「57kgのハンデは見込まれすぎた。3歳馬同士で前走も崩れているのに、せいぜい56kgがいいところでしょう。がっかりしたよ」とうなだれた。
その前走の白百合Sは圧倒的1番人気ながら5着に失速。2番手につけたが、まったく折り合いがつかなかった。「ハミをかんで力みすぎた。もう少しリラックスして走れれば能力をきっちり出せるんだけど」と苦笑いを浮かべた。
今回もポイントはそれだけ。ハナを切るにせよ、控えるにせよ、道中いかに力を抜くか。「気分屋だけに難しい面はあるけど、蛯名君には変な先入観を持たずに乗ってもらいたい」と新コンビに期待していた。
【最終追いVTR】上村騎手を背に、坂路で併せ馬。徐々に加速していき、ラストは12秒5とダイナミックに末脚を伸ばした。春を激走した疲れはなく、元気いっぱいだ。