プロ野球
-
スポーツ 2023年04月10日 17時30分
DeNA・戸柱、打撃好調&さえるリードで4連勝に貢献! 8年目キャッチャーが存在感放つ
「サイコーです!!」もうファンの間ではすっかりとおなじみとなった、ベイスターズのキャッチャー・戸柱恭孝がヒーローインタビューで繰り返す言葉。最初は何を聞かれても「サイコーです!」を繰り返すが、突然トーンを変えて真面目な回答を始めるところは笑いのツボも心得ており、実際スタンドからは大きな笑い声が響き渡る。 そんなファンにとっても最高な機会が、地元横浜での5戦目・4月9日に早くも訪れた。ここまで3連勝中と波に乗るベイスターズは、初回の攻撃からエンジン全開でドラゴンズ先発・福谷浩司に襲いかかり、トップバッターの佐野恵太の内野安打から送りバントを挟み、絶好調の宮崎敏郎がタイムリーで先取点ゲット。その後も打線の勢いは止まらず桑原将志、ネフタリ・ソトのタイムリーで3点を追加し、続く戸柱が「フルカウントでしたが自分のスイングで仕留めることができました」と自画自賛した打球はトドメとばかりに青く染まったライトスタンドに突き刺さった。 6点の大量援護を受けた石田健大はスイスイと6回無失点ピッチングで今シーズン初勝利を挙げ、公私共に仲のいい戸柱とお立ち台に上がった。その際に石田は「横の戸柱さんにしっかりと良いリードしていただきました」と感謝。ホームランについて振られた戸柱は「僕のことは正直どうでもいいんです」と謙虚に答えた後「チームが勝ったのと、本当に健大に勝ちがついたので良かったなぁと思ってます、はい」と“勝てるキャッチャー”をめざす戸柱らしいコメントを残した。三浦大輔監督も「カーブも低めに集めてました」と緩急をつけたピッチングを評価し、バッテリーで引き寄せた勝ち星に満足げな表情を見せていた。 昨年一番マスクを被った嶺井博希はチームを去り、ベイスターズでの在籍年数が一番長くなった戸柱。ここまで打率.400、OPS1.371、得点圏打率10割と絶好調のバッティングとインサイドワークに加え、ゲームに出ないときでも献身的にチームに貢献する“ハマの金剛力士”。この男の存在感は、とてつもなく大きい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2023年04月10日 15時30分
中日バッテリーの早期交代に「当然」球界OBが苦言 DeNA戦の重大ミス指摘、ベンチにも落ち度アリ?
9日放送の『プロ野球ニュース』(フジテレビONE)に、野球解説者・高木豊氏が生出演。中日のプロ11年目・32歳の福谷浩司、プロ8年目・31歳の木下拓哉にまつわる発言が話題となっている。 番組で高木氏はこの日行われたセ・パ6試合について複数選手の名を挙げながら解説。その中で、同日のDeNA戦でバッテリーを組んだ福谷、木下に苦言を呈した。 同戦の中日は先発・福谷が1回裏1死二塁から宮崎敏郎にタイムリー二塁打を浴び先制を許すと、そこから桑原将志(タイムリー安打)、ソト(2点タイムリー二塁打)、戸柱恭孝(2ラン本塁打)にも痛打を食らい一挙6失点。これが立浪和義監督の怒りを買ったのか、2回裏に福谷、捕手・木下ともに交代となった。 >>中日・田島の制球難にクレーム?「イラっとしてました」元中日・谷繁氏が暴露、ヤクルト戦終盤の解説が話題<< 高木氏はまず、6点を追う2回表無死二塁で、木下が初球を引っ張り遊ゴロに倒れた場面に着目。「6点(差)あって自分が返しにいこうと思ったのかも分かりませんけども、まだ2回ですよ?」、「初球だったら右方向に強い打球でヒットを打ちに行き、それが失敗することによって進塁ができるということを、捕手の脳を持ってるんだったらなぜそうしなかったのか」と、最低でも走者を進めるために逆方向に打つべきだったのではと指摘した。 同氏は続けて、戸柱に2ラン本塁打を浴びた1回裏2死二塁の場面を問題視し、「4点取られてて、臭いところ(際どいコース)にはいけないですよ。(福谷に)それだけの調子があったら0点に抑えてますよ」、「それを選択させたベンチもどうだったのかなという感じはしますけども、やっぱり分からなきゃいけないですよね。次(の打者)が投手だったら」とコメント。次打者が投手、一塁も空いている状況で戸柱と勝負する必要はあったのかとバッテリー、ベンチに苦言を呈した。 初回に大量失点を喫した中日は結局「0-8」で今季4度目の完封負け。開幕8戦で完封負け4回は球団史上初だというが、高木氏は「バッテリーごと代えられるのは当然。こういうことをやってるとやっぱり勝てないですよね」と、バッテリーが序盤から精彩を欠くようでは勝つのは難しいと話を締めた。 高木氏の発言を受け、ネット上には「いきなり試合壊したらそりゃ下げられるよね」、「ただでさえ打てないのに初っ端から6点も取られたらゲームセット」、「確かに戸柱とわざわざ勝負したのは理解に苦しむ」、「木下は一気にじゃなくコツコツ点を返す意識を持つべきだった」といった同調の声が寄せられた。 今季の中日は9日試合前時点でチーム得点数がリーグ最下位(12得点)、本塁打数も最下位タイ(1本)と深刻な貧打に苦しんでいる。それだけに、初回からいきなり大量失点というのは絶対に避けなければならなかったが、それを犯してしまった福谷、木下のバッテリーに高木氏も物申さずにはいられなかったようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月10日 11時00分
阪神・佐藤、巨人3連戦ではスタメン落ち? 岡田監督は浜地のセットアッパー起用も再考か
指揮官も「吹っ切れたら」と思っているはずだ。 4月9日、甲子園球場で行われた東京ヤクルトとの一戦は“4時間29分の死闘”となった。延長12回裏、代打・森下翔太選手が三塁ライナーに倒れ、ゲームセット。しかし、岡田彰布監督の怒りは、ネクストバッターズサークルにいた佐藤輝明選手にぶつけられた。 「いやあ、そら。うーん…。余計に目立つわな。あそこでチャンスが回ってくるからな、結局は」 同日の佐藤は5打席ノーヒット。第2打席で四球を選んだが、4三振を喫している。 トータルでの打率は1割6分、本塁打ゼロ。「得点圏打率.000」、同日も二度の得点好機で打席を迎えたが、結果は残せなかった。 >>「阪神・青柳は僕を恨んでいる」元DeNA選手がドラフト裏話を暴露 ドラ5指名予定が突然白紙、運命の分かれ目に驚きの声<< 不振は誰にでもある。しかし、岡田監督は「タイミングの取り方が遅れている」と何度も指摘しており、そんな佐藤の状況を改めて質問されると、「もうそれはずっとよ。ずっと言い続けていることやから。渡邉(諒)がいないんよ。それだけよ」 と、佐藤のスタメン落ちも匂わせた。 阪神OBのプロ野球解説者がこう続ける。 「岡田監督はスタメンに不振選手が出たら、暫くはガマンしますが、『打順を下げて』という対処法はしません。レギュラーの、それもクリーンアップの中核選手の打順を下げたら、試合開始前に弱点を教えるのも同じと考えています」 佐藤の代役として、名前が挙がった渡邉諒内野手だが、このヤクルト3連戦の初戦(7日)、発熱等を訴えて特例措置で出場選手登録を抹消されている。詳細は発表されていないが、 「試合前、三塁の練習にも加わっている」(在阪メディア) との情報も聞かれた。 岡田監督は「よほどのことがない限り…」と言い続けてきたが、同日に出た主軸外しの発言は“本気”のようだ。 一方、佐藤だが、ベンチ裏の通路でぶら下がってきた記者団に「切り替えて頑張ります」と返すだけ。不振脱出の兆しが見えなければ、渡邉の回復が遅れても、11日からの巨人3連戦で「スタメン落ち」ということも十分にあり得る雰囲気だった。 その巨人戦について、こんな声も聞かれた。 「トラ指揮官として、岡田監督は2008年以来の巨人戦です。最大13ゲーム差をつけて首位を独走していたのに、巨人に逆転優勝を許してしまい、退任しました。宿敵をガツンと叩いて、『悪夢』も払拭しておきたいところ」(前出・プロ野球解説者) 悪夢を払拭する起爆剤が佐藤となれば、最高なのだが…。 “不安要素”は佐藤だけではない。ヤクルト3連戦の初戦、山田哲人選手に決勝の2ランを浴びたリリーバーの浜地真澄投手について、「しんどいかもしれん」とこぼしていた。浜地をセットアッパーから外す可能性も高い。 「引き分けに終わった9日、ベンチ入りさせた投手9人のうち6人を投入する接戦でしたが、浜地の出番はありませんでした」(前出・在阪メディア) 岡田監督は投打に不安要素を抱えながら、敵地・東京ドームに乗り込む。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2023年04月09日 11時00分
日本ハム・加藤、今オフのFA争奪戦は確実か 有力候補はロッテ? 同僚・上沢の去就に響く可能性も
3月30日の開幕戦・楽天戦で開幕投手を務めた日本ハムの8年目・30歳の加藤貴之。国内FA権を取得したことが4月5日、複数メディアに報じられた。 加藤は2016年のプロ入りから日本ハムでプレーし、今季開幕戦も含めて「179登板・41勝41敗7ホールド・防御率3.34」といった通算成績をマークしている先発左腕。報道によると、開幕戦が行われた3月30日で出場選手登録日数が7年に達し国内FA権取得となったという。 開幕早々の取得ということもあり、現段階では「まだ何も考えていない。まずはしっかりチームに貢献したい」と今季に集中すると話すにとどめたという加藤。ただ、早くも今オフの権利行使が濃厚とにらんでいるファンも少なからずいるようだ。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 「日本ハム球団は昨オフの契約更改で、昨季2年連続で規定投球回をクリアし『22登板・8勝7敗1ホールド・防御率2.01』と安定した数字を残した加藤に複数年契約を打診。しかし、加藤は『3年間活躍してからそういうのを考える。もう1年勝負したい』という理由でこれを固辞し、年俸1億3500万円(6200万円増/推定)の単年契約でサインしました。そのため、今オフの権利行使には何も障壁はない状況です」(野球ライター) 昨季の加藤はプロ野球史上最少のシーズン与四球数(11個/それまでの記録は14個)を記録するほどの制球力を武器に、12球団トップのクオリティ・スタート率(85.71%/6回以上を投げ自責点3以下)をマーク。高い安定感に加え年俸もそう高くはないことから、権利を行使した場合は複数球団が獲得に名乗りを上げることはほぼ確実だろう。 中でも意外な有力候補となりそうなのが、加藤の出身地である千葉の球団であり、2016〜18年に日本ハム投手コーチとして加藤を指導した吉井理人監督率いるロッテ。資金力の差を環境・人間関係で埋めるという展開も考えられなくはなさそうだ。 一方、仮に今オフ権利行使・移籍となれば、同僚でエースの上沢直之の去就にも影響が及ぶのではという見方もある。上沢は昨オフの契約更改後会見で「来シーズン、メジャーで挑戦したいという趣旨は伝えさせてもらった」とポスティングでのメジャー挑戦希望を公言。だが、加藤に加え上沢までいなくなると先発ローテが崩壊するため、球団がポスティングを認めない可能性も出てくるのではないだろうか。 今季終了まではまだ7か月もあるが、早くも去就に注目が集まり始めている加藤。現状ではまだ獲得調査情報などは伝えられていないが、本人は果たしてどのような決断を下すことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月07日 20時40分
巨人・横川、球審の判定に一瞬固まり苦笑? DeNA戦中盤、決勝点直前のジャッジに「どこがボールだ」怒りの声も
6日に行われ、巨人が「0-4」で敗れたDeNA戦。試合中盤に飛び出た球審の判定が物議を醸している。 問題となっているのは、両チーム無得点で迎えた5回裏1死二塁でのこと。巨人先発・横川凱は打席のDeNA・山本祐大に対し、カウント「1-2」からの5球目にストレートを投じる。高さは山本のベルト付近、コースはベースの右端付近だったこの球を球審はボールと判定した。 ただ、横川はストライクと思っていたようで、投球直後は右方向を見ながら一瞬固まり、捕手・大城卓三から返球を受ける際にもわずかに苦笑いを浮かべる、また、気持ちを落ち着けるためなのか、左手でユニフォームの胸付近をつかんでパタパタさせてもいた。 >>巨人・坂本の深刻不振、4年前の“覚醒”が原因か 二軍送りに現実味? 球界OBが指摘した致命的問題は<< 球審のボール判定に、ネット上では「え!?今の球入ってないの!?」、「どこがボールなんだ、高さもコースもゾーン内だったろ」、「映像見る限りではかなり誤審臭いが…」、「横川もボール判定にちょっとビックリしてるじゃないか」、「今の球がストライクじゃないならピッチャー投げる球ないわ」といった批判が相次いだ。 「物議を醸している横川へのボール判定ですが、大城は直球を捕球する際、ミットをわずかに右斜め上方向に動かしていました。そのため、審判はこれを“フレーミング”(際どい球を審判にストライクと判定させるための捕球技術)と判断し、ボール球をごまかそうとしているという印象を抱いた可能性も決してゼロではないのでは」(野球ライター) 物議を醸すボール判定の後、横川は6球目のカットボールを山本に打たれ1死一、三塁とピンチを広げると、後続の東克樹にスクイズを決められ失点。この1点が決勝点となり横川は敗戦投手となったが、一部からは「本来なら山本は三振、2死二塁で東だったはずなのに」とボール判定が試合展開を狂わせたという指摘も散見された。 ただ、横川本人は試合後の報道では「山本さんに、2ストライクに追い込んでから、レフト前に打たれているので、詰めが甘い。あそこで抑えていればあのケースにはならなかった」と、判定には一切言及せずに自分の力不足と反省を口にしたことが伝えられている。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2023年04月07日 19時30分
中日・田島の制球難にクレーム?「イラっとしてました」元中日・谷繁氏が暴露、ヤクルト戦終盤の解説が話題
6日に行われ、中日が「3-1」で勝利したヤクルト戦。ラジオ中継で解説を務めた野球解説者・谷繁元信氏(元中日監督)のコメントが話題となっている。 >>中日新助っ人陣、ヤクルト戦後の表情が話題「心折られてないか」 ベンチで肩並べ放心状態? 貧打に苦しみチームも低迷<< 注目が集まったのは、「3-1」と中日2点リードの7回表無死二、三塁でのこと。中日3番手・田島慎二は打席の内山壮真への3球目にスプリットを投じたが、手元が狂ったのか本塁ベースのはるか手前でバウンド。捕手・木下拓哉がとっさに右に動き、体で止めたため事なきを得たが、走者の進塁を許す暴投になってもおかしくないような球だった。 投球直後に「うおっ!?」と驚いたような声を上げていた谷繁氏は、ボールを止めた木下は大ファインプレーだったとした上で「すごいところに田島投げてたなあって今思い出しましたよ」、「あの、今(だから)言いますけど、イラっとしてましたから。『マジかおい!こんな場面で』っていう」とコメント。元捕手の谷繁氏は2012~2015年(2014~2015は選手兼任監督)まで田島と共に中日でプレーしているが、制球難に手を焼いていた当時の記憶がよみがえったと笑い交じりに振り返った。 暴投すれすれの球を投げてしまった田島だが、この後は内山を一ゴロ、サンタナを空振り三振、長岡秀樹を右飛に抑え見事大ピンチをしのいでいる。ただ、谷繁氏は「よく踏ん張りましたね」と田島を称賛しつつも、「疲れましたね見てて。なんかね、久々に田島のボールを受けてる気分がしましたよ」、「だからちょっと脇汗かきました」と内心ヒヤヒヤだったとこちらも笑いながら語った。 谷繁氏の発言を受け、ネット上には「谷繁さん過去の苦労フラッシュバックさせてて笑う」、「投げミスやられたときの心境がその辺のファンと同じやん(笑)」、「当時の田島は記録も作るくらいコントロールよくなかったしなあ」、「田島が抑えた後謎に疲れてるのも面白い」などと面白がる声が寄せられた。 田島はプロ入りした2012年から4シーズン谷繁氏と共にプレーしているが、この間はプロ野球ワーストタイの3者連続死球(2014年7月4日・巨人戦)を記録するなど制球難が目立っていた。投球フォームの改良、経験の積み重ねなどもあり現在はそこまで制球が乱れているわけではないが、今回投げたスプリットは当時が思い出されるような危ない球だったようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月07日 15時30分
ロッテ・松川、股間に打球直撃し悶絶! 敵打者も思わず謝罪? 日本ハム戦開始直後の退場危機に心配の声
6日に行われ、ロッテが「6-1」で勝利した日本ハム戦。「8番・捕手」で先発したプロ2年目・19歳の松川虎生がハプニングに見舞われ話題となった。 ハプニングが発生したのは、試合開始直後の1回表2死一塁でのこと。打席の日本ハム・野村佑希は、カウント「1-2」からロッテ先発・佐々木朗希が投じたフォークをスイング。バットの先をかすめる捉え損ねのファールとなったが、軌道が変わったこの球が松川の股間にノーバウンドで直撃した。 腰を大きく引きながらその場にうずくまった松川は、右手で患部を押さえながら地面をのたうち回るなど悶絶。ロッテのトレーナーが松川の元に駆け寄ると、中腰状態になった松川の腰付近をさするなど、どうにか痛みを紛らそうとした。 打球直撃から約1分後、松川は何とか立ち上がると負傷交代せずに出場を続行。佐々木を「6回無失点・被安打1・11奪三振」と好リードした後、7回裏の第3打席で代打を送られベンチへ退いた。 >>ロッテ・松川、“佐々木詰め寄り騒動”の裏側明かし驚きの声 「なんやお前」球審の言動に内心ブチギレ?<< 松川の打球直撃に、ネット上では「松川かなり悶えてるが大丈夫なのか」、「146キロのフォークがほぼモロに直撃は絶対キツいだろ」、「のたうち回ったあとも痛みあるのかフリーズしてるな…」、「立ち上がるまで割と時間かかったからマジでヒヤッとした」といった心配の声が寄せられた。 また、中には「野村も松川のこと結構気遣ってるな」、「あまりの悶絶ぶりに責任感じたのか?」といった野村の様子に注目するコメントも。今回のハプニング中、野村は自身の足元まで転がってきた松川の背中に右手をポンと置いたり、立ち上がった松川に右手を前に差し出しながら頭を下げたりしていたが、松川の痛がりようを見て内心申し訳なさも感じていたようだ。 試合後の報道では、松川が今回のハプニングで故障を負ったなどの情報は特に伝えられていない。ただ、開幕から1週間足らずで故障離脱となれば本人、チームにとって大きな誤算となっていただけにヒヤヒヤしたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月07日 11時30分
ロッテ・佐々木朗希、ダル直伝のスライダーはまだ使えない? 本拠地特有の強風が好投をアシストか
強風の中での奪三振ショー。4月6日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で、佐々木朗希投手が勝利を収めた。同日の最速は164キロ、「2ストライクまで追い込んだらフォークボール」という配球パターンで11奪三振を奪い、ファンを沸かせた。しかし、「新たな武器」は“チラ見せ”程度だった。 新たな武器とは、WBC中にダルビッシュ有投手に教わった「縦軌道のスライダー」のことだ。「80球くらいじゃないの?」 試合前、投手担当の黒木知宏コーチを始め、複数の関係者たちが「80球をメドに佐々木を交代させる」ゲームプランを語っていた。 >>ロッテ首脳陣、佐々木朗希ドラフト抽選に「頼むから来ないで」と懇願していた? 前コーチが暴露、指名直前の本音に驚きの声<< そのゲームプランを指して、こんな指摘も聞かれた。 「1回裏、先頭バッターが出塁すると、吉井理人監督は送りバントのサインを出しました。佐々木は1回表のマウンドで20球を投じており、先制点を挙げてラクにさせてやりたいと思ったのでしょう」(プロ野球解説者) その送りバントから「1点先取」につながり、佐々木の投球が良い意味で変化した。 精神的にラクになったのか、「攻めのピッチング」に変わった。2ストライクまで追い込んだら、ウイニングショットのフォークボール。大半のプロ野球投手は2ストライク後、意図的にボールカウントになる投球を挟んでから、勝負球を投じている。 しかし、佐々木は成長過程にあるため、「80球メドで降板させる」といった風に、ロッテ首脳陣は絶対に無理をさせない。そのため、2ストライク後の“遊び球”は投じないのだ。 「ダルビッシュに教わった縦スライダーは、4、5球しか投げていません。本人の中でまだ自信がないのかな」(前出・同) 2月下旬に教わった変化球である。 「80球以上を投じる予定」であれば、テスト投球の機会も増えたのだが…。 しかし、同日の“省エネ投球”で改めてクローズアップされた話もある。ZOZOマリン名物、「強風」だ。 球団スタッフたちは「いつもと変わらないよ~」と笑っていたが、バックスクリーンに表示された最大で風速14メートル。常に10メートル近い風が吹いている状態で、捕手のサインを伺う佐々木のユニフォームは揺れていた。その強風がフォークボールの落下軌道に“ブレ”を与え、好投をアシストした。 「今年1月、球団の仕事始めで球団社長が、球場所有者である千葉市がZOZOマリンの老朽化問題について本格的な検討に入ったことを明かしています。現時点では、改修なのか、市内の別箇所に移転させるのかも決まっていませんが」(地元メディア) 海岸近くにあるため、水分と塩分を含んだ強風が老朽化を加速させたとの見方もある。とは言え、佐々木の好投をアシストしたことを考えると、この球場の特徴を失うのはもったいない気もする。 また、同日は14時試合開始のデーゲームだった。千葉市内の公立小学校の春休みは前日5日までだったが、それを上回る2万6169人が球場に詰め掛けた(主催者発表)。「佐々木人気」に尽きる。 縦スライダーで三振を奪うシーンも見たい。しかし、佐々木がZOZOマリンの強風を味方に好投を続ければ、地元行政にも影響を与えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2023年04月07日 06時30分
巨人・坂本の深刻不振、4年前の“覚醒”が原因か 二軍送りに現実味? 球界OBが指摘した致命的問題は
3月31日からセ・パ共に開幕(日本ハム、楽天は30日から)している今季のプロ野球。開幕からはまだ1週間ほどだが、巨人のプロ17年目・34歳の坂本勇人の打撃不振が日に日に注目度を増している。 坂本は開幕戦・中日戦に「3番・遊撃」で先発したが、「4打数無安打・1三振」と快音は聞かれず。また、同戦から4月4日・DeNA戦にかけ15打数連続無安打と一向に調子は上がらず、5日・DeNA戦ではとうとう今季初のスタメン落ち。翌6日の同カードで先発復帰するも「3打数無安打」と沈黙している。 開幕に先立ち行われたオープン戦でも「.111・0本・2打点」とサッパリだった。昨季まで「.291・266本・944打点」といった通算成績を残している主軸の現状を受け、何が低迷の原因なのかを推測しているファンも少なくない状況だ。 >>巨人・原監督、門脇の積極打撃に激怒? スタメン落ちの坂本にも“最後通告”か<< 「坂本は2019年に『.319・40本・94打点』と本塁打・打点でキャリアハイを記録しましたが、翌年以降は新型コロナ感染(2020)、右手親指骨折(2021)、左内腹斜筋筋損傷(2022)、右膝内側側副靱帯(2022)、腰痛(2022)と離脱が頻発。この間は出場試合数、打撃成績も減少傾向となっていますが、加齢も相まってコンディション面が衰えていることが不振の原因となっている可能性はあるのでは」(野球ライター) 2019年を境に故障頻発、成績も落ち込んでいる点は野球解説者・江川卓氏(元巨人)も指摘している。同氏は2023年4月3日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画の中で「(外角に)落ちてくるボールに対して下から打っていく、というのが成功して40本打ったわけですけど、ゆがみというのがこないのかなと疑問に思っていたんです」とコメント。2019年の坂本は元々得意だった内角打ちに加え、外角球も足を踏み込んで力強くはじき返す打撃が目立ったが、江川氏はこの打撃は体に大きな負担になるのではと以前から気になっていたという。 同氏はその上で「腰を悪くしたり、下半身がうまく使えなくなった状態で下からバットを出していくことに体の無理があるのかなというふうには感じてますね」、「今はスイングが鈍くなっているように見えるので、鈍くなって(いる状態で)外から、下から打つと相当遅くなるわけですよね」と、2019年当時の打撃を現在も続けようとしていることが不振の原因ではという見解を示している。 コンディションに加え打撃のアプローチにも問題があるとなると、坂本を一旦、二軍に落としじっくりと再調整させることが現実的な選択肢となり得る。ただ、チームを率いる原辰徳監督は球団OB・岡崎郁氏(元巨人)が今年2月7日にアップしたYouTube動画に登場した際、坂本と菅野智之については「彼らが主力、主軸ですから。その中心選手が力がないっていうのではチームとしては一番ダメ」、「昨年のような2人の成績では、とてもじゃないけど主軸、主力っていう(役割)、これは預けることはできない」と明言しているだけに、復調のための時間をわざわざ与えるかどうかは不透明といえる。 また、巨人は2022年ドラフト4位で獲得した遊撃手・門脇誠がOP戦で「.286・0本・3打点」と猛アピール。開幕後もプロ初出場となった4月5日・DeNA戦の第1打席でいきなり二塁打を放つなど活きの良さは健在で、このまま世代交代を推し進める方が理にかなっているともいえる。 一軍レギュラーに台頭した2008年から15年、キャリアの正念場を迎えている坂本。近年の球界では34歳という年齢は際立って高いわけではなく、他球団ではDeNA・宮崎敏郎、広島・秋山翔吾といった同学年選手が元気にプレーしているが、坂本がこのまま立場を失っていくのか、それとも復権なるのかは今後も要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について江川卓氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@egawasuguru岡崎郁氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@asuaka
-
-
スポーツ 2023年04月06日 17時50分
DeNA・伊藤の頭脳が引き出す変幻自在のリード術 トミー・ジョン手術から復活の平良も感謝!
2023年、昨年2位からのテッペンを狙うべくスタートした三浦ベイスターズ。しかし敵地京セラドーム大阪でのタイガース戦でまさかの3タテを喫し、本拠地・横浜スタジアムに戻りド派手なイベントと満員の観客の前でのジャイアンツ戦の初戦も、0−9の惨敗。声出しが解禁となったスタンドからは、期待されていた応援よりも、叱咤の声が目立つ皮肉な結果となってしまっていた。 しかし2戦目にはこの嫌な雰囲気を平良拳太郎が一気に変えてみせた。オープン戦で9イニング無失点の勢いそのままにシーズン初登板に挑んだ右腕は、6回まで投げきりわずか85球、被安打4、与四球1、奪三振7とほぼ完璧な内容でチームに今シーズン初勝利をもたらした。トミー・ジョン手術からのリハビリを経て888日ぶり、しかも古巣・ジャイアンツからの勝ち星と、ストーリー性も完璧なシチュエーションは、横浜スタジアムを熱狂させるに十分だった。 見事なピッチングの裏には「ヒカル(伊藤)さんにリードで引っ張ってもらったことに感謝したい」と平良も振り返る、女房役・伊藤光の存在があった。この日も2回に唯一ともいえるピンチを迎えたが、切り抜けた後に「お前が思っているよりいいボールが来ているから!」と激励され、その後は相手に2安打しか許さない無双状態で、スイスイと勝ち星を手にした経緯もある。 三浦大輔監督も「光も低めだけではなく高めも、ストライクゾーンの四隅を目いっぱい突きながら投球したと思います」とベテランの頭脳を高評価。バトンを継いだ入江大生が迎えたピンチでは、強気にストレートで連続三振に仕留め切り抜けると、伊勢大夢もほぼストレートで三者凡退に。最終回は開幕2戦目に黒星を喫したストッパー・山崎康晃に、決め球のツーシームを見せ球として選択し、最終的にはストレートで抑え込ませた。 経験がモノをいう扇の要のポジション。臨機応変で変幻自在のリードを武器に、プロ16年目のシーズンも粉骨砕身、チームの勝利に貢献する。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ
オリックス、今オフ大型補強? 26年ぶり日本一も主砲・吉田がメジャー流出危機
2022年10月31日 11時00分
-
スポーツ
ヤクルト・村上、今オフMLB挑戦の可能性も?「タイミングが来たら考えたい」若き三冠王の今後は
2022年10月29日 17時30分
-
スポーツ
阪神・糸原、岡田新監督に干される? 渡邉獲得も不信感の表れか、“守備力優先”の起用方針には合致せず
2022年10月29日 11時00分
-
芸能ニュース
千鳥『クセスゴ』方向転換で「打ち切りでいい」の声 ネタ番組ではなくなり不評?
2022年10月28日 21時00分
-
スポーツ
巨人・原監督が梶谷を批判!「怪我治しに来てる感じ」態度急変で呆れ声、ファンは当初から“故障体質”を心配
2022年10月28日 19時30分
-
スポーツ
日本ハム・杉谷、引退決断に驚きの声「やる気満々だったのに」 今季序盤のお立ち台コメントに再注目、不振で方針転換?
2022年10月28日 17時30分
-
スポーツ
オリックス戦の審判に「西野のこと舐めすぎ」と批判、勝利につながったと称賛も?接触プレー巡る判定に賛否
2022年10月28日 15時30分
-
スポーツ
オリックス・中嶋監督、村上に続きオスナ攻略も目前? 高津監督とは真逆の強気継投で見抜いた弱点は
2022年10月28日 11時00分
-
スポーツ
ソフトB・栗原の起用方針に「無茶なことさせるな」と批判 故障中の配置換えが物議、コンバート先にも不満相次ぐ
2022年10月27日 21時30分
-
スポーツ
DeNA・嶺井に「残って!」ファンやきもき FA権獲得した主力捕手の今後は
2022年10月27日 17時30分
-
スポーツ
巨人戦力外・山口に「そんなこと言える立場か」と批判 退団挨拶後に明かした移籍先希望に呆れ声
2022年10月27日 15時30分
-
スポーツ
ヤクルト・村上、日シリ残り試合ではもう打てない? 第4戦で露呈した致命的弱点は
2022年10月27日 11時00分
-
スポーツ
ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議
2022年10月26日 18時30分
-
スポーツ
オリックス、エース・山本由伸がパ・リーグ初の2年連続で沢村賞受賞!「より高みをめざして、もっといいピッチャーになる」
2022年10月26日 17時35分
-
スポーツ
ソフトB・藤本監督、周東への発言に「無茶なこと言うな」厳しい声 打力不足と酷評も批判相次ぐ
2022年10月26日 15時30分
-
スポーツ
オリックス・山本、左わき腹故障はやはり重傷? 左のエースも不発で万事休すか
2022年10月26日 11時00分
-
スポーツ
DeNA・オースティン、早くも来季開幕絶望か 「何一つ同情できない」激怒するファンも、右ひじ再手術発表が物議
2022年10月25日 18時30分
-
スポーツ
オリックス、日本シリーズ1敗1分けも光った山崎福也の投打にわたる活躍! 中嶋監督「良く投げて打ちました」
2022年10月25日 17時50分
-
スポーツ
ロッテ・佐々木朗希を堀内元監督が酷評! 沢村賞選考後の苦言に批判相次ぐ「育成方針知らないのか」
2022年10月25日 15時30分