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「シルクロードS」(GIII、京都芝1200メートル、8日) アーバンストリートが末脚一閃

 8日の京都メーンで行われた「第14回シルクロードS」(GIII、芝1200メートル)は、7番人気の伏兵アーバンストリート(牡5歳、栗東・野村厩舎)が並み居る強豪を撃破し、高松宮記念に弾みをつけた。勝ち時計は1分8秒5(良)。

 レースは大方の予想通り、サープラスシンガーがグイグイ飛ばしていく展開。これを追随した先行勢の脚色が鈍り始めた直線半ば、中団でじっくり脚をためていたアーバンが外から一気に弾けた。

 電撃戦では決定的ともいえる1馬身2分の1差の勝利に、テン乗りとなった福永騎手も満足げ。「ためればいい脚を使うと聞いていたので、それを信じてロスなく乗ることを心がけた。発馬が決まっていい位置が取れたし、きょうは馬場も展開もこの馬に向いたね」と笑顔を見せた。
 待望の重賞初Vを挙げ、次走はいよいよ高松宮記念へ。もともと、中京は3勝を挙げているコース巧者だけに本番でも台風の目となりそうだ。

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