-
スポーツ 2008年10月24日 15時00分
野球 上原スクランブル態勢 CS連投辞さず
セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ2戦目が23日、東京ドームで行われ、巨人が中日に11-2で大勝した。昨シーズンと合わせ中日相手にCS4連敗を喫し、日本シリーズ進出に黄信号が灯っていたが、同シリーズ新記録となる17安打で復活の狼煙をあげた。日本シリーズ進出を誓う巨人は、この日先発した上原のスクランブル登板の可能性が浮上してきた。 巨人が2年越しの白星を手にした。 開幕戦を最多勝右腕グライシンガー、セーブ王・クルーンの乱調で落とした。さらにチームの盗塁王でもある鈴木尚広の負傷交代もあり、CSシリーズ突破に暗雲が垂れこめていた。 この日は上原浩治で万全を期した。 北京五輪後、スランプから復調した上原が8回を2失点に抑え、先発の役目を果たす。打線も4本塁打を含む17安打、11点を叩き出す猛攻。終わってみれば一方的な完勝劇だった。 これでアドバンテージの1勝を含め、2勝1敗と一歩リードした。 まさに悪夢を吹き飛ばす1勝となったが、その背景には「プレーオフのワースト記録を更新してなるものか」という反骨心があった。 巨人は今年のCS開幕戦で中日に敗れ、プレーオフでの同一球団からの連敗記録を更新した。第2戦も敗れれば、チームの士気は著しく下がってしまう。去年の二の舞となり、CSで1勝も挙げられないまま敗退しかねない状況だった。 それだけに、上原も「日本シリーズで投げたいという気持ちで投げた。今日はチームとしては最高の試合ができたんじゃないですか」といつも以上に気合を入れていた。 6打点を挙げた打のヒーロー、小笠原も「上原の(内野安打の)全力疾走で火がついた。みんながつないで打たせてくれた」とチーム一丸となって勝利をつかみ取ったことを強調した。 「理想的な点の取り方ができた。全体的に(選手)全員の肩の力が抜けていて、いいものが出たと思います。短期決戦なので次戦に集中したい」(原監督)と逆襲のきっかけを掴んだ。 反骨心を胸にチームが一丸となった。先発した上原も「(プレーオフは)負けたら終わりですから。投げろ、と言われたら、もちろん」とスクランブル登板も辞さない覚悟だ。 上原は先発した10月の試合は、7戦全勝(リーグ戦5戦5勝、日本シリーズ2戦2勝)と記録を更新中。勢いに乗った巨人は、このまま日本シリーズ進出を決めることができるか。
-
スポーツ 2008年10月24日 15時00分
DEEP 柴田 大みそか参戦に望み
現在5連敗で崖っぷちに立たされている“狂拳レスラー”柴田勝頼が23日、DEEP東京・後楽園ホール大会に登場した。試合結果こそドロー判定となったが、大みそか初参戦に望みを繋げた。 柴田は2007年3月、総合格闘技本格参戦の第一戦こそ戦りつのKO劇を演じたものの、その後はグレイシー狩りに失敗。続けて秋山成勲や桜庭和志ら日本人トップ戦士、ホ・ミンソクやジェイソン“メイヘム”ミラーといった外国人強豪ファイターにも連敗、勝利から遠ざかっていた。 ここのところパウンドを食らってのKO負けが多かったが、DEEP初参戦となったこの日の滑川康仁戦ではそれらを払しょくする闘いを繰り広げた。再三に渡りマウントからの鉄槌を浴びながら、下からパンチを放って反撃。2Rにはパウンドで形勢逆転すると、逆に狂拳を振り回して滑川をグロッキー状態にまで追いつめた。 フルラウンド闘い抜いてのドロー決着。07年3月以来、およそ1年半ぶりとなる勝利とはならなかったが、今後に光明が差す一戦となったのは確か。試合後は大会を視察したDREAM笹原圭一プロデューサーが「柴田選手は大みそかの(Dynamite!!)候補のひとりです」と言明。大みそか初出撃の可能性を示唆した。 復活の兆しをみせた柴田は「結果を出せなくて残念。これからもどんどん試合をしたい」と貪欲に語っていた。
-
スポーツ 2008年10月24日 15時00分
戦極 廣田が五味に宣戦布告
「戦極〜第六陣〜」(11月1日、さいたまスーパーアリーナ)で、ライト級GP制覇と五味隆典との王座戦を目指す廣田瑞人が23日、都内のGUTSMAN修斗道場で練習を公開。準決勝での壮絶KOを予告したばかりか、早くもGP制覇後の五味隆典とのタイトル戦を見据えて宣戦布告した。 8・24ライト級GPで米IFL世界ライト級王者ライアン・シュルツを壮絶KOし、優勝候補の一角に躍り出た。この日の公開スパーリングでは前戦を彷彿させる豪快なパンチを披露。11・1の準決勝で激突する横田一則に「意識がなくなるくらいまでぶっ飛ばす」とド派手なKO予告を放ってみせた。 すでに視線の先にはGP制覇後、1・4開催の五味とのタイトル戦を見据えている。この日は、前日の五味の「トーナメントに出てる選手は横一線」との発言に敏感に反応。廣田は「他の3人よりオレの方が上。試合を見てもらえばわかる。優勝するだけ」と切り出せば、王座奪還後の五味戦にも「パンチが当たれば倒す自信ありますよ」と絶対王者を挑発していた。
-
-
芸能 2008年10月24日 15時00分
米倉涼子 熱愛発覚!?
現在、東京・赤坂ACTシアターでミュージカル「CHICAGO」に出演中の女優・米倉涼子(33)。かつては恋多き女のイメージがあったが、このところ浮いた話は聞こえてこない。そんな米倉に新しい恋のうわさが…!? 米倉の初挑戦ミュージカルとなった「CHICAGO」はアメリカの人気ミュージカルの日本版。 「元宝塚歌劇団、男役のトップだった和央ようか、河村隆一が共演。背中が大きく開いた超セクシーなミニの黒い衣装の米倉は、和央とともに、クライマックスではハイヒールで激しいダンスを披露。2人同時に側転も決めました」(芸能ライター) 「ブロードウェイミュージカルの中で一番好きな演目。自分が(ステージに)立っているのが不思議」と米倉。側転に関しては「恥ずかしいとか言ってる場合じゃない」と話していた。 「銀座の売れっ子ホステス、愛人、宝石デザイナー、主婦、看護師、OL、刑事、弁護士をドラマで演じたと思ったら、今度はミュージカルで新境地を開くなど、このところの米倉は仕事一筋。仕事が楽しくて仕方がないという気さえします。当分の間、恋は封印といったところでしょうか」(芸能ライター) かつて、中田英寿氏や市川海老蔵らと数々の浮名を流し“恋多き女”と言われた米倉も、近ごろは、その手の話はとんと聞かれなくなってしまった。しかし、ここにきて、にわかに1人の男の存在が浮上してきた。 「TBSの安住紳一郎アナウンサーです。14日にオンエアされた自らが司会を務める『ぴったんこカンカン』で米倉と共演したのをチャンスとばかりに、アプローチを試みたというのです」(芸能ライター) 安住アナは“追っかけ”がいるほどの在京テレビ随一の人気イケメンアナウンサー。 「かつて、同局の人気女子アナ、小林麻耶アナとのうわさがあったほどで、自信過剰なところが少しハナにつきますが、この日はマジで誠心誠意、米倉に尽くしているのが分かりました」(芸能リポーター) 米倉から女性のタイプをたずねられ、「ちょっと気が強くて、自律している女性」と答え、「それ私じゃん」と突っ込まれ、赤面することもあった安住アナ。 「途中、屋外ロケで立ち寄った高級梅干し店で、米倉のお母さんのために安住アナが梅干しを買ったのには驚きました。米倉を落とすためには、まずお母さんからという計算ではないでしょうか」(芸能ライター) 母親は安住アナの大ファンというから、この作戦、意外に成功するかもしれない。
-
芸能 2008年10月24日 15時00分
ミスフラッシュ2008澤田友美ファースト写真集明日発売
写真週刊誌「フラッシュ」が選ぶ「ミスフラッシュ2008」でグランプリに輝いた澤田友美(24)がファースト写真集「ヌーディスト」を25日に発売する。 スリーサイズB84W60H82のスレンダーボディーを大胆に披露。故郷の北海道や東京で撮影された同作には、限りなく「ヌード」に近づいた姿が満載だ。 10月25日(土)16時から、発売記念サイン会を東京・福家書店銀座店で行う。(写真=ショートヘアと笑顔がチャームポイントの澤田友美)
-
-
その他 2008年10月24日 15時00分
GIII千葉記念25日開幕 キャンペーンガール&滝澤正光氏がナイガイ来訪
怪物よ、ありがとう。25日から28日の4日間にわたり千葉競輪場で開催される「千葉競輪開設59周年記念第1回滝澤正光杯」のPRのため、関係者とキャンペーンガール(カオリさん(右)エリカさん)に、先日引退した滝澤正光氏(現日本競輪学校名誉教官)=写真=が23日、東京・中央区の本社を訪れた。 今回の千葉記念は通算成績787勝、優勝回数150回を数える地元千葉出身の競輪史上最高の“怪物”滝澤氏の名を冠しての、記念すべき第1回大会となった。 同行した滝澤氏は「自分の名前がついたレースができることになり大変緊張しています。プレッシャーを感じておりますがなんとか今開催が成功すれば…と願ってます」と語れば、千葉競輪事業係の近藤誠一郎副主査も「地元で大変な人気を誇る滝澤さんの偉大な名を冠したレースに期待を込めて、目標売上は昨年以上の90億円です。達成できますよう私たちも頑張ります」と意気込みを述べた。 なお、全国42の競輪場、59か所の専用場外で場外発売される。
-
スポーツ 2008年10月23日 15時00分
野球 原巨人 CS突破へ黄信号
セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージが22日、東京ドームで開幕。メークレジェンドでリーグ連覇を達成した巨人は、“爆弾”が暴発し、中日に敗れた。まさかの黒星を喫し、昨シーズンから中日にプレーオフ4連敗。きょう23日の第2戦から巻き返しを図る巨人だが、開幕戦で新たな火種が浮き彫りとなった。2年連続敗退の足音が近づいてきた。 悪夢再び。 巨人はCS第1ステージで2位の阪神を下した中日を迎え撃った。しかし、今季最多勝の先発・グライシンガーが4回1/3を投げ、3失点でKOとまさかの乱調。完全復活したかに見えたセーブ王クルーンも9回、同点の場面で登板し、決勝点を許してしまった。 これで昨年からプレーオフ4連敗。いまだに“自力”で白星を手にすることができていない。これには21日付の本紙が危ぐした原巨人が抱える爆弾が影響していた。 「キャプテン阿部の不在」「クルーン」「投手采配」の3つのウイークポイントだ。 原監督がグライシンガーについて「リズムが良くなかったし、球数も多かった」と指摘したように、捕手・鶴岡との呼吸が合っていなかった。 グライシンガーは「シーズン中、(北京五輪で)阿部がいなくなった8月しか組む時間がなかったことを考えれば、いいところを引き出してくれたと思う」と鶴岡を擁護したが、試合中には何度もプレートを外し、サインがなかなか決まらない場面も見られた。 阿部の不在は負の連鎖のごとく、守護神にも乗り移った。クルーンは中村紀に勝ち越しタイムリーを打たれた場面を「迷わずフォークを投げた。決して悪い球ではなかった」と語っていたが、交代した實松のサインに何度も首を振っていた。正捕手・阿部の不在により投手陣の爆弾が早くも爆発してしまったのだ。 爆弾は野手も抱えていた。チームの盗塁王でリードオフマンでもある鈴木尚広が負傷交代したのだ。9回の守備で、和田の打球を追いかけ、ダイビングしたまま起き上がれず、そのまま担架で運ばれた。幸い、足にけいれんを起こしただけだったが、今後の起用に影響を及ぼしそうだ。 打線はラミレスが2安打、1打点と気を吐いたものの、今シーズン対中日戦、打率333、本塁打10、打点18をたたき出している小笠原、5番の李がノーヒットに終わるなど、クリーンアップが機能していなかった。 これで1勝1敗と貯金がなくなった巨人に、不安要素はかさむばかり。日本シリーズ進出に向け、暗雲が垂れ込め始めた。◎CS第1戦VTR 巨人はタイトルホルダーの投手2人が大誤算。さらに、得点力不足も重なり、スタートダッシュに失敗した。 グライシンガーは、1回、先頭打者の李炳圭、4番のウッズにいきなり本塁打を浴び2失点。出鼻をくじかれた。 5回にはヒットと自らのバント処理ミス、遊撃手・坂本のフィルダースチョイスで1死満塁と広がったピンチに、押し出しの四球で追加点。原監督はグライシンガーに見切りをつけて交代に踏み切る。 西村が無失点で切り抜け、3-2で迎えたその裏に、木村拓也のタイムリーヒットで同点に追いついた。 その後、8回に1死満塁のチャンスを迎え、代打・高橋由を送ったが、ダブルプレーに倒れ最大のチャンスをつぶしてしまった。 9回には同点の場面でクルーンを投入するものの、森野に四球を与え、和田につまりながらもセンター前に運ばれた。一、三塁のピンチを迎えると、中村紀にセンター前に弾き返され1点を勝ち越された。 最後は岩瀬に3人でピシャリと抑えられゲームセット。3-4で初戦を落とした。 試合後、原監督は「チャンスがあったところで勝ち越せなかったってことでしょう。紙一重だね」と、あと一本が出ないことを嘆くしかなかったが、1勝のアドバンテージも消え、第2戦からの勝負に表情を引き締めていた。
-
芸能 2008年10月23日 15時00分
セクシーインタビュー 愛衣
グラビア界の“リーサル・ウェポン”愛衣(20)の新作DVD「愛衣mode〜アイモード〜」(リバプール)が24日(金)にリリースされる。同作では、バスト95センチの彼女がコスプレ全開バリバリで男の妄想をかき立ててくれる。日本巨乳界の生ける伝説を直撃した! −−今回のDVDは写真集との連動企画だそうで。 「はい、写真集の『愛衣doll』(講談社)と同時に撮影しました」 −−コンセプトは“コスプレ”とか。 「セクシーなメイドの格好で『おかえりなさいませ、ご主人さま』って出迎えたり『お食事のご用意ができました』ってお呼びしたり。私の“萌え〜”初体験だったんですよ」 −−“萌え〜”てみて、どうでした? 「燃えました(笑)。念願かなったって感じで」 −−中には娼婦のような妖艶なコスプレもあるとか。 「Sっぽい格好してます。Sも“萌え〜”も含めて、全部で20パターンぐらいかな?」 −−20種類もコスプレしてるんだ。ほかにはどんな格好してるの。 「中でも賛否両論なのが、アリスとウサちゃんの一人二役のシーン。今の私って普段は前髪を下ろしてないんですが、このシーンでは前髪にウイッグを付けて、昔の髪型と久々に再会しました(笑)。自分的には『どうでしょう?』って感じですね。やっぱり似合わないなぁって」 −−でも、見る人の好みによって印象は変わるんじゃないですかね。 「それはそうなんですが…。中には『かわいいよ』って言ってくれる人もいますし。デビュー当時を知る人は『変わってないじゃん』って思ってるかも(笑)」 −−ロケはどこでしたの? 「春ごろにハワイで。けっこう寒くて、夜なんて特に。山の中で撮影したからかな?」 −−ハワイなのに山の中? 「はい、そこにあるハウススタジオで大半のシーンを撮影しました」 −−ハウススタジオって? 「1軒の家が丸ごとスタジオになっているんです。すごく庭が広くて、屋外のシーンもそこで撮影しました。もちろんビーチでもキャッキャしているシーンとかを撮影しましたよ」 −−撮影中、何かアクシデントって起こりました? 「そのビーチで撮影したとき、海に人食いザメが2匹も現れて。水面に背ビレだけが浮き出て、本当に『あっ、ジョーズ!』みたいな。現地の人が言うには『今はサメのおなかが空いている時間だ』って(笑)」 −−海には入らなかったの? 「当たり前ですっ(笑)。波打ち際でパチャパチャする程度。ここなら、さすがの人食いザメでも近寄れないだろうって(笑)」 −−浜辺でハシャぐ近くには人食いザメがウヨウヨ…。 「このエピソードを知っているのと知らないのとでは見たときの楽しみ方が違います、あんなニコニコしてるのに本当はドキドキものなんだって(笑)。ワンシーンで2度おいしいって感じですね」 −−命がけですねぇ。 「あと、ハウススタジオの屋根に登ってるシーンも恐かったぁ。端っこだったんで今にも落っこちそうで。笑ってはいますが、よく見ると顔がこわばっているのが分かるかと(笑)」 −−恐い話は終わりにして、お気に入りのシーンを。 「かわいい帽子をかぶって踊っているシーン。好きな音楽が流れていて、それに合わせて踊っていたらOKって。楽しかったなぁ」 −−ところで愛衣ちゃんて犬が大好きなんですよね。 「はいっ! でも、ウサちゃんや猫っぽい格好はあっても、犬のコスプレってないんですよ。犬とたわむれているようなシーンはあります。けど、ぬいぐるみなんです、残念ながら」 −−なぜ、ぬいぐるみなの? 「実は私…犬アレルギーなんです(笑)」 −−秋葉原でイベントやりますね。 「10月25日(土)の午後6時から、ソフマップ秋葉原アミューズメント館8Fです。気合いを入れておめかしするので、ぜひお越し下さい!」 −−最後にひとこと。 「3作目になる今回のDVDは『こんなことまでできるようになりました』って感じです。成長した私を見て下さいね」<プロフィール>あい1988年10月2日生まれ。群馬県出身。T156、B95W60H86。A型。趣味=音楽鑑賞、パスタに何をかければおいしいのか研究すること。特技=体が柔らかいこと。
-
スポーツ 2008年10月23日 15時00分
サッカー ACL浦和サポーター激怒 あわや暴動寸前の舞台裏
サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)連覇を目指す浦和レッズが22日、準決勝第2戦のガンバ大阪戦に1-3で敗北。ACL連覇の夢は逆転負けという最悪の結末でついえた。サポーターを落胆させる幕切れにホームの埼玉スタジアムは、不穏なムードに包まれたものの、何が起こってもおかしくない危機はなんとか沈静化。あわや暴動寸前となった舞台裏でいったい何があったのか。 最悪の結末だった。 レッズはスコアレスドローでも決勝進出となる一戦。ホーム埼玉スタジアムでガンバを迎え撃ち、エース高原が先制点を奪う絶好の試合展開だった。しかし、前半を1点リードして折り返しながら、後半にセットプレーからまさかの3失点。ホームアンドアウェー方式の準決勝2戦合計2-4で決勝進出を逃した。 試合終了を告げるホイッスルに観衆5万3287人のスタンドは、ねぎらいの拍手と失望の野次が入り混じるきな臭い雰囲気。Jリーグ王座奪還が絶望的となり、サポーターから更迭が表面化したゲルト・エンゲルス監督の解任を求める横断幕を掲げられた。そればかりか、ここ5戦勝ち星なしにDF田中マルクス闘莉王は、直接サポーターにACL決勝進出を誓約する異例の事態に陥っていただけに、不測の事態も考えられた。 だが、この不穏なムードにすぐさまエンゲルス監督が動いた。「いろんな理由がある。サポートに対する感謝もあり、きょうでACLは終わってしまったので最後の挨拶もあったし、謝ることもあった…」。指揮官は試合後に選手とともにピッチを回り、サポーターに深々と頭を下げたのだ。 異例の“お詫び行脚”。崖っぷちの指揮官の苦しい胸の内が透けて見えるが無理はない。「当然、僕は監督なのですべてのことを決めなくてはいけないが、今年は簡単なシーズンではなかった」。振り返ってみれば、Jリーグでの連敗による成績不振のみならず、今年は前代未聞の大騒動もあった。 Jリーグの5月17日に行われた同一カードで暴動がぼっ発。埼玉スタジアムでガンバ戦に2-3で敗れた後、誤審や勝利を喜ぶガンバの挑発的な行為をめぐって選手間で小競り合い。それを引き金に試合後は両チームのサポーターが暴徒化してしまい、パトカー30台、警官と機動隊など約150人が出動する事態に発展したことで、チームに制裁金2000万を課される苦い経験もした。 今回は指揮官が先陣を切ってサポーターに直接詫びを入れたことで暴動こそ回避できた。このままではJリーグも前途多難といえそうだが、果たして浮上のきっかけをつかめないレッズが常勝軍団に戻るのはいつになるのだろうか。
-
-
スポーツ 2008年10月23日 15時00分
サッカー 浦和まさかの逆転負け
まさかの逆転負けだった。主導権を握った前半。素早いプレスからボールを奪い、スペースにパスを出して相手DFラインをほんろうした。35分にはFW高原直泰がゴールエリア内で相手のクリアミスに反応。斜め45度から右足を振り抜き、ゴール左隅に先制弾を突き刺した。その後、42分にはまたも高原がポスト直撃の左足ボレーシュート。再三に渡ってゴールを脅かした。 前半と打って変わってペースをつかめずに圧倒されたのが後半。中盤をアツくしてきたガンバにゲームを支配され、開始早々の6分にはMF遠藤保仁のコーナーキックからDF山口智のヘッドで同点。27分にはまたも遠藤に右サイドから絶妙なクロスを入れられ、MF明神智和のゴールで勝ち越し弾を献上。続けて31分にも遠藤にダメ押しゴールを奪われ万事休す。 高原が試合後「立ち上がりからアグレッシブにやって1対0で前半を終えて入りはよかったが、セットプレーから取られたのが痛かった。後半はじめの失点で流れを断たれてしまった」と語ったように、セットプレーで献上した同点弾から流れを断ち切れなかった。 一方、浦和の連覇を阻んで初の決勝に駒を進めたガンバ。1ゴール2アシストと大車輪の活躍をみせた遠藤は「交代で中盤のメンバーを多くして、ボールを支配したのが良かった。先に点を取られたが必ず逆転できると信じてました」。 見事アウェーで浦和を破ったガンバは、決勝で豪アデレードとの頂上決戦が決定。ホームアンドアウェー方式で11月5日にホームの万博、12日には敵地の豪州で闘い、12月に日本で開催されるトヨタ・クラブワールドカップ出場を目指す。
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分