昨年の総選挙では拠点である名古屋のナゴヤドームで開催。地の利もあってか、松井珠理奈が初制覇、須田亜香里が2位で1、2フィニッシュを果たした。
「そこからグループは上り調子のはずでした。ところが、珠理奈が体調不良で約3か月活動を休止。須田が孤軍奮闘しましたが、グループの知名度アップとはなりませんでした」(芸能記者)
そのこともあってか、珠理奈が総選挙1位の公約として掲げていた名古屋市内でのパレードはいまだに実現していない。
「秋元康総合プロデューサーの寵愛を受け、わずか11歳でAKBのセンターに抜てきされた珠理奈だけに、もはや“独裁政権”のような状態。珠理奈よりも年上の須田はまだしも、ほかの若いメンバーが台頭できるようなスキはまったくありません」(同)
所属レコード会社は大手のエイベックス。ところが、新曲を出せども、まったく話題にならない。
「エイベックスとしては、運営側に主導権を握られてしまっているので、まともにプロモーションしません。だから、ファン層の拡大につながらないんです」(レコード会社関係者)
昨年の総選挙、松井、須田に続き選抜入りを果たしたのは8位の大場美奈、11位の惣田紗莉渚、15位の古畑奈和だが、いずれもその知名度が全国区とは言い難い。
「名古屋を中心とした東海地区ではCMの露出も多くかなりの知名度。そのため、全国的に仕事を広げなくてもそれほど困らないのです。新しい運営会社もそのあたりの安定性を見込んで事業を引き継いだようです」(先の芸能記者)
安定の停滞といったところか。