三沢が後藤にエメラルドフロウジョンを発射すれば、中邑もランドスライドで応戦。互いに惜しげもなく必殺技を繰り出す一進一退の攻防。だが最後は杉浦が一瞬のスキをつかれ、中邑の腕ひしぎ逆十字固めを極められギブアップ。
まさかの敗戦を喫した三沢組だが、すぐさまリベンジ戦を要求した。三沢は「たまたまタイミング合ったものが入っちゃっただけで、完全に負けたかというとクエスチョンな部分がある」と不完全燃焼を強調。杉浦も「まだやり足りない。僕はいつでもいける。ブルーだろうがグリーンだろうがマットは関係ない。1人でも乗り込んでいってやりたいって気持ち」とリベンジ戦を熱望した。
もうひとつの対抗戦はノアの秋山準が中西学を撃破。GHC獲りに弾みをつけた。
03年のG1クライマックス以来、約5年半ぶりの対戦。専修大学の先輩でもある中西にゴング前から奇襲を仕掛けた。中西のパワーファイトに苦しんだが、ジャンピングニーで形勢逆転。最後はリストクラッチ式エクスプロイダーで勝利した。
秋山は「正直に言うと、(現GHC王者である)仮想佐々木(健介)さんっていうものがあって。力でガンガン来る相手にどこまでできるかというのがあった」とGHC奪還に弾みをつけた。