ヤクルト
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スポーツ 2020年11月03日 17時00分
嵐ライブで試合中断だけじゃない、前代未聞の珍ハプニング 「巨人ハ永遠ニ不ケツデス!」逮捕者が出たケースも?
24日に神宮球場で行われたヤクルト対中日の一戦。試合は「9-5」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが嵐のライブが影響した2度の試合中断だった。 同戦では「7-2」とヤクルト5点リードの6回表2死の場面で、隣接する新国立競技場から上がった花火の煙が充満し試合が一時中断すると、「9-2」とヤクルト7点リードの7回表、無死一、三塁となった直後には球場上空に無数の風船が流れ込み再び試合が中断。試合後、ハプニングの原因が球場に隣接する新国立競技場で行われていた嵐のライブ『嵐フェス2020』の事前収録だったことが判明し、ジャニーズ事務所は同日、公式サイト上に謝罪文を掲載した。 >>加藤浩次、嵐『アラフェス』でプロ野球中断に「調べた方が良さそう」風船ゴミの心配に反論も<< ネット上のプロ野球ファンからも、「テレビ中継観てて何事かと思ったけど、まさか嵐のライブが原因とは」、「コンサートが原因で試合中断ってめちゃくちゃ珍しいんじゃないか」といった驚きの声が多数寄せられたこの一件。プロ野球の試合がコンサートの影響で中断というのは前代未聞だが、過去の試合では他にも珍しい形で試合が中断したケースがある。 2020年3月10日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対中日の一戦。「3-1」とオリックス2点リードで迎えた6回表一死。打席にオリックス・モヤが入ったところで、突然「ビックリするわ~」という関西弁の男性の声がスピーカーを通して球場内に響き渡ったため試合が一時中断。音声が入っていることに気づかなかったのか中断後も男性の声は響き続けたが、審判がネット裏に音声を切るよう要請すると音声は切れ試合は再開。ちなみに、マウンド上の中日・福谷浩司はアクシデントに動じることなく無失点でこの回を投げ終えたが、声の主については明らかとなっていない。 2017年8月30日にkoboパーク(現楽天生命パーク)で行われた楽天対西武の一戦では、予想外の“珍客”が試合進行に影響を及ぼしている。同戦は「8-4」と西武4点リードの8回表終了後に雨天により一時中断したが、その後グラウンド整備を経て試合が再開されようとしていたタイミングで球場内に突如鳥の大群が出現。鳥はグラウンド内を低空で旋回していたため試合は再開できず、球場スタッフが笛を鳴らして追いかけたり花火を打ち上げたりしても効果なし。最後は照明を一度落として球場内を真っ暗にし、ようやく鳥は球場外に飛び去った。 その後照明の再点灯を待ち、最初に中断した午後9時19分から58分後の同10時17分にようやく試合は再開。なお、中断の影響からか8回裏、西武は4失点を喫し試合は振り出しに戻ったが、この回の終了後に雨天コールドが宣告され「8-8」の引き分けとなっている。 1990年5月12日に広島市民球場で行われた広島対巨人の一戦では、一観客が試合を中断させる暴挙に出ている。「2-1」と巨人1点リードの6回表開始前、黄色い覆面をした観客の男が突然バックネットによじ登り、「巨人ハ永遠ニ不ケツデス!」などと書かれた垂れ幕を下げる。当然試合は中断したが、中断後も男はバックネットを降りるよう説得する警備員に発煙筒を投げけるなどやりたい放題だった。 結局、中断から約9分後に男が自らバックネットを降りたため試合は再開されたが、マウンドに上がっていた広島・川口和久は集中力をそがれたのかこの回1点を失い、チームも「1-3」で敗戦。なお、グラウンドに降りた直後に駆け付けていた警察官に取り押さえられた男は、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されたと試合後に伝えられている。 プレーが途切れることで生じる間が投手に影響し、試合展開が変わってしまうことも少なくない中断。天候による中断は不可抗力の面もあるが、今回取り上げたような形の中断はなるべくなら起こってほしくないところだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月31日 11時00分
ヤクルト・村上、最大の敵は巨人・丸と阪神・大山? 達成ならセ・リーグ最年少のタイトル争いの行方は
シーズンも最終盤に入り、順位争いより熱視線を注ぐファンも多くなってきたプロ野球の個人タイトル争い。投打共に複数選手が熾烈なタイトル争いが繰り広げているが、中でも特に注目を集めているのがヤクルトのプロ3年目・20歳の村上宗隆だ。 昨シーズン「.231・36本・96打点」といった数字を残し、セ・リーグ新人王に選出された村上。今シーズンも29日終了時点で「.316・26本・83打点」とバットは好調で、打率でリーグ3位、本塁打、打点は同2位とそれぞれ好位置につけている。 打率はトップのDeNA・梶谷隆幸(.331)に1分以上差をつけられているため厳しい情勢だが、本塁打、打点はそれぞれトップの巨人・岡本和真(27本・84打点)に肉薄しているため逆転でのタイトル獲得を期待する声も多い村上。本塁打(21歳)、打点(22歳)はそれぞれ獲得すればセ・リーグ史上最年少記録の快挙となるが、両部門には最後まで立ちはだかりそうな選手もいる。 本塁打で最大のライバルとなり得るのは、現在26本で村上と同じ2位タイにつける巨人・丸佳浩。数字だけで考えると1位の岡本や2位タイの阪神・大山悠輔がライバル視されてもおかしくはないが、岡本は10月の月間本塁打数が3本、大山も4本と今一つ。村上は10月に7本を記録しているため、この両名との争いなら勝ち抜ける可能性が高い。 しかし、丸はその村上を上回る9本の本塁打を10月に放っているため、ペースが変わらなければ僅差で丸の後塵を拝する計算となる。丸は広島時代の2018年にキャリアハイの39本塁打をマークしながら、41本を放ったDeNA・ソトに本塁打王を阻止された経験があるため、2年越しに訪れたチャンスへのモチベーションで今後もペースを維持する可能性は少なくない。 一方、打点王獲得へ最大の障壁となりそうなのは、現在リーグ4位の79打点をマークしている大山。現在打点ランキングは1位岡本、2位村上、3位中日・ビシエド(82打点)、4位大山が5打点差の中にひしめき合っているが、10月の村上は18打点で同12打点の岡本より上。また、ビシエドは29日に左肩の負傷で登録を抹消されておりここから大きく数字を伸ばすとは考えづらいため、この両名に対しては有利と言える。 だが、大山は今月20打点と、打点王獲得に向け村上以上のペースで上位を猛追している。阪神は2011年の新井貴浩(打点王)を最後に打撃3部門のタイトルを獲得した日本人選手がいないため、球団では9年ぶりのタイトルをかけ最後まで執念を見せてくる可能性は非常に高そうだ。 >>阪神・矢野監督、大山の“三塁外し”でファン大ブーイングタイトルがかかる打者を外野に追いやったワケは<< 本塁打、打点の両部門で自身を上回るペースの選手が存在するという状況の村上だが、彼らを抑えてタイトルを手中に収めるには得意球団からどれだけ数字を荒稼ぎできるかにかかっている。ヤクルトの残り試合は巨人が5試合、阪神が3試合、中日、広島がそれぞれ1試合と巨人・阪神戦が多いが、対巨人成績が「.343・3本・10打点」、対阪神成績が「.387・5本・18打点」の村上はこの両球団と戦う8試合での成績がタイトル獲得を左右しそうだ。 新人王を獲得した昨シーズンから、将来のタイトル獲得は確実という声は根強かった村上。最大のライバルと目される丸・大山に競り勝ち、球史に名を刻むことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月26日 19時45分
ヤクルト・五十嵐の“フェンスよじ登り”に「グッとくる」ファンが歓喜したワケ 黄金期のパフォーマンスを再現か
25日に神宮球場で行われたヤクルト対中日の一戦。試合は「5-1」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが今シーズン限りで現役を引退するヤクルト・五十嵐亮太の行動だった。 >>引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ“速球一筋”23年の歩みに称賛<< これまでヤクルト(1998-2009,2019-)、メッツ(2010-2011)、ブルージェイズ(2012)、ヤンキース(2012)、ソフトバンク(2013-2018)でプレーしてきた五十嵐は、同戦が23年間のプロ生活を締めくくる引退試合。「0-4」と4点ビハインドの8回表無死で登板すると、中日・シエラを1球で三ゴロに打ち取り有終の美を飾った。 話題となっているのは、試合後の五十嵐の行動。五十嵐は試合後引退セレモニーに臨みファンへ感謝を伝えたが、セレモニー後グラウンドを一周する際に右翼席フェンス際へ。そのまま自力で外野フェンスをよじ登り最上部にまたがると、左手を挙げスタンドのファンの大声援に応えた。 この五十嵐の行動を受け、ネット上には「これ古田や宮本もファンに向けてやってたやつだ」、「先輩たちのパフォーマンスを自分もやるなんて粋だなあ」、「五十嵐は2001年の日本一メンバーだから、フェンスに登る古田やラミレスを見て自分もいつかはって思ってたのかな」、「日本一の時のパフォーマンスがこうやって受け継がれてると思うとグッとくるなあ」といったヤクルトファンからの反応が多数寄せられている。 「今回話題になっている五十嵐のフェンスよじ登りパフォーマンスですが、元々は同球場で行われた2001年日本シリーズ第5戦でチームが近鉄を破り日本一に輝いた際、当時の主力である古田敦也、高津臣吾、ラミレスらがスタンドのファンと喜びを分かち合うために行ったもの。その後も2007年に監督を退任した古田や2013年に現役を引退した宮本慎也など、当時の主力選手が節目を迎えた際にこのパフォーマンスを行っています。日本一に輝いた2001年、当時プロ4年目・22歳の五十嵐はリリーフとしてシリーズに帯同し先輩たちのパフォーマンスを目の前で見ているので、『いつかは自分も』という思いはずっと心の中にあったのかもしれませんね」(野球ライター) 試合後の報道では、今回のパフォーマンスについて五十嵐が「やろうと決めていた。あそこからの景色を見たいなと」と語ったことが伝えられている。黄金時代に生まれたパフォーマンスが脈々と受け継がれていることを感慨深く思ったファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月20日 17時30分
ヤクルトが12.6ファン感謝デー開催!「スワローズファンで良かったと思えるようなイベントに」
東京ヤクルトスワローズは、12月6日に『東京ヤクルトスワローズファン感謝DAY2020』を開催すると発表した。 例年であれば、11月の下旬に開催されてきたファン感謝デーだが、今年は同時期に日本シリーズがズレ込んだ関係もあり、異例の12月開催となった。ファンの間からは開催を危ぶむ声も出ていただけに、これは吉報と言っていいだろう。 会場は本拠地である明治神宮野球場と、オンライン神宮タウンによるダブルステージで開催するという。球団は「苦しいシーズンを共に乗り越えたファンの皆様に感謝の気持ちを伝える1日に」をテーマに掲げており、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初予定していた開幕よりも約3か月遅れでプロ野球が開幕。無観客試合や収容人数を制限した中でのプロ野球開催という苦しいシーズンを共に戦い抜いてくれたファンに対して、感謝の気持ちを伝えるべく開催を決断したとのこと。 今年は明治神宮野球場での開催に加え、球場や周辺施設をオンライン会場で再現。自宅でもまるで明治神宮野球場にいるかのような体験を提供するという。スマートフォン、パソコン等のデバイスとインターネット環境があれば、誰でも参加出来るというのが特徴で、グッズ購入(ファン感謝デー限定グッズを含む) が出来たり、オンラインファンミーティングやオリジナル映像コンテンツの配信を見ることが出来る。 家にいながら、選手とファンがオンライン上で会話が出来たり、オンライン神宮タウンでしか見られない、選手へのインタビュー企画、球場グルメを自宅でも楽しめるデリバリーサービスの提供、例年神宮球場で開催している「神宮からあげ祭」のオンライン版「オンライン神宮からあげ祭」の開催など、斬新な企画が目白押しだ。 明治神宮野球場では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府や東京都からの発表とガイドラインに基づき、人数制限を設けた上で開催する。そのため、事前にチケット購入が必要とのこと。ファン感謝デーの球団担当者は「未曾有の事態を共に乗り越えてくれたスワローズファンの皆様が『スワローズを応援していてよかった』と思っていただけるようなイべントにしていきます。球団としても新しいチャレンジをファンの皆様と共に楽しみたいと考えております」と、今年の意気込みについて語った。 今後の新型コロナウイルス感染状況により、内容の変更や、中止の可能性もあるとのことだが、今年は春季キャンプの前半を除けば、ファンと選手が触れ合える場がなかっただけに、ヤクルト球団の新たな試みに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月16日 11時30分
ヤクルト五十嵐亮太が引退会見「今シーズン結果が出なかったら引退を考えていた」
東京ヤクルトスワローズは15日、今シーズン限りでの引退を表明している五十嵐亮太投手の引退会見を都内で行った。 五十嵐は1997年、千葉・敬愛学園高からドラフト2位でヤクルトに入団。150キロを超える速球派の選手として、当時若いチームだったヤクルトの中継ぎ陣の一人として、勝利の方程式の一角を担っていた。2004年には37セーブを記録し、最優秀救援投手を受賞している。 2010年からFAでメジャーへ。2013年からは国内に復帰。ソフトバンクのセットアッパーとして、2014年には44ホールドを記録。チームの日本一に貢献した。昨シーズンから古巣のヤクルトへ。昨シーズンは45試合に登板しているが、今シーズンはまだ一軍登板がなく、引退を決意した。 五十嵐は「今シーズンで引退することを決意いたしました。今日まで平坦な道のりではありませんでしたが、人の縁にも恵まれ、ここまでやってくることが出来ました。23年間、本当にありがとうございました。(現在は)少し肩の力が抜けたような感じで、ホッとしてはいるんですけど、まだシーズンが続いていますし、最後もしかしたら試合で投げるかもしれないので、それまで気を引き締めてやっていきたいと思っています。シーズンに入る前から、結果が出なかったら引退をする覚悟でやっていました。今年二軍スタートすることになって、自分の可能性を信じて、いろいろやってきましたが、なかなか継続して結果を出すことが出来なかった。身体は元気だったんですけど、結果を見つめ直した時に、辞める時なのかな?という、気持ちが強くなりました。子供の頃からプロ野球選手になることを夢見てやってきた。こうして終わって、振り返ってみると、夢を見てやってきて良かったなと、心から実感できたので、本当に幸せです」と明るい表情でコメント。気持ち的には吹っ切れているようだ。 ヤクルト球団では、功労者である五十嵐に対して引退試合の場を提供する予定。たくさんの思い出が詰まっている神宮球場で、今の五十嵐が見せられる最高のパフォーマンスを披露してもらいたい。(どら増田 / 画像・ヤクルト球団提供)
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スポーツ 2020年10月16日 11時15分
ヤクルト、今オフコーチ陣を大シャッフル?「他意はない」高津監督の言葉は激震の前触れか
「チーム再建」とは、本当に難しく、長い時間を要するもののようだ。 今季、セパともに最下位チームが「2年連続」となる可能性が高い。パ・リーグのオリックスバファローズは中嶋聡監督代行の指揮官昇格が近く発表されるとのことで、「新監督=雰囲気一新」という相乗効果も期待できそうだが、東京ヤクルトスワローズは「厳しいオフ」となりそうだ。 >>引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ“速球一筋”23年の歩みに称賛<< 一部メディアが球団幹部の匿名コメントとして、今季国内FA権を取得した山田哲人内野手、小川泰弘、石山泰稚の両投手の慰留説得を開始したことを伝えていた。山田は打線の核、小川は先発ローテーションの主軸、石山はクローザーだ。投打の中核選手を同時に喪失するようなことになれば、チームは完全に崩壊してしまうだろう。 しかし、こんな意見も多く聞かれた。 「シーズン途中に『オフの話』をするのは、当たり前のことなんですよね。FA権を取得した選手に対しては、前年から慰留して意思を確認します。他の選手に対しても、同様です。オフの契約更改に向けて、フロント職員は希望額を聞き出し、また、厳しいダウン提示になりそうな選手にも妥協できるダウン幅を確認しています」(ベテラン記者) 選手とフロント職員が「非公式」の名目で今後の話をするのは、恒例行事というわけだ。むしろ、山田たちの慰留の話が表沙汰になるほうが、「流出の可能性は高い」と読む関係者も少なくなかった。 「昨年オフ、球団は今季のFA権取得を見越して複数年契約を提示したが、山田たちがそれを辞退した時点で『アブナイ』と察し、以後、必死の慰留が続いていると…」(前出・同) 慰留の下交渉よりも意味シンな出来事が起きていた。10月14日のDeNA戦以降、高津臣吾監督はコーチ陣の“配置転換”に踏み切った。ブルペン担当だった石井弘寿投手コーチと、斎藤隆投手コーチを入れ換えている。 高津監督は「他意はない」と説明していたそうだが、こんな見方もできる。早急にチーム再建の足場を固めなければならない、と…。 一軍コーチの中で現役時代にヤクルトのユニフォームを着たことがないのは、斎藤コーチだけ。旧ベイスターズ、メジャーリーグ、楽天と渡り歩いており、独自の調整法やトレーニング理論を持っている。高津監督がそれを認め、球団にお願いする形で同コーチを招聘した。自身の参謀役でもあり、そのコーチをベンチから外すということは“外部による軋轢”もあったのではないだろうか。 「チーム防御率4・81(15日時点)は、12球団ワーストです。先発投手が試合序盤から失点するケースが続いているからですが、腹心である斎藤コーチをブルペンに行かせ、投手陣の調整方法を改善させようとしたのか、『高津・斎藤体制』にメスを入れられたのかのどちらかでしょう」(球界関係者) 複数のチーム関係者にも確認してみたが、高津監督の3年契約に変更はないそうだ。その3年契約を全うさせるため、二軍を含めたコーチ人事の配置換え、あるいは一部入れ換えも行われるかもしれない。 山田たちの慰留問題も大事だが、その裏でコーチスタッフの大シャッフルも行われそうだ。ヤクルトのオフは大揺れとなるか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月13日 11時30分
ヤクルト・イノーアの退団を発表「ヤクルト球団に感謝」
東京ヤクルトスワローズは、ガブリエル・イノーア投手が退団したと発表した。既にドミニカ共和国に帰国したという。 イノーアは今シーズンから先発ローテーションの一角を期待されて、ヤクルトに入団。開幕ローテーション入りを果たしたが、先発で結果を残すことが出来ず、中継ぎに回っていた。9試合に登板し、0勝3敗、防御率10.13の成績で、9月7日に登録抹消されている。 現在、最下位のヤクルトにとって、ニューヨーク・メッツ、ボルチモア・オリオールズとメジャーでの経験があり、27歳と年齢的にも若いイノーアの不調は誤算だったのは間違いないだろう。 イノーアは「東京ヤクルトスワローズでは活躍できませんでしたが、ファンの皆さまから応援いただき、ありがとうございました。ここでプレーできる機会を与えていただいたヤクルト球団にも感謝いたします。また、監督やコーチ・スタッフの皆さまには大変お世話になり、チームメートにも恵まれました。チームが残りの試合を頑張って戦ってくれることを祈っております」と球団を通じてメッセージを寄せた。 ヤクルトは五十嵐亮太投手の今シーズン限りの引退も発表しており、来年の巻き返しに向けて、戦力面を見直すことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月12日 14時05分
引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ “速球一筋”23年の歩みに称賛
これまでヤクルト(1998-2009,2019-)、メッツ(2010-2011)、ブルージェイズ(2012)、ヤンキース(2012)、ソフトバンク(2013-2018)の日米5球団でプレーしてきたヤクルト・五十嵐亮太。11日、その五十嵐が今シーズン限りで現役を引退すると複数メディアが報じた。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒!連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< 報道によると、五十嵐は球団との話し合いを経て引退を決断し、12日中にも正式発表される見込みとのこと。また、ヤクルト・石井弘寿一軍投手コーチも、数日前に五十嵐から「引退することに決めました」と連絡を受けたことを明かしている。 今年41歳を迎えた五十嵐は昨シーズンまでに日米通算で「905登板(史上4位)・70勝167ホールド70セーブ・防御率3.20」といった数字をマークし、2004年には最優秀救援(42セーブポイント)のタイトルも獲得したリリーフ右腕。昨シーズンも「45登板・5勝4ホールド・防御率2.98」と一軍ブルペンを支えていたが、今シーズンは下半身のコンディション不良により現在まで一軍登板がなかった。 その五十嵐の引退報道を受け、複数の現役・OBが自身のSNSを通じてコメントしている。元巨人・上原浩治氏は、11日に自身の公式ツイッターに「あの年齢になってもストレートで押す投球、観ていて気持ちよかったよなぁ お疲れ様やね」と投稿。速球を武器にここまで現役を続けた五十嵐をねぎらった。 元中日・川上憲伸氏は、12日に自身の公式ツイッターに投稿。「引退は寂しいね」と率直な気持ちを述べた上で、「海外でも活躍したり苦しんだり沢山の経験をしたから今後も貴重な人として活躍を期待します」と引退後の活躍にも期待している。 ソフトバンク・内川聖一は、11日に自身の公式インスタグラムに「まだ引退するって信じられないのが正直な気持ち」、「今日も電話したら逆に励まされたり…本当にありがとうございました。お疲れ様でした」と投稿。2013年から2018年まで同僚としてプレーした五十嵐の決断を惜しんでいる。 五十嵐の引退については、ネット上にも「去年は普通に投げてたから引退って聞いてびっくりした」、「速球派の中継ぎとしてはすごく息の長い投手だった、長年お疲れ様でした」、「子どもの頃から知ってる選手だから寂しいけど、最後の球団がヤクルトで良かった」、「チケットは争奪戦だろうけど、引退試合をやるならぜひ観に行きたい」といった反応が多数寄せられている。 報道によると、五十嵐は今月下旬に一軍本拠地の神宮球場、二軍本拠地の戸田球場の両方で引退試合を行う予定とのこと。プロ23年目ベテランの“有終の美”は多くのヤクルトファンの注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2内川聖一の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/uchikawaseiichi01/
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スポーツ 2020年09月30日 13時45分
ソフトB・バレンティンが移籍を後悔?「お金で幸せは買えない」意味深なSNS投稿、弁明するも物議に
ソフトバンク・バレンティンが、29日に自身の公式インスタグラムに投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、同日午後6時半ごろの投稿。バレンティンは昨シーズンまで所属していたヤクルト時代の自身の写真を添えて、「お金で幸せは買えない」と英語で投稿した。 初来日した2011年から2019年までヤクルトでプレーした後、今年からソフトバンクでプレーしているバレンティン。しかし、今シーズンはここまで「.196・9本・22打点」と不振に苦しみ8月21日に登録抹消。二軍でも「.184・1本・7打点」と結果を残せていない。 今回の投稿を受け、ネット上には「一軍でも二軍でも打ててないしかなり思いつめてるな」、「こんなはずじゃなかったっていう後悔が滲み出てる」、「それなら今オフにでもヤクルトに戻ってきてほしい」といった心配の声が多数寄せられている。 一方、「自分から出て行ったくせに今さら何を言ってるんだ」、「自分の意思でソフトバンクに来たんだから、幸せになりたいなら自力で現状を乗り越えるしかないよ」といった反発も複数見受けられた。 >>ヤクルト・バレンティンに批判噴出 今季取得のFA権は不行使、そこから一転して自由契約を目論んでいるワケは<< 「ヤクルト時代のバレンティンは9年間で『.273・288本・763打点』といった数字を残し、2013年にはプロ野球新記録となる60本塁打をマークしたチームの絶対的主砲。昨シーズンに国内FA権を取得したことを受け、ヤクルトは早くから慰留に努めていました。しかし、バレンティンはFA権を行使しないまま11月末まで去就の判断を引き延ばした末12月に退団し、その後2年総額10億円(推定)でソフトバンク入り。FAを行使せず退団した理由は不明ですが、FAには“FA移籍選手の翌シーズンの年俸は現状維持が上限”というルールがあるため、『金目当てでゴネたに違いない』とやゆする声も多く見受けられました。実際に好条件での移籍に成功したにもかかわらず今回“愚痴”のような内容を投稿していますが、こうした経緯があるだけに『何を今さら』と冷ややかに捉えているファンも少ないようです」(野球ライター) ファンの間で物議を醸していることに気付いたのか、バレンティンは翌30日に自身の公式ツイッターに投稿し「昨日のインスタ投稿は野球とは何の関係もない」と弁明している。ただ、この弁明に対しても「ヤクルト時代の写真添付してるのに野球関係ないは無理がある」といった疑問の声が噴出している。文 / 柴田雅人記事内の引用についてバレンティンの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/therealcocobalentien/バレンティンの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/cocobalentien
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スポーツ 2020年09月22日 17時30分
「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇
16日に神宮球場で行われたヤクルト対DeNAの一戦。試合は「3-2」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがヤクルト・上田剛史が見せた気迫の守備だった。 注目のプレーが飛び出たのは「3-2」とヤクルト1点リードで迎えた9回裏2死。打席に入っていたDeNA・山下幸輝が左翼ボール際へのファールフライを放つが、7回表から途中出場していた上田は右足からフェンスに飛び込み激突しながらこの打球をダイビングキャッチ。激突の衝撃で右足首を痛めたのかしばらく起き上がれなかったが、その後宮出隆自コーチにおんぶされながらベンチに戻りナインと笑顔でハイタッチを交わした。 捨て身の守備でチームの勝利を決めた上田に、ネット上には「これは凄い、超ファインプレーだ」、「怪我が心配だけどこのダイビングキャッチは感動した」といった反応が多数寄せられた。一方、一部では「鈴木の大怪我を思い出してゾッとした」、「鈴木みたいに長期離脱とかならなければいいが…」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている26歳の鈴木誠也は、2013年のプロ入りから広島でプレー。今シーズン「.300・18本・48打点」といった数字を残しているチームの看板打者だが、過去にフェンス激突でシーズン絶望となる大怪我を負ったことがある。 >>広島・會澤のファウルチップ顔面直撃にファン悲鳴 過去に致命傷を負った捕手も、「今後に影響しかねない」心配の声<< 2017年8月23日、横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。当時プロ5年目・23歳の鈴木は、同戦前までに「.299・25本・89打点」といった数字を残すなど4番打者として活躍。「4番・右翼」でスタメン出場した同戦も、初回に26号ソロを放つなど好調だった。 その鈴木をアクシデントが襲ったのは、「5-0」と広島5点リードの2回裏2死。ここで打席に立ったDeNA・戸柱恭孝が右翼フェンス際に大きな当たりを放つが、鈴木はこの打球をダイビングキャッチ。両足で地面に着地すると同時にフェンスに激突し倒れ込むも、グラブからボールを放すことはなく見事アウトとした。 ところが、上体を起こした鈴木は右足首を押さえると、再度地面にうずくまり動けなくなってしまう。この様子を見てトレーナーと共に駆け付けた河田雄祐コーチはすぐに担架を要請し、鈴木はそのまま負傷交代となってしまった。 チームが「6-7」で試合に敗れるが、鈴木は試合中にトレーナー付き添いの下、横浜市内の病院へ直行。移動時に報道陣に対し「大丈夫っしょ。今までありがとうございました」と冗談を口にしたことが伝えられたため、この時点では軽傷にとどまるのではとの見方もされていた。 ところが、鈴木は病院で検査を受けた結果「右脛骨内果剥離骨折」と診断され、翌24日に一軍登録を抹消。その後29日に手術を受けるも全治3カ月の重傷だったため、同年はその後試合に出場することはできなかった。 その後チームはセ・リーグ2連覇を果たすも、CSファイナルでDeNAに敗れシーズン終戦。23日の試合後に緒方孝市監督は「うちはこういう時こそもう1回、チーム一丸となってひとつになって戦っていく」と語っていたが、結果的には鈴木の離脱に泣かされる形となった。 鈴木は後年、負傷当時の状況についてメディアのインタビューなどで明かしている。鈴木によると、着地の瞬間に「ブチッ」という音が聞こえたといい、その後襲ってきた激痛に「野球人生が終わった」とまで思ったとのこと。また、手術を受ける際も「本当に元に戻るのかな」と大きな不安を抱いていたという。 それでも、鈴木はオフシーズンのリハビリを経て2018年3月30日の開幕戦で219日ぶりに公式戦に復帰すると、同年は「.320・30本・94打点」といった成績を残しリーグ3連覇に貢献。翌2019年はチームが4位に沈む中、「.335・28本・87打点」で自身初の首位打者を獲得するなど活躍を続けている。 鈴木ばりのプレーを見せた上田は、試合から一夜明けた17日に一軍登録を抹消されている。怪我の程度については不明だが、長期離脱をしいられるレベルでないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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