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中山金杯 年男・川田騎乗のアドマイヤフジが連覇で初笑い

 正月恒例の「第58回中山金杯」(GIII、中山芝2000メートル、4日)は、昨年の覇者アドマイヤフジが快勝した。勝ち時計は1分58秒5(良)のタイレコード。2番人気のヤマニンキングリーが中団からしぶとく伸びて2着、3着には11番人気の伏兵ミヤビランベリが入った。1番人気のオペラブラーボはいつもの伸びが見られず、6着に終わった。

 他馬とはこれまで戦ってきた相手が違う。トップハンデの58キロが嫌われたのか、4番人気と意外に評価が低かったアドマイヤフジが、好位から危なげなく抜け出す横綱相撲で2009年の初笑いを決めた。

 レースはミヤビランベリがすんなり単騎逃げに持ち込み、1000メートル通過が59秒7。馬場が例年にない良好なコンディションであったことを考えれば、オープン馬にとっては、もはやスローペースの部類。その緩い流れを好スタートからスムーズに2番手へ取りついた時点で、“勝負あり”だった。
 「気分良く走れていた。4角でズブさを見せて、いったん追走が苦しくなったが、追い出してからはしっかり伸びてくれた。58キロのハンデも、力さえ出し切れれば(勝てる)と思っていた」と年男の川田騎手は文字通り、笑顔で“ウッシッシ”。昨年暮れの有馬記念で人気薄のアドマイヤモナークを2着に持ってくるなど、乗りに乗っている若武者は、「去年も勝たせてもらっているし、今年は大きいところを獲らせたい」とさらなる飛躍を誓っていた。
 一方、橋田調教師は「去年もああいう形(好位抜け出し)で勝っているし、乗り役もどう乗ればいいのか分かっているからね」と満面笑み。今後については「二千以下のレースで」とマイルから中距離路線に照準を絞っていく。次走は中山記念(GII、中山芝1800メートル、3月1日)あたりが有力だ。
 それにしても、初夢の縁起物とされる一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)をなぞるようなアドマイヤフジの連覇。事実は小説より奇なりとはいうが、ここまでくると、もはやできすぎとしかいいようがない。

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