ヤクルト
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スポーツ 2021年02月05日 15時50分
ヤクルト、古田ら黄金期OBの集結にファン歓喜 「体たらくなチームを救って」名打者・名捕手の入閣は投打再建の一手に?
1日のキャンプインから3日まで第1クールを消化し、休養日を挟んで5日から第2クールがスタートしたヤクルト。5日にキャンプ地を訪れた面々がネット上のヤクルトファンの間で話題となっている。 昨年末にキャンプ臨時コーチとしての招へいが伝えられていた古田敦也氏がこの日、チームに合流。2006~2007年にヤクルト監督を務めた古田氏は、今回の臨時コーチが実に14年ぶりの古巣復帰。球団公式ツイッターは同日にキャッチャーミットを着用した練習着姿の古田氏を収めた写真を投稿したが、投稿に返信する形でファンからは「またヤクルトユニ姿が見れて胸が熱い」と歓喜の声が挙がった。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< また、同日は古田氏だけでなく、1999~2005年にチームを指揮した若松勉氏も臨時コーチとして合流。若松氏は2011年から同職を務めており、球団も同日にツイッターの投稿で「毎年ありがとうございます」と若松氏に感謝を述べている。 さらに、この日はチームOB(1995-2004)で侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督も選手視察のためヤクルトキャンプを訪問。球団ツイッターでは稲葉監督と現在チームを率いる高津臣吾監督の2ショット写真が投稿されており、一部メディアでは古田氏も加えた3ショット写真も配信されている。 1990~2000年代初頭のヤクルト黄金時代(リーグ優勝5回・日本一4回)を知るOBが集結したことを受け、ネット上には「黄金期を築いたOBが一堂に会してて、リアルタイムで応援してた身としては本当に感慨深い」、「正捕手古田、右翼稲葉、そして守護神高津。この人らが選手だったころのヤクルトは強かった」、「3人を率いて日本一獲った(2001年)若松さんがいるのも自分としてはグッとくる」といった当時を知るファンからの反応が多数寄せられている。 同時に、「若松さんは打撃、古田さんはバッテリー強化できるかが最大の注目点だな」、「暗黒時代に入りかけてる体たらくなチームを救ってほしい」、「今季すぐに優勝できるようにしてとは言わんが、ここ数年の課題には解決の道筋をつけてもらいたい」といった、指導者としての手腕に期待するコメントも複数見受けられた。 「現在のヤクルトは2019、2020年と2年連続で最下位と低迷。この2年はチーム打率(2019は.244/2020は.242)、防御率(同4.78/4.61)がどちらもリーグワーストと攻守両面に課題を抱えています。そのため、通算2173安打を誇り首位打者も2度(1972,1977)獲得した若松氏には打撃、捕手としてベストナインに9回(1991-1993,1995,1997,1999- 2001,2004)、ゴールデングラブに10回(1990-1993,1995,1997,1999-2001,2004)輝いた古田氏にはバッテリーの立て直しを切望しているファンは多いようです。また、コーチ職ではない稲葉監督についても、今回の視察が『頑張れば代表入りあるぞ』と選手のモチベーションアップにつながることを期待する声はありますね」(野球ライター) リーグ優勝からは6年、日本一からは20年遠ざかっているヤクルト。現在所属する選手たちは、過去の栄光を知るOBからどれだけの知識・経験を吸収できるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について東京ヤクルトスワローズの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/swallowspr
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スポーツ 2021年01月18日 10時50分
オリックス、巨人、ソフトバンクら6球団が宮崎キャンプの無観客開催を発表
オリックス・バファローズは、2月1日から宮崎県で春季キャンプを実施する同球団、並びに埼玉西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズ、広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークスの計6球団が、宮崎県の河野俊嗣知事が15日の記者会見で発表した要請を受け、宮崎県内でのキャンプについては、政府の緊急事態宣言と宮崎県の緊急事態宣言の双方が解除されるまでの間、無観客で実施することを確認したと発表した。各球団も同様の発表を行っている。 ただし、「政府と宮崎県の双方の緊急事態宣言が解除された場合には、宮崎県及び受け入れ自治体と相談させていただきながら、改めて検討させていただきます」と緊急事態宣言が解除された場合は、キャンプをファンに公開する可能性があることに含みを残した。 オリックスでは、キャンプに参加する監督、コーチ、選手及びスタッフ全員がPCR検査を受け、陰性を確認した上で宮崎へ移動する予定とのこと。キャンプ期間中は不要不急の外出は自粛し、数日に一度のPCR検査を実施するなど、感染防止対策を徹底するという。 宮崎市の繁華街にある飲食店の店主は「いちばん恐れていた結果になってしまいました。選手やコーチの皆さんが来られないのは仕方ないと思いますが、キャンプの期間にファンの方が来られないのは痛いですね。(昨年秋の)フェニックスリーグの時も全く(来なかった)ですし、時短営業にもなっているので厳しいです」と苦悩を語っていた。宮崎市の繁華街は、キャンプ時にはオリックス、巨人、ソフトバンクの3球団の選手、コーチ、スタッフ、そしてファンが毎晩のように飲食をすることで、経済効果をもたらせて来た。状況が状況なだけに止むを得ないのかもしれないが、キャンプは経済効果が見込めることから、各自治体が誘致に動いており、投資もしているだけに、2月7日に緊急事態宣言が解除され、キャンプが公開されることを願うばかりだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月09日 17時30分
ヤクルト・小川、FA残留でより苦しい立場に?「進化した自分を見せなければ」槙原級の“答え”は示せるのか
東京ヤクルトスワローズの小川泰弘は昨シーズン終了後よりFAを宣言し、期せずしてストーブリーグの主役の一人となるも、残留という決着を迎えた。先月末の会見の場で「(山田)哲人が夢に出てきた」というエピソードも残留の要因と語り、当初から提示されていた、4年総額7億5千万円(推定)で契約。球団からの強い熱意、最大限の誠意にも応えた形となった。 2013年のルーキー時より先発マウンドに登り続け、8年のキャリアを経てFA資格を取得した今オフ、プロ選手としての自身の可能性を手繰り寄せる機会が訪れた。 1年目に16勝を挙げ最多勝、最高勝率にも輝くなど、まさにメジャーの大投手・ライアンの異名の如く躍動感あふれるマウンド姿で、強烈な印象を放った。だが、その後は目立った成績を残せず、ここ2年は防御率も4点台と、ヤクルト投手陣を支える存在であるだけに、燕ファンのやるせなさは膨らみ続けている。 宣言後、日本ハムや巨人が獲得へ乗り出したとも伝えられ、小川自身も「気持ちが揺らいだ」と心境を吐露。プロである以上、選手としての価値を探ったことは自然の流れだが、これまでの成績から、今回のFA宣言への様々な反応があったことも事実だ。 また、FA制度が設立以降、多くの選手たちが権利を行使してきた歴史がある中で、移籍、残留に関わらず、周囲からの期待に応えるとともに、選手としての覚悟とプライドを成績で表さなければならない。思い出されるのが、FA導入初年度の1993年、当時、巨人3本柱の一人だった槙原寛己がFAを宣言するも、長嶋監督の慰留により残留。翌年に完全試合を達成し、日本一にも貢献。自身の評価へ疑問を抱いたが故の権利行使に対する「答え」を実力で示している。 小川も同様に、これまでの評価を覆すため、そしてチームへの想いを表現するためには、更なる飛躍が求められる。高津監督からは既に2021年シーズンの開幕投手に指名されており、もはやチーム内での立ち位置も明確になった。年明けには自主トレを公開、その中で「進化した自分を見せなければならない」と今季への強い想いを語っている。 昨年は投手としての栄誉であるノーヒットノーランという大記録を達成し、改めてポテンシャルの高さを見せつけた。来たるべき新シーズンは、東京ヤクルトスワローズのエースとしてチームを上昇気流へと導き、さらには再びチームに栄光をもたらすべく、その右腕に力を込める。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年01月01日 17時30分
球団OBに「早く帰れ」、故障投手へのサイン強要も? 2020年に多発、プロ野球一部ファンの自己中心的な問題行動
2020年6月19日に開幕し、同年11月25日の日本シリーズ終了をもって全日程が終了した昨季のプロ野球。新型コロナウイルスによりシーズン日程や各選手の調整に大幅に影響が出たものの、幸いにも中止・打ち切りといった最悪の事態には至らなかった。 異例のシーズンとなった中でも、プロ野球ファンは現地・テレビ観戦やネット上へのコメント投稿など思い思いの形でチームや選手を応援している。ただ、中にはモラルのない行動や言動で問題視された一部ファンもいる。 一部ファンが球団OBに暴言を吐く問題行動を起こしたのが、2020年1月6日にヤクルトの二軍本拠地・戸田球場で行われた新人選手たちのトレーニング。ドラフト1位・奥川恭伸をはじめとした5名の新人選手のトレーニングを観るため多くのファンが現地を訪れていたが、その一部が新人選手のサインを求め一般客の立ち入りが禁止されているエリアに侵入。さらに、制止に入った球団OBの広報で、打撃投手など裏方の仕事もこなす江村将也氏に「早く帰れ」、「クビになったくせに」と暴言を吐いた。 このトラブルはその場に居合わせた複数のファンが詳細をSNSに投稿したことからプロ野球ファンの間に広まり、「どうせ転売目的だろこういう連中は」、「サインがもらえないからって江村に文句言うのはお門違い」と批判が殺到。江村氏は同日に自身のインスタグラムのストーリー機能を使い「ファンの皆さん 今日自分に暴言をはいた方達がいるみたいですが責めないでください!」とファンに呼びかけたが、それでも怒りが収まらないファンも複数見受けられた。 >>ヤクルト、一部ファンが球団OBに「クビになったくせに」と暴言 奥川ら参加の自主トレ、サイン欲しさの暴走に批判殺到<<https://npn.co.jp/article/detail/51127957 各球団が春季キャンプを行っていた2020年2月19日には、ソフトバンク・甲斐野央に対する一部ソフトバンクファンの行動が物議を醸している。同日、あるソフトバンクファンが自身のツイッター上に約25秒の動画を投稿。動画内には右ひじ故障を抱える甲斐野が「もうやめましょ?」とサイン対応の終了を要求したものの「大丈夫大丈夫、全然大丈夫」、「私にも1枚ちょうだい」と甲斐野の頼みを聞き入れずにサインを求め続けるファンの様子が映し出されていた。 甲斐野の故障箇所に余計な負担をかけかねない“サイン強要”を受け、ネット上のファンは「怪我してる選手に無理やりサインねだるな」と猛反発。なお、ソフトバンクは新型コロナの感染予防を理由に翌20日からファンサービスを自粛したが、甲斐野のトラブルの影響もあったのではと推測する声も少なくなかった。 >>右腕故障中のソフトバンク・甲斐野にサイン強要 「もうやめましょ?」本人の願いも無視、一部ファン暴走に批判殺到<<https://npn.co.jp/article/detail/200001407 阪神・藤川球児の引退試合が行われた2020年11月10日阪神対巨人戦では、一部阪神ファンが巨人・重信慎之介に不当な批判を浴びせている。同戦の9回表に登板した藤川は、坂本勇人、中島宏之を連続三振、重信を二飛に打ち取り有終の美を飾ったが、三者三振を阻止した重信を一部阪神ファンがネット上で「空気読んで三振で花を持たせろよ」、「大投手の引退を汚すな」と批判。中には「死ね」、「消えろ」といった言葉を用いた明らかな誹謗中傷も見られた。 これらの批判に対しては、ネット上の他の阪神ファンを中心に「真剣勝負せずにわざと三振する方が失礼」、「自分が気に食わないからって重信を中傷するのは間違ってる」と反発の声が続出。また、同月16日に自身の公式ツイッターに投稿した元巨人・笠原将生氏が「『わざと花持たせる為に三振しろ』って言ってる人 これは八百長だ!だのこれからもガタガタ言うなよ?」、「『プロである以上真剣勝負しろ』って言って人 引退試合で本塁打打ってもガタガタいうなよ?」(原文ママ)と双方に苦言を呈したことも話題となった。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」 阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<<https://npn.co.jp/article/detail/200009161 コロナ禍以前は選手・スタッフとの直接的な、その後はネットを介した間接的なトラブルが目立った一部ファンの問題行動。2021年はこのようなファンが1人でも減ることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月01日 11時00分
ヤクルト2021年のスローガンは『真価・進化・心火』高津監督がコメント
東京ヤクルトは、2021年のスローガンを発表した。 高津臣吾監督は「2021シーズンのチームスローガンを『真価・進化・心火』としました。2021シーズンは、『真価』の問われる年です。2020シーズンに蒔いた種を収穫すべく、真の価値(勝ち)にこだわります。また、チームは『進化』が必要です。チーム全員が、課題に向き合い、プレーでファンの皆さんに、『進化』した姿をお届けします。そして、チーム全員が『心に火』を灯し、ひとつでも多くの勝利をつかみ取りたいと思います。ベテランから若手まで切磋琢磨し、心ひとつに『心火』の炎を灯します。ファンの皆さまにチームを通して『笑顔』をお届けできるよう、邁進し続けます。2021シーズンも、温かいご声援を宜しくお願い致します」と、『真価・進化・心火』に決めた経緯について説明。2年連続最下位に低迷しているだけに、チームの『真価・進化・心火』が問われるところだ。 また、先月6日のファン感謝DAYでは、新シーズンのTOKYO燕パワーユニホーム、CREWユニホームのデザインも発表された。2021 TOKYO燕パワーユニホームのデザインは、スワローズの応燕(オウエン)カラーでもあるグリーンを中心とした配色にしながらも、CREWユニホーム同様に脇に共通のサイドのカラーバーラインを施し、スワローズが積み上げてきた歴史を表現したという。ファンクラブ特典にもなっている2021 CREWユニホームの特徴は、サイドのカラーバーであり、その色は、赤を始め、球団が過去に使用してきた色を配色し、スワローズが積み上げてきた歴史を表現。そして、2021 CREW キャップのYSロゴ、およびサンドにもカラーバーを配色し、歴史に加え、新たな可能性を表現したとのこと。 デザインは埼玉西武や福岡ソフトバンクなどを手掛けたスポーツデザイナーの大岩 Larry 正志氏を起用。選手に動きが出た時、サイドのラインが目に入るようなデザインは神宮球場に映えることだろう。 チームスタッフ、スローガン、ユニホームも決まり、後は優勝争いが出来るチーム作りをするだけだ。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年12月28日 11時45分
元ヤクルト・古田氏、楽天監督就任の可能性が急浮上? 臨時コーチ就任で試される手腕とは
1990年代、強いヤクルトの象徴とも言える古田敦也氏が、来年2月の春季キャンプで臨時コーチを務める。2年連続での最下位、12球団ワーストのチーム防御率といった危機的状況を救うには最適なOBだが、その一報と同時に、こんな声も囁かれた。「楽天じゃないの?」――。 石井一久監督が東北楽天ゴールデンイーグルスのゼネラルマネージャーに就任した18年9月から、「そう遠くない将来、古田氏がクリムゾンレッドのユニフォームを着る」と目されてきた。それはヤクルト出身者のコーチとして要所を任されるためだが、今回の氏の古巣帰還に驚きの声も多く聞かれた。 >>楽天・石井監督、1年限りでの辞任を覚悟?異例の新戦力補強は優勝をもたらせるのか<< 「古田氏は06年から2年、監督を任されました。その時、着手したのがフロント改革でした。大手広告代理店、マネジメント業務に長けた者たちが外部スタッフとして招かれました。これまで球団業務に携わってきた人たちにすれば、面白いはずがありません」(ベテラン記者) 90年代、ヤクルトは野村克也監督の掲げる「ID野球」で日本一にも輝いた。その申し子であり、攻守においてチームに貢献してきた。07年に現役、監督を退いた後、なんとなく、距離ができてしまったのも、当時のチーム改革が影響しているという。 今回の臨時コーチは高津臣吾監督の要望によるもの。“14年ぶりの復帰”となる。高津監督が頭を下げて回ったのか? 本当にわだかまりがあったとしても、時間の経過とともに関係も修復したのだろう。 こんな声も聞かれた。新旧ID野球の申し子の“答え合わせ”だ。 「楽天時代に野村監督の薫陶を受けた嶋基宏捕手と、配球やデータ解析について確認するはずです。野村監督はヤクルト、阪神、楽天を渡り歩き、教える内容も少しずつ変えてきました。大元となる内容は変わっていないようですが、少しずつ新しいことを肉付けしていたと聞いています」(プロ野球解説者) 自軍の投手事情によって、配球も異なる。90年のヤクルト、阪神は年齢的なピークを過ぎた投手も多かったため、対戦バッターの裏をかくことや苦手コースを突いてきた。楽天時代は田中将大投手のような若いピッチャーを育てるため、映像を使った指導もしていた。 投手陣の再建だけではなく、今一つ伸び悩んでいる若手捕手の育成にも着手するそうだ。 「各球団が新しい監督を探す際、必ずと言っていいほど名前が挙げるのが古田氏です。兼任監督時代は好成績を残せませんでしたが、臨時コーチとして結果を残せば、復帰の話も本格化していきそうですね」(前出・同) 復帰先が古巣・ヤクルトになるとは限らない。楽天の石井監督も気にしているはずだ。今回の臨時コーチとしての手腕に注目しているのは、ヤクルトの関係者だけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月25日 11時10分
ヤクルト・小川、FA残留は不幸の予兆か 奥川と明暗が分かれる? 7億円ゲットも本人は不服か
「残留する。間違いない」――。12月24日夜間、フリーエージェント権(以下=FA)を行使した東京ヤクルトの小川泰弘投手が残留するとの情報が駆け巡った。その一報だが、「残留せざるを得ない」というものだった。他球団からのオファーはなかったようだ。また、残留交渉に当たった東京ヤクルト側も「年越し交渉はしない」と伝えていたそうだ。 「今季8月にノーヒットノーランも達成した好投手です。先発投手として確実に計算もできます。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、ほとんどの球団が補強の規模を縮小しています」(球界関係者) チームメイトから「来季も一緒にやろう」の連絡も寄せられていたそうだ。自身を必要としてくれる球団で現役を続けるのは幸せなことであり、小川も東京ヤクルトの誠意を受け止めたのだろう。 >>ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露<< しかし、来季の先発ローテーション争いは波乱含みとなりそうだ。 「来季の目玉はプロ2年目を迎える奥川恭伸投手、今年のドラフト会議でも木澤尚文(慶應大)、山野太一(東北福祉大)と、即戦力投手を指名しました。新外国人投手のサイスニードも先発で使う予定です」(スポーツ紙記者) 来季の先発候補は他にもいる。レジェンド・石川雅規、高梨裕稔、サイスニード、吉田大喜、木澤、山野など。石川の年齢を考えると、シーズンを通して投げることはないだろう。そうなると、左の先発要員が新人の山野だけだ。来季6年目の左腕・高橋奎二も先発で調整させなければならない。「今季、高津臣吾監督は奥川を使いたくて使いたくて、ウズウズしていました。キャンプ、オープン戦で怪我がなければ、先発ローテーション入りさせ、将来のエースとして育てていくはず」(前出・球界関係者) 先発枠の6人は、高橋奎、山野の左投手と奥川優先で決められそうだ。 かといって、実績十分で働き盛りの年齢にある小川が「先発枠から外れる」ことにはならないが、こんな見方もできる。 「小川をエースとして扱っていくのは間違いありません。ということは、来季の開幕投手の最有力候補であるのと同時に、常に3連戦の初戦を託されるわけです。エース対決の投げ合いが続くことになります」(前出・同) ロースコアでの投げ合いが続く。味方打線も「対エース」となれば、得点能力はダウンする。小川は厳しい投手戦を続けていくことになり、勝ち星もなかなか増えないだろう。奥川など新人投手たちは精神的負担の少ない2戦目以降で投げさせていくはずだ。 「勝ち星だけを見たら、『奥川の方が上』なんてことも考えられます」(前出・同) 東京ヤクルトは誠意を示した。その誠意とは、もっとも過酷な登板機会に変わる。小川には4年7億円強が提示されたという。エースに相応しい年俸額である。厳しいエース対決に勝ち続けなければ、奥川との世代交代が加速するだけだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月24日 20時30分
ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露
元ダイエー(現ソフトバンク)で野球解説者の池田親興氏が23日に投稿したユーチューブ動画に、元阪神で野球解説者の若菜嘉晴氏がゲスト出演。元ヤクルト・長嶋一茂氏にまつわる現役時代の裏話を暴露した。 池田氏が10月23日に投稿した動画で初出演し、今回が24本目の登場となる若菜氏。本動画では自身が現役・コーチ時代に見て印象に残っている選手について複数選手の名を挙げながらトークを展開したが、その中の1人として名を挙げた一茂氏にわざと投球コースを教えても打てなかったというエピソードを披露した。 1987年ドラフトで1位指名を受けヤクルトに入団し、翌1988年からプロ野球選手としてのキャリアが始まった一茂氏。若菜氏は当時同じセ・リーグの大洋(現DeNA)で捕手としてプレーしていたが、プロ入り当時の一茂氏についてはかなりの飛距離を出す強打者という印象があったという。 動画内で具体的な時期は明かしていないが、ある日一茂氏が所属するヤクルトとの試合に向け試合前練習を行っていた若菜氏。すると、当時のヤクルト・関根潤三監督、安藤統男一軍作戦コーチがそろって自身のもとを訪れ「坊ちゃんに打たせてくれないか」と、一茂氏が打てるように捕手としてうまく取り計らってくれないかと言ってきたという。 敵軍首脳陣が一茂氏への“忖度”を直々に頼み込むという行動に驚いたという若菜氏。ただ、関根監督とは1983~84年にかけ大洋で共に戦った間柄ということもあり、「分かりました。彼(一茂氏)が俺に(打席で)挨拶したら何とかしましょう」と答えたという。 その後の試合で打席に入った一茂氏が挨拶する様子を観察し、「(首脳陣に)言われた(から挨拶をした)んじゃないだろう。ちゃんとした人間だな」と判断したという若菜氏。ヤクルト首脳陣の頼み通りに打席の一茂氏に投球コースを教えたが、結果は「教えようが教えまいが打てなかった」という。 「足は速い、肩は強い、パワーはある」と一茂氏は身体能力こそすごかったが、「一つ一つのモノは良くても使いこなせてない(印象だった)」という若菜氏。「この3つがハマったら相当なスーパースターになってたと思うよ」と才能をうまく発揮できなかったことを惜しんでいた。 若菜氏はこの他にも高校時代から別格の雰囲気を放っていたという打者や、現ロッテ監督・井口資仁をプロ入り当初から「モノが違う」と感じた理由について動画内で語っている。 >>元横浜・高木氏、長嶋一茂は「親父を超える素質があった」通算18本の“二世選手”が見せた驚きの素質とは<< 今回の動画を受け、ネット上には「首脳陣が一茂を打たせるために相手方に頼みにいくってとんでもない話だな」、「八百長まがいの行動してもらってそれでも打てないって逆にすごいな」、「プロ入り前は日米大学野球で4番も張ってたほどの強打者だったんだけどなあ」、「古田(敦也)とか落合(博満)も一茂の身体能力はすごかったって言ってるから素質自体はあったんだろう」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にヤクルト(1988-1992)、巨人(1993-1996)の2球団でプレーし、「384試合・.210・18本・82打点・161安打」と傑出した数字は残せなかった一茂氏。ただ、素質を考えれば球界トップクラスの選手になっていた可能性もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2020年12月24日 19時30分
広島・長野「僕じゃありません」まさかの犯人疑いに困惑? 物議を醸した“もう一発騒動”の裏話を明かす
元巨人で野球解説者の井端弘和氏が23日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、広島・長野久義がゲスト出演。今季ヤクルトとの試合で起こった乱闘騒ぎで予想外のとばっちりを受けたことを明かした。 現役選手としては初めて井端氏の動画にゲスト出演した長野は、2019年1月に巨人から広島に移籍した際の心境や今季の戦いをテーマにトーク。その中で、広島ベンチからのヤジがきっかけで乱闘騒ぎが勃発した10月3日ヤクルト戦の裏話を語った。 同戦は「13-0」と広島13点リードの8回裏にヤクルト・青木宣親が広島・菊池保則から死球を受け負傷交代したが、次打者の山田哲人が打席に入る際に広島ベンチから「いったれもう一発いったれいったれ」とヤジが。すると、これを聞いたヤクルト・森岡良介コーチが「もう一発はアカンやろオラ!当てといてなんじゃコラ!」と激怒して広島ベンチへ詰め寄り、これをきっかけに両軍ベンチから選手・コーチが飛び出し本塁付近での乱闘騒ぎに発展している。 審判団から警告試合が宣告されることにもなったこの乱闘騒ぎだが、長野は直前までベンチ裏でアイシングをしていたとのこと。ただ、「(ベンチの方が)ざわざわとなっていきなりみんな(グラウンドに)行き始めた」と、何か騒ぎが起こった雰囲気はベンチ裏にも伝わってきていたという。 その直後に同僚が一斉にグラウンドへ飛び出したことを受け、「慌ててアイシングをベンチで外して、ユニフォーム(の裾)も出しっぱなしだったので(ズボンに)全部入れて最後の方に行った」と自身も出遅れながら駆け付けたという長野。ただ、誰がヤジを飛ばしたのかは最後まで把握できなかったという。 同戦後は井端氏を含めた多くの知人から乱闘騒ぎについて連絡をもらったという長野。ただ、「もう一発いけはアカンぞ」と自身が犯人なのではと勘繰る知人も一部いたため、「いや、僕じゃありません」と困惑しながら弁明に努めたと苦笑いで語っていた。 この他にも長野は巨人時代の2013年12月にチームに移籍してきた井端氏と親交を深めたきっかけや、広島移籍に際し最も懸念していたことなどについて動画内で語っている。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 今回の動画を受け、ネット上には「あの騒動は中継で見てて『いきなりなんだ?』って思ったけど、長野にとっても予想外の出来事だったのか」、「当時の中継映像見返したら、ユニフォーム着直しながら慌てて出てくる長野がバッチリ映ってるね」、「一方的に犯人扱いされるって完全なとばっちりだな」、「長野は巨人時代から選手、裏方への気遣いが凄いことで知られてるから絶対犯人じゃないって思ってたよ」、「結局ヤジ飛ばしたのは誰なんだろうか、球団内ではもう特定や処分は済んでるんだろうけど」といった反応が多数寄せられている。 現在までにヤジを飛ばした犯人は現在まで公表されていないが、当時はネット上でも「あの選手が言ったんじゃないか」と憶測が飛び交った同戦の乱闘騒ぎ。無実の長野もとばっちりを受けていたことに驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年12月24日 11時15分
FAのヤクルト・小川は日本ハム以外のオファーを待っている? “年俸2倍”でも残留決断せず、年明け以降もゴタゴタは続くか
「仕事納め」まで、あと2日…。国内フリーエージェント権(以下=FA)を行使した小川泰弘投手に対し、東京ヤクルト球団が改めて残留交渉を行った(12月23日)。 しかし、結論は出なかった。球団は「年越しとなるかも」とこぼしていた。 「4年契約を提示したようです。年俸も2020年の9000万円から約2倍のアップがあったと聞いています。残留すれば、7億円前後の大型契約となります」(スポーツ紙記者) 球団の誠意は伝わっている。小川が「残る」と言えない理由はどこにあるのか――。ひょっとしたら、アノ球団からのオファーを待っているのかもしれない。 >>ヤクルト入りの内川、控え起用は避けられないか高津監督はショートの“日替わり覚悟”も漏らす?<< 小川のFA交渉について、気になる点もある。 球団、選手、メディアとの関係についてだが、一般論として、FA選手との交渉日時は事前に知らされることが多い。現地取材NGであれば、メディア側はそれに従い、場所を特定するような書き方はしない。その代わりに球団、選手双方から交渉後のコメントをもらってきた。 そんな関係性の是非はともかく、そういう申し合わせの慣例に照らし合わせてみると、小川のFA交渉には不可解な点もある。 <日本ハム、小川獲得へ> 北海道日本ハムファイターズが小川獲得に向けて動き出すとの一報があったのは、12月5日。翌6日には各紙で報じられたが、日本ハム、小川の双方からその交渉に関する情報が全く聞かれないのだ。 内々に交渉した可能性もゼロではないが、日本ハム側にその気配も見られない。 「後日談として漏れてくるものもあるのだが、今回はそれもない」(前出・同) また、残留交渉を続けるヤクルトから、こんな情報も聞かれた。 「12月10日、球団と小川は今後の交渉日程、お互いのスケジュールを確認するだけで会っています。小川も残留するかどうか迷っていましたが、結論をいつまでも先延ばしするのは迷惑だということは分かっていました」(球界関係者) 12月15日、ヤクルト側が小川に年俸アップを約束し、同18日に出来高払いなど詳しい内容を伝えたという。18日後の両者の交渉について、先の関係者がこう続ける。 「エースとしてチームに貢献してほしい、必要な戦力だということを伝え、小川の表情も変わったと聞いていますが」 ヤクルト側は23日の交渉で残留の返事をもらえると思っていたそうだ。25日にまた会談する予定だが、同日はヤクルト球団の仕事納めの日でもある。ここでまた結論が出なければ、「年越し」は避けられない。球団は小川に代わる先発の柱となる投手を探さなければならないが、1月に入ってからでは国内トレードの成立は難しいだろう。 「小川はヤクルト以外の球団からの交渉を待っているのではないか。他球団の話を聞くことでヤクルトの誠意も見えてくるし、自身の投手としての評価も分かるので」(ベテラン記者) FA権を行使した理由は、優勝へのこだわりだと言われている。 ヤクルトは選手間の関係も良好で、雰囲気も明るい。だが、交渉が長引けば、残留後の対人関係にも影響しかねない。何よりもまた、自主トレ期間も短くなり、21年シーズンの成績にも響いてくる。「年越し」は小川にとっても良策ではない。(スポーツライター・飯山満)
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
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2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分