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レジャー 2008年12月01日 15時00分
JCダート サクセスブロッケン 打倒ヴァーミリアンに手応え
王者の背中はしっかりと見えた。初の古馬相手となったJBCクラシック(2着)でヴァーミリアン相手に互角の勝負を演じたサクセスブロッケンが、「第9回JCダート」(GI、阪神ダ1800メートル、7日)で世代交代を狙う。休み明けをひと叩きされ、状態はうなぎ上り。同期のライバルで初顔合わせとなるカジノドライヴも含め、砂の猛者たちをまとめて面倒みる構えだ。 砂で味わった初めての屈辱。だが、ショックよりも将来への展望が開けたことの方がはるかに大きかった。世代間闘争にメドを立てたサクセスブロッケンが、世界の舞台で統一王者に照準を定めた。 前走のJBCクラシック、ダートの連勝記録は「5」でストップしたものの、勝ち馬との着差はわずかにクビ。「ヴァーミリアンが強いのはわかった。ただ、負かせない相手ではないし、その手応えもつかんだ」と藤原英調教師は不敵な笑みを見せた。 レースでも道中からハナに立たされ、徹底マークに合う厳しい流れとなった。レコード決着となる速い流れを自らつくりながら、最後の直線ではヴァーミリアンを差し返そうとするしぶとさを見せた。 何より、ブロッケンにはヴァーミリアンにない若さがある。成長力がある。「夏を越してから馬体が一段と大きくなってきた。前走で体が増えていたのもほとんどが成長分。無駄肉がそげ落ちて、実が入ってきた」。藤原助手は充実期に入った愛馬に目を細めた。 これまでダート戦では<5100>とほぼ完ぺきな数字を残してきた。しかも、福島、中山、東京、京都、そして、地方の大井、園田と毎回、形態の違う競馬場で…。むろん、初の阪神コースへの不安もない。 「精神面が強く、どこへ行っても自分の力を発揮できる。今回は阪神にかわるけど、前走に比べて広いコースになる分、プラス材料」と藤原助手は余裕の表情を浮かべる。 打倒ヴァーミリンに向けての成長力、そして勢いも加速した。あとはその瞬間を待つだけだ。 「この中間はあの馬を負かすつもりでケイコもビッシリやってきた。状態に関しては今までの中で一番。あとは横山典騎手に任せるだけ」 長くダート王者として君臨したヴァーミリアンを倒して、悲願の世代交代へ。革命児サクセスブロッケンがいよいよその頂に君臨するときがきた。
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レジャー 2008年11月29日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、30日) 先週、万馬券4発!! 絶好調・赤羽浮馬はあの外国馬に注目
豪華な顔ぶれがそろった今年のジャパンC。人気は先の天皇賞・秋で史上に残る死闘を演じたウオッカとディープスカイに集まっているが、「競馬に絶対はない」とはよくいわれること。まして両馬には大きな不安材料がある。 天皇賞は従来の記録を一気に0秒8も縮めるレコードでウオッカが勝ったが、「途中で3着だなと思ったら、あそこまで盛り返してきた。ウオッカもディープも最後は止まっていたね」とはわずか2センチの差で2着に終わったダイワスカーレットの安藤勝騎手。 それは数字上でも証明されている。レースの上がり3Fは35秒2だったが、11秒3→11秒3→12秒6とラスト1Fが異常に時計がかかっており、激しい消耗戦だったことがわかる。 もともと「レコード勝ちのあとは消し」が競馬の世界の常識。反動が必ず出るからだが、今回も関係者は口にこそ出さないが疲れは少なからずあったとみていい。ちなみに天皇賞でハナ、クビ、ハナの4着だったカンパニーは続くマイルCSで4着に敗れている。 かといって、他の日本馬でピンとくる馬がいないのも事実。ならば、外国馬に目を向けるべきだろう。◎はパープルムーンだ。 重賞勝ちがなく、外国馬の中でも格下と見られているが、むしろそこが狙い目。ビッグレースの後で出がらしになった著名馬より、消耗度が少なくフレッシュな状態の無名の外国馬が穴をあけるのが、このJCの特徴なのだから。 パープルムーンは今年、秋から復帰し、まだ3戦目。(5)(2)着と一戦ごとに調子を上げて来日してきた。 もうひとつの条件になるのが日本の馬場に対する適性だが、これもバッチリ。スピードを要求され、日本のコースに近いとされる豪州のGI・メルボルンCでクビ差2着に好走しているのだ。 管理するクマー二調教師は2005年にアルカセットで優勝。JCを勝つノウハウを知り尽くしているのも心強い限り。 「アルカセットとの比較は難しいが、時計が速くて硬い馬場が好きなところは似ている。今年は2戦しかしていないし、ニューマーケットできっちり仕上げて日本にきた。当日は100%の状態で出したいね」 有馬記念にも選出されており、胸を張って出走するためには凡走が許されない。ロスのない競馬ができる6番も「理想的な枠」(同師)で、激走条件は整っている。
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スポーツ 2008年11月29日 15時00分
フィギュアスケート ミラクル真央復活祭
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯が28日、東京・代々木第一体育館で開幕し、世界女王の浅田真央が好発進した。今季はジャンプの不調にあえいでいたが、それらを払拭する復活の滑りでショートプログラム(SP)首位に立った。開幕戦で失った自信をわずか2週間で取り戻したミラクル真央。世界女王がGPファイナル(韓国、12月12日〜)制覇に照準を定めた。 ミラクル真央の復活祭だった。 今季初戦、フランス杯では得意のジャンプが思うように飛べず大転倒。シニア転向後の自己最低得点で2位に終わり、世界女王は自信を失った。 前日練習まで復調の兆しを見い出せずにいたが、この日のSPでそれらの不安をすべて払拭してみせた。 「一番の課題だったジャンプを2つ飛ぶことができて、フランスの課題を克服できた」。序盤の3-3回転の連続ジャンプを皮切りに、フランスでは3回転が2回転になってしまったトリプルルッツも高いジャンプで成功させた。 あのジャンプミスの悪夢を拭い去る2分50秒。ルッツジャンプ後のスパイラルでもたついたものの、終わってみればSP64.64で首位に立った。演技後は観客のスタンディングオーベーションに満足気。失った自信と笑顔を取り戻し「集中して明るく滑れた」「70点ぐらい」などと謙遜しながら振り返った。 十八番のジャンプで不振にあえぐも、フランス杯からたった2週間で復活の滑り。この間、ミラクル真央に何があったのか。 真央はこれまで1日に6時間以上の練習をこなすのが常だったが、今季からタラソワ氏がコーチに就任して練習量が激減。短期集中で練習の精度を上げ、ケガのリスクを避けるタラソワ式調整法でフランス大会前は2、3時間の練習のみ。そのため生命線のジャンプに狂いが生じていたという。 しかし、フランスで大ゴケした後、すぐに調整法を自己流で見つめ直す。タラソワコーチのロシアで4日間に渡ってジャンプを猛特訓したほか、日本に帰ってからもジャンプに重点を置いた調整をみっちりこなし、ようやく復調の足がかりをつかむことができた。 「ロシアでジャンプを重点的に練習した後、日本でも練習をして以前のジャンプの感覚が戻ってきたことが大きかった」。ようやくスランプから脱出した真央が今季初優勝、ひいてはGPファイナルに向けて復活ののろしをあげた。
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スポーツ 2008年11月29日 15時00分
フィギュアスケート 中野友加里 崖っぷち5位
2005年以来2度目のNHK杯優勝を目指す中野友加里は、SP5位と出遅れ。GPファイナル進出に向けて崖っぷちに立たされた。 前戦スケートアメリカで強豪ひしめく中、2位に入り、今大会2位以内でGPファイナル進出が濃厚となる中野。だが、今大会前に右足首の負傷と股間節痛を訴え、その影響からかこの日のSPでも精彩を欠いた。 「きょうの午前の公式練習から体の動きが良くなかった」というように嫌な予感は的中。十八番のドーナツスピンこそ決めたものの、序盤の連続ジャンプで3回転が2回転と痛恨の回転不足。「ジャンプは練習では悪くなかったのですが、やはり試合のプレッシャーで少し硬くなって技を急いでしまった」と悔いた。 SP54.82でまさかの5位。それでも中野は「ジャンプを跳ばなければ、点が出ないということは痛いほど分かっています。あすは気持ちを切り替えて演技をしたい」と、きょう29日に行われるフリーでの巻き返しを誓った。
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スポーツ 2008年11月29日 15時00分
フィギュアスケート 織田信成復活首位
酒気帯び運転による謹慎騒動からGPシリーズに帰ってきた織田信成の目が真っ赤!? 男子ショートプログラムでは、昨年7月の酒気帯び運転により謹慎していた織田が、ほぼノーミスで滑りきって81.63の高得点をマーク。見事SPを首位で折り返し、みそぎからの完全復活を印象づけた。 試合後はなぜか目が充血していることを突っ込まれ「まだフリーがあるんで…」とタジタジになる一幕もあった。 会場の観客からの大歓声に感極まったのか、自ら会心の演技に酔ったのか。織田は「すごいよかった」「得点? うれしすぎてわからないです」などと上機嫌だった。
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レジャー 2008年11月29日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、30日) 気になるアベコーの本命馬は!?
みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 さあ「ジャパンC」です。昨年は天皇賞・秋で厳しいレースを強いられながら4着だったポップロックを指名。アドマイヤムーンにアタマ差及びませんでしたが、☆◎▲で的中。ウオッカは大外から追い上げ、0秒2差4着。位置取り、コースロスを考えると、よく走っていると思います。秋華賞で3着の後、予定したエ女王杯を取消。再調整してJCに臨んだわけですが、リフレッシュしたことが好走につながったとも思えます。 ところが、今年は大きな問題ができてしまいました。直前の天皇賞・秋が驚きのレコード決着。そもそも天皇賞・秋はJCに大きな影響力を持っていたのですが、レコードとはウオッカをはじめとした各有力馬の陣営も予想外のこと。ちなみに、天皇賞・秋を5年前にレコードで制したシンボリクリスエス…。当然ながらJCも圧倒的な1番人気の支持を受けたのですが、結果はタップダンスシチーに9馬身も離された3着に終わっています。 クリスエスが天皇賞・秋でマークした時計は1分58秒0。ということは、今年の天皇賞でウオッカが計時した1分57秒2は異常とも思える高速タイム。本番の前に本番を走ってしまったきらいがあります。 本命にはペイパルブルを指名。昨年のジャパンCで7着。ゲート内で体をぶつけて座り込む形になり、痛恨の出遅れ。結局、この不利が最後まで応えた形でした。それでもウオッカと0秒6差だったことを考えると、無事ならもっと際どい競馬になっていたはずです。 今年は6月から戦列に復帰。Kジョージ6世&QエリザベスSで、強豪デュークオブマーマレード(GI3連勝中)と半馬身差の大接戦。3着以下が、そこから9馬身も離されるハイレベルの内容。つまり昨年よりも大きくスケールアップしたと見ています。凱旋門賞の大敗は、もともとロンシャンが不向きで度外視。明らかに日本向きの走りですし、3年前のアルカセットの再現です。
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レジャー 2008年11月29日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、30日) 藤川京子 ウオッカが世界制圧よ!
絶好調ウオッカが日本代表牝馬では初となるJC制覇を実現します。 前走の天皇賞・秋は、レコードをコンマ8秒更新する1分57秒2で優勝。淀みないペースが向いたこともありますが、さすがは天才・武豊ジョッキー。課題の折り合いもピタリとついて、ゴーサインがかかると素早く反応。ディープスカイとの追い比べを制し、前で粘るダイワスカーレットを“2センチ”捕らえました。 今春のドバイデューティフリー4着後は、安田記念Vをはじめ、東京で4戦4連対。確かに他世代のダービー馬や勢いのある牡馬も参戦してきますが、今のウオッカにはとてつもないパワーを感じます。何より、東京との相性の良さは抜群。このコースなら持っている力をフルに発揮してくれると信じています。 気になるのは前走を激走した反動ですが、中間は従来通りに坂路で黙々と乗り込まれてきました。もし疲れがあったら、1週前に800メートル51秒台の時計を出すことはできないでしょう。ここが今年の最大目標。GI5勝目を挙げ、来年は世界をまたにかけ旅立ちます。
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レジャー 2008年11月29日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、30日) 本紙・橋本はオウケンブルースリ中心
下馬評は天皇賞・秋1、3着ウオッカ、ディープスカイの一騎討ちムードだが、そうは問屋がおろさない。 菊花賞馬のオウケンブルースリが、2強の野望を粉砕する。この馬を推す根拠は、潜在能力は2強に勝るとも劣らないと確信したからだ。直線だけの競馬でディープスカイにクビ+1/2馬身差3着と迫った神戸新聞杯、そのディープが天皇賞・秋でウオッカとタイム差なしの3着しているのだから、これを物差しにしたらチャンスは十分ある。持続力のある末脚は、広い東京にかわり、余すところなく発揮されるだろう。 相手は順当にウオッカとディープスカイ。
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その他 2008年11月29日 15時00分
「プルソリッド ガールズ」がナイガイ来訪
SANYOメンズシェーバー新製品「プルソリッド」のPRのため先ごろ、「プルソリッド ガールズ」の稲垣慶子(23)と松本麻実(24)が東京・有明の本紙編集局を訪れた。 同商品はT字カミソリのようなペングリップスタイルと、外刃のワイド化により肌にやさしいのが特徴。12月6、7日にはJR横浜駅西口広場前イベントスペースでイベントを開催。「肌質測定器」での肌チェック、シェーバー体験、抽選会&ノベルティープレゼントがある。 「女性の方には『プルソリッド』をクリスマスプレゼントとしてお勧めします」(稲垣)、「イベントではぜひ肌診断を体験してください」(松本)とそれぞれPRしてくれた。(写真=「プルソリッド ガールズ」の稲垣慶子(右)と松本麻実)
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芸能 2008年11月29日 15時00分
鈴木亜美 ヘアヌード挑戦説浮上
昼ドラに出演し、女優活動を本格化させた鈴木亜美(26)。かつてのアイドル時代と比べ、すっかり大人っぽくなった亜美が、芸能界生き残りをかけて、ヘアヌードにも挑戦するといううわさがある。 11月24日から始まったTBS系愛の劇場40周年記念ドラマ「ラブレター」(月〜金曜、午後1時)で、耳が不自由で手話を使うヒロインの大人時代を演じている元アイドルの鈴木亜美(26)。 発表会見で、亜美はただ今勉強中という手話で自己紹介してみせ、「手話で、人のぬくもりを形にして伝えることができると思います」と、笑顔で意気込みを語ったが、質問がデビュー当時のプロデューサーで大恩人でもある“渦中の人”小室哲哉被告に及ぶと表情が一変。ノーコメントを押し通した。 「もう、いろいろあった歌手時代のころは早く忘れたいんでしょう。それにしても、テレビでの初主演ドラマが昼の帯ドラマとは驚きました。時代の流れというのか、亜美も生き残りをかけて、なりふり構っていられないというのが本音でしょう。このへんで存在感を示しておかないと、本当に忘れ去られてしまいます」(芸能リポーター) 98年2月「ASAYAN」(テレビ東京)のオーディションに出場して同年7月、小室のプロデュースによってシングルデビューを飾り、2枚目も大ヒットして同年音楽賞の新人賞を総なめ。ファンからは“アミーゴ”の愛称で呼ばれた。 「その後リリースしたファーストアルバムが250万枚の大ヒットしたり、『紅白歌合戦』(NHK)に出場したりと、アイドルの名をほしいままにしていたのですが、00年、所属プロの社長が脱税容疑で逮捕されて状況が一変。両親がギャラをめぐって事務所と対立。裁判ざたとなって、亜美はアイドルの座から一気に転落してしまった」(芸能ライター) そして、05年にようやく救いの手が差し伸べられてエイベックス社に移籍したものの、宇多田ヒカルや浜崎あゆみらの勢いにはかなわず。歌手としての輝きを取り戻すことはできなかった。 「そこで女優業に活路を見出そうとしたわけです。さらに、ここへきてしきりにささやかれているのが、ヘアヌード写真集出版の話です。ギャラは3000〜4000万円といわれています。一から出直す意味でも“裸”は最もインパクトがある」(芸能リポーター) 亜美の動向に注目しよう。