レースは大方の予想通り、サープラスシンガーがグイグイ飛ばしていく展開。これを追随した先行勢の脚色が鈍り始めた直線半ば、中団でじっくり脚をためていたアーバンが外から一気に弾けた。
電撃戦では決定的ともいえる1馬身2分の1差の勝利に、テン乗りとなった福永騎手も満足げ。「ためればいい脚を使うと聞いていたので、それを信じてロスなく乗ることを心がけた。発馬が決まっていい位置が取れたし、きょうは馬場も展開もこの馬に向いたね」と笑顔を見せた。
待望の重賞初Vを挙げ、次走はいよいよ高松宮記念へ。もともと、中京は3勝を挙げているコース巧者だけに本番でも台風の目となりそうだ。