イノーアは今シーズンから先発ローテーションの一角を期待されて、ヤクルトに入団。開幕ローテーション入りを果たしたが、先発で結果を残すことが出来ず、中継ぎに回っていた。9試合に登板し、0勝3敗、防御率10.13の成績で、9月7日に登録抹消されている。
現在、最下位のヤクルトにとって、ニューヨーク・メッツ、ボルチモア・オリオールズとメジャーでの経験があり、27歳と年齢的にも若いイノーアの不調は誤算だったのは間違いないだろう。
イノーアは「東京ヤクルトスワローズでは活躍できませんでしたが、ファンの皆さまから応援いただき、ありがとうございました。ここでプレーできる機会を与えていただいたヤクルト球団にも感謝いたします。また、監督やコーチ・スタッフの皆さまには大変お世話になり、チームメートにも恵まれました。チームが残りの試合を頑張って戦ってくれることを祈っております」と球団を通じてメッセージを寄せた。
ヤクルトは五十嵐亮太投手の今シーズン限りの引退も発表しており、来年の巻き返しに向けて、戦力面を見直すことになりそうだ。
(どら増田)