ヤクルト
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スポーツ 2020年09月22日 11時00分
阪神のサヨナラ勝利が誤審で取り消しに!「責任を取って辞めます」審判は覚悟、監督も激怒した史上最長試合
10日に楽天生命パークで行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「9-2」でソフトバンクが勝利したが、結果以上に話題となったのが試合終了まで5時間38分を要した試合の長さだった。 午後6時に開始された同戦は1回裏2死一、二塁の場面で雨により午後6時28分から37分間中断すると、その後7回裏にも雨により午後9時54分から中断。2度目の中断直後の雨脚は雨天コールドとなっても不思議ではないほどの強さだったが、その後弱まったためグラウンド整備を経て、55分後の午後10時49分に再開された。 再開後、ソフトバンクは4番手・松本裕樹が併殺でピンチを切り抜けると、8回に1点、9回に5点を記録。一方、楽天はどちらの回も無得点に終わり、試合は開始から5時間38分後の午後11時38分にようやく終了した。 2度の雨天中断を経て最後まで行われた同戦について、ネット上には「何で雨天コールドにしなかったんだ」、「雨雲レーダーでは雨止む予報だったし続行は理解できる」と試合を管轄する審判団に対する賛否の声が多数寄せられた。一部では「これでも1位の記録には全然届かないのか」、「最長時間調べたら今日より40分くらい長くやってるな」といったコメントも見られた。 >>「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声<< 雨による中断時間が計1時間32分(パ・リーグ史上8位)に及んだこともあり、5時間半を超える試合となった同戦。ただ、プロ野球史上最長の試合時間は、同戦を大きく上回る6時間26分となっている。 1992年9月11日、甲子園で行われた阪神対ヤクルトの一戦。首位のヤクルトを1ゲーム差で追撃していた3位阪神は、この日から同球場で首位攻防3連戦。阪神が勝てば4毛差で首位が入れ替わるという大一番は午後6時に開始され、9回表まで「3-3」と両チーム互角の戦いとなった。 事件が起こったのは、9回裏2死一塁の場面。打席の阪神・八木裕がヤクルト5番手・岡林洋一のスライダーを打ち返すと、打球はフェンス際まで伸び消滅。これを見た二塁塁審・平光清審判は本塁打と判定したことで、試合は阪神が劇的なサヨナラ勝ちを収めたかのように思われた。 ところが、八木の打球を追った左翼・城友博、中堅・飯田哲也は平光審判の判定に猛抗議し、ヤクルトの野村克也監督も抗議のため審判団の元へ。平光審判が本塁打と判定した打球だが、実はフェンスに当たった後にスタンドに飛び込んでいた。他の審判からも同様の指摘を受けた平光審判は、判定を本塁打からエンタイトルツーベースへと覆した。 すると、この判定変更に今度は阪神側が猛抗議。平光審判は「私の誤審です。今年で責任を取って辞めますから、何とか試合を再開してください」と中村勝広監督を説得したが、中村監督も「一番近いところで見てたんだろ!それでホームランって判定したんでしょ!それでゲームセットだよ!」と譲らず。抗議中は客席の阪神ファンからも判定変更に対する大ブーイングが沸き上がり、激怒したファンが数名グラウンドに乱入する事態も起こった。 午後10時前から37分間にも及んだ抗議の後、同戦を提訴試合(リーグ側に審議を要求する試合)とする条件の下、阪神は判定変更を受諾。午後10時半ごろに2死二、三塁で試合は再開されたが、阪神は無得点に終わり試合は延長戦に突入。当時は現在とは違い延長15回制だったが、両チームはお互いに得点を許さないまま15回表までを終えた。 そして、15回裏も阪神が得点を挙げられず、試合は日付が変わった12日午前0時26分に終了。試合時間は6時間26分に及び、それまでの記録(5時間51分)を上回るプロ野球新記録となった。 平光審判の誤審により、大きく振り回されてしまった阪神。ただ、中村監督は後年「俺の中ではいい思い出として残っている。ああいうことがあれば普通は負けてもおかしくない。よく引き分けてくれた」と語っている。 一方、平光審判はその後セ・リーグ連盟から厳重注意と制裁金3万円のペナルティを受けることに。また、「今年で責任を取って辞めます」という試合中の発言通り、同年限りで審判を退職している。 約28年が経った現在でも破られていない歴代最長試合時間の6時間26分。ただ、2015年8月21日巨人対広島戦では歴代2位の試合時間(6時間21分)が記録されているため、展開次第では今後記録を塗り替える試合も誕生するのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月18日 11時05分
楽天、山田・大野よりも欲しいFA選手が? 目される巨人との争奪戦、石井GMは“名誉挽回”を果たせるのか
巨人の最速でのマジックナンバー点灯による“トバッチリ”は、パ・リーグにも及んでいた。東北楽天ゴールデンイーグルスが反撃に出る。今オフの国内フリーエージェント市場(以下=FA)の主役が東京ヤクルト・山田哲人内野手、中日・大野雄大投手であることは説明するまでもないが、スンナリとは決まりそうにないのだ。 「両選手とも、巨人で決まりといった見方でしたが」(スポーツ紙記者) 山田に限らず、FAの権利を取得した選手たちはその権利を行使するのか否か、明言していない。だが、巨人と楽天の後半戦の戦況を指して、こんな情報も聞かれるようになった。「楽天が山田争奪戦に本腰を入れてくる、と。石井一久ゼネラルマネージー(以下=GM)が仕掛けた巨人とのトレードですが、放出したウィーラー、高梨は新天地で活躍し、楽天が得た高田、池田はイマイチ。楽天から見れば、交換要員を見誤ったとも言えます。これが後半戦に失速した原因の全てだとは言いませんが」(前出・同) トレードでチーム戦力をダウンさせてしまった分を、FA市場で取り戻す。つまり、山田を巨人にだけは行かせたくない、強奪するというのだ。 「ヤクルト出身の三木肇監督が指揮官に決まった時から、山田獲得に動くと噂されていました。三木監督はヤクルトコーチ時代、守備、走塁面で山田に付きっ切りになっていましたから」(プロ野球解説者) >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 一方の大野だが、ここに来て、「動くとしたら、巨人ではなく、阪神が本命ではないか?」といった声も聞かれるようになった。大野は京都府の出身。府内の高校、大学を経て中日に指名されたが、「関西圏のチームに愛着を感じている」(前出・関係者)からだ。 大野の目が関西に向いているとの情報は、楽天にも届いている。 その影響だろう。投手補強の本命は、埼玉西武・増田達至だという。増田はクローザーとして活躍し、昨季は30セーブを挙げた。最優秀中継ぎ投手賞にも選ばれたことがあり、長く西武のブルペンを支えて来た。 「巨人も早くから増田には注目していました。昨年オフ、その増田は複数年の提示を蹴って単年契約を結んでいます」(前出・プロ野球解説者) 石井GMは西武から浅村栄斗をFA交渉で口説き落とした実績もある。元西武・牧田和久の日本帰還が決定した昨季、楽天以外の球団が獲得に動かなかったのは、西武で現役生活を終えた“石井GMとの関係”を知っていたからである。 「前半戦を支えてきた楽天のブルペン陣は蓄積疲労で失速ぎみ。後半戦に負けが込んできたのもそのためです。増田に着目するのは当然ですし、巨人もリリーバーを補強ポイントに挙げています」(前出・同) ともにリリーフ陣に弱点を抱えているだけに、山田以上の争奪戦が繰り広げられるかもしれない。石井GMはメンツをかけ、巨人とのオフの争奪戦に挑むことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月17日 11時30分
ヤクルト歳内宏明、NPB復帰登板に「必死で投げました」チームは逆転勝ち!
プロ野球(17回戦)2020年9月16日東京・明治神宮野球場 観衆 4982人東京ヤクルト 3-2 横浜DeNA※ヤクルトの7勝9敗1分 独立リーグ四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズより、ヤクルトが今月獲得をした元・阪神の歳内宏明投手が、16日一軍登録され、即先発で登板した。 6連敗中のチームを託された歳内を、4回、ヤクルト主砲の村上宗隆が先制の13号ソロで先制する。しかし、5回、歳内がベイスターズ打線に捕まり2失点で逆転を許してしまう。 歳内はこの回を投げ切り、5回を84球、8安打、2四球、2失点で降板。ヤクルトは7回、荒木貴裕、宮本丈のタイムリーで逆転に成功。投げては2番手の梅野雄吾、3番手の清水昇、クローザーの石山泰稚が無失点に抑えて、ヤクルトが勝利。連敗は6でストップした。 NPB復帰を果たした歳内は「ヤクルトに入団して、初登板で緊張はしましたが、今、出せる最大限の力を出すことを考えて必死で投げました。何度かピンチの場面もありましたが、味方の守備にも助けてもらい、リズム良く投げることが出来ました。4回の村上の本塁打で先制してもらった直後に失点を許してしまい、本当に悔しい気持ちですが、先ずは投げれたことに正直ホッとしています。そしてまた、このNPBのマウンドで投げさせてもらって本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と自身のピッチングを振り返っている。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月16日 18時30分
ヤクルト・高津監督、投手陣への苦悩は深刻? ベテランが足かせに、期待の新戦力にも不安要素か
神宮球場の東京ヤクルト対DeNA戦でも、さまざまな事情が交錯していた(9月15日)。お隣の東京ドームではマジックナンバーの点灯と、巨人・菅野の開幕11連勝の懸かった大一番が繰り広げられていた。 セ・リーグのペナントレースの行方が懸かった一戦に対し、神宮球場の注目は、40代での初白星をめざす石川雅規。主催者発表によれば、同日の観客動員数は4972人。上限ギリギリのファンが集まったのだから、ヤクルト、DeNAも「巨人追撃の思い」を新たにしたはずだが…。 「4回裏、ヤクルト先発の石川に代打を送られた時、スタンドからため息も聞こえてきました。11カード連続で、ヤクルトは初戦を落としています」(プロ野球解説者) これで、チームは6連敗(引き分けを挟む)だ。高津臣吾監督は「勝負どころでボールが高めに浮いていた。そこが違えば…」と、いつになく石川のピッチングを厳しく評していた。 >>ヤクルト・マクガフに「とんでもないボーンヘッド」ファン激怒 元阪神・高橋氏は捕手の責任を指摘「投手に確認してたかな?」<< 「石川に勝ってもらえば、チームの雰囲気も好転してきます。打線低迷の原因は、石川に勝ってもらいたいとの思いが空回りしているせいもあると思います」(前出・同) 石川で連敗ストップと行きたかったが、その重責は、16日先発が発表された歳内宏明投手に託された。昨年オフ、阪神から戦力外を通達され、四国アイランドリーグplus・香川を経て、NPB復帰を果たした新加入選手だ。 石川が勝ち星を逃した15日、歳内はベンチ入りしていない。高梨など他の先発ローテーション投手たちと神宮外苑を走り込むなどし、最終調整を進めていた。 「ヤクルト首脳陣が歳内に期待しているのは本当です。走者を背負うと慎重になりすぎてコントロールを乱すクセもあり、チームの連敗、打線の低迷などマイナス思考にならなければいいんですが」 阪神時代を知るプロ野球OBが心配していた。 「勝たせてやりたい」「勝ってもらいたい」と思われているピッチャーは、石川だけではなかった。 「高津監督はドライチルーキーの奥川恭伸に期待していました。メディアにマイクを向けられると、今季中の一軍登板はないような口ぶりでしたが、本当は、1日も早く一軍に昇格してもらいたいと願っていました。周囲が諫めていたほどです」(球界関係者) 8月以降、奥川は二軍でもスローペースの別メニュー調整が続いている。「無理はさせない」とする育成ビジョンには高津監督も納得していたが、右肘の炎症、体力不足までは予想できなかった。故障すれば、調整は遅れる。ちょっと気が早いが、こんな声も聞かれた。 「今の奥川の状態では、秋季キャンプでも投げ込み数に制限を掛けなければなりません。そうなると、来季の一軍登板も厳しいのではないか」(前出・同) 投手難の苦しい台所事情にあって、唯一のプラス材料とも言える小川泰弘も国内FA権を取得した。昨年オフの契約更改で複数年の提示を蹴っており、「山田哲人よりも流出の可能性が高い」(前出・スポーツ紙記者)とも囁かれている。勝てない石川のモチベーションも気になる。奥川の育成も遅れている。この日の神宮球場の敗北は、単なる1敗ではない。ヤクルト投手陣の大転換期を予感させるものだった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月07日 11時00分
元阪神・歳内宏明がヤクルト入団会見「結果を残したい」
東京ヤクルトは6日、都内の球団事務所にて、香川オリーブガイナーズから獲得した歳内宏明投手と正式契約を結び、入団会見を行った。背番号は「91」。 歳内は2011年のドラフト会議で、聖光学院高校からドラフト2位で阪神タイガースに入団。2014年にプロ初勝利。翌年にも1勝を挙げるが、その後は怪我にも悩まされ、育成契約から支配下登録に昇格した経験をするなど、プロとしては苦労人のイメージがある。 昨年12月に阪神を自由契約となり、元ソフトバンクの松中信彦GM兼総監督が率いる独立リーグ、四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団。1年目の今シーズンは先発投手として大活躍したこともあり、ヤクルトが獲得に名乗り上げた。 歳内は「香川に拾っていただいて、またNPBに戻りたいという気持ちでプレーしていたので、本当に嬉しい気持ちです。肩を怪我して、(自分が)思うように投げることが出来なかったのですが、香川でまた思ったように投げられるようになったので、この場所で自分の持っている最大の力を発揮できれば良いなと思います。阪神時代は中継ぎで投げることが多かったのですが、香川では先発で使っていただいて、長いイニングを投げる中で、力の抜き方だったり、いろいろ勉強できたかなと思います。とにかく結果を残したいという強い気持ちがあります。独立リーグとはレベルが違うと思いますが、チームに勝ちを付けられるようなピッチングをしたいです」とコメント。 現在、ヤクルトは広島と最下位争いを繰り広げており、投手陣の補強が浮上への課題とされていた。歳内の加入により、チーム全体に刺激を与えてくれることを期待したい。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年09月04日 17時00分
ヤクルト・マクガフに「とんでもないボーンヘッド」ファン激怒 元阪神・高橋氏は捕手の責任を指摘「投手に確認してたかな?」
3日に行われたヤクルト対阪神の一戦。試合は「4-3」で阪神が勝利したが、同戦で登板したヤクルトの助っ人右腕・マクガフのプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」とヤクルト1点リードの7回裏に飛び出たプレー。この回、ヤクルトは2番手・高橋奎二が1死一、三塁のピンチを招いたところで3番手にマクガフを起用。マクガフは代打で登場した中谷将大を空振り三振に。次打者の近本光司に2球目を投じた際に一塁走者に二盗を許すも、近本を打ち取ればピンチ脱出という状況だった。 ところが、マクガフはカウント「2-1」から4球目を投じる前、なぜか誰も走者がいない無人の一塁へ牽制球を投じる。一塁手・坂口智隆は当然ベースに入っておらず、マクガフのボールは悪送球となり一塁ファールグラウンドを転々。この間に2者が生還したことでヤクルトは「3-4」と逆転を許し、そのまま試合にも敗れてしまった。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< 敗戦につながった予想外のプレーを受け、ネット上には「は?何で一塁に投げた?」、「直前に二盗されたこと失念してたのか?」、「無人の塁に牽制なんて初めて見た、とんでもないボーンヘッドだ」、「こんな訳分からんミスで負けるとは思わなかった」といった声が数多く寄せられている。 一方、同日に自身の公式ツイッターに投稿した元阪神・高橋聡文氏は「キャッチャーがしっかり投手に確認してたかな?」と、マクガフだけでなく捕手・西田明央にも責任があると指摘している。高橋氏によると、右投手は一塁走者の動きが視界に入らないため、捕手が二塁に投げるそぶりを見せなければ盗塁を許したことに気づかない時があるという。 実際、西田は二盗を許した際に重盗を警戒してか三塁に目線をやる一方、二塁には投げるそぶりを見せなかった。高橋氏はこれがマクガフのミスを招いたのではと主張しており、ファンからはこれに同調するリプライが多数寄せられている。 試合後、ヤクルト・高津臣吾監督が「俺にもよく分からない。マクガフ本人に聞いてほしい」と呆れ果てたことが伝えられているマクガフのミス。このコメントを受け、一部では「懲罰降格もあるのでは」とマクガフの二軍行きを予想するコメントも挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋聡文氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/akifumi0529
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スポーツ 2020年09月02日 18時30分
広島・達川元監督がコーチに「相当反省しなきゃ」 阪神・ボーアの“拙守”にファン・OBから苦言、バッテリーにも「不用意」と批判
元阪神で野球解説者の片岡篤史氏と元広島監督で野球解説者の達川光男氏が、共に1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。阪神・ボーアの守備に苦言を呈した。 今回の番組で両氏は、1日に行われた阪神対ヤクルト戦について解説。その中で、「1-0」と阪神1点リードの7回表にヤクルト・村上宗隆が放った打球が阪神の一塁手・ボーアの横を破り、同点につながる二塁打となった場面について言及した。 >>全12球団が60億円以上の損失? 大幅収益減の阪神、リストラ促進であのベテランも引退危機か<< 番組に電話で生出演した片岡氏は、この場面について「ここは絶対(一塁)キャンバスを抜かれちゃいけない場面」と、一塁線に守備位置を寄せていなかったボーアに苦言。「これが(アウトや)ヒットで無失点なら、(先発の)高橋(遥人)に勝ちがついていた」と守備位置を寄せていれば長打、失点は防ぐことができ、結果的にこの日「7回1失点・被安打3・2四球・8奪三振」と好投した高橋にも白星がついていたのではと指摘した。 同じく生出演した達川氏は、片岡氏の後に話を振られ「7回で1点勝ってて、キャンバス(を抜かれないの)はセオリー」、「守備コーチも相当反省しなきゃいけない」とコメント。片岡氏と同じくボーアに苦言を呈すると同時に、一塁線寄りに守備位置をとるよう指示しなかったコーチにも責任があると主張した。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに一塁線締めてれば十分アウトにできた打球だった」、「1点差で4番村上なんだから普通なら長打警戒する場面、エラーではないけど記録に残らないミスと言えるな」、「ボーアは機敏な守備するタイプじゃないから、なおさらコーチが指示して守備位置を右寄りにすべきだった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「初球から内角に投げたバッテリーが悪い、外角だったら破られて無かったかもしれない」、「長打警戒の状況で不用意にインコース攻めたバッテリーの責任が一番大きいと思う」といった反発も複数見受けられた。 「1点差で左打者の4番・村上という今回の場面では、ライト方向へ強く引っ張られないように外角を軸に配球するのがセオリー。ただ、高橋・梅野隆太郎のバッテリーは村上に対し初球から内角高めの球を選択し、その初球を打ち返され一塁線を破られています。引っ張られれば長打でピンチ、最悪本塁打で同点というリスクも十分に考えられる中、初球からインコースに投げたのは不用意だったと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合自体は「1-1」の9回裏にサンズがソロホームランを放ち、「2-1」でサヨナラ勝ちしている阪神。ボーア、そして高橋・梅野バッテリーは、7回の失点を今後の教訓にできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月30日 11時00分
ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇
25日に神宮球場で行われたヤクルト対巨人の一戦。試合は「8-4」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人の“不文律破り”だった。 問題となったのは、「7-2」と巨人5点リードの8回表に飛び出たプレー。この回巨人は8点目を奪いなおも1死一、二塁のチャンスを迎えると、ここでダブルスチールを敢行し1死二、三塁に。球界には大差でリードしているチームは試合後半のバントや盗塁を慎むべきという不文律があるが、お構いなしとばかりに次の9点目を狙いにいった。 同戦でテレビ解説を務めた元ヤクルトの笘篠賢治氏が「この展開の中で重盗は非常に(疑問)」、「巨人はあまりそういったところでヤクルトに刺激を与えない方がいい」と苦言を呈し、ネット上でも賛否両論となったこの重盗。一方、一部では「報復死球が無かったのは幸いだった」、「これで報復があったらもっと騒ぎになっただろうな」といったコメントも見られた。 >>巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出<< 今回のように不文律が破られた場合、破った側のチームの選手が報復死球を受けるケースは少なくない。また、過去には報復死球がきっかけで乱闘にまで発展した試合もある。 2007年4月19日、神宮球場で行われたヤクルト対横浜(現DeNA)の一戦。同戦は横浜が初回にいきなり6点を奪うと、その後6回までに4点を追加し計10得点。一方のヤクルトは6回まで無得点と横浜が圧倒的に優位の状況で試合が進んだ。 事件が起こったのは、「10-0」と横浜10点リードのまま迎えた7回表。この回横浜は1点を追加しなおも2死一塁の状況で、一塁ランナーの石川雄洋が二盗を敢行。すると、捕手を務めていたヤクルト選手兼任監督・古田敦也は「何走っとんねんコラ!」と激怒。さらに、マウンドの遠藤政隆も同様の思いだったのか、打席の内川聖一の背中に直球を直撃させた。 明らかな報復行為に球場がどよめく中、内川は痛みに悶絶しながらも一塁へ。しかし、ヤクルト側の怒りは収まらなかったのか、続く村田修一にも危険な球を投じた。内川には直球をぶつけたが、村田にはすっぽ抜けたカーブのような球を頭部に直撃させた。 すると、横浜側も堪忍袋の緒が切れたのか、ベンチから選手・コーチが飛び出しマウンド上の遠藤の元へ。これを見たヤクルト側の選手・コーチもマウンドに殺到し、両チームは押し合いへし合いの乱闘に発展した。 しばらくして乱闘が沈静化した後、審判団は遠藤に危険球退場を宣告。しかし、古田監督は村田への死球が避けられる球だったとして、審判に「お前常識持ってんのか?」、「何でお前らに敬語使わなアカンのや!」と言いたい放題。これらの発言が侮辱行為と判断され、自身も退場を宣告される羽目になってしまった。 試合はその後「14-1」で横浜が大勝したが、古田監督は試合後も「危険球は納得がいかない。村田が頭を下げなければ当たらない球だった」と怒り心頭。また、同戦は古田監督にとって通算2000試合目という記念すべきゲームだったが、「2000試合も出てるが、その中でワーストの試合になった」と現役生活で最低の試合だと口にしてもいる。 “大差で盗塁してはいけない”をはじめとした不文律は、劣勢に追い込まれた対戦相手に敬意を表するため、そして大勢が決した試合でいたずらに記録が作られるのを防ぐために形成されてきたとされている。こうした概念があるため、破った場合は相手チームに侮辱行為と捉えられやすく、その後の報復行為も招きやすくなっていると思われる。 今回巨人に不文律を破られたヤクルトは、その後特に報復死球などのアクションを起こしてはいない。球場外では物議を醸したが、球場内で大きな騒ぎに発展しなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月27日 17時00分
巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず
26日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。試合は「12-5」で巨人が勝利したが、同戦で三塁コーチャーを務めた巨人・後藤孝志コーチの行動がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出<< 問題となったのは、「2-3」と巨人1点ビハインドの2回表にあった出来事。この回1死二、三塁のチャンスを作った巨人は、モタの三ゴロの際に三塁走者・中島宏之が三本間に挟まれ、結果的に先に三塁に到達していた二塁走者・岸田行倫と三塁ベース上で重なり2人ともヤクルト捕手・中村悠平にタッチされた。 この場合、規定では前を走る走者に塁の占有権が与えられるため中島はセーフ、岸田はアウトとなるが、中島は自身がアウトと勘違いしたのかベースから離れるそぶりを見せる。すると、ここで後藤コーチは背後から中島のユニフォームをつかみ制止。これにより中島はベースにとどまり、試合は2死一、三塁で再開された。 ただ、この光景を受けネット上には、「今の後藤コーチの行為は違反行為じゃないか?」、「帰塁の手助けはルールでダメだから中島はアウトだろ」、「後藤コーチのユニ掴みは肉体的援助に該当すると思うんだけど…」、「何であれアウトにならなかったんだ?特に説明も無いからますます分からん」といった疑問や指摘が噴出している。 「公認野球規則には、ベースコーチが『走者に触れるか、または支えるかして、走者の三塁または一塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を、肉体的に援助したと審判員が認めた』場合、走者は守備妨害扱いでアウトになると記載されています。実際、後藤コーチが中島のユニフォームをつかんだ瞬間にヤクルトの三塁手・村上宗隆は指をさしてアピールし、高津臣吾監督も抗議しましたが、審判は後藤コーチの肉体的援助を認めませんでした。審判が認めなかった以上後藤コーチの行為は違反行為には該当しないのでしょうが、“おとがめなし”にモヤモヤしているファンも少なくないようですね」(野球ライター) この直後に坂本勇人に逆転となる2点二塁打を浴び、その後試合にも敗北したヤクルト。もし後藤コーチの行動が違反行為と認められ中島がアウトになっていたら、その後の試合展開も変わっていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月26日 15時30分
巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出
25日に行われたヤクルト対巨人の一戦。試合は「8-4」で巨人が勝利したが、同戦のテレビ中継で解説を務めた元ヤクルト・笘篠賢治氏の発言が物議を醸している。 問題となっているのは、「7-2」と巨人5点リードの8回表に飛び出た発言。この回巨人は無死二塁から大城卓三のタイムリーで8点目を奪った。その後1死一、二塁の場面でダブルスチールを敢行。結果的に点にはつながらなかったが、少しでもリードを広げようと積極的に攻勢を仕掛けた。 しかし、このダブルスチールを見た笘篠氏は「この展開の中で重盗は非常に(疑問)」、「(大差の状況で盗塁はしないというのが)野球界の中の暗黙のルールじゃないけどあるんですよ。(バッテリーも)もう(走者を)フリーにしてるわけですから」と発言。この場面でのダブルスチールは球界の不文律に反していると苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「巨人はあまりそういったところでヤクルトに刺激を与えない方がいい」、「ヤクルトの選手は明日以降、鬼の形相で戦ってきますよ」とコメント。巨人は次戦以降、“掟破り”に奮起したヤクルト相手に厳しい戦いを強いられるのではと推測していた。 >>ヤクルト・小川のノーノーで話題になった“最後の完全試合” 槇原が明かしたまさかの裏話も、長嶋監督を唸らせた26年前の大記録<< 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「何が暗黙の了解だ、たかだか6点差が安全圏なわけないだろ」、「ヤクルトの逆転勝利数知らないんだろうな、じゃなかったらこんなこと言えるわけない」、「おかしいのは巨人じゃなくて、くだらない不文律を気にしてるあんたの方だよ」、「真剣にプレーしてる選手に失礼すぎる、もう二度と解説聞きたくない」といった批判が噴出している。 「球界には大差でリードしているチームは、試合後半にバントや盗塁をするのは慎むべきという不文律があります。不文律を破ったチームの選手が報復死球を受けるケースも少なくないので、もしかすると笘篠氏はその点も危惧して苦言を呈したのかもしれません。ただ、10点、15点差ならともかく6点差はまだ勝負が決したといえるような点差ではなく、実際に今シーズンもソフトバンクや楽天が6点差から逆転負けを喫しています。加えて、今シーズンのヤクルトがここまでセ・リーグトップの逆転勝利数(12回)を記録していることも踏まえると、巨人のダブルスチールはそこまでとがめられるほどの作戦では決してないと思うのですが…」(野球ライター) 試合こそひっくり返されなかったが、巨人は9回裏にヤクルトの追い上げにより2点を失っている。こうした経緯を見ても、6点差の状況でのダブルスチールはあながち間違いとは言えないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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