も「点が取れない」と脱帽
2日に行われた中日対ヤクルトの一戦。この試合に先発した中日・梅津晃大の投球が、球界OBやプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>中日・梅津のクリーンヒットがライトゴロに! 思わぬ珍プレーで勝利をふいに、本人も“小学生以来”と嘆き?<< 同戦が今シーズン7度目の先発登板だった梅津は、初回から3回まで1人のランナーも許さない完璧な立ち上がりを見せる。その後は4、5、9回にそれぞれ得点圏にランナーを許すも、いずれも無失点でしのぎ9回まで投げ切った。 梅津は両チーム「0-0」で突入した延長10回も続投し、ヤクルトの攻撃を3人でピシャリ。裏の攻撃でチームが得点できなかったため白星は得られなかったものの、「10回127球無失点・被安打5・2四球・9奪三振」で自身初の完投をマーク。先発投手の延長10回完投は、2012年8月26日・対日本ハム戦での田中将大(当時楽天/完封勝利)以来約8年ぶりとなる珍しい記録だった。 梅津の投球を受け、複数の球界OBがSNS上でコメントしている。元巨人・上原浩治氏は、2日に自身の公式ツイッターに投稿。「10回投げきった!素晴らしいです。勝ち、が付いてほしかったなぁ…」と、白星がつかなかったことを悔やみつつ梅津を称賛した。 元ソフトバンク・斉藤和巳氏も、2日に自身の公式ツイッターに「球数もイニングからすると少なかった事もあって完投出来たんやと思う。勝ちはつかへんかったけど価値ある投球!」と投稿。球数を抑えながら最後まで投げ切った点を評価している。 梅津の熱投を受けて、ネット上にも「白星はつかなかったけど、魂のこもったいいピッチングだった」、「投手分業制が確立している今の時代に、10回無失点完投は物凄い投球だよ」、「援護に恵まれない中よく辛抱して最後まで投げてくれた」、「今回梅津を援護できなかった野手陣は、次回登板では大量得点で援護してあげて欲しい」といった反応が多数寄せられている。 試合後の報道では中日・与田剛監督が「本当に素晴らしい、これに尽きる」と絶賛し、ヤクルト・高津臣吾監督も「あれだけ球に力があって制球も良いとなかなか点が取れない」と脱帽したことが伝えられている梅津。ローテーションに変更がなければ次回登板は9日・対巨人戦になると見込まれているが、次回登板では白星をつかむことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara斉藤和巳氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kazumi_saitoh
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スポーツ 2020年08月01日 11時00分
広島・田中の打球がフェンス際で消滅! 犯人はまさかの同僚だった? 審判も驚愕した“ホールインワン”級の珍事
7月24日に神宮球場で行われた巨人対ヤクルトの一戦。「5-5」で引き分けに終わったこの一戦だが、とあるプレーがファンの注目を集めた。 話題となったのは、「5-2」とヤクルト3点リードで迎えた7回表に飛び出たプレー。この回巨人は先頭・吉川尚輝がソロホームランを放ち1点を返すと、続く重信慎之介も右翼フェンス際へ大きな当たりを放つ。ヤクルトの右翼手・山崎晃大朗はジャンピングキャッチを敢行するも捕球できなかった。 ところが、フェンスに直撃したはずの打球はなぜか跳ね返ってこずに“消滅”し、山崎は周りをキョロキョロ。異変を察知した審判が確認したところ、重信の打球は勢いが強かったのか、フェンス上部の金網を突き破りスタンドに入ったことが判明。これを受けた審判団は協議を行った上で、重信の打球をエンタイトルツーベースとして無死二塁で試合を再開する旨を場内にアナウンスした。 球場がどよめきに包まれたこの場面を受け、ネット上には「打球がフェンス貫通するとか初めて見た」、「こんな昭和のスポ根漫画みたいなことあるんだな」といった驚きの声が多数寄せられた。中には、「マツダスタジアムの打球消滅に匹敵する珍事だ」、「ちょっと前にズムスタでも同じことなかったか?」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「マツダスタジアム」、「ズムスタ」は、広島の本拠地球場であるMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。今から3年前の2017年シーズンの試合中に、今回と同じく打球が消滅する珍事が起こっている。 2017年6月23日、同球場で行われた広島対阪神の一戦。1回裏、広島の先頭・田中広輔が、阪神先発・メッセンジャーの初球をフルスイング。左翼フェンス際に伸びた打球に対し、阪神の左翼手・福留孝介はジャンピングキャッチを敢行。TV中継の画面を見る限りでは、福留が倒れ込みながら捕球したかに思われた。 ところが、起き上がった福留は周囲を見渡した後、狐につままれたような表情で棒立ちに。その後、審判に対しフェンスを指さすジェスチャーを見せた。これを受けた審判団はリプレー検証を含めた確認を行うため、田中の打球に一旦本塁打の判定を下した上で確認に入った。 その後リプレー検証などで審判団が確認したところ、田中の打球はなんとフェンスを覆うラバーの裂け目に、ゴルフのホールインワンのようにすっぽりと入っていたことが判明。裂け目に入らずに跳ね返っていればフェンス直撃のツーベース、あるいはスリーベースの可能性もあった打球だったが、審判団は確認後に田中の打球をエンタイトルツーベースとすることを場内にアナウンス。無死二塁で試合は再開された。 その後試合は初回に3点を先制した広島が「13-3」で勝利したが、試合後にはすぐにラバーの裂け目の修復作業が行われた。また、試合後の報道では、審判団の1人である橘高淳審判が「福留選手が捕球したと思ったらボールがなかった。ボールを探したけどなかった。まさかラバーをぶち破るとは思っていなかった」と驚きを口にしたことも伝えられている。 なぜフェンスを覆うラバーに裂け目ができていたのか、この理由もまた試合後の報道で判明している。報道によると、珍事につながる打球を放った田中が「松山さんが練習中にフェンスに登った時に空けた穴だって言っていました」と打球はラバーをぶち破ったわけではなく、同僚の松山竜平が空けた穴に偶然入ったという旨を語ったという。 マツダスタジアムのフェンスは他球団の本拠地球場に比べ足をかけてよじ登りやすい構造をしており、過去には赤松真人、天谷宗一郎(いずれも元広島)がそれぞれホームラン性の当たりをフェンス上でキャッチし大きな話題を呼んでいる。そのため、同球場ではフェンスに登る練習も頻繁に行われているが、田中曰くその練習の過程で松山が誤って傷をつけてしまったとのことだ。 重信の打球で突き破られた神宮球場のフェンスについて続報は特に伝えられていないが、おそらくマツダスタジアムの試合後と同じようにすぐ修復されたことが濃厚。各球団の本拠地球場は定期的に設備点検が行われているが、今回の件は球場関係者も「まさか」と思ったかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月28日 11時50分
ヤクルト・高津監督、山田外しの裏に石山の覚醒? OP戦からの進化をもたらした青木のアドバイスとは
東京ヤクルトの看板選手、山田哲人内野手の出場登録が抹消された(7月27日)。同時に投手の寺島、ベテランの雄平も外されており、3人は8月6日以降でなければ、一軍に昇格することはできない。高津臣吾監督は「蓄積疲労」とし、故障ではないことを伝えていたが、戦力ダウンは必至。故障していない主力選手を一軍から外してまで休ませるということは、高津監督は終盤戦の猛チャージを狙っているのだろう。 >>巨人・堀内元監督、ヤクルト助っ人の判断ミスに苦言「ここは当てちゃいかん」 チャンスを潰す併殺打を一喝したワケは<< しかし、同時にこんな見方もされていた。「セ・リーグ6球団のうち、クローザーがまともに機能しているのはヤクルトだけと言っていいでしょう。石山泰稚が好調なのは大きい」(プロ野球解説者) クローザーの活躍を表すセーブポイントだが、目下、セ・リーグのトップはDeNAの山崎康晃(6S)だが、防御率は8・74(同時点)。4度もサヨナラ負けを喫している広島は言うに及ばずで、巨人、中日はクローザーが交代した。阪神は代役クローザーのスアレス(5S)が好調なので救われたが、藤川球児がまだ本調子ではない。高津監督が山田に“夏休み”を与える決断ができたのも、石山(5S)が好調だからだろう。 「石山はスライダーを決め球にしていますが、そのスライダーの曲がり具合が、少し変わったと思います」(在京球団スタッフ) ヤクルトの関係者によれば、活動休止の期間中、ベテランの青木がこうアドバイスしたそうだ。「(左バッターの)内側に来るボールがあるといい」――。 石山はそのアドバイスを受けた後、少し悩んだという。急に新しい球種は覚えられないからだ。そこで考え出したのが、スライダーの曲がり具合を変えることだった。 「マエケンこと、米ツインズの前田健太投手のスライダーが左バッターの内側に曲がっていく感じです。石山はマエケンのスライダーをイメージして、スライダーの投げ方を少し変えたんです」(前出・同) 短期間でそれが習得できたということは、“マエケンのスライダー”が自身に合っていたのだろう。セ5球団が抱く今春オープン戦までの石山とは異なるピッチングスタイルが確立された。 「昨年、石山を指して『真っ直ぐが速くなった』という声がよく聞かれました」(スポーツ紙記者) 昨季は不振だったが、“覚醒の兆し”はあったようだ。高津監督は現役時代、クローザーとして活躍していた。クローザーがシーズンを通じて好調を保つ難しさは、最も分かっている。この石山が好調なうちに野手陣を休ませる作戦は悪くないが、登板過多になってしまえば、話は違ってくる。 山田を欠いて戦うのは、3位阪神(7月28日~)。目下、2位のヤクルトは巨人を追い掛ける一番手だが、阪神とのゲームは「1」。状況次第では順位を大きく落とす可能性もある。そう考えると、高津監督は“度胸”があるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月27日 17時00分
巨人・堀内元監督、ヤクルト助っ人の判断ミスに苦言「ここは当てちゃいかん」 チャンスを潰す併殺打を一喝したワケは
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、26日に自身の公式ブログに投稿。ヤクルトの助っ人野手・エスコバーについて言及した。 今回のブログで堀内氏は同日の巨人対ヤクルト戦について、複数選手の名を挙げながら解説。その中で、同戦に「6番・遊撃」でスタメン出場したエスコバーのプレーに苦言を呈した。 >>巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは<< 堀内氏が問題としたのは、「0-5」とヤクルト5点ビハインドの1回裏に飛び出たプレー。この回ヤクルトは巨人先発・桜井俊貴から2点を返しなおも1死一、三塁というチャンスだったが、ここで迎えたエスコバーがカウント「0-2」からの3球目を併殺打にしてしまいチェンジ。一気に点差を詰めることができず、試合も「4-9」で敗れている。 このプレーについて堀内氏は、「1塁ランナーの山崎くんが2球目に走った。タイミングはセーフのはずだったがエスコバーはその2球目をファウルにした。ここが今日の試合のターニングポイントだ」とコメント。 その上で、「目の前に走ってんのが見えてんだからここは当てちゃいかん」、「もし盗塁が成功して一死2,3塁となっていればダブルプレーはない」と苦言を呈した。 エスコバーが打席に入った時点ではまだ3点リードだったことから、巨人内野陣は前進守備を敷いていなかったという堀内氏。そのため、盗塁が成功していれば「同じショートゴロを打ったとしても ファーストでアウトを取りにいくから3点目が取れたはず」と指摘した。 ヤクルト側の拙攻に助けられた巨人先発の桜井は「7.2回4失点」と粘りの投球を見せたが、「ハッキリ言って今日はそこまで持つピッチングではなかった」という堀内氏。「あの打席で3点目が取れていたら 今日の試合の流れは変わっていたに違いない」と、桜井を攻め切れていれば違った結果になったのではと推測していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「あの併殺でせっかくの反撃ムードが完全に消滅してしまった」、「振るならせめて前に飛ばせばエンドランのような形になったのに」、「桜井は連続四球出してふらついてたから、強引に振らずに待ち球作戦でも良かったのでは?」、「見てて何やってんだよと思ったけど、エスコバー併殺多いからなあ…」といった反応が多数寄せられている。 「今シーズンからヤクルトに加入したエスコバーは、ここまで28試合に出場し『.290・1本・14打点・29安打』をマーク。得点圏打率も『.333』で3割超えと悪くない成績を残していますが、その一方で併殺打数は『5』でチームワースト、リーグでもワースト3位タイの数字になっています。桜井がそれまでに2四球を出すなど不安定な立ち上がりだったことも含め、2ストライクに追い込まれるまでは手を出さず、その間に盗塁といった形を取った方が良かったのではと考えているファンは一定数いるようです。また、エスコバーがまだ日本の野球に慣れていないとした上で、首脳陣が細かくサインを出して指示すべきだったとの主張も一部見受けられます」(野球ライター) 同日の敗戦で首位巨人とは3.5ゲーム差がついてしまった2位ヤクルト。優勝争いのことを考えると、今回の拙攻は後々まで悔やまれることになるかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年07月19日 11時00分
ソフトB・柳田が「めちゃくちゃダサい」と落胆? 阪神・ボーアの珍打で話題、本人も予想外の“劇的10m弾”
6月19日に開幕し、1カ月が経過した今シーズンのプロ野球。本塁打、タイムリー、奪三振といったプレーに連日多くのファンの注目が集まっているが、中には予想外の一打で注目を集めた打者もいる。その1人が阪神・ボーアだ。 ボーアの一打が話題となったのは、14日に甲子園で行われた対ヤクルト戦でのこと。7回裏2死で第4打席を迎えたボーアは、ヤクルトの3番手・中澤雅人が投じた変化球を強振するもボテボテの打球に。ところが、一度は三塁側ファールグラウンドへ向かったこの打球が、強烈な回転がかかっていたことによりフェアゾーンへ急転換。ヤクルトの三塁・村上宗隆はこの不規則な打球を捕球できず、ボーアは内野安打で出塁となった。 >>阪神・ボーア、アーチ量産体制に突入?チームと共に続く低迷、本拠地連戦で復活に光明か<< スイングからは想像できないような軌道となったボーアの一打を受け、ネット上には「何だ今の打球、生きてるみたいな転がり方したぞ」、「とんでもないスピンのかかり方だな」といった驚きの声が多数寄せられた。一部では、「数年前の柳田のサヨナラ打思い出した」、「柳田のサヨナラヒットを彷彿とさせる打球だ」といったコメントも挙がっている。 名前が挙げられている「柳田」は、ソフトバンクに所属する柳田悠岐。今シーズンはここまで「.366・8本・19打点」と好調だが、過去にボーアと同じような“珍打”で話題を呼んだことがある。 2017年6月6日、福岡ヤフオク!ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたソフトバンク対ヤクルトの一戦。両軍「1-1」で迎えた延長10回裏、ソフトバンクは2死三塁とサヨナラのチャンスを作る。ここで打席に入った柳田はヤクルトの6番手・久古健太郎の変化球を強振するも、打球はボテボテの三ゴロに。打球に駆け寄った久古やヤクルト捕手・中村悠平は、三塁線を跳ねる打球をファールになると判断し捕球しなかった。 ところが、跳ねた後に転がったボールはまるで図ったかのように、ラインの内側ギリギリにピタリとストップ。この間に三塁走者・明石健志がホームインしたことで、試合は「2-1」でソフトバンクのサヨナラ勝利となった。 推定飛距離がわずか10メートルであったことから、“劇的10m弾”といった表現で報じられたこの一打。敗戦投手となった久古は、「捕ってセーフになるよりもファウルの方がいいと思った。芝にとられて止まってしまった」とガックリ肩を落とした。 一方、柳田は試合後のヒーローインタビューで「めちゃくちゃダサい打球だった」と苦笑いした上で、「明日はもっと打球を飛ばします」と宣言。実際に翌7日の同カードでは2本の本塁打を放ち、2日連続のヒーローインタビューで「昨日と違ってすごい飛んでくれたんで最高です」と語っている。 その柳田を想起させるような一打を放ったボーアも、翌15日の試合で1本塁打を含む3安打と活躍し、今シーズンの打率を「.309」と初めて3割台に乗せている。予想外の軌道となった前日の珍打が、もしかしたらツキを運んできてくれたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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