-
その他 2008年06月03日 15時00分
競輪人国記 岐阜(1) 中部地区をファンに認めさせた棚橋良博
競輪史上では今や岐阜が中部の中心だが、初期の頃はさほど目立ったスター選手は輩出されていない。注目されたのは松野健(期前)ぐらい。「まくりの松野」で人気があった。記念、普通競輪で活躍、700勝以上を挙げている。 全国区では追い込みの平光孝(11期)が、しぶといマークでファンの人気をとった。だが、特別を制するまでにはいたっていない。平林二郎(13期)も追い込みでは結構ならした。 岐阜の選手が注目されはじめたのは斉藤勝也(16期)からだろう。後に須田一二三も三重から岐阜に移ってきた。斉藤は中京大の自転車部出身でダッシュ、地脚ともに抜群。先行選手のイン粘りの元祖といわれている。これには諸説あって、インについて引かずに粘るレースを多用したのは、川井孝治(群馬)だったような記憶もある。 吉田義昭、木田幸雄(ともに19期)はアマのキャリアは十分。吉田がうまいレースで人気になったのに対して木田は強引マークで売った。また、高井政文(22期)はまくり追い込みで穴を出した。 横枕裕史は25期のナンバーワンだった。力では後に特別を獲る荒川秀之助(宮城)や谷津田陽一(神奈川)よりは上だったが、レースにムラなところがあった。強いときには「鬼より強かった」が反面、もろさも目立った。同期の新人最優秀選手にも選ばれている。 しぶといのは今井博秀登(26期)だ。総合力では児玉清(28期)の方が上だったろう。追い込み型だが時にはまくりもあった。穴ファンにとって今井は絶好のねらい目だったし、児玉のマークも天下一品だった。 29期の卒業チャンピオンとなった棚橋良博は日大大垣高から日大へ進学したアマのエリート。逸材そろいの29期にあって、中部地区をファンに認めさせた選手の一人であった。同期には愛知の久保千代志、三重の加藤功治もいて、彼らは特別競輪の常連となった。 それ以降33期までは合格者もほとんどいない。33期でマークきつい桜井法弘、まくりの中矢政信、国枝一成が出てきた。国枝は岐阜の選手会支部長から全国選手共済会の理事長と選手会のほうで活躍したが、岐阜・大垣の特別競輪開催誘致には力をそえた。 36期の兼松薫は「岐阜のボス」兼松直市の息子だが、今の加藤慎平のような幅のあるレースをした。ライバルの菅田順和のマークをよく狙っていた。 本当の意味で岐阜にスターが出たのは37期から。竹内久人、上床幸治がデビューした。
-
スポーツ 2008年06月02日 15時00分
パンクラス 坂口121秒殺で2勝目
“荒鷲2世”坂口征夫が121秒殺でデビュー戦以来となる2勝目を挙げた。ベテラン倉持昌和とのプロ5戦目に臨んだ坂口は圧巻の試合運び。ロックアップ状態からヒザ蹴りをブチ込むや倒れ込んだ相手を容赦なく踏みつける。そのまま最後はサッカーボールキックで頭部を打ち抜き、流血させてのレフェリーストップ勝ち。試合後は喜びを爆発させた荒鷲2世に、来場したタレントで実弟の坂口憲二も「すごいッス」と大喜びだった。
-
レジャー 2008年06月02日 15時00分
安田記念 香港勢を迎撃だ スーパーホーネットが“テイクオフ”
今週は春のマイル王決定戦「第58回安田記念」(GI 芝1600m 8日)が東京競馬場で行われる。アジアマイルチャレンジの最終戦という名目もあり、今年も香港から強力3騎が参戦してきたが、日本勢もただで庭を貸す気は毛頭ない。多額のボーナスを目の前にして意気揚がる相手を、日本代表として“迎撃”するのはスーパーホーネットだ。 2005年からアジアナンバーワン・マイラーを決めるアジアマイルチャレンジに組み込まれ、「日本VS香港」の図式がより明確になった安田記念。今年も目の前にニンジン(ボーナス)がぶらさがるグッドババ(すでにシリーズ1勝)を筆頭に強力3騎が参戦。「日本馬危うし」のムードが充満している。 そんななか、外敵撃破に闘志をメラメラ燃やしているのがスーパーホーネットだ。 「日本代表として香港馬を負かしたい」GI未勝利の身ながらも、矢作師は“代表”という言葉を口にした。実績はあくまで実績。現時点での“強さ”は日本馬で一番という自負が師にはある。 実際に、前走・京王杯SCでは難敵スズカフェニックスを撃破。中山記念、マイラーズCを連勝中の別路線組カンパニーにしても、昨年のマイルCSで先着(自身は2着でカンパニーは5着)している。唯一、勝負付けが済んでいないウオッカは、この3カ月でGI(海外を含む)を3戦する超のつくハードスケジュールで、完調とはいいがたい。これなら陣営が堂々と「日本代表」と名乗っても、外野からブーイングは出てこないだろう。 「体質が弱かったのに無理して使った3歳時は私のミスというしかないが、昨年から徐々に力をつけ、“強さ”が出てきた。今は昔と比較にならないほど充実している」 昨春のこのレースでは勝ち馬ダイワメジャーから0秒8あった差が、秋のマイルCSではわずかクビ差。これまで苦しめられてきた輸送減りにしても今年2戦は468→462kgと安定。師が言う“強さ”が、結果とともに目に見える形で現れてきたのだ。 17日に早々と美浦に入厩したことも、このレースにかける本気度の高さがうかがえる。 「前日輸送だと戦闘モードに入ってしまって、体がガクンと減ってしまう。その点、移動距離が少ない当日輸送ならいい状態をキープできる。理想をいえばもっと体重があってもいいが、こっちにきてからもカイ食いがいいから大丈夫だろう」 馬名の由来はアメリカ海軍の戦闘攻撃機から。国こそ違えど、外敵(香港馬)を迎え撃つことにかわりはなしだ。
-
-
レジャー 2008年06月02日 15時00分
日本ダービー 変則2冠達成 ディープスカイの今後の可能性は!?
大混戦とうたわれた「第75回日本ダービー」(JpnI 東京芝2400m 1日)は、1番人気ディープスカイの2冠達成で幕を閉じた。勝ち時計は2分26秒7(良)。NHKマイルCとの2冠は2004年のキングカメハメハに続く史上2頭目の快挙。メディアの評価とは対照的に、戦前から関係者の評価は意外にも高かった(?)ディープの今後の可能性はいかに…。 NHKマイルCに続き、メンバー最速の上がり(3F34秒2)を駆使してのV2となったディープスカイ。ダービーレコードで2冠を達成したキングカメハメハほどのインパクト(勝ち時計)がなかったことを抜かせば、評価されるべき史上2頭目の偉業達成だ。 こちらは史上初の2年連続ダービー制覇を成し遂げた四位騎手の読みもさえた。1番枠、4角15番手の状況でも、迷いなく直線は大外に進路を変更。馬場の悪い内を通るより、比較的馬場のいい外目を走った方が有利なのは、雨にたたられ続けた2、3回東京開催の“お約束ごと”。一番“切れる”馬に鉄則通りの競馬をされては、他馬にはもう勝ち目はない。 「最内枠だったので最初は内を突こうと思ったが、前が詰まりそうだったし、馬場も荒れていたから外に出した。勝つ時っていうのは、すべて“イメージ通り”になるものだね」と四位はしてやったりの表情だ。 敗れたある関係者は「表向きは混戦といわれていたけど、実は『1強17弱』だったんじゃないかな。一頭だけ次元が違ったという感じだもの」と馬の“すごさ”を説けば、ディープと同ローテのタニノギムレット、キングカメハメハでダービーを2勝している松田国師も「勝った馬は大外を回ったの?今までは外からは届かなかったけど、昨日の雨で内は伸びない馬場になっていた。(鞍上の)読み勝ちだね」と四位の判断を称賛した。 両者の口ぶりから伝わってくるのは「降参」の2文字。戦前、「世紀の大混戦」とうたっていたメディアとは対照的に、関係者の評価は意外にも高かったというのは実に興味深い。 気になる今後だが、前記したギムレット、カメハメハはともにこのレースを最後に引退。頼れるサンプルがなく、未知の領域となる“これから”はどういった道をたどるのか。秋は菊花賞のほかにも天皇賞・秋、マイル路線という3つの選択肢がある。史上初の変則3冠を狙うのか、それともいきなり古馬に挑戦状を叩きつけるのか…。 1マイル&チャンピオンディスタンスを制したことで、陣営はこの夏、ぜい沢な悩みの種を抱えることになった。
-
レジャー 2008年06月02日 15時00分
日本ダービー 佐藤浩市も“熱狂”
1日の東京競馬場には2008年JRAナビゲーターで俳優の佐藤浩市さんが来場。日本ダービーの表彰式プレゼンターを務めた。 佐藤さんは「初めて生でダービーを観戦しましたが、やっぱりすごい雰囲気でした。ほかのGIとはまた違う格別の高揚感があり、そうしたものが12万人の大観衆から伝わってきました」と感想を話した。
-
-
レジャー 2008年06月02日 15時00分
目黒記念 ホクトスルタンが重賞初V
ダービーに勝るとも劣らない歓声の中でスタートした伝統の一戦「第122回目黒記念」(JpnII 東京芝2500m 1日)は、横山典騎手が騎乗した3番人気のホクトスルタン(牡4歳、栗東・庄野厩舎)が逃げ切り勝ち。悲願の初重賞制覇を飾った。勝ちタイムは2分31秒9(良)。 「ザワザワした雰囲気の中でも落ち着いていたことが一番の勝因」と話す横山典。ダービー(サクセスブロッケン18着)で地獄を見た直後だったが、ショックを引きづらず勝利に導いた手腕はアッパレだった。 マイペースの一人旅に持ち込み、アルナスラインの強襲をクビ差しのぎ切った。「宝塚記念?選ばれたら頑張ります」初夏の東京に上半期のドリームレースの伏兵が誕生した。
-
スポーツ 2008年06月02日 15時00分
新日本プロレス 中西学VS後藤洋央紀がIWGPヘビー級次期挑戦権を懸けタイマン決着戦へ
新日本プロレス“野人”中西学が1日、東京・後楽園ホール大会で次期IWGPヘビー級王座挑戦をめぐってしのぎを削る次世代エース後藤洋央紀と直接対決。タッグマッチながらライバルからピンフォールを奪い、価値ある一勝を挙げた。挑戦者レースを一歩リードし、ここぞとばかりにタイトル挑戦を猛アピールした野人。しかし、この事態に新日プロは一騎討ちの“タイマン決着戦”を開催する意向という。 早くも野人が次期挑戦者争いで結果を出した。IWGPヘビー級王者で全日本プロレス武藤敬司の次期挑戦者レースに名乗りをあげている中西。5月のZepp Tokyo大会では第一挑戦者とみられていた後藤洋央紀に「オマエとちゃうぞ」と“ちょっと待った”をかけ、タイトル挑戦の意向を表明した。 この日のメーンではタッグながら直接対決で激突。中西は第3世代の盟友・永田裕志と組み、前王者・中邑真輔とのRISE最強タッグで臨んだ後藤を迎え撃った。パートナーお構いなしの肉弾戦。野人がラリアートで場外に吹っ飛ばせば、後藤も負けじとラリアートで応戦するすさまじいパワーとパワーのぶつかり合いが繰り広げられた。 一進一退の攻防。両者とも一歩も譲らなかったが、中西は15分過ぎに後藤から立て続けにトップロープからのエルボードロップ、雪崩式ブレーンバスターを被弾。これで野人スイッチが完全に入った。「フォー!」と雄たけびをあげて一本足ハンマー、そのスキに永田が武藤ばりのシャイニングウィザードで追撃。間髪入れず最後は後藤をジャーマンでマットに沈めた。 チャンピオン武藤への挑戦権争奪レースのライバルから直接勝利した野人。 試合後は「このままやったら100%武藤敬司の挑戦はオレやぞ」と猛アピールした。インパクト十分のピンフォール勝ちで一気に挑戦権を手繰り寄せたが、某IWGP実行委員は「中西選手のきょうの一勝でタッグではなく、早急にシングルを組まなければならない情勢になりました」と示唆。挑戦者決定に向けたシングル戦の開催を明言した。 シリーズ早々いきなり結果を示した中西。早くも野人は次期挑戦者レースをライバル後藤との一騎討ちの情勢に持ち込んだ。
-
スポーツ 2008年06月02日 15時00分
新日本 デヴィット戦線離脱
開幕した新日ジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で緊急事態が発生。2日目を迎えた後楽園ホール大会では、タイガーマスクと対戦したプリンス・デヴィットが、試合中に左足に異変を起こし、ドクターストップとなるハプニングに見舞われた。 デヴィットは序盤の攻防でモンキーフリップの着地後にタイガーとドロップキックを相打ち。左足に違和感を感じたことから、そのまま試合続行不能となった。林督元リングドクターによれば、左足ひ骨骨折の疑いで今シリーズは絶望の見込み。デヴィットといえば昨年も負傷欠場により同大会を途中でリタイアしていただけに、この1年のうっ憤を晴らすべく臨んだ今大会初戦でのハプニングは悔やまれる。 また、5月31日に埼玉大会で行われた開幕戦に黒星スタートとなっていたIWGPジュニアヘビー級王者の井上亘がゼロワンMAX高岩竜一を撃破。必殺トライアングルランサーで外敵退治に成功し、“2冠”に向けて初白星をあげた。
-
スポーツ 2008年06月02日 15時00分
戦極 菊田早苗“寝技世界一”の座を懸け、ホジャー・グレイシー戦熱望
戦極を主催するワールドビクトリーロードは1日、都内の同事務所で会見し、「戦極〜第三陣〜」(8日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カードとして菊田早苗VSクリス・ライスを発表した。会見に出席した菊田はホジャー・グレイシーとの日米寝技世界一決定戦の実現に向けて必勝を誓った。 大会1週間前に緊急参戦が決定。対戦相手のVTRさえ入手できない状態で「相手のVTRを見ないまま闘うのは初めて」だが、「ここ2日間くらいの間にとにかく(試合を)したい」と参戦を決意。2005年大みそかの「男祭り」での瀧本誠戦以来、およそ1年半ぶりにリングに復帰する。 「テーマを持った試合をしていきたい。今まで叶えられなかった相手ともやりたい」と戦極マットでの目標を口にし、5月の「戦極〜第二陣〜」に参戦したホジャー・グレイシーにも興味を示した。「戦極でやることになってもおかしくない相手。アブダビでオール一本勝ちは異常。どこまで強いのか、やってみたい気持ちはある」 菊田自身も01年のアブダビコンバット88kg未満級で優勝しているおり、ホジャー戦が実現すれば日米寝技師頂上決戦となる。「いい試合をしても負けたら意味がない。結果を出していきたい」。菊田は夢対決実現に向けて必勝を誓っている。
-
-
スポーツ 2008年06月02日 15時00分
パンクラス 大物食いKEI山宮がまたまた快勝。次は戦極、DEREAM参戦!?
大物食いでパンクラスマット連勝中のKEI山宮が破竹の3連勝だ。1日に行われた東京・後楽園ホール大会では“リングス最後のエース”金原弘光と激突し、ストライカー対決に判定勝ち。今後の大舞台出撃も見えてきた。 4月にパンクラス不動のエース近藤有己を下し、勢いに乗る山宮。この日はメーンで金原とのストライカー対決に臨み、終盤まで互いに決め手を欠いた。だが、終了間際にコーナーサイドで左フックをクリーンヒット。時間切れで仕留められなかったが、パウンドで見せ場をつくり判定3-0で勝利した。 破竹の3連勝で同ミドル級チャンピオン竹内出との闘いも見えてきた。山宮は「パンクラスのミドル級でやってくのは面白い」と舌舐めずり。 一方の金原は「コーナーに水巻いてたからそれに滑って(パンチを)もらっちゃった」「ちょっとの差なんですけどねぇ〜」などと悔しがった。 快進撃を続ける山宮。王座戴冠となればGRABAKA勢が活躍する戦極やDREAMの大舞台に立つことも十分考えられるだけに、今後の闘いに注目だ。
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分