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ミステリー 2008年07月03日 15時00分
戦後最大のミステリー・下山事件
1949年7月5日、東京都足立区の常磐線内の線路で国鉄初代総裁・下山定則氏の轢(れき)死体が発見された。事件は様々な憶測を呼ぶが、いまだに真実は解明されていない。 その日、下山総裁は日本橋・三越デパート前に車を止めさせ、運転手に「5分ほどで戻る」と言い残し、こつ然と姿を消した。そして、その日の夜、轢死体として発見された。 運輸省事務次官だった下山氏は国鉄総裁の就任にあたり、大きな任務を課せられていた。ドッジラインが提案する経済政策に従い国鉄の大幅な人員整理の遂行だった。労組などの激しい抵抗に遭い作業は難航を極めた。当時を知る人は「相当に憔悴した様子だった」と下山総裁の様子を語っている。 一説には睡眠薬の服用がなければ夜も寝付けないほど、追い込まれていたという。 事件後、下山総裁の死は、ノイローゼ状態に陥った結果の自殺として処理される。しかし、ここから下山事件が戦後最大のミステリーと呼ばれる、謎の迷宮に突入して行くことになる。 相当なストレスが溜まっていたとはいえ、これから死のうとしている人間が運転手に「5分で戻る」と告げ、その場を去るだろうか?また、そのような人間が三越前から10km以上も離れた事件現場を死に場所に選ぶだろうか? さらに当時の社会背景が謎に拍車をかける。当時、マッカーサー率いるGHQはソ連ならびに共産党の躍進を脅威と捕らえ反米勢力と決定づけていた。参謀本部内の特務機関を使い、様々な工作を仕掛け、共産分子の検挙に力を入れていたのである。 下山総裁が消えた三越前の目と鼻の先には、その特殊工作機関の中でも「赤狩り」において最も信頼を置かれていたキャノン機関が本部を置くライカビルがあった。ジャック.Y.キャノン率いるキャノン機関は警視庁から捜査権、武器の携帯も許されていた特殊組織。ライカビルには戦中、戦後の日本の闇に深く関わったとされる亜細亜産業も事務所を構えていた。 赤狩りのきっかけとして下山総裁は殺された。誰もがそう思い、そしてこれまでに多くの人間がそのミステリーに挑戦したが事件の解明は現在に至っても、いまだ謎のままである。 その後、1950年代に行き過ぎたレッドパージはアメリカ国内でも問題となり、GHQのマッカーサー元帥もその職を追われた。 米ソ冷戦の黎明期に起きた下山事件の謎はおそらく永遠に解決される事はないだろう。(写真=下山総裁の轢死体が発見された直後の現場。捜査員はやる気満々だったが…)
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芸能 2008年07月03日 15時00分
PVに出演した女優たち
アイドルというと、一時期はグラビアと相場が決まっていたが、最近ではグラドルより若手女優が目立つ。彼女たちの姿が見られるのは、当然、ドラマ、映画だが、意外に多いのが、アーティストのPV(プロモーションビデオ)の出演。これらの作品をいくつか紹介してみよう。 人気女優がPVに出演する経緯は、アーティストと個人的なつながりがあったり、ブレーク前にたまたま回ってきた仕事だったりとさまざま。 ドラマ「ラスト・フレンズ」で低視聴率女優の汚名を晴らした長澤まさみは、05年にアンダーグラフ「ツバサ」のPVに出演。ちょうどセカチュー出演後の人気急上昇中の時期に出演したことも手伝い、同曲は15万枚を超えるヒットを記録。同時にこの曲のヒットは、長澤の名前がさらに売れることにつながった。 宮崎あおいは04年にリップスライム「ダンデライオン」に出演している。内容は宮崎が父親とケンカをして家出をし、川沿いを歩くというもの。リップとは東京メトロのCM曲「Tales」のPVでもコラボしているが、この作品でリップに気に入られたと推測される。また、04年にDREAMS COME TRUE「やさしいキスをして」、05年にはキンモクセイ「冬の磁石」にも出演している。 昨年、HOME MADE 家族「君がくれたもの」に出演したのが、蒼井優。「ハチミツとクローバー」「フラガール」公開後の出演だけに、演技は堂々としたもの。蒼井はコブクロ「桜」などにも出演している。 ブレーク直前の堀北真希が出演したのが04年のレミオロメン「3月9日」。「ケータイ刑事 銭形舞」で注目され始めた堀北は、このPVでの演技をきっかけに「電車男」「野ブタ。をプロデュース」と人気女優への階段を昇り始めた。 戸田恵梨香は06年、沖縄のシンガーソングライター、大山百合香「さよなら」「春色」に2作連続出演。「さよなら」は、モンゴル800の清作が初めてほかの歌手に書き下ろした曲で、内容が戸田のイメージに合うとして出演を依頼。戸田も快諾したとか。 06年のケツメイシ「男女6人夏物語」では市川由衣、黒川芽以、貫地谷しほりの3人が共演。物語の軸となるのは市川と杉本哲太による年の差カップルの恋の行方。ラストは市川が杉本のほっぺにチュウのハッピーエンドな内容だった。 ほかにも松嶋菜々子、乙葉、北乃きい、加藤ローサなど、人気女優出演のPVは数多く、今後もこの傾向は続くだろう。
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芸能 2008年07月03日 15時00分
蒼井優 映画「TOKYO!」完成会見に出席
映画界の鬼才、韓国のポン・ジュノ、フランスのミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスの3監督が、それぞれ東京を舞台に撮ったオムニバス映画「TOKYO!」(夏以降公開予定)の完成記念記者会見が2日、都内で開かれ、ポン監督と出演の香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮が出席した。 ポン監督は、東京を「声を掛けたくても掛けられずにいた近所の女子学生。今回やっと声を掛けることができた」と表現。昨年、都内の用賀に2カ月間暮らしながら製作した「シェイキング東京」は、10年間引きこもりの男性(香川)がピザの配達員(蒼井)に恋をし、外へ出る物語。 「世界中で一番会いたかった監督との仕事が実現した」という香川は「引きこもりを演じさせたら日本一って言われて、加瀬がいるだろうと思ったんだけど、加瀬は(ゴンドリー作品に)出るってことで、じゃあ、おれが引きこもろうということになった」と語り、会場を爆笑させた。 撮影期間中、香川はポン監督に名作「殺人の追憶」をどう撮ったのか裏話を聞きまくるなど親しくし、ポン監督は「日本人に囲まれ孤独に撮ろうと思ったのに、孤独を感じさせてくれなかった」と笑顔で嘆いた。 蒼井が「夢のようでした」と感激を語ると、ポン監督は「蒼井さんは韓国でも人気で、僕は嫉妬(しっと)の目で見られた。アフレコのために蒼井さんが韓国へ来るのを狙い、会おうとする映画人が多くて大変だったので、うその日程を彼らに教えました」とニッコリ。 一方、ゴンドリー監督が描く、駆け出し映画監督とその恋人の物語「インテリア・デザイン」に主演した藤谷は「カメラが回ってる最中に監督から(思い付いた)指示が出る感じでした」と笑い、加瀬は「わがままだけど憎めない監督です」と苦笑しながら語った。(写真=「TOKYO!」の完成会見に出席した(左から)ポン・ジュノ監督、香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮)
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芸能 2008年07月03日 15時00分
石橋杏奈「チョコをいっぱい食べたい!!」
06年ホリプロスカウトキャラバン・グランプリ受賞の女優・石橋杏奈(15)が2日、東京・白金台の八芳園で七夕を前に浴衣姿を披露した。 初主演映画「きみの友だち」(廣木隆一監督、26日公開)のヒットを祈願し、「見た後に温かいな、と思える作品です」とPR。短冊には「温泉巡りをしたい!!」「チョコをいっぱい食べたい!!」など、14もの願いごとを記していた。 また現在、共学の高校に通っているが、恋愛については「まだまだですね。一緒にいてあきない人、どちらかといえば年上がいいですけど…」と明かした。(写真=自ら選んだ薄いピンクのバラの模様の浴衣姿で登場した石橋杏奈)
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スポーツ 2008年07月03日 15時00分
DREAM 柴田勝頼が秋山成勲に対戦要求
DREAMを主戦場とする“狂拳レスラー”柴田勝頼が2日、東京・赤坂サカスでイベントに出席した。21日に開催される「DREAM.5」(大阪城ホール)参戦が正式決定し、“反骨の柔道王”秋山成勲に宣戦布告。ここのところ4連敗中の狂拳は、起死回生の1勝をつかむべく、秋山狩りに名乗りを上げた。 「秋山選手と1人の男としてやりたい。今このタイミングで試合をしたい」。いつになく狂拳の語気は荒かった。 HERO'Sデビュー戦こそ9秒殺をやってのけたが、その後はドロ沼の4連敗を喫している。5・11「DREAM.3」のミドル級GP開幕戦でもジェイソン“メイヘム”ミラー相手に何もできないまま、パウンドの連打で屈辱のTKO負け。それだけに「今このタイミングで試合したい」と起死回生のチャンスをうかがっていた。 そんな矢先に思い立ったのが秋山狩り。この日のイベントで次戦「DREAM.5」の緊急参戦が決まり、まだ対戦相手が決まっていない同じミドル級の秋山を指名。もしここでHERO'S初代王者の秋山を破れば、ドロ沼の4連敗も一気に吹っ飛ぶ絶好の機会だけに「一人の男として闘いたい」と切望したのだ。 秋山がただ単にビッグネームだから対戦要求したわけではない。柴田によれば「(秋山に)魅かれるところは1つもない。でも第一印象から決めていた」とのこと。「一人の男として闘わなきゃいけない」とひたすら同じ言葉を繰り返す。 最後まで挑戦状の動機こそ明らかにしなかったが、秋山といえば、先輩レスラーの石澤常光を倒したり、ヌルヌル騒動を起こした“IQレスラー”桜庭和志とも因縁がある。日ごろ「プロレス最強」を唱える柴田には格好の相手なのだろう。 一方、秋山戦要求に笹原圭一プロデューサーは「まずは今回の話を秋山選手サイドに入れてみてからですね」と回答。さらには秋山が登場する5日の同ファンイベント「FIGHT FESTIVAL」(午後1時開始)内で対戦カードを発表することも明言した。 反骨の柔道王に下剋上を叩きつけた柴田。最後は「やる前から負けることを考えるバカがいるかよ!」と猪木語録を用いて意欲を示した。
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スポーツ 2008年07月03日 15時00分
全日本プロレス ものまねバトルで芸人界最強男が現役プロレスラーと一騎打ちへ
現役プロレスラーとお笑い芸人によるコラボレーション興行「ものまねプロレス祭2008まねんのか!」(8月7日、東京・後楽園ホール)のカード発表が2日、都内の全日本プロレス事務所で行われた。お笑い芸人軍の一員、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンはレスラーとのガチンコ対決に臨むことになりそうだ。 後輩芸人のスマイリーキクチによれば「絡みづらい。生理的に無理」との意見が多数寄せられ、寺門はタッグを組むことも、芸人同士の対戦カードを組むこともできないという。芸人軍で唯一レスラーとの一騎打ちに臨むことが有力。決戦に備えて早くも山ごもりに入っているという寺門からは「本気で強い人、レスラーを募集中」という要望が出されている。 寺門は芸人らしからぬマッチョな体形の持ち主で、実は芸人界最強の呼び声も高い。悪乗りする芸人軍からも「本当に強いのか、はっきりすると思います」との声が聞かれる。ウワサ通りの最強芸人か、はたまた見掛け倒しか、寺門の真の実力がベールを脱ぐことになりそうだ。
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レジャー 2008年07月03日 15時00分
函館スプリントS(JpnIII 函館芝1200m 6日)追い切り速報 主役キンシャサノキセキ豪快
高松宮記念2着馬キンシャサノキセキが悲願の重賞初Vに王手だ。 その前走はファイングレインの強襲にクビ差かわされたが、ゴール寸前まで先頭をキープするなど、見せ場十分の内容。「当時は中間、ザ石して出走を迷ったほどだった。それであの結果。負けはしたけど、底力を十分に感じさせてくれた」。橋本助手は内容に満足げな表情を浮かべる。 その後は一度放牧に出してリフレッシュ。このレースに向けて早々と6月6日に函館入りした。 「早めにこちらへきたのでゆっくり調整できた。具合はとてもいいし、前走で少し立派だった体も絞れていそう」 前回以上の気配の良さに加えて条件もバッチリだ。高松宮記念を含めて芝1200m戦では<1110>。折り合い面に不安がない分、堅実な走りが期待できる。 「この距離なら流れが落ち着かないと思うし、斤量も56kgで出走できるのはうれしい。何よりメンバーが小粒だけに、ここでタイトルを獲らせてあげたいね」と同助手は意欲満々だ。 【最終追いVTR】岩田騎手を背に、ダートコースで800m51秒5→36秒8→12秒3(G強め)。直線で仕掛けられると格下の併走馬を豪快に4馬身ちぎってみせた。状態は文句なしだ。
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レジャー 2008年07月03日 15時00分
ラジオNIKKEI賞(JpnIII 福島芝1800m 6日)追い切り速報 ノットアローン ポイントは“折り合い”
皐月賞7着の実績はこのメンバーなら一枚上のノットアローン。しかし、橋口師は控えめだ。 「57kgのハンデは見込まれすぎた。3歳馬同士で前走も崩れているのに、せいぜい56kgがいいところでしょう。がっかりしたよ」とうなだれた。 その前走の白百合Sは圧倒的1番人気ながら5着に失速。2番手につけたが、まったく折り合いがつかなかった。「ハミをかんで力みすぎた。もう少しリラックスして走れれば能力をきっちり出せるんだけど」と苦笑いを浮かべた。 今回もポイントはそれだけ。ハナを切るにせよ、控えるにせよ、道中いかに力を抜くか。「気分屋だけに難しい面はあるけど、蛯名君には変な先入観を持たずに乗ってもらいたい」と新コンビに期待していた。 【最終追いVTR】上村騎手を背に、坂路で併せ馬。徐々に加速していき、ラストは12秒5とダイナミックに末脚を伸ばした。春を激走した疲れはなく、元気いっぱいだ。
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レジャー 2008年07月03日 15時00分
ラジオNIKKEI賞 プロヴィナージュ陣営を本紙・橋本記者が直撃!
今週の福島メーンは秋に飛躍を期す3歳馬の重賞「第57回ラジオNIKKEI賞」(JpnIII 芝1800m 6日)。波乱含みのハンデ戦で予断を許さないが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは関東オークス2着の雪辱を期すプロヴィナージュ。芝は初めてだが、血統的にはむしろ芝でこそ真価が発揮される。厩舎の番頭格、鈴木助手は「今後の路線が決まる大事なレース」と位置づけ、全力投球を誓う。同助手を直撃インタビューした。 −−まず前走の関東オークス(2着)を振り返ってください。 鈴木助手「スタート直後につまずき、田中勝騎手が落馬寸前の不利。あれが致命的でした。ユキチャンには8馬身離されたけど、あれが実力とは思っていません」 −−その後は川崎の交流重賞「スパーキングレディーC」(JpnIII ダ1600m 16日)が目標でした。 鈴木助手「楽しみにしていたんだけど、残念ながら補欠の4番目。そこで、秋(秋華賞)に向けて芝の適性をつかむことを課題に、ここへ矛先をかえました」 −−芝は初めてですが? 鈴木助手「父は先週の宝塚記念を優勝したエイシンデピュティやここにも出走するアロマキャンドルと同じフレンチデピュティ。母父がサンデー(サイレンス)だし、適性はあると思います」 −−この馬の長所は? 鈴木助手「牝馬の割には馬格(前走518kg)があって、パワーがある。でも、性格は素直で折り合いの心配がない。乗りやすいから、テン乗り(田中博騎手)もまったく心配ありませんよ」 −−追い切りの感想をお願いします。 鈴木助手「体は仕上がっているので、この時計で十分でしょう。田中博(騎手)も『いい動きでした』と手応えをつかんだ様子でした」 −−枠順と道悪馬場については? 鈴木助手「出たなりで競馬ができるので、枠順はどこでもいい。道悪も滑る馬場以外なら大丈夫」 −−最後に意気込みをお願いします。 鈴木助手「今後の路線が決まる大事なレース。軽ハンデ52kgと男勝りの体を生かして、上位争いに加わってほしい。不安より楽しみの方が大きいです」
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レジャー 2008年07月03日 15時00分
ゴールドC チェレブラーレ圧勝
装いを新たに7年ぶりに復活した「第46回ゴールドC」は2日、浦和競馬場で行われ、直線で力強く抜け出した1番人気のチェレブラーレ(牡4歳、大井・太田進厩舎)が4馬身差の圧勝。初重賞制覇を果たした。 「4角である程度、勝利を確信した」と張田京騎手。外から一気に先行馬を抜き去ると、最後は流す余裕さえある勝利だった。今回は苦手な輸送でマイナス10kgと体が減ったため、今後のローテーションは、その回復を見ながら組む予定だ。
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